「桜を見る会」新たな疑惑 〜 飲食受注業者は昭恵夫人のお友達、しかも入札前に内閣府が呼び日程等の打ち合わせの「官製談合」

 年越しで「桜を見る会」は忘れ去られる、、どころか、次々新たな疑惑が噴出し、追求する方々も休みなしです。
 毎日新聞のスクープで、2013年以降ずっとケータリングを単独受注していた「ジェーシー・コムサ社」が、まだ会の日程すら公表されていない入札公告前の時点で、内閣府に呼ばれて打ち合わせをしていたことが明らかになりました。しかも、この「ジェーシー・コムサ社」は昭恵夫人の知人会社であることは以前から指摘されており、安倍首相とも「30代からの付き合い」だそうです。そのせいか、このお友達会社の2013年の受注額は約970万円ですが、2019年には約2200万円にも膨れ上がっています。異邦人さんのツイートでは「事実ならばほとんど官製談合ではないか」、まさしく。
そして今回の疑惑を、きっちり解説されている宮武嶺先生の言葉を借りれば「アベトモのためにやっているようなもんです、桜を見る会」「しかも、その理由が昭恵夫人肝いりのアベトモ業者だからというのが、森友学園問題や加計問題とそっくり」と、本質を突いておられます。内閣府の「入札もどき」がいかに異常か、農林水産省の入札と比較され得心します。
 目の前で何をやって見せても大丈夫だとナメられています、私たち。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
内閣府、「桜を見る会」入札公告前に委託業者に日程伝え打ち合わせ
引用元)
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で、内閣府が2019年1月、飲食提供などの関連業務を巡り、入札公告前に委託業者と打ち合わせをし、開催スケジュールを伝えていたことが毎日新聞の取材で判明した。
内閣府は「今後の運営に役立てる目的で、入札の公平性に疑義は生じない」としているが、専門家は「公正な入札を妨げた恐れがある」と指摘している
(以下略)

————————————————————————
桜を見る会で、内閣府が、入札公告前に、安倍昭恵首相夫人の親友業者と打ち合わせ!これは競争入札制度を害する会計法違反行為だ。
転載元)
(前略)
そして、毎日新聞のスクープ!

 2013年から桜を見る会のケータリングを独占的に単独受注しているジェーシー・コムサ社が、桜を見る会の入札前に、自分のとこだけ内閣府に呼んでもらって、打ち合わせができていて、まだ公表されていない桜を見る会の日程まで教えてもらっていたというのです!

 まず、下の毎日新聞の記事には書いてありませんが、前に週刊文春がすっぱ抜いたところによると、2013年からこの会に飲食を提供している「ジェーシー・コムサ」という会社は、安倍首相の昭恵夫人の大学時代の先輩で、昭恵夫人の親友の夫であるアーネストM・比嘉というハワイ出身の日系三世がやっているのです。
(中略)  この比嘉氏という人物は、アメリカの「ドミノ・ピザ」を日本に持ち込み、宅配ピザを日本に根づかせた人物だということで(もう絶対に注文してやらん)、安倍首相とは30代からの付き合いで、ワイフから安倍首相と昭恵夫人を紹介されたそうなんです。

 比嘉氏は安倍首相夫妻とは年に1、2回会うし、例の安倍総理の「腹心の友」加計孝太郎氏とも「安倍の紹介」で会ったことがあると話しています。

そして、 2013年にはこの比嘉氏が経営するコムサの受注額は約970万円だったのが、2019年は約2200万円にもなっているということです。これって、桜を見る会の予算5500万円の実に4割にもなります。アベトモの比嘉氏とコムサのためにやっているようなもんです、桜を見る会




 そして、受注業者の選定は「企画選定方式」による競争入札がとられているけれども、第二次安倍政権が発足して以降の2013年以降は他社が受注したことはないのです。
(中略)
 そして、今回の毎日新聞によると、打ち合わせがあったのは入札公告1カ月以上前の2019年1月16日で、わざわざ内閣府の呼びかけで、18年の飲食物の提供業者であったコムサと、会場の設営業者「ムラヤマ」の担当者が会場となる東京・新宿御苑に集まり、19年の桜を見る会の日程などが示されたということです。

 ちなみにたとえば、桜を見る会と同様に外部の人々を集めて開催される事業には、1981年から毎年開かれている農林水産省の「農林水産大臣と在京外国公館員等との懇談会」があるのですが、参加者150~200人への飲食提供があり、同じように業者を企画競争入札で採用しているものの、同省国際政策課は

「反省点をメールや電話で問い合わせることはあるが、委託業者と会うことはない。入札の公平性に疑念を持たれないようにしている」

としています。

 当たり前のことですよね?

 どこの世界に、競争入札の前に、発注する側の官公庁が特定の業者だけ呼んで、発注を前提に日程を教えたり打ち合わせをしたりしますか?

 これでは、事実上、競争入札ではなくて随意契約であるも同然。

 国および地方公共団体の契約は原則として一般競争入札によらなければならないとしている会計法第29条の3第1項に違反しているのは明らかです。

 しかも、その理由が昭恵夫人肝いりのアベトモ業者だからというのが、森友学園問題や加計問題とそっくりではないですか。

 安倍夫妻はお金持ちだから業者からお金をもらったりはしていないでしょう。だから、贈収賄罪の問題にはならないのでしょう。

 しかし、そもそもこういう汚職の罪がなぜ制定されているかというと、公務の公平とそれに対する国民の信頼を保護するためです。

 入札制度を歪ませ、公務・政治・国民の血税の使い道の公平性を損なう安倍首相には、昭恵夫人ともども政治の世界から消えてもらうしかないですね。
————————————————————————
配信元)


Comments are closed.