竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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視点;無人機により火炎地獄となったサウジアラビア(日本語のナレーション付)
転載元)
Pars Today 19/9/16
(前略)
サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン戦争の開戦から、4年半が経過しています。
サウジアラビアのサウード政権は、この戦争を長期化させることで、イエメンのシーア派組織アンサーロッラーとその同盟国の息の根を止めようとしました。しかし現在、サウジアラビア政府はイエメン戦争に対するこうした解釈が誤っていたことを悟っています。それは、戦争の長期化により、アッサーロッラーとその同盟国が自らの防衛・侵略能力を強化し、サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦に甚大な被害を与えることに成功したからです。
(中略)
ポンペオ長官は、アメリカ製兵器を使用し、またサウジアラビアの主導によるこれまでの4年間での多数の罪なきイエメン国民に対する爆撃を無視し、今回のサウジ石油施設への攻撃の責任はイランにある、とし、さらにはイラン政府が今回の無人機作戦の黒幕だと主張しています。
(中略)
アメリカのトランプ大統領は14日土曜、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、今回のサウジアラムコ社の施設に対するイエメンの義勇軍と政府軍の無人機による作戦に触れ、この攻撃がアメリカや世界の経済に悪影響を及ぼすだろうとしました。
こうした現状に照らし、イエメン戦争でのサウジアラビアの戦略が変更されることが予想されます。戦争の長期化は、サウジアラビアの利益と相容れるものではなく、同国は戦争の終結および、イエメンという泥沼からの脱出に向けた下地作りに努める必要があります。それは、戦争の継続によりサウジアラビア政府がさらに重大な敗北を喫することになりかねないからなのです。
サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン戦争の開戦から、4年半が経過しています。
サウジアラビアのサウード政権は、この戦争を長期化させることで、イエメンのシーア派組織アンサーロッラーとその同盟国の息の根を止めようとしました。しかし現在、サウジアラビア政府はイエメン戦争に対するこうした解釈が誤っていたことを悟っています。それは、戦争の長期化により、アッサーロッラーとその同盟国が自らの防衛・侵略能力を強化し、サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦に甚大な被害を与えることに成功したからです。
(中略)
ポンペオ長官は、アメリカ製兵器を使用し、またサウジアラビアの主導によるこれまでの4年間での多数の罪なきイエメン国民に対する爆撃を無視し、今回のサウジ石油施設への攻撃の責任はイランにある、とし、さらにはイラン政府が今回の無人機作戦の黒幕だと主張しています。
(中略)
アメリカのトランプ大統領は14日土曜、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、今回のサウジアラムコ社の施設に対するイエメンの義勇軍と政府軍の無人機による作戦に触れ、この攻撃がアメリカや世界の経済に悪影響を及ぼすだろうとしました。
こうした現状に照らし、イエメン戦争でのサウジアラビアの戦略が変更されることが予想されます。戦争の長期化は、サウジアラビアの利益と相容れるものではなく、同国は戦争の終結および、イエメンという泥沼からの脱出に向けた下地作りに努める必要があります。それは、戦争の継続によりサウジアラビア政府がさらに重大な敗北を喫することになりかねないからなのです。
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米国製防空網に守られているはずのサウジの石油施設が破壊され、さまざまな動き
引用元)
《櫻井ジャーナル》 19/9/17
(前略)
サウジアラビアにはアメリカの防空システムが配備されているにもかかわらず、脆くもアラムコの施設が破壊されたことに疑問を持つ人もいる。アメリカのシステムが無能なのか、アメリカが機能させなかったのかということだ。
攻撃後、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は高い能力を実証済みのロシア製防空システムを提供する用意があると発言しているが、2017年10月にロシアを訪問したサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウド国王はS-400を含む兵器の取り引きを議題にしている。
石油施設が攻撃されたタイミングも興味深い。ジョン・ボルトンが国家安全保障補佐官を解任された直後だからだ。ボルトンはマイク・ペンス副大統領やポンペオ国務長官と同じシオニストの好戦派。ところが、元CIAオフィサーで内部告発者のジョン・キリアクによると、トランプはイエメンでの戦争を止めたがっていた。この戦争が負担になっているサウジアラビアも同じだ。
(以下略)
サウジアラビアにはアメリカの防空システムが配備されているにもかかわらず、脆くもアラムコの施設が破壊されたことに疑問を持つ人もいる。アメリカのシステムが無能なのか、アメリカが機能させなかったのかということだ。
攻撃後、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は高い能力を実証済みのロシア製防空システムを提供する用意があると発言しているが、2017年10月にロシアを訪問したサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウド国王はS-400を含む兵器の取り引きを議題にしている。
石油施設が攻撃されたタイミングも興味深い。ジョン・ボルトンが国家安全保障補佐官を解任された直後だからだ。ボルトンはマイク・ペンス副大統領やポンペオ国務長官と同じシオニストの好戦派。ところが、元CIAオフィサーで内部告発者のジョン・キリアクによると、トランプはイエメンでの戦争を止めたがっていた。この戦争が負担になっているサウジアラビアも同じだ。
(以下略)
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配信元)
「まだ終わっていない。サウジの石油はまだ射程内」とイエメンのフーシー軍。イランやイラクの関与を語りデマを振りまくポンペオ。この2~3カ月フーシーがサウジの軍事空港へのドローンや弾道ミサイル攻撃を拡大していた事実を無視。石油備蓄があると発表する日本のアホ経産省https://t.co/hZIumO0HWD
— mko (@trappedsoldier) 2019年9月16日
イラクから抗議され、首相アブダルマフディと議論した後、アラムコ石油攻撃にイラクは関与していなかったと前言を撤回したポンペオ。なんて無責任な! こんな重大発言をろくな情報もなく、放言していたのか? 日本のメディアはこんなポンペオの発言を元に情報発信! https://t.co/Dcpsu2bFYR
— mko (@trappedsoldier) 2019年9月16日
アメリカは中東の石油を必要としていないと、トランプ。まあ、なんて勝手な。https://t.co/2hpOaxkQ9w
— mko (@trappedsoldier) 2019年9月16日
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アメリカ国務省が、イエメンでの敗北を認める
転載元)
Pars Today 17/12/25
(前略)
アメリカの国務省は、イエメンの危機は軍事的な解決策はない、としました。
プレスTVによりますと、アメリカ国務省は、イエメンにおけるサウアラビア主導のアラブ連合の敗北を認めると共に、イエメンのフーシ派のアンサル・アッラーに対し、イエメンでの戦争を終結させる見返りとしてサウジアラビアへの弾道ミサイルの攻撃を停止するよう求めました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦など複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。この攻撃により、これまでに、イエメン人数万人が死傷したほか、数百万人が難民となっています。
サウジアラビアは、現在まで、イエメンに対する軍事的な目的のいずれもを達成できていません。
アメリカの国務省は、イエメンの危機は軍事的な解決策はない、としました。
プレスTVによりますと、アメリカ国務省は、イエメンにおけるサウアラビア主導のアラブ連合の敗北を認めると共に、イエメンのフーシ派のアンサル・アッラーに対し、イエメンでの戦争を終結させる見返りとしてサウジアラビアへの弾道ミサイルの攻撃を停止するよう求めました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦など複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。この攻撃により、これまでに、イエメン人数万人が死傷したほか、数百万人が難民となっています。
サウジアラビアは、現在まで、イエメンに対する軍事的な目的のいずれもを達成できていません。
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配信元)
イラン、サウジとUAEはイランとの政治的関係の改善を模索https://t.co/37vxRoWMMK
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年9月16日
欧州はサウジに替えてロシアからの原油の輸入拡大もhttps://t.co/KzRAxTFzeW
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年9月16日
トランプ大統領、イランとの戦争は避けたいhttps://t.co/DDEx61AMJ4
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年9月16日
ロシアのプーチン大統領、サウジアラビアに、我々の防空システムはあなたを守れる。トルコやイランのようにhttps://t.co/2IQ9vy7hHd
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年9月17日
サウジは国防がイランとの戦争に十分でないことを知っている。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年9月17日
米国から高い武器を多数買い込んで陳列すれば国が守れると思ったら大まちがい。サウジは世界第3位の軍事支出。https://t.co/6izliTNFhR
櫻井ジャーナルでは、トランプ大統領は“イエメンでの戦争を止めたがっていた”とあり、“サウジアラビアも同じだ”と書かれています。なので、両国は戦争を終わらせるタイミングを見ていたと言えるでしょう。そのタイミングは、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官が解任された今になったわけです。こうした状況から、“イエメン戦争でのサウジアラビアの戦略が変更される”可能性が高いのです。
プーチン大統領は、2017年10月に、サウジアラビアとS-400を含む兵器の取引を話し合っています。藤原直哉氏のツイートを見ると、プーチン大統領は“我々の防空システムはサウジアラビアを守れる”と言っているようなので、おそらく、サウジアラビアはロシアが守り、米軍は撤退する流れになると思います。裏ではすでに話がついているのではないでしょうか。
あとは、“アメリカに死を!”と叫び、“イスラエルを地上から消滅させる”と言っているイランを、トランプ大統領がいかに説得するかということでしょう。
こうした流れを見れば、当初から、時事ブログで予想していたように、トランプ政権の外交政策は、一見イスラエル支持に見えて、実は真逆で、イスラエル包囲網だったことがわかると思います。