いよいよ迫る#Tokyoインパール2020 〜 過酷な暑さに選手や観客の苦情が次々と、建設現場作業員が熱中症で死亡とも

 35度以上の猛暑日が続き、熱中症で亡くなる方が後を絶たない中、このままでは本当に「東京インパール2020」になりかねないと、東京五輪のアスリート達からも声が上がり始めました。
 競歩の代表選手からは、現在予定されているコースに全く日陰がなく、過去最も過酷だった福岡ユニバーシアード大会よりも危険なコースだと変更を求める声が上がり、オープンウォータースイミング(OWS)の選手達からは「水温が高く、日差しが強い」上に「トイレみたいな臭いがする」と水質への不満が出ています。OWSは自然の水域で行われる競技ですが、その自然環境の海が「臭い」ということは水質そのものに重大な懸念があるのではと心配です。また、ボート競技の予行大会では選手・観客双方から暑さへの苦情が寄せられています。当初予定されていた屋根は経費削減で半分にされ、暑さ対策とされたものはどれも不十分、最後は「熱中症は自己責任」説まで出る始末。五輪の建設現場で亡くなった作業員の方は熱中症の疑いがあるそうですが、まさか自己責任にする気か。
「五輪ではなく、灼熱の七輪になってしまう」との名ツイートも。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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競歩選手がコース変更直訴 東京五輪で死者出ると識者危惧
引用元)
(前略)
9月の世界陸上(ドーハ)に出場する競歩代表で、20キロの世界記録保持者の鈴木雄介(31)が8日、北海道千歳市の合宿で、東京五輪のコース変更を求めた

 理由はこうだ。

 7月31日の早朝に東京五輪のコースを歩いたところ、「全く日陰がない。脱水になってもおかしくない」という厳しい環境を実感したという。
(中略) 
陸連強化委員長や専務理事などを歴任した澤木啓祐氏(順大大学院特任教授)は以前、日刊ゲンダイのインタビューで「東京五輪のマラソンや競歩は北海道や(山梨県の)河口湖付近でやるべきだ」と言った。(中略)鈴木はよく声をあげた。湿度が高い日本のこの時季、28度以上での屋外競技は死に至る環境といわれている。
(中略)
(中略)死人が出るというのは、決して大袈裟な話ではない

(以下略)
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五輪コースが「くさい。トイレみたいな臭い」。海水の臭いに選手が不安訴える オープンウォーターテストイベント
引用元)
水泳のオープンウォータースイミング(OWS)のテストイベントが11日、東京・お台場海浜公園で行われた
(中略)
 国際水連は、競技実施の条件として会場の水温を16度以上31度以下と定めているが、(中略)参加選手からは「水温も高いし、日差しも強い。泳ぎながらも不安な面がある」との意見も。本番も午前7時開始予定だが、国際水連のマルクレスク事務総長は「実施時間は今後変わっていく可能性がある」とし、午前5時などに早めることも検討する構えだ。

 また、懸念された水質の問題に関し、複数の選手から「臭いなあというのはある」「正直くさい。トイレみたいな臭いがする」という、率直な意見も出た。
(以下略)




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「暑い。耐えられない」 五輪ボートテスト大会 課題浮上で対策見直しも
(前略)
ボートの世界ジュニア選手権は今夏、大会組織委員会が暑さ対策を試す5つの重点大会のうちの1つ(中略)

 海の森水上競技場は東京の埋め立て地に設置されて、周囲に日差しを遮る木々や建物がない上、観客席を覆う屋根は会場整備費削減の一環として、半分に削られた経緯がある

 主催者側は観客に冷却剤を配ったほか、地面に水をまき、アスファルトからの照り返しを防ぐ取り組みを実施。会場から最寄駅までをつなぐバスの待機場所にはミストシャワー付きのテントが設置された。

 しかし、観客からは苦情や注文が相次いだ。気象庁によると、期間中の東京の最高気温は35度前後にまで上り、多くの観客が、直射日光を浴びながら観戦を行う事態に。埼玉県のボート部の男子高校生(17)は、「部活で暑さは慣れているがそれでも耐えられないほど。(観客席に)屋根が欲しい」と語った。
(以下略)
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配信元)





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