熊本豪雨を「激甚災害」に指定したのは良いが復旧予算にたったの4000億円、しかもボランティア頼み / GoToキャンペーンは1.7兆円ですが?

 記録的豪雨によって熊本県を中心に70名以上の死者、10名以上の行方不明者が伝えられています。政府は激甚災害に指定することを決めました。これにより被災した自治体の復旧にかかる負担が軽減されます。また13日には安倍総理が熊本県に視察に入りました。高齢者が多く被災し避難している現場に東京からお共をたくさん引き連れて、まさかコロナを振りまいていないでしょうね。安倍総理一人だけ予防効果のない「アベノマスク」だし。視察を終えた安倍総理は深刻な顔で「早急に対策パッケージとして4000億円」を活用すると述べたのは良いが、たったの4000億円ですと??? 不要不急のGoToキャンペーンは1.7兆円、ケタを間違えていませんか?「被災者の生活支援に政府一丸となって取り組む」と言明された割には、同じ日のテレビ番組で武田防災担当大臣は復旧作業に「ボランティアなど多くの人の手を借りるシステムが必要」とトンチンカンなことを述べています。あらゆる民間事業者による効率的な復旧作業を指揮して欲しい場面に、コロナ感染のリスクを抱えてボランティアを集めるなどどこが政府一丸なのか。金額といいシステムといい政府のやる気のなさが露骨です。その上、おっぺけぺーさんの鋭い指摘がありました。ろくに現地視察の時間をかけない安倍総理ですが、消防でもなく海上保安庁でもなく、自衛隊を訪問して写真を撮らせています。電通による「安倍個人アカウント」を使ってやたらと自衛隊を印象付けているらしい。怪しい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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< 速報>熊本などの豪雨 「激甚災害」に指定 政府
引用元)
 政府は10日、熊本を中心に九州など広い範囲に被害をもたらした7月の豪雨を激甚災害に指定すると決めた。指定されれば復旧事業を担う被災自治体の財政負担が軽減される。近く閣議で正式決定する。
(以下略)
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豪雨 災害復旧に4000億円上回る予算を活用 安倍首相
引用元)
今回の一連の豪雨による被害を受けて、安倍総理大臣は熊本県人吉市の避難所などを視察したあと記者団に対し、災害復旧の予算と予備費を合わせて4000億円を上回る予算を活用し、早急に対策パッケージを取りまとめる考えを示しました。
(以下略)
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豪雨被災地復旧へ 感染予防と両立しボランティア確保を 防災相
引用元)
一連の豪雨災害への対応について、武田防災担当大臣は、NHKの「日曜討論」で、新型コロナウイルスの感染が続く中、感染予防と災害対策の両立を図りながら、被災地の復旧に向け、ボランティアの確保を進めたいという考えを示しました

この中で、武田防災担当大臣は、「『コロナ禍』で気を抜けない状況の中で、ボランティアの出足が非常に悪く、絶対的なマンパワーが足りない。流れ込んだ土砂やゴミの除去には、ボランティアをはじめとしたマンパワーが必要だ。新型コロナウイルス対策をしながら、多くの方々の手を借りるシステムをどう作り上げるかが大きなテーマだ」と述べました。
(以下略)



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配信元)

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