1/16「桜を見る会」追求本部第23回 〜 首相推薦者が含まれる部局が白塗り改ざん、民主党時代の名簿管理を前例踏襲したという菅官房長官答弁の不自然さ

 15日の「桜を見る会」白塗り改ざんの続報です。
16日に行われた「桜を見る会」追求本部23回目では当然、この件が取り上げられました。すでに名簿は廃棄したと答弁したのに、東京新聞の請求でポロリと出てきた「内閣官房内閣総務官室」の部局名は「首相の推薦者が含まれる部局」です。それこそ追求の的。酒田総務課長は「不適切な処理だった」と認めつつも、これは何としても「内閣官房内閣総務官室」ではなく人事課の推薦だと言い張り、誤解を防ぐための白塗りで意図的な改ざんには当たらないとする理由を延々述べました。しかし彼の答弁を証明する公的文書やメモは皆無です。国会に提出する名簿にだけ白塗りをして隠し、後の情報公開請求には原本を見せたということは、結果的に国会議員にのみ嘘の書類を見せていたことになりました。森ゆう子議員は「これ、白塗りして出さなかったら、11月20日の衆院内閣委員会、及び11月21日の参院内閣委員会で答弁された”全て廃棄”とは矛盾しますよね。」と確認しますが、「整合します!」と頑として認めない酒田課長。しかし根拠もなく変更の経緯も見えない形での白塗りは、加工や修正などではなく、明らかな改ざんだと議員達は抗議しました。
 また名簿が、文書管理簿、廃棄簿ともに記載がないことについて、すでに菅官房長官は違法な処理であったことは認めましたが、「2011年、2012年の民主党政権下でも記載がなかったので、それを引き継いだ」と意外な答弁をしました。これについて宮本議員は「この2年は(震災で)中止になっていて招待者名簿は完成していない。決済すら取っていない。そのような年を前例として踏襲するはずがない。内閣府で確認したところ、2010年の招待者名簿は2015年2月25日まで保存されていた。つまり2013年安倍政権スタートした時には、中止になっていない桜を見る会の前例文書は全部ちゃんと残っていた。なぜわざわざ中止になって決済もない文書の方を踏襲したのか。誰かの指示があったのではないか。」と説得力のある質問をします。
 酒田課長らに同情的だった原口議員も終盤は怒りを隠そうとせず、官僚達の国民への背信を厳しく非難しました。彼らの口から真実が語られる日は来るのだろうか。
(まのじ)
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