届かぬ「10万円給付」と、届いて欲しくない「アベノマスク」 〜 やっぱり虫が付いているらしい

 早く届けと願っている人が多い「10万円給付」ですが、東京新聞が関東の主要市区の支給済み世帯数を調査したところ、支給されたのはわずか2.7%でした。ほとんど支給されていない状況です。名前こそご立派な「特別定額給付金」は、元々、緊急事態宣言によって影響を受けた国民を支援するためにも5月中の支給という政府のアナウンスでした。すでに6月に入って3%未満では支給する意思を疑います。ツイートにあるように、いっそのこと3月分から6月分までの40万円を一括支給していただければ、自治体のお手間が省けますわよ。
 一方で、届いて欲しくないと願っているアベノマスクは着々と届いているようです。ところが検査済みのはずのアベノマスク、莫大な予算をかけてのチェックをすり抜けて、まだ虫がいるそうですっ。
たまたま生物学者のお宅に届いたマスクにも虫がおり、バッチリ顕微鏡写真に撮られていました。「数が多すぎて数えるのがめんどくさい」ほどだったそうです。ひいぃ。
 これまでは引き受けてくださるところにマスクを寄付しようと密かに思っていましたが、それも犯罪的な気がしてきました。
迷惑千万なアベノマスク、どうしてくれよう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「10万円給付」支給済み世帯はわずか2.7% 関東の主要34市区を本紙が集計
引用元)
国民に一律十万円を配る「特別定額給付金」について、東京二十三区や関東の政令市、県庁所在地など三十四市区で、給付金が支給された世帯数は総世帯の2%強(五月末時点)にとどまることが、本紙の調査で分かった。政府は「五月中」の支給を目標とし、緊急事態宣言で厳しい状況に置かれた家計を支える狙いだったが、宣言解除後も多くの国民に給付金が届いていない実態が浮き彫りとなった。 
(中略)
家計支援策などの経済政策に詳しい中部圏社会経済研究所の島沢諭(まなぶ)氏は、給付金の趣旨が家計支援なのに宣言が既に解除された現状に触れ「支給は遅いと言わざるを得ない」と指摘。(中略)国の事業なので、支給遅れの理由は自治体でなく国が説明責任を果たすべきだ」と訴える。

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配信元)


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