注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
前回、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の遺伝子配列は、『RNAシーケンシング(RNA-Seq)』という新しい手法で決定した、ということについて解説しました。
(中略)
アンドリュー カウフマン氏と大橋眞氏の『新型コロナウイルスの遺伝子の配列は、(細菌などの)様々な遺伝子が混ざってできたものである。』という主張は、RNA-Seqの基本を理解できていない全くのデタラメであることは理解していただけたかと思います。
(中略)
しかしながら、新型コロナウイルスの存在を否定するカウフマン氏には、もう一つの主張があります。それが、
主張② 新型コロナウイルスは、ウイルスではなく”エクソソーム”である。
です。
(中略)
エクソソーム(Exosome)とは、細胞から分泌される”小さな袋(小胞)”のことです。中には細胞内の成分が入っていて、これが異なる細胞と細胞の間で受け渡されることで、このエクソソームを介して、細胞同士がコミュニケーションをとっていると考えられています。
(中略)
カウフマン氏は、動画の中で、透過型電子顕微鏡を用いて撮影された、エクソソームと新型コロナウイルスの2つの画像を比較しています。
'Everyone in America can test positive for Covid-19, assuming they have an immune system. What they’re calling a test is not a test – it’s a scarlet letter. The coronavirus is the body’s exosomes. These are secreted by the cells under numerous conditions.'https://t.co/pEVDkv6QPt
— Joseph (@JoeOm4) August 13, 2020
(中略)
ウイルスの中心には、ウイルスの遺伝子(ウイルスゲノムRNA)が、ヌクレオカプシド(N)と呼ばれるタンパク質とともにギュッと折り畳まれて存在しています。(中略)… 電子顕微鏡で見ると、電子線の透過性(電子密度)の違いから、周辺よりも濃く見えます。これが非常に大事なポイントです!!
(中略)
このエクソソームの部分を拡大したのが下の図になります。中心には何も詰まっていないように見えますね。
前回の続き
— 翡翠の比奈 (@KawaseminoHina) August 13, 2020
理系院卒の怒り #6.5:新型コロナウイルスは存在しない?こんな記事を信じるな!|翡翠 @KawaseminoHina #note #自己紹介 https://t.co/r7ee7Yhru4
次に、右のウイルスの方を見てみましょう。(中略)… 中心が黒く濃く見えますよね?(右上にそのうちの一つを拡大したものが掲載されています。)
これが、見えているものが『ウイルス』である明確な証拠です!!!
カウフマン氏の提示した画像が、もう既に『新型コロナウイルス=エクソソーム説』を否定しています。
(中略)
徳島大学名誉教授の大橋眞氏は、「遺伝子しか見ていない」、「ウイルス分離も感染実験もしていない」と言っています。
新型コロナウイルスは、存在しない。
— コロナは人災/藤虎 (@wacame5482) June 19, 2020
その正体は常在性ウイルスのキメラ遺伝子。https://t.co/lYgmhwF2rP#新しい生活様式反対#自粛反対 pic.twitter.com/oOceixBph9
https://youtu.be/RjI6uCLDbUw
(中略)
武漢ウイルス研究所の論文に掲載された実際の画像がこちらです。
Vero E6細胞に、患者(ICU-06)の気管支肺胞洗浄液から精製したウイルスを感染させました。ウイルスが細胞の中で増殖している様子が見られます。間違いなく中心がギュッと濃く見えますね。
Extended Data Fig. 6 Isolation and antigenic characterization of 2019-nCoV.
— Ahmet Kıraç (@ahmetkirac) April 11, 2020
g, Viral particles in the ultrathin sections were imaged using electron microscopy at 200 kV. The sample was from virus-infected Vero E6 cells. pic.twitter.com/1rHl8c0IwK
(中略)
日本でも、国立感染症研究所が、同じようにネガティブ染色で新型コロナウイルスを観察しています。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/virology/9369-2020-virology-s1.html
はっきりと、コロナウイルスの特徴であるスパイクの構造が見えます。
やっぱり、日本人は仕事が丁寧ですね!
(中略)
武漢ウイルス研究所の研究チームは、電子顕微鏡だけでなく、ウイルスタンパク質に結合する抗体を用いた免疫染色法(正確には”間接蛍光抗体法”)によっても、新型コロナウイルスの存在を証明しています。
(以下略)
赤で囲まれたものが一つのウイルスではありません❗️
— 翡翠の比奈 (@KawaseminoHina) August 7, 2020
左下のスケールバーの大きさを見てください。その長さが500nmです。ウイルスの大きさが100nm程と知っていて、しかもそれを文章に書いているなら、こんなツイッターの限られた短い文章で矛盾を作るな。頭悪すぎだろ
事実報道⁉️ふざけんなボケカス pic.twitter.com/AfC90BUNHp
目が覚めました!って言ってトンデモ説を信じてしまう人たちに名前を付けたい。目じゃなくて何か別のところが開いて知性がこぼれてしまっていますよ。
— 翡翠の比奈 (@KawaseminoHina) August 7, 2020
現実に新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真がいくつもあり、カラーで撮影されたものまであります。新型コロナウイルス感染症の病状は、世界中で報告されており、風邪やインフルエンザとは全く異なることが分かって来ました。
現実に患者が居ること、「後遺症」で今でも苦しんでいる人が居ることから、このような「馬鹿げた説」を信じる方がどうかしていると思うのですが、信じる人たちが居る以上、昨日の記事のような「反政府集会」が日本でも起きるかもしれません。
私は「波動」で、まず人物を見るので、アンドリュー・カウフマン氏や、日本でこの説を広めている大橋眞氏の動画の一場面を見れば、両氏の説が信用に値しないことは直ちに分かります。また、ウイルスの電子顕微鏡写真が確かに、新型コロナウイルスであることも分かります。
大橋眞氏は「症状のない人から感染するというのであれば、その根拠となる感染実験を示す必要があります」と言っているようなのですが、8月11日の記事で紹介したように、韓国の研究チームが「霊長類実験を通じて確認」しています。
このように、アンドリュー・カウフマン氏や大橋眞氏の説は、専門家であれば誰も相手にしないレベルのもので、いちいち反論する時間がもったいないと思われるものです。時事ブログでは、これまで黙殺して来たのですが、韓国で「コロナテロ」ともいえる反政府集会があったことから、両氏の説を明確に否定しておく必要があると判断しました。
「新型コロナウイルスは存在しない?こんな記事を信じるな!」という一連の優れた記事があります。素人にも分かるように、専門的な内容をかみ砕いて説明してくれています。「転載可」と書かれていたので、記事の一部を転載させていただきました。転載元で全文をご覧ください。アンドリュー・カウフマン氏や大橋眞氏の説が誤りであることが、ハッキリと分かるでしょう。