20/03/11 ソルカ・ファール情報:DHSの内部告発者フィル・ヘイニーがディープ・ステートに殺された件を調査していた米連邦検事、妻と共に射殺される

 遅くなりましたが、3月冒頭でお届けした「20/2/23 ソルカ・ファール情報:ロシアの疾病専門家がアメリカの諜報専門家とイランのコロナウイルスについて会話した結果、前者はスペインの刑務所にぶち込まれ、後者は頭部に銃弾を撃ち込まれる事態に」の続報です。

 米国国土安全保障省(DHS)のフィル・ヘイニーは、デーオバンド派イスラム系のテロ組織を追っていました。トランプが大統領に就任する直前に、オバマ゠クリントン政権はそういった情報の全面破棄を命じたため、彼は内部告発者に転じます。
 そしてこの過激派が敵視する中国とイランで新型コロナウイルスが発生し、ロシア側の情報を求めたヘイニーは、翻訳の専門家アレーシャ・クラシーロヴァに接触しました。DHS時代にやり取りしていたロシアの官吏です。
 するとクラシーロヴァは、2月16日にコロナウイルスの不可解な症例を調査しに行った先で、アメリカ政府の意向を受けたスペイン当局に拘束されてしまいます。結婚間近だったヘイニーの方は、カリフォルニア州で銃殺されているのを2月21日に発見されました。
 二人とも、アメリカ合衆国ディープ・ステートによる生物兵器の可能性を探ろうとして、目をつけられたのでしょうか。

 ヘイニーの捜査を開始した検事夫婦も新たに犠牲となった、というのが今回の記事です。おまけとして末尾には、以前“自殺”で片づけられた唯一の連邦検事の例をご丁寧にも入れてくださっています。――って、誰一人“自殺”やないやーんっ!
 ディープ・ステートはあっちこっち脅迫しているので、見せしめの“自殺”は大概が似たりよったり。事情を分かっている人間が見れば、なんちゃって“自殺”からディープ・ステートの犯行声明が読み取れるようになっているようです。
 地元ニュースの僅かな映像を手掛かりに、点と線を結ぶロシアもお見事。
 そしてアメリカの極秘の内戦は相っ当に血で血を洗う状況らしく、具体例をこうして見せられると、ひたすらドン引きします。ロシア側が警戒度マックスで注視しているのも当然至極。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:DHSの内部告発者フィル・ヘイニーがディープ・ステートに殺された件を調査していた米連邦検事、妻と共に射殺される
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

■この記事のまとめ■
✅3月6日:米国務省が、ロシアに対してクラシーロヴァの情報を開示申請
(※情報を実際に欲していたのは、米連邦地検カリフォルニア州の事務所)
✅直後:ロシアとしては先にクラシーロヴァの身柄を解放するようアメリカに要求
✅3月8日:申請書類に署名したデルガード米連邦検事と妻が射殺死体で発見
(※デルガード検事とFBIとカリフォルニア州保安局は大手メディアが“自殺”で片づけたフィリップ・ヘイニー射殺事件を捜査中だった)

✅3月9日:ロシアは情報要請をされたので、アメリカとのテレビ会議を予定していた
✅しかし7日:デルガード検事夫婦(カリフォルニア州在住)と義理の両親(テキサス州在住)が既に連絡を取れない状態
✅この両親も、殺されたヘイニーも、テキサス州の共和党下院議員ゴウメルトの友人!
✅検事夫婦殺害が判明した直後から、トランプ派の有力下院議員が続々自主避難
✅ゴウメルトの部下で元CIAの車が、殺害後の検事の自宅前に
✅帰結:ゴウメルトらも、ヘイニー殺害事件を合同捜査中だった?

✅デルガード検事夫婦は捜査開始前から“自殺”との報道
✅厳密に選び抜かれ、入念に【精神状態を】検査される職業であるため、この35年間で自殺で処理された米連邦検事はたったの一人
✅2007年にジェフリー・エプスティーンを起訴しようとしたアチソン検事が、虚偽の児童性的犯罪で投獄され、首吊り“自殺”
✅2019年エプスティーンも全く同じ経緯を辿って首吊り“自殺”

✅以上、4つの“自殺”事件は、ディープ・ステートお決まりの手口?


暗殺は続くよ、どこまでも


本日クレムリンに出回っている【ロシア】対外情報庁(SVR)の最大限に懸念すべき新報告書は、【ロシア公文書の機密度として最上位の】「特に重要な」極秘情報に指定されていました。

――その中で明かされていたことですが、3月6日アメリカ合衆国国務省米連邦地検カリフォルニア州東部地区のサクラメント事務所を代理して【ロシア連邦】外務省MoFAに対する外交上の要請を行い、ロシア市民のアレーシャ・クラシーロヴァに関する情報を求めてきたそうです。

――この要請の直後、【ロシア】外務省は以下のような通知を投稿しました:


ツイートはシャンティ・フーラが挿入
――【ですが報告書によると】情報要請が行われてから48時間も経たないうちに、この公式政府文書の署名者だったテゥモシー・デルガード米連邦検事が新妻のタマラ・デルガードと共にカリフォルニアの自宅で射殺されているのを、3月8日に発見されたのです。

――デルガード米連邦検事というのはカリフォルニア州アマドール郡保安局と共にDHSの内部告発者フィリップ・ヘイニーがディープ・ステートに殺害された件を捜査していた人物ですから、注目すべき重大な暗殺事件です。

――【ちなみに】ヘイニー暗殺について、左派のアメリカ大手【メディア】は速攻で自殺との判断を下したものの、アマドール郡マーティン・ライアン保安官はすぐさまこれに異を唱え、自殺だとの結論など一度も出しておらず、更にはアメリカ司法省の捜査部門であるFBIがヘイニー暗殺事件の捜査に参加したと声明を発表しました

――そしてヘイニーが暗殺されたのは、彼がイランでのコロナウイルス流行に関してロシア市民のクラシーロヴァに連絡を取ってからほんの数日2月21日のことでした。

【中略】

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
ティモシー・デルガード米連邦検事と新妻タマラ・デルガード()は2020年3月8日に自宅で射殺されているのを発見されましたが……


画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
……DHSの内部告発者フィリップ・ヘイニー)暗殺に対する捜査が進められていた最中のことでした。


有力議員の命を受けて極秘捜査中?


【公表を】非常に制限されているSVRの極秘報告書で様々な省庁が見ることを許されていた部分によりますと、【ロシア】外務省が受け取った3月6日の外交上の要請の中でデルガード米連邦検事ロシア市民のアレーシャ・クラシーロヴァの情報についてアクセスすることを求めていたことから、外務省サクラメントにある米連邦地検カリフォルニア州東部地区の事務所とテレカンファレンス【=遠隔会議】を翌週の月曜日である3月9日に予定していました。

――外務省の職員たちは当時把握していなかったのですが、3月7日タマラ・デルガードの両親はカリフォルニア州プレイサー郡保安局に連絡を取っていました。その前日、自分たちにしてくる筈だった連絡がなかったので、娘夫婦の安否確認を行うよう【依頼していたのです】

――テキサス州にいるタマラ・デルガードの両親にとって、娘夫婦が住む場所との距離を考えれば、自分たちでは行うことの不可能な安否確認でした。

――ですが【この両親は】、テキサス州選出で共和党所属のルイ・ゴウメルト下院議員という強力な友人とも親しくしていました。

――友人のフィリップ・ヘイニーは【自殺ではなく】暗殺されたと宣言した、あのゴウメルト下院議員です。

――そしてデルガード米連邦検事夫妻が殺されているのを発見されると、ゴウメルトを始めとするトランプ大統領【派】トップの議員たちは、【表向きコロナウイルスを口実にして】急ぎ【自宅】隔離状態に入りました

――その中でも最も謎めいた動きを見せていたのが、ゴウメルト下院議員立法担当筆頭補佐官のショーン・グリフィンです。

――この人物は退職したCIA工作員で、ゴウメルトの下で本土防衛、諜報、国家安全保障の案件を処理しています

――そしてテキサス州のナンバープレートが付いた【グリフィン氏の】白いメルセデス【ベンツ】が、亡くなったデルガード米連邦検事の自宅の外を映した地元のニュース映像に入っているのをSVRは特定しました。

――この元CIA工作員がデルガードと共にヘイニー暗殺事件の捜査をしていたのではないか、との【可能性を濃厚に示唆する】証左となっています。


画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
テキサス州のライセンスプレート付き白のメルセデスには、フロントガラス左下にアメリカ国会議事堂の駐車場許可証シール)が貼られているのが【はっきりと】確認できます。ルイ・ゴウメルト米下院議員の筆頭補佐官で元CIA工作員のショーン・グリフィン所有のもので、殺害されたティモシー・デルガード米連邦検事の自宅前を映した2020年3月8日の地元ニュース映像が捉えていました。


米連邦検事に選ばれる人は自殺しませんから!


フィリップ・ヘイニーの暗殺は、間違なくディープ・ステートによるものです。ヘイニー自身、暗殺【の危険】が迫っていると警鐘を発していた上に、彼を知る誰もが自殺をするだなんて考えるだけでもバカバカしい、と言っているのですから。

――そんな中でデルガード米連邦検事夫妻の暗殺は、捜査が少しも始まっていない内から、すぐさま【妻を】殺害して【夫も後追い】自殺したと断定されてしまいましたが、驚くに当たらない【展開だ】、と当該報告書はまとめています。

――米連邦検事というのは入念な検査を受け、選び抜かれた存在であり、この35年間で自殺したのはたったの一人しかいないという点を鑑みれば、【この結論は】馬鹿げているとしか言いようがありません。

――ちなみに【唯一自殺で処理されたのは】ジョン・アチソン米連邦検事というフロリダ州の筆頭連邦検事で、彼が2007年に児童を性的奴隷にしていたジェフリー・エプスティーンを性的人身売買容疑で刑事起訴しようと準備を進めていた時のことでした。

――【残念ながら】司法省とエプスティーンの間で極秘の【司法】取引が成立し、2007年9月には【エプスティーン】は事実上の無罪放免となってしまいます

――そしてアチソン米連邦検事の方が2007年9月16日逮捕され、でっち上げの児童性的犯罪で投獄されたのです。

――報道によると、アチソン2007年9月20日拘置所の中で自殺を試みたのだとか。

――なのに自殺監視対象からは外され、16日後の2007年10月5日に監房の中で首を吊って死んだというのです。

――これとほぼ同じ死亡例が起こったのは12年後のこと。2019年7月23日エプスティーンも、拘置所の中で首を吊ろうと試みたと報道されました。

――そして自殺監視対象から外され、18日後の2019年8月10日には監房の中で首を吊って死ぬに至ったと報じられました。

――このようにディープ・ステートは敵対する者全てに対して卑劣かつ危険極まりない対応をしますが、実にマカブラな(※気味の悪い、ゾッとする【という意味】)ユーモアのセンスを持ち合わせているではありませんか。


画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

【※とある教会の看板:「イエスは、あなた方のために死を選んだのです……自ら死んじゃいないエプスティーンとは大違い」】


2020年3月11日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]

翻訳:Yutika


註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。

Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


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