注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
もはや隕石は単なる隕石に非ず
本日クレムリンに出回っている【ロシア】国防省(MoD)の新報告書は実にぞっとする内容で、ドナルド・トランプ大統領が世界中の海から米軍の全ての空母戦闘群を史上初めて無くしてからほんの4箇月で、アメリカ海軍はこの惑星の最も重要な海路上に【空母戦闘群の中でも】最も強力な6個を展開し始めました。
――時を同じくしてロシアは、米国とEUに対する核攻撃開始の準備を整えました。というのも、この4箇月で3個もの強大な隕石の爆発がシベリア上空で発生したからです。
――そしてアメリカ航空宇宙局(NASA)は、この黙示録【のような状況】を4月29日に予定されている国際宇宙航行アカデミー主催の「プラネタリー・ ディフェンス・カンファレンス」【=地球防衛会議】の開催でもって、関心を逸らそうと恐ろしくも狂ったように躍起になっているのです。
Meteor explodes with 2.1 kilotons force 43 km above missile early warning radar at Thule Air Base. https://t.co/qGvhRDXyfK
— Hans Kristensen (@nukestrat) 2018年8月1日
HT @Casillic
We’re still here, so they correctly concluded it was not a Russian first strike. There are nearly 2,000 nukes on alert, ready to launch. pic.twitter.com/q01oJfRUp4
隕石と核兵器の空中爆発はそっくり
当該報告書によりますと、冷戦時代の始めから終わりに至るまで、世界最大の核兵器【保有】勢力であるソビエト連邦とアメリカ合衆国が第三次世界大戦を回避できたのは、世界のどこで発射されたミサイルであろうと探知することが可能な、大掛かりで精巧なレーダーおよび電子監視システムのお蔭でした。
――ですがその全ては昨年、米国が宇宙【空間】を軍事化すると発表したことで事実上、時代遅れの遺物となってしまったのです。
――ロシアは【アメリカの】この動きに対して、「宇宙での軍事的緊張は、前世期半ばにワシントンが始めた核兵器開発競争と同じくらいに危険なものとなりかねない」と警告を発しました。
宇宙空間の軍事化が如何に壊滅的な危険を孕んでいるのかは、2018年6月2日に「2018LA」と名付けられた極小の隕石がアフリカのボツワナという国の上空で爆発した事例が良い証拠だ、と当該報告書は説明しています。
――【この隕石は】【アリゾナ州】レモン山【天文台】サーベイ【=監視体制】が世界時08時14分に最初に検知しました。
――南アフリカとボツワナの国境近くの大気圏に突入した世界時16時44分から【逆算して】、たった8時間半前のことです。
――目撃した人々によると、【この場所で隕石は】太陽さながらの明るさという、ものの見事な火の球に膨れ上がり、雷のように轟く爆発が起きました。
――核兵器の空中爆発の様子と、【恐ろしいほど】酷似した表現です。
https://t.co/zF35oXMB3p pic.twitter.com/R4t0xoqUeB
— ☆Feri☆Stern☆ (@SternFeri) 2019年4月17日
米軍の(珍しく)賢明な判断
地球の最も優れた宇宙物体検知システムでもってしても、こちらに猛スピードで向かってくる隕石を発見し、警告を発信してから、地球の大気圏内で核兵器さながらの爆発に至るまで僅か8時間の猶予しかない訣ですが、何より致命的なのはこれが夜間に検知された隕石にしか当て嵌まらない点だ、と当該報告書は続けます。
――つまり地球の「昼側」から訪れる隕石に関しては、私たちを守ってくれはしません。太陽の光によって見えなくなってしまい、警告を発するのに間に合わないからです。
隕石が検知されることなくロシア連邦上空で核爆弾さながらの爆発を起こせば、【アメリカが】深刻な危機に直面するのは明らかだったことから、2018年6月2日のボツワナ隕石爆発のほぼ直後に、アメリカ海軍は全ての空母戦闘群を合衆国の各母港に呼び戻した、と当該報告書は詳述します。
――アメリカは戦争の準備など進めていない、というロシアに向けた緊張緩和の動きでした。
――これが英断だったことが証明されたのは、2018年12月18日、検知されなかった昼間の隕石がロシアのカムチャツカ半島近くで広島の原爆10倍以上の威力でもって爆発したときのことです。
――2019年3月15日にも、また別の未検知の昼間の隕石がロシアのクラスノヤルスク地域に激突しています。緑・黄色・オレンジ色をした火の玉が空を猛スピードで駆け抜け、「気温を上昇させ」、「大地を揺さぶった」と地元では報じられました。
――そして2019年4月7日にも、更に別の未検知の昼間の隕石がロシアの軍産複合都市クラスノヤルスク上空で爆発して、大変な恐怖とパニックを巻き起こしました。
Large meteor explodes in sky over Siberia in third major space fireball incursion in four months
— Diagonal22 (@Diagonal22) 2019年4月10日
"Bright and noisy with a long, sparkling green and yellow tail, it was filmed by multiple observers in Krasnoyarsk region..."https://t.co/3nb19i92s9 pic.twitter.com/39UJQmExBf
まずは空中核爆発で同時多発先制攻撃
ロシアと米国の核の先制攻撃ドクトリンでは、双方共に第三次世界大戦開戦の最初の数分間で、互いの主要な軍事基地や産業都市の上空に核兵器を空中爆発させるべしとある、と当該報告書はその恐ろしい内容を記載しています。
――一般市民が大勢犠牲になることを避けるというのがその戦略的意図ではあるのですが、電気インフラや通信を破壊する電磁パルス(EMP)というものを発生させます。
――そしてこれは隕石の空中爆発と、見た目も体感もそっくりなのです。
――電気系統の破損ないしはコンピューターの誤作動あるいはその両方によるEMP核爆発の失敗なのか、隕石の爆発なのか、その決定的な違いは、双方に戦争の意志があったかを直後に評価すること【で判明します】。
https://t.co/zF35oXMB3p pic.twitter.com/lVVrDXOFw7
— ☆Feri☆Stern☆ (@SternFeri) 2019年4月16日
宇宙の軍事化とか言い出した中で、海上でも不審な動きを開始
ロシア連邦上空で未検知の昼間の隕石がこの4箇月立て続けに襲ってくる中で【あっても】、核の先制攻撃による報復措置に出ないようMoD【=ロシア国防省】によって素早い評価を行うことが出来た、と当該報告書は続けます。
――これは米海軍が、全ての空母戦闘群を各母港に留め置いてくれたことが最大の要因です。
――ですがこれから先は、素早い評価を行うことはもう不可能となってしまいました。というのも、アメリカの戦争に対する立場が変化し始めたのです。2019年3月28日にハリー・S・トルーマン(CVN-75)戦闘群が母港を離れ、2019年4月1日にエイブラハム・リンカーン(CVN-72)戦闘群が母港を離れ、2019年4月8日にセオドア・ルーズベルト(CVN-71)戦闘群が母港を離れ、2019年4月9日にドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)戦闘群が母港を離れました。
――更には米国の領海を既に海洋パトロール中だった、ジョン・C・ステニス(CVN-74)戦闘群とニミッツ(CVN-68)戦闘群がそこに加わります。
――これら全てが今や急速に世界中のシーレーン【=有事に確保すべき海上交通路】上へ配置されていっており、2003年にアメリカがイラクを侵略して以来、最大規模の軍事力の展開を見せています。
— SHINnosuke(低浮上) (@ShiGodzilla90) April 15, 2017
戦争は確実。では標的はどの国?
アメリカ合衆国が3週間にも満たない間に、急速に世界中の大洋を動員可能な全ての空母打撃群でもって埋め尽くしたことから、最早アメリカ合衆国が戦争に突入しようとしているのかどうかが問題なのではない、残された疑問はどこを攻撃しようとしているのかだけとなってしまった、と当該報告書は暗澹たる論調でまとめています。
――標的となる可能性が最も高いのは二国。米国が攻撃に向けて法的な下準備を今や【しっかりと】整えたイランと、アメリカの“侵略プランナー連中”が極秘会談を終えたばかりのベネズエラです。
ベネズエラに関しては、悪名高い戦略国際問題研究所(CSIS)が、4月10日に「ベネズエラにおける軍事力行使の検討」と題する非公開の会議を開き、その出席者名簿をジャーナリストがすっぱ抜きました。
会議なんぞ開くまでもなく、他国への軍事力行使は違法だとすら理解できない大馬鹿者が一堂に介した模様。それがアメリカ南方軍の元トップやコロンビアの軍トップ、アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)だの米州機構(OAS)の代表だの、フアン・グアイドが勝手に任命したベネズエラ“政府”関係者だのと、錚々たるメンツでした。】
――ですがロシアを攻撃するという、正気の沙汰とは思えない選択肢も捨てきれません。なにせロシア海軍は、アメリカ海軍が南方【つまり黒海】の国境に近付きつつあるのを監視し続けており、【米国側のこのような】戦争挑発行為に対してロシアは「適宜対応する」と既に警告を発しているのです。
――近代史上初めて米国が、ロシアとの間で互いの状況を把握するために開通していた、軍対軍通信網を事実上全て停止してしまったせいで、一触即発の事態が発生しています。
――ということで、今やロシア連邦上空で最小の隕石が爆発するだけでも、第三次世界大戦の引き金を引くことが可能な状況に陥っているのでした。
"Obama será recordado como el presidente que resucitó la Guerra Fría http://t.co/lmaBt4MpM5 pic.twitter.com/n1a8vYCkBF
— Julian Pérez Valdés (@juliancfg) 2014年1月27日
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
そしてこれ(※地球滅亡)は案外簡単に起こせちゃう事態に現在陥っております、主にアメリカのせいで、というのが今回の記事。
トランプさんたちQグループとしては、3Dチェスと言われる高難度の戦略を展開中で、敵を騙すにはまず味方から、という状況なんでしょうが、「ほう・れん・そう」を順守しないでダンマリ貫くわ、宇宙軍だの勝手に宣言して既存の監視システムをおじゃんにするわ、ロシアからしてみれば傍迷惑の極み。
「ホントにマジで連絡寄越さなかったら、核戦争になるからね? オタクら分かってんの?」との公開メッセージでしょうか。Qグループには早めに国内のカバールを一掃して、連絡回線を復旧して頂きたいものです。
前日14日のソルカ・ファール女史の記事によると、元CIA長官でロシア疑惑の黒幕の一人、ジョン・ブレナンがロシアへ亡命しようとして、ソッコーで断られた模様。ロシア風評被害の犯人が何故か来るし、核と見分けがつかなくなった隕石来るし、アメリカの空母が世界中でうじゃうじゃ湧いとるし、ロシア的には「もーいい加減にして」的な展開のようです。
そもそも核の先制攻撃の失敗(※成功してたら上空爆破でも辺り一体のインフラ崩壊)と昼間に飛んでくる隕石を見分けるのって、現代の科学技術だと事後の分析評価なんですね。しかも判断基準が、相手国の戦意の有無って正気ですか。監獄惑星「地球」の文明開化は一体いつになるのやら。
ということで、毎度の個人的感想ですが……プーチンさん、頑張れ!。