注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
これまで感染者の大半を占めた「夜の繁華街」に関連する若年層以外でも、会食や職場、家庭など日常生活で感染するケースが目立つ。重症化しやすい高齢者への感染も増えており、都は危機感を強めている。
(中略)
都福祉保健局は「夜の街関連が減っているわけではない。夜の街以外で感染者が増えて、全体の感染者数を底上げしている」と説明する。
年齢層も広がりをみせている。7月は当初、40~50代の新規感染者は20人程度の日が多かったが、7月9日以降は30人を超えるようになった。60代以上は上旬に1桁だったが、中旬では2桁に増えている。
(中略)
感染者の急増を受けて都は約3千床を目標に対応病床の確保を進める。重症や中等症の患者向けの病床について、15日の都の会議で専門家は「現状で確保できているのは1500床程度と聞いている」と話しており、目標数の稼働までは時間がかかる見通しだ。
(以下略)
7日、現状1000床から3000床への病床確保の指示が出されたが、現在、確保できているのは約1500床程度にとどまっている。17日時点の入院患者は836人。すでに半分以上が埋まっている状態だ。
軽症者を受け入れるホテルはもっとひどい。ピーク時には5施設、約1150人分あったが、小池氏が知事選にうつつを抜かしている間に、契約切れが続出。現在、利用できるのは、八王子市のホテル100人分と、16日から入所が始まった豊島区のホテルの110人分のみ。17日時点の「宿泊療養」は107人。まさに自転車操業である。
病床とホテルがタイトな結果、自宅療養が急増している。今月1日時点では46人だったが、16日時点ではナント240人。わずか2週間あまりで、5倍以上に膨れ上がっているのだ。
(以下略)
これが大都市圏の感染者増です。
— 1945年への道 (@wayto1945) July 16, 2020
安全と言えるのは大村知事の愛知県くらい。
東京を囲む3県はもちろん、大阪も、そして全国的にも東京の2~3週間遅れくらいで激しく感染が拡大しているのが現状。
どんな海綿が脳に入ってれば旅行しようなどと言えるのか。#GoToコロナやめてください pic.twitter.com/uJeaUNp7PS
札幌医科大のサイトにある人口100万人あたりの感染者数累計。緑が東京で赤が大阪。大都市圏で感染者が増大してるのに、それをさらに地方に拡散させようとする政府なんですね。
— 差別反対東京アクション (@TA4AD) July 15, 2020
#GoToキャンペーンを中止してくださいhttps://t.co/yfatg2j1sT pic.twitter.com/8YO5trs2EW
FBで見つけました。
— 🦋sarah🦋 (@lovelovesarah) July 17, 2020
「検査数を増やしたから感染者が多く見つかってるんだ」という百合子の主張が事実に基づかない「詭弁」だということが、よく分かるグラフですねえ。
ご覧ください。検査人数と感染者数の間に相関関係があるように見えますか? pic.twitter.com/nT7UE0vqEG
7月17日午後2時半の時点で東京都で新たに293人の新型コロナウイルスの感染が確認されている。
— TANTAN (@TANTAN16180339) July 17, 2020
現時点までの東京都内の1日あたりの新規感染者数の推移をグラフ化すると以下のようになる。
(7月17日の新規感染者数は午後2時半の時点での速報値、データの出典はNHK速報・新着ニュース) pic.twitter.com/LZ2t9qrhZB
医師「戦略変えないと破綻」 東京の感染増に病床足りずhttps://t.co/bt7LSMSxlU
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) July 17, 2020
参院予算委。
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) July 16, 2020
児玉「大変に危険な状態です。この陽性率ではガイドラインを守る程度では感染拡大には無力です」「これが二週間前のデータ。今、本当に危険な状態です」
(共産山添の提示パネルについて) pic.twitter.com/D8DJDZSfMo
もう都内は感染制御出来てない状況でしょこれ。。。
— qqdoctor @ COVID-19対応中 (@qqdoctor18) July 15, 2020
俺たちの夏休みとゴールデンウィークを返して欲しいんですが。
— qqdoctor @ COVID-19対応中 (@qqdoctor18) July 15, 2020
普通にコロナ重症例が増えてきた。。3月4月を思い出す‥絶望
— qqdoctor @ COVID-19対応中 (@qqdoctor18) July 17, 2020
ステイホームの第一波とは違って経済再開して普通に重症外傷とか内因性疾患とかも増えてるから、第一波以上に医療機関には余裕がない。これ結構やばめな事態だと思う
— qqdoctor @ COVID-19対応中 (@qqdoctor18) July 17, 2020
冒頭のツイートに引用されている興味深いグラフは、札幌医科大学医学部のWebサイトからのものです。岩手県は別格として、愛知県が頑張っているのが分かります。
6月24日の記事で愛知県の大村秀章知事は、“感染症対策の基本は「まずは検査」です。「はやく見つけてはやく治療する」のが基本”だと言っていました。その基本がまるで出来ていない他県から、「GoToトラベルキャンペーン」で無症状感染者が大量にやって来るとなると、地方がいくら頑張っても限界があります。
「GoToトラベルキャンペーン」は東京除外に続いて、“重症化しやすい高齢者、若者の団体旅行は割引対象から除外”することを、赤羽一嘉国土交通相が表明しました。旅行ツアーでは早くもキャンセルが相次ぎ、混乱が広がっているようです。こうした混乱から、東京に限らず大都市での感染拡大が深刻な状況にあることが窺えます。
日本が不思議な力で守られているのは、皆何となく分かっているのですが、その謎の「ファクターⅩ」の正体がついに明らかになったことを6月28日の記事で紹介しました。これまでのこうした努力も、他県から来る旅行客の前では、完全に無力化されてしまうわけです。