注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(※情報を実際に欲していたのは、米連邦地検カリフォルニア州の事務所)
暗殺は続くよ、どこまでも
本日クレムリンに出回っている【ロシア】対外情報庁(SVR)の最大限に懸念すべき新報告書は、【ロシア公文書の機密度として最上位の】「特に重要な」極秘情報に指定されていました。
――その中で明かされていたことですが、3月6日にアメリカ合衆国国務省は米連邦地検カリフォルニア州東部地区のサクラメント事務所を代理して【ロシア連邦】外務省(MoFA)に対する外交上の要請を行い、ロシア市民のアレーシャ・クラシーロヴァに関する情報を求めてきたそうです。
――この要請の直後、【ロシア】外務省は以下のような通知を投稿しました:
#Zakharova The detention of #Russian national Olesya Krasilova is yet another example of the #US hunting for #Russians all across the globe. We have strongly demanded that the US authorities withdraw the #extradition request pic.twitter.com/f6jrCuP4dT
— MFA Russia 🇷🇺 (@mfa_russia) March 6, 2020
――デルガード米連邦検事というのはカリフォルニア州アマドール郡保安局と共にDHSの内部告発者フィリップ・ヘイニーがディープ・ステートに殺害された件を捜査していた人物ですから、注目すべき重大な暗殺事件です。
――【ちなみに】ヘイニー暗殺について、左派のアメリカ大手【メディア】は速攻で自殺との判断を下したものの、アマドール郡のマーティン・ライアン保安官はすぐさまこれに異を唱え、自殺だとの結論など一度も出しておらず、更にはアメリカ司法省の捜査部門であるFBIがヘイニー暗殺事件の捜査に参加したと声明を発表しました。
――そしてヘイニーが暗殺されたのは、彼がイランでのコロナウイルス流行に関してロシア市民のクラシーロヴァに連絡を取ってからほんの数日の2月21日のことでした。
【中略】
California federal prosecutor kills wife of 4 months and himselfhttps://t.co/82wnUk6Gta
— GodSpeed (@God_SpeedUSA) March 10, 2020
Lots of husband, wife & child killings going on.🙁
Congressmen say whistleblower Philip Haney was ‘murdered’ https://t.co/xS64FUWLKk
— jcbrhodesia (@jcbrhodesia) March 10, 2020
有力議員の命を受けて極秘捜査中?
【公表を】非常に制限されているSVRの極秘報告書で様々な省庁が見ることを許されていた部分によりますと、【ロシア】外務省が受け取った3月6日の外交上の要請の中でデルガード米連邦検事はロシア市民のアレーシャ・クラシーロヴァの情報についてアクセスすることを求めていたことから、外務省はサクラメントにある米連邦地検カリフォルニア州東部地区の事務所とテレカンファレンス【=遠隔会議】を翌週の月曜日である3月9日に予定していました。
――外務省の職員たちは当時把握していなかったのですが、3月7日にタマラ・デルガードの両親はカリフォルニア州プレイサー郡保安局に連絡を取っていました。その前日、自分たちにしてくる筈だった連絡がなかったので、娘夫婦の安否確認を行うよう【依頼していたのです】。
――テキサス州にいるタマラ・デルガードの両親にとって、娘夫婦が住む場所との距離を考えれば、自分たちでは行うことの不可能な安否確認でした。
――ですが【この両親は】、テキサス州選出で共和党所属のルイ・ゴウメルト下院議員という強力な友人とも親しくしていました。
――友人のフィリップ・ヘイニーは【自殺ではなく】暗殺されたと宣言した、あのゴウメルト下院議員です。
――そしてデルガード米連邦検事夫妻が殺されているのを発見されると、ゴウメルトを始めとするトランプ大統領【派】トップの議員たちは、【表向きコロナウイルスを口実にして】急ぎ【自宅】隔離状態に入りました。
――その中でも最も謎めいた動きを見せていたのが、ゴウメルト下院議員の立法担当筆頭補佐官のショーン・グリフィンです。
――この人物は退職したCIA工作員で、ゴウメルトの下で本土防衛、諜報、国家安全保障の案件を処理しています。
――そしてテキサス州のナンバープレートが付いた【グリフィン氏の】白いメルセデス【ベンツ】が、亡くなったデルガード米連邦検事の自宅の外を映した地元のニュース映像に入っているのをSVRは特定しました。
――この元CIA工作員がデルガードと共にヘイニー暗殺事件の捜査をしていたのではないか、との【可能性を濃厚に示唆する】証左となっています。
White Mercedes having Texas license plate with identifiable US Capitol parking permit sticker affixed on lower left front windshield?#SeanGriffin pic.twitter.com/UKWHhLVsKU
— Bondi Surf ❌ (@BondiSurf) March 11, 2020
米連邦検事に選ばれる人は自殺しませんから!
フィリップ・ヘイニーの暗殺は、間違なくディープ・ステートによるものです。ヘイニー自身、暗殺【の危険】が迫っていると警鐘を発していた上に、彼を知る誰もが自殺をするだなんて考えるだけでもバカバカしい、と言っているのですから。
――そんな中でデルガード米連邦検事夫妻の暗殺は、捜査が少しも始まっていない内から、すぐさま「【妻を】殺害して【夫も後追い】自殺した」と断定されてしまいましたが、驚くに当たらない【展開だ】、と当該報告書はまとめています。
――米連邦検事というのは入念な検査を受け、選び抜かれた存在であり、この35年間で自殺したのはたったの一人しかいないという点を鑑みれば、【この結論は】馬鹿げているとしか言いようがありません。
――ちなみに【唯一自殺で処理されたのは】ジョン・アチソン米連邦検事というフロリダ州の筆頭連邦検事で、彼が2007年に児童を性的奴隷にしていたジェフリー・エプスティーンを性的人身売買容疑で刑事起訴しようと準備を進めていた時のことでした。
――【残念ながら】司法省とエプスティーンの間で極秘の【司法】取引が成立し、2007年9月には【エプスティーン】は事実上の無罪放免となってしまいます。
――そしてアチソン米連邦検事の方が2007年9月16日に逮捕され、でっち上げの児童性的犯罪で投獄されたのです。
――報道によると、アチソンは2007年9月20日に拘置所の中で自殺を試みたのだとか。
――なのに自殺監視対象からは外され、16日後の2007年10月5日に監房の中で首を吊って死んだというのです。
――これとほぼ同じ死亡例が起こったのは12年後のこと。2019年7月23日にエプスティーンも、拘置所の中で首を吊ろうと試みたと報道されました。
――そして自殺監視対象から外され、18日後の2019年8月10日には監房の中で首を吊って死ぬに至ったと報じられました。
――このようにディープ・ステートは敵対する者全てに対して卑劣かつ危険極まりない対応をしますが、実にマカブラな(※気味の悪い、ゾッとする【という意味】)ユーモアのセンスを持ち合わせているではありませんか。
Marseilles church joins in on popular Jeffrey Epstein meme https://t.co/idWihILr70
— The Times (@MyWebTimes) November 18, 2019
翻訳:Yutika
米国国土安全保障省(DHS)のフィル・ヘイニーは、デーオバンド派イスラム系のテロ組織を追っていました。トランプが大統領に就任する直前に、オバマ゠クリントン政権はそういった情報の全面破棄を命じたため、彼は内部告発者に転じます。
そしてこの過激派が敵視する中国とイランで新型コロナウイルスが発生し、ロシア側の情報を求めたヘイニーは、翻訳の専門家アレーシャ・クラシーロヴァに接触しました。DHS時代にやり取りしていたロシアの官吏です。
するとクラシーロヴァは、2月16日にコロナウイルスの不可解な症例を調査しに行った先で、アメリカ政府の意向を受けたスペイン当局に拘束されてしまいます。結婚間近だったヘイニーの方は、カリフォルニア州で銃殺されているのを2月21日に発見されました。
二人とも、アメリカ合衆国ディープ・ステートによる生物兵器の可能性を探ろうとして、目をつけられたのでしょうか。
ヘイニーの捜査を開始した検事夫婦も新たに犠牲となった、というのが今回の記事です。おまけとして末尾には、以前“自殺”で片づけられた唯一の連邦検事の例をご丁寧にも入れてくださっています。――って、誰一人“自殺”やないやーんっ!
ディープ・ステートはあっちこっち脅迫しているので、見せしめの“自殺”は大概が似たりよったり。事情を分かっている人間が見れば、なんちゃって“自殺”からディープ・ステートの犯行声明が読み取れるようになっているようです。
地元ニュースの僅かな映像を手掛かりに、点と線を結ぶロシアもお見事。
そしてアメリカの極秘の内戦は相っ当に血で血を洗う状況らしく、具体例をこうして見せられると、ひたすらドン引きします。ロシア側が警戒度マックスで注視しているのも当然至極。