まさしく「画期的」、環境省がネオニコチノイド系農薬の規制を強化することに

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環境省が「ネオニコチノイド」系農薬の規制を強化することにしたそうです。農林水産省も製造や使用の制限に踏み込んだようです。驚きと同時に嬉しくなりました。「ネオニコチノイド」は、ミツバチの大量死の一因と疑われているもので海外では規制が進んでいました。日本もようやく追従する形でミツバチへの影響を安全審査に加えたものです。これまで世界の農薬のゴミ捨て場のようだった日本も、ようやく命や健康を考慮に入れる国になれそうです。それでも山田正彦氏によると、韓国ではすでに屋外での使用を禁止しているのに、日本はこれからカメムシ防除の目的でネオニコチノイドの空中散布をするそうです。それも「なんの根拠もなく民家から200m離れていればOK」というアバウトな規制です。堀越啓仁議員は、消費者側も考えなければならないことが多いと述べています。見栄えが悪くても虫食いがあっても安心な食材を選ぶことが、ひいては生産者を動かし生態系を守ることになると想定されているようでした。
 種苗法改正案もひとまず見送りになり、日本の農業がギリギリで守られたような景色です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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画期的なことです。
引用元)
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昨年日経新聞夕刊の一面トップに、農薬規制欧米に追随とありましたが、 ようやくミツバチの大量死から日本も環境省が口火を切って規制が始まりました

韓国はネオニコチノイドについては既に屋外での使用を禁止しています。
 
これから日本はイネのカメムシ防除のため空中散布が始まります。
本当はカメムシによる食害のコメは今ではどこでも色彩選別機で 自動的にはじけるので、ネオニコチノイド系農薬の散布の必要はないのです
 
むしろアジアではカメムシという天敵をなくしてウンカの大量発生を招いているのが現状です
 
ミツバチだけでなく、人間にも、特に子どもたちに大きな影響があると言われています
(中略)  
確か、米国でも空中散歩は1.5キロメートル民家と離れなければ禁止、日本では何の根拠もなく民家から200メートル離れていればOKと
 
今回はそれでも、科学的な因果関係の証明をしなくても、予防的な見地から規制を強化することになったことは画期的なことです



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イネ害虫駆除農薬制限 ネオニコ系、ハチ大量死一因
引用元)
 ミツバチ大量死の一因と指摘されるネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬への規制を強化するため、環境省は新規に登録される農薬の安全性審査の対象となる影響評価生物に、野生のミツバチを追加する方針を固めた農林水産省も今年4月施行の改正農薬取締法で、影響評価対象に飼育用ミツバチを加えたほか、農薬の容器に被害を与えない使用方法を表示することなどを義務付けた。ネオニコ系農薬の製造や使用方法が制限されることになる。

 ネオニコ系農薬は、防除効果が高い一方でヒトへの毒性が弱く効果が持続することから、イネなどの害虫となるカメムシの防除目的で1990年代ごろから国内外の水田などで広く散布されてきた。作物や水田の水などから昆虫が体内に取り込むと、神経系の働きを阻害する効果がある
(以下略)
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ネオニコ系 の農薬制限へ
引用元)
(前略)
 国内でも西洋ミツバチの大量死する事例が相次ぎ、使用制限を求める声が上がっていましたが、科学的根拠に乏しいと諸外国で規制が進む中、日本は遅れていました
しかし、今回、まだ科学的根拠がしせされていないとしつつも、ミツバチが生態系に重要な役割を果たしている事を考慮し、使用制限へ方向転換したわけです
 遅きに失した感がある、とは言いつつも
生態系を配慮し、規制に踏み込んだ事は大きな一歩であると言えます
今後とも、生態系に悪影響を与える、人体に悪影響を与える可能性がある農薬については厳しくチェックが必要です。(グリホサートなど)

 加えて、消費者としても考えなければならない事も多々あります
 農薬を多量につかい形が整った野菜を選ぶのか、それとも多少不揃いでも、虫が食べた跡が少しあろうが、安心なものを求めるのか…。
 後者を選択する人たちが増え、それを生産する人たちが増える事は、生態系にも良い影響を与え、健康にも良いという好循環を生み出します
(以下略)

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