注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ソルカ・ファール情報:NATOの大艦隊が国境に詰めかけ、ドイツのニュースが第三次世界大戦は始まったと警告する中、ロシアは戦闘警戒態勢へ
転載元)
WhatDoesItMean.com 19/4/8
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ
本日クレムリンに出回っている【ロシア】国防省(MoD)の新報告書はまさに終末論的な内容です。【なにせ】ポーランドの元陸軍参謀長ヴァルデマル・スクリュプチャクがロシアに対する核の先制奇襲攻撃を仕掛けるよう米国に嘆願し、ドイツのテレビ司会者クラウス・クレーバー(同国で最も視聴されているニュース番組『ホイテ・ジョナール』のキャスター)がこのほんの数時間前に「アメリカ陸軍はヨーロッパやドイツの同盟諸国と共に、陸・海・空を経由してエストニアへ現在向かっています。クリミア同様、再び侵略を行なったロシアを駆逐するためです」と真面目な口調で宣言して、同国の人々にとんでもない嘘を吐いたとあっては、黒海のロシア軍艦やミサイル・システムを完全な戦闘警戒態勢下に置く以外の選択肢がプーチン大統領に残されていたでしょうか。
――ジョージア軍やウクライナ軍の代表らと連携し、アメリカ・ブルガリア・ギリシャ・カナダ・オランダ・ルーマニア・トルコから黒海に集結したNATOの軍艦や航空機からなる巨大艦隊と【黒海のロシア軍は】もう間もなく、真っ向から対峙することになると見られています。
――そして【NATO一大艦隊の】全軍がロシアの南方の国境へと急速に移動しようとしているのです。
当該報告書によりますと、この一週間欧米の人々が、プロパガンダ全体を十分に埋め尽くすだけの量の些末事に気を取られている隙に、彼らの国々の指導層は第三次世界大戦が勃発する場所にするべく、ケルチ海峡上に俗に言う“牛の目”【※「標的のど真ん中」という意味】を置いてみせたのでした。
――【ケルチ海峡は】幅3.1キロ(19マイル)から15キロ(9.3マイル)の狭い海峡ですが、黒海をアゾフ海と繋いでいます。
――後者【のアゾフ海】は世界で最も浅い海で、北西がウクライナと、そして南西がロシアとの境です。
ただケルチ海峡について最も重大な点は、ロシア本土とクリミア半島州を繋ぐヨーロッパ一、長くて高価な橋が架かっている点である、と当該報告書は説明します。
クリミア橋(話し言葉では「ケルチ海峡橋」)は、昨年ウクライナにすぐさま爆破するようけしかけた、アメリカの戦争狂らによって攻撃の対象とされた、当該報告書は指摘しています。
――だからこそロシアは、【橋の】下を航海する如何なる船であっても如何なる弾薬や爆発物も運ぶことを禁止する、という新たな法律を制定する羽目になりました。
――それをウクライナは2018年11月25日、弾薬や爆発物を積載した複数の軍艦にこの数十億ドルの橋の下をくぐらせようと試みて【新たに制定した上記の】法の網を回避しようとし、その全ての船がロシア国境【警備】当局によって即座に停止させられ、拘束されました。
――この結果、完全に予想通りの展開ではありますが、欧米によってロシアは“侵略者”とのレッテルを貼られ、新たな制裁を課せられます。
ただし国際法の下では、ロシアが管轄下および保護下に置いている水域に対して【ロシア自身が】“侵略者”となることなぞ不可能だ、と当該報告書は指摘しています。
――これは、2003年12月に署名され、2004年4月にロシアとウクライナの両議会で批准された「「アゾフ海およびケルチ海峡の利用に関するウクライナ・ロシア連邦間の協力条約」にざっと記されてある通りです。
――【この条約の】中ではアゾフ海もケルチ海峡も「歴史的にロシア連邦とウクライナの内海」だと紛れもなく定義しています。
であるのに近代史上、類をみないあからさまな戦争行為として、アメリカとそのNATO加盟諸国は先週突如として、しかも何らの説明もなく、アゾフ海とケルチ海峡は“国際水域”だと宣言し、軍の総力を挙げてでもこれを実現してみせる旨を“請け負った”、と当該報告書は続けます。
――ロシアもウクライナもNATO加盟国ではないというのに、不可解極まる行動だとしか言いようがありません。
――【おまけに】アゾフ海は、“国際的”な商船が必要とする水深を持ち合わせてすらいないのです。
――これを喩えるのならば、ロシアが“歴史的にアメリカとカナダの内海”として知られるセントローレンス海路と五大湖を“国際水域”だと宣言し、その軍事力を用いてでもそう実現してみせると誓うようなものです。
――もしロシアの軍艦からなる大艦隊がセントローレンス海路へと航行し、オンタリオ湖・エリー湖・ヒューロン湖・ミシガン湖・スペリオル湖【の五大湖】に対して“国際水域”の法を強要することを始めようものなら一体どんな反応となるかは、火を見るよりも明らかでしょうに。
――トロントやクリーヴランドやデトロイト、シカゴ以外にもまだまだ数多く存在する五大湖【周囲】の諸都市に対して、ロシア軍艦の大砲だのミサイルだのが正面から向けられでもすれば、アメリカやカナダの人々がどう反応するかなど、言うに及びません。
黒海へ集結したNATOの「2019年海の盾」【演習に参加予定の】軍艦の大艦隊がほんの数時間前にケルチ海峡へと動き始めた中で、それに対峙すべく、ロシアの黒海艦隊の情報収集艦や攻撃船、そして沿岸ミサイル・システムといった【ロシアの】軍事力も準備を開始した、と当該報告書はまとめています。
――アメリカやカナダの人間であれば、ロシアの戦艦が自分たちの五大湖へ入ってくることなど決して耐え忍んだりしないでしょう。
――同じようにロシアの人間とて、欧米の戦艦がアゾフ海に入ってくることなど決して耐え忍ぶつもりはありません。
――ただ両者には大きな違いがあります。ロシアの全国民は核戦争に対する備えがあり、いつでも逃げ込める守り【の固い】防空壕の在庫が何万と存在するのです。
――一方、欧米の人々、とりわけアメリカ人は、身を守るため【のそのような防空壕が】一つもない訣です。地平線上には第三次世界大戦の暗雲がかつてないほどの近さに迫っているというのに。
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】
なんだかよく分からないけど喧嘩を売られているっぽい
本日クレムリンに出回っている【ロシア】国防省(MoD)の新報告書はまさに終末論的な内容です。【なにせ】ポーランドの元陸軍参謀長ヴァルデマル・スクリュプチャクがロシアに対する核の先制奇襲攻撃を仕掛けるよう米国に嘆願し、ドイツのテレビ司会者クラウス・クレーバー(同国で最も視聴されているニュース番組『ホイテ・ジョナール』のキャスター)がこのほんの数時間前に「アメリカ陸軍はヨーロッパやドイツの同盟諸国と共に、陸・海・空を経由してエストニアへ現在向かっています。クリミア同様、再び侵略を行なったロシアを駆逐するためです」と真面目な口調で宣言して、同国の人々にとんでもない嘘を吐いたとあっては、黒海のロシア軍艦やミサイル・システムを完全な戦闘警戒態勢下に置く以外の選択肢がプーチン大統領に残されていたでしょうか。
【※NATO軍が黒海に向かっているのは事実ですが、名目上は訓練のためです。しかも場所はエストニアではなく、黒海です。そしてロシアがいつ、エストニアに侵攻したんでしょう。】
――ジョージア軍やウクライナ軍の代表らと連携し、アメリカ・ブルガリア・ギリシャ・カナダ・オランダ・ルーマニア・トルコから黒海に集結したNATOの軍艦や航空機からなる巨大艦隊と【黒海のロシア軍は】もう間もなく、真っ向から対峙することになると見られています。
――そして【NATO一大艦隊の】全軍がロシアの南方の国境へと急速に移動しようとしているのです。
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に相当するおおよその英語【訳】となっております。]
Would you survive a nuclear attack on your city? https://t.co/edHcqzT5NL pic.twitter.com/lP9nfhbKYy
— Hurricane Group, Inc (@HurricaneGrpInc) 2016年12月30日
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
言いがかりとしても滅茶苦茶過ぎ
当該報告書によりますと、この一週間欧米の人々が、プロパガンダ全体を十分に埋め尽くすだけの量の些末事に気を取られている隙に、彼らの国々の指導層は第三次世界大戦が勃発する場所にするべく、ケルチ海峡上に俗に言う“牛の目”【※「標的のど真ん中」という意味】を置いてみせたのでした。
――【ケルチ海峡は】幅3.1キロ(19マイル)から15キロ(9.3マイル)の狭い海峡ですが、黒海をアゾフ海と繋いでいます。
――後者【のアゾフ海】は世界で最も浅い海で、北西がウクライナと、そして南西がロシアとの境です。
ただケルチ海峡について最も重大な点は、ロシア本土とクリミア半島州を繋ぐヨーロッパ一、長くて高価な橋が架かっている点である、と当該報告書は説明します。
クリミア橋(話し言葉では「ケルチ海峡橋」)は、昨年ウクライナにすぐさま爆破するようけしかけた、アメリカの戦争狂らによって攻撃の対象とされた、当該報告書は指摘しています。
――だからこそロシアは、【橋の】下を航海する如何なる船であっても如何なる弾薬や爆発物も運ぶことを禁止する、という新たな法律を制定する羽目になりました。
――それをウクライナは2018年11月25日、弾薬や爆発物を積載した複数の軍艦にこの数十億ドルの橋の下をくぐらせようと試みて【新たに制定した上記の】法の網を回避しようとし、その全ての船がロシア国境【警備】当局によって即座に停止させられ、拘束されました。
――この結果、完全に予想通りの展開ではありますが、欧米によってロシアは“侵略者”とのレッテルを貼られ、新たな制裁を課せられます。
ただし国際法の下では、ロシアが管轄下および保護下に置いている水域に対して【ロシア自身が】“侵略者”となることなぞ不可能だ、と当該報告書は指摘しています。
【※「日本が日本に侵略するのは、どだい無理!」みたいな話かと。】
――これは、2003年12月に署名され、2004年4月にロシアとウクライナの両議会で批准された「「アゾフ海およびケルチ海峡の利用に関するウクライナ・ロシア連邦間の協力条約」にざっと記されてある通りです。
――【この条約の】中ではアゾフ海もケルチ海峡も「歴史的にロシア連邦とウクライナの内海」だと紛れもなく定義しています。
であるのに近代史上、類をみないあからさまな戦争行為として、アメリカとそのNATO加盟諸国は先週突如として、しかも何らの説明もなく、アゾフ海とケルチ海峡は“国際水域”だと宣言し、軍の総力を挙げてでもこれを実現してみせる旨を“請け負った”、と当該報告書は続けます。
――ロシアもウクライナもNATO加盟国ではないというのに、不可解極まる行動だとしか言いようがありません。
――【おまけに】アゾフ海は、“国際的”な商船が必要とする水深を持ち合わせてすらいないのです。
――これを喩えるのならば、ロシアが“歴史的にアメリカとカナダの内海”として知られるセントローレンス海路と五大湖を“国際水域”だと宣言し、その軍事力を用いてでもそう実現してみせると誓うようなものです。
――もしロシアの軍艦からなる大艦隊がセントローレンス海路へと航行し、オンタリオ湖・エリー湖・ヒューロン湖・ミシガン湖・スペリオル湖【の五大湖】に対して“国際水域”の法を強要することを始めようものなら一体どんな反応となるかは、火を見るよりも明らかでしょうに。
――トロントやクリーヴランドやデトロイト、シカゴ以外にもまだまだ数多く存在する五大湖【周囲】の諸都市に対して、ロシア軍艦の大砲だのミサイルだのが正面から向けられでもすれば、アメリカやカナダの人々がどう反応するかなど、言うに及びません。
アメリカの戦争狂連中の狂気が、人類を第三次世界大戦の瀬戸際へと押し出そうとしています
備えあれば患いなし
黒海へ集結したNATOの「2019年海の盾」【演習に参加予定の】軍艦の大艦隊がほんの数時間前にケルチ海峡へと動き始めた中で、それに対峙すべく、ロシアの黒海艦隊の情報収集艦や攻撃船、そして沿岸ミサイル・システムといった【ロシアの】軍事力も準備を開始した、と当該報告書はまとめています。
――アメリカやカナダの人間であれば、ロシアの戦艦が自分たちの五大湖へ入ってくることなど決して耐え忍んだりしないでしょう。
――同じようにロシアの人間とて、欧米の戦艦がアゾフ海に入ってくることなど決して耐え忍ぶつもりはありません。
――ただ両者には大きな違いがあります。ロシアの全国民は核戦争に対する備えがあり、いつでも逃げ込める守り【の固い】防空壕の在庫が何万と存在するのです。
――一方、欧米の人々、とりわけアメリカ人は、身を守るため【のそのような防空壕が】一つもない訣です。地平線上には第三次世界大戦の暗雲がかつてないほどの近さに迫っているというのに。
This is terrible! #Russia's State TV has told people how to pack for a bomb shelter but told them not to panic. I can’t believe Osama bin Laden loving Jaish al-Islam will potentially be the cause for a Great Power war. pic.twitter.com/hmq7bLjqES
— Pavlos Antonopoulos (@oulosP) 2018年4月11日
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
【※国営テレビ局ロシア24が、「鉄則の備蓄:防空壕に何を持って入ればよいのか?」という5分ほどの番組コーナーを設けました。
ゼロヘッジの解説によると、甘い物を食べると喉が渇きますが、水分は防空壕の中で大変貴重です。チョコレートや飴やコンデンスミルクといった甘物は一切持ち込まず、出来るだけ多くの水を確保しろ、とのこと。】
ゼロヘッジの解説によると、甘い物を食べると喉が渇きますが、水分は防空壕の中で大変貴重です。チョコレートや飴やコンデンスミルクといった甘物は一切持ち込まず、出来るだけ多くの水を確保しろ、とのこと。】
アメリカのメディアが国民を何も知らない状態のまま留め置く一方、ロシアのメディアは国民が総力戦に備えられるよう開始しました
2019年4月8日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYとGFDLによって許可取得済。
[註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]
[註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]
[註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
加えてNATOからも、思いっきり喧嘩を売られている真っ最中でした、というのが今回の記事です。
「プーチンさん、頑張れ!」としかコメントしようのない、面倒臭い事態の数々。カバールが如何に第三次世界大戦を強く望んでいるのか、ひしひしと伝わってきます。
大日本帝国下の洗脳されまくった国民ですら足元に及びそうもない、見事アッパレな「ネバーギブアップ」精神です。なーしてもっと建設的な方向へ活かさないよ。