日本でも、その存在が知られていない(公に認めてもらえない)だけで、多数のlong COVID患者が存在します(急速に増えつつある)。小生は60歳なるもCOVID-19罹患前は極めて健康な「現役医師」でした。今は、潜在的致死性もある「隠れ低酸素血症」や「洞不全症候群」などを発症して仕事もできません。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) November 29, 2020
【コロナ後遺症Happy Hypoxia〔1/3〕】
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 10, 2021
インフルエンザや通常の肺炎などではまず見られない
急性期の(重症)コロナ患者特有の症状として、
欧米では“Happy Hypoxia”がかなり早くから注目されていた。
日本ではまだほとんど知られていない病態なので、
通常「ハッピー・ハイポキシア」と音訳される。
【コロナ後遺症Happy Hypoxia(隠れ低酸素血症)〔2/3〕】
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 10, 2021
酸素飽和度が80%台や70%台(稀ではあるが50%を切ることも)
という高度の低酸素血症に陥りながら、
「息苦しさ」も「呼吸促迫」生じず、
深刻な病態であることが理解されないので
本人も周囲の人も「軽症」と勘違いする病態である。 pic.twitter.com/u3w7n2YFid
【コロナ後遺症Happy Hypoxia(隠れ低酸素血症)〔3/3〕】
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 10, 2021
この“Happy Hypoxia”は、急性期の重症患者だけでなく、
実は、後遺症患者にも生じえる。
日本にもこの症状を呈する後遺症患者が
多数存在することは間違いないが、
なぜか医師や専門家の間ではほとんど知られていない。 pic.twitter.com/fhf4Cogntr
早期にコロナに罹患したことが強く疑われる私の友人も、先日、私からの助言にもとづきパルスオキシメーターを購入し酸素飽和度を測定してみるまではHappy Hypoxiaの存在に気づくことがありませんでした。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 10, 2021
自覚症状がまったくないHappy Hypoxia患者は、日本でもかなりの数に上ることが推定されます。
日本全国に、PCR検査陽性によって(コロナ感染が)確定診断されていないlong COVID(コロナ後遺症)に苦しむ患者さんが溢れているのは間違いありません。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 15, 2021
本来は国が率先してこのような調査をすべきであると思います。#コロナ後遺症 #隠れコロナ後遺症 #長期微熱組 #長期体調不良 https://t.co/jjeVXPLUwH
★騙された若年層★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 16, 2021
米国CDCの調査で(急性期に重症化しやすいのは高齢や基礎疾患持ちだが)long COVID(長期罹患病態)を発症しやすいのは、むしろ「(比較的)若くて健康な」人が多いことが明らかにされている。
「健康な若者には大した疾患ではない」という虚偽神話を吹きこまれた若者は被害者だ。 https://t.co/2ElpF5H3sR
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)は、「免疫の活性化」を担うヘルパーT細胞を傷害することで「免疫不全」を来す点はHIVと共通するが、
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 17, 2021
それに加えて「免疫の制御」を担うTレグ細胞をも傷害することにより「免疫の暴走」や「自己免疫反応」を引き起こすと考えられる。https://t.co/JgSkXtDqhC
★long COVIDは「後遺症」ではない★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 19, 2021
私自身、一般的な認知度を考慮し
やむをえず「後遺症」と呼ぶことも多い。
でも、日本で「コロナ後遺症」と呼ばれる病態のほとんどは「後遺症」と呼ぶのは不適切。
海外では“long COVID”(長期罹患、長期症状)と呼ばれる
「現在進行形の」継続的病態だから。
ただしコロナにも「重症肺炎後の肺線維症」やPICS(集中治療後症候群:ICUにおける集中治療後に生じる身体障害、認知機能、精神障害)など「後遺症」と呼ぶのが相応しい疾患もあります。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 19, 2021
つまり、コロナ罹患後には「後遺症」とlong COVIDの両方が起きうるということです。
大雑把な分け方をすれば、重症の急性期病態後に起きやすいのが「後遺症」、(急性期が)軽症や無症状であっても起きうるのがlong COVID(長期罹患病態)であると言ってもいいと思います。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 19, 2021
★long COVIDは若年層が重篤化しやすい★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 20, 2021
米国CDCなど海外からの報告では、long COVID(コロナ長期病態)が重篤化しやすいのは、高齢者よりもむしろ若年層であるというデータが相次いでいますが、日本のヒラハタ・クリニックさんでの調査でも、やはり同様の傾向が認められるようです。 https://t.co/TZmtqF2Mzt
★コロナ後遺症は警告の黙示★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 21, 2021
日本中にlong COVID患者が溢れかえっているのは、PCR検査を抑制し「事実の隠蔽」により問題を先送りにした政策の巨大なツケ。
「社会全体としてコロナ対策に完全に失敗した」という事実を認めこの問題に真摯に向き合えるかどうかが今後の日本の命運を知る試金石となる。
★コロナ後遺症患者への公的支援の道を拓いて欲しい★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 22, 2021
舌足らずでしたので補足説明を。
コロナ後遺症患者の多くはまともな診断書を書いてもらえない。
私のようにPCR検査で(偽)陰性だった場合はなおさら。
労災の休業補償や療養費は言うまでもなく
健康保険の傷病手当の支給さえ申請できないのです。 https://t.co/3sLl2ur2ul
★公案①★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 27, 2021
SARSではほとんどが肺炎を発症するのに、コロナ患者の多くは「軽い風邪様症状」や無症状で「治る(ように見える)」のはなぜか?
エイズ(HIV感染症)の初期症状はほぼ全例「軽い風邪様症状」や無症状で(いったん)「治る」ように見える。
感染初期に肺炎を発症する人はまずいない。
★公案②★
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 27, 2021
1.コロナでは、急性期に軽症や無症状でも、時に重篤な後遺症(と呼ばれるもの)を発症するのはなぜか?
2.重症肺炎に陥りやすいのは高齢者や基礎疾患持ちなのに、重篤な後遺症(と呼ばれるもの)を来しやすいのはむしろ「若くて健康な」人なのはなぜか?
「遺伝子組み換え説」「人工ウイルス説」「生物兵器説」などに対しての是非は論じませんが、「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のゲノムにHIVと共通する遺伝子配列が複数含まれている」こと自体は、(海外の複数の研究者が確認している)科学的な事実のようです。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 28, 2021
臨床経過に共通点が多いことも。
臨床医としての私が強調したいのは、「臨床経過」にHIV感染症との共通点が多いことです。
— Toru, a medical doctor with long Covid(コロナ後遺症罹患医師) (@abdullah_bucchi) January 28, 2021
したがって、もし他の疾患と比較してコロナの致死率や重大性を論じるとしたら、インフルエンザなど「まったく性質の違う疾患」と比べるのではなく、HIV感染症と比較して考えるべきだと思います。
動画の始めの方では酸素飽和度85%が出ていますね。即入院レベルですね、これは。深刻な後遺症でありながら、本人に自覚症状がないため、ハッピー・ハイポキシア患者は、“日本でもかなりの数に上ることが推定されます”とのことです。確かにこの酸素飽和度では、身体がしんどくて働くことができないでしょうね。
しかも、“long COVID(長期罹患病態)を発症しやすいのは、むしろ「(比較的)若くて健康な」人が多い”という事です。“10代女性が突出して寝たきりに近い状態になりやすい”というデータも出ているようです。
“日本中にlong COVID患者が溢れかえっているのは、PCR検査を抑制し「事実の隠蔽」により問題を先送りにした政策の巨大なツケ”だと言っていますが同感です。患者を早期に発見し、ヒドロキシクロロキン、イベルメクチンで治療することが大事なのだと思うのですが、こうした治療を日本で受けられないとなると、私たちはイベルメクチンを個人輸入して予防に努め、治療に備える必要があります。これらの治療薬が入手困難なら、「ビタミンC」を用いることを勧めます。
“エイズ(HIV感染症)の初期症状はほぼ全例「軽い風邪様症状」や無症状で(いったん)「治る」ように見える。…「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のゲノムにHIVと共通する遺伝子配列が複数含まれている」こと自体は科学的な事実のよう…「臨床経過」にHIV感染症との共通点が多い…したがって、もし他の疾患と比較してコロナの致死率や重大性を論じるとしたら、インフルエンザなど「まったく性質の違う疾患」と比べるのではなく、HIV感染症と比較して考えるべきだ”との見解は非常に説得力があります。