独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第37楽章 春の欧州議会選挙からドイツ人が愛する春の白アスパラガス(シュパーゲル)まで・・

5月26日にははドイツで欧州議会の選挙が行われました。
また、この季節、ドイツでは、イースターから6月までの限定で
白アスパラガス(シュパーゲル)が売られています。
ドイツの国民の野菜とも言われる白アスパラガス(シュパーゲル)。
日本人が桜を愛でるように、ドイツ人は白アスパラガス(シュパーゲル)を
愛でて、愛してやまないそうで、春の風物詩になっています。

第37楽章は、春の欧州議会選挙からドイツ人が愛する春の白アスパラガス(シュパーゲル)まで・・です。
(ユリシス)
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欧州政治への関心が高まっているドイツ



欧州議会選挙とは、5年に一度行われる直接選挙で議員を選ぶ選挙になります。
ドイツでは、5年前は投票率も低かったようですが、今回は、欧州に関心を持つ人が増えて、関心が高くなったようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/欧州議会議員選挙

ベルリンの方たちは、ブランデンブルグ門の前で、
欧州議会選挙を前に『歓喜の歌』を歌っています。


ドイツの政党については、こちらが参考になります。
http://derdiedas.jp/2019/05/21/学校では教えてくれないドイツ語-vol-15/

今回の欧州議会選挙のドイツの結果をまとめると、

  • 以前と比較して投票率が高かった(欧州の政治への関心が増えてきている)
  • 緑の党が躍進してきた(環境問題に関心がある

このようになっているようです。







ベルリンでは、人気な小さな政党Die Partei は多くの票を集めました。


風刺政党と呼ばれて、ちょっと面白いので、若者に人気かもしれないですね。


就職の場を必ず確保すると言っています。


ビールを飲みながら、ドイツ人らしいですが・・(ベルリンではないですが・・)


上記の小さな政党は、Afd(ドイツのための選択肢)の政党をブロックする作戦もとっていたようです。


少し前には、ベルリンのイタリアレストランBocca di Bacco が
ドイツの政党、Afd(ドイツのための選択肢と言われる右政党)の方たちの
入店拒否をした例もありました。
移民や難民を人種差別する政党の方たちにイタリア料理を食べてもらいたくない・・ということですね。イタリア人は、トルコ人より前の時代から移民としてドイツに入ってきた人たちですので。
https://www.thetimes.co.uk/article/trolls-target-berlin-restaurant-bocca-di-bacco-for-refusing-far-right-afd-party-mbkh9c30t

また、人気ユーチューバーの批判も話題になりました。


残念ながら、外国人は市民権を取得していないと選挙権がありません。
市民権を得るには、ドイツでは、まず、滞在5年後くらいでの
無期限許可滞在(永住権)を取得してから、その3年後くらいに取得することになります。
日本人としては、二重国籍は認められていないという問題もあるのです。
海外に滞在している者としては、日本の情勢も見つつ、ドイツも見つつで・・
国境なんて、取っ払ってしまえ・・とよく感じます。
ビザがないと滞在できないという、この辺りが大変ですね。

さてさて、欧州に住む外国人として、EU賛成なのか、EU懐疑なのか・・・
EUは、支配層に都合が良いように、十把一絡げの狙いで
そして、移民、難民を入れて、欧州の混乱目的で作られたようです。

ギリシャも破綻しましたし、ドイツには、スペイン、フランスから
仕事を求めてやってくる移民も多いのです。
東欧やロシアからも仕事目的で多くの移民が入国しています。
EU内を自由に動き回ることが便利であると外国人として思ってしまいますが、
本当はEUにまとめない方が良かったのかな・・。
グループ化することは、人間社会でも良くないことが多いですからね・・。

ドイツは、第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに敗戦国です。
ドイツはEUの中でも8000万人の人口で、一番人口が多いですからね・・。
これについても、何か意図があったのではと想像します。

我が家は、アメリカのジョン・F・ケネディが
ベルリンで演説をした場所にも近いのですが、こんなことを言っています。


ベルリンには、ジョン・F・ケネディインターナショナルスクールが
あり、
学校の名前にまでつけていますので、ドイツ人の方たちは、
唯一の良い大統領だったと知っているのかもしれません。

ジョン・F・ケネディ

大統領といえば、popoちゃんの記事のメキシコのオブラドール
大統領の写真を見て、なんと穏やかな良い顔をしているのか・・と
いつもじっと見入ってしまいます。

メキシコのオブラドール大統領

権威のある方などは、ほとんどが悪党のような顔つき、ロボットような
無表情、空気人間のような雰囲気である方が多いような気がしています。
よく思うのが、日本では写真で腕組みポーズの男性をよく拝見しますが、
腕組みポーズで自分には権威があるとあえて見せているような感覚・・
権威を持ちたい、なめられたくないという思いが、権威を持つと
人を見下したり、部下をいじめたがる上司などになっていき、
人を支配する雰囲気となっていきます。
子供のいじめ問題は、大人社会の縮図ですね。


災いしている縁故社会


先日、最新の映像配信
宗教講座 中級45回 シークレット・ドクトリン (フトマニ図 前半)
宗教講座 中級46回 シークレット・ドクトリン (フトマニ図 後半)
を拝見しました。


一番印象的だったのが、縁故社会が災いしているということ、天界の改革では、
適任者がその役職につくように改革したので、地球もだんだんとそうなっていく
という竹下先生のお話でした。
実際に自分自身の就職でも日本が縁故社会であることを身にしみて感じましたし、
ドイツでも仕事を得るには、縁故が大切になってくると聞いていますし、特に
ハプスブルグ家の影響の強いドイツ南部などは保守的でもあるようです。
派閥に入らないが故に、夜逃げまで追い詰められた、本当に患者思いの素晴らしい
日本のお医者さんのことを実際に聞いたこともあります。
縁故とは?派閥とは?グループとは?つるむとは?を考えさせられますね。

これからは、権威にすがることなく、誰もがしっかりと自分らしい根を下ろした毎日を
過ごしていくためにも、良い政治を心より願います。


しっかりと土の下で1本、1本、まるで根をはるように育っていく、
ドイツ国民に愛される野菜とは、春の今が旬の白アスパラガス(シュパーゲル)です。

Author:Gießen[CC BY]
シュパーゲル

日本では瓶詰めでしか売られていないかも・・。
緑のアスパラガスは日本でもよく売られていますね。
なぜ、白いのかというと、太陽に浴びていないので、葉緑素がないからです。
太陽に浴びていないので栄養価がないのかと言えばそうではなくて、
土の下で育ち、微量な栄養素をたくさん吸収しているようです。
1本、1本 手作業で収穫するので、値段も高くなりがちです。
また、イースターから6月までの期間限定栽培で、あとは、土を休ませるそうです。
ドイツ人が休暇が長いのと同様に、土壌もゆっくり休ませるんだ・・と、
思わず微笑んでしまいました。



健康ブームもあり、人気になっているようです。
実際に、この時期、ほとんどの方が白アスパラガス(シュパーゲル)を
レストランなどで楽しんでいます。

シュパーゲルの詳細
http://www.rheinbruecke.de/thema23.htm

我が家はどのように食べているか・・ですって・・。
私は簡単ズボラ主義ですので、白アスパラガスを包丁一本・・・
にて、硬い皮だけをさかがき切りしたら、皮ごと全部、ご飯の上に
のせて、一緒に炊飯器で炊き込みご飯のように炊いてしまいます。

皮の栄養素も逃さないというケチ精神でもあります。
男性でも簡単に白アスパラガスを満喫することができます。


今回は、ベルリン大聖堂での11歳の少年の
バイオリンコンサートの記事より



Writer

ユリシス

311を機に息子と共に、東京からシアトル、2012年ケアンズ、2015年ベルリンへと移住。
ユリシスの名前は、ケアンズ近郊でみられる見ると幸せになると言われる青い蝶から命名。
幸運にもケアンズの家の近くでペアのユリシスに遭遇したので、それを思い出し・・。
映像配信、東洋医学セミナーなどシャンティフーラでの学びが大好きです。
体癖1-3 



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