注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
📢緊急事態発生
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) May 7, 2021
コロナでの重症者が過去最多を記録したその日に、高齢者医療費自己負担を2倍にする法案を自民党が衆院厚労委で強行採決。
😔自民党は「国民を殺せ」という目標でも秘かに持っているのか? スガは「人口が減った」でニヤニヤしてたし。 pic.twitter.com/kmv1ZOwt9h
(中略)
改正案は、高齢者の医療費を支える現役世代の負担を軽減するねらいがある。
(中略)改正案が成立すると、現役世代本人の1人あたり平均負担額(企業負担を除く)は施行直後の場合、年間で300円程度減るという。
一方、立憲は現役世代の負担軽減という目的は同じでも、75歳以上の窓口負担を上げるのではなく、高所得層の保険料を引き上げるなどして必要な財源を確保する対案を出していた。
(以下略)
そもそも、この法案について菅義偉首相は「現役世代の負担上昇を抑え、すべての世代が安心できる社会保障制度の構築は待ったなしの課題。能力に応じた負担をしていただくことが必要だ」などと述べているが、医療費の引き上げによって受診控えが起これば、当然、病状が悪化し手遅れになる危険が高まる。実際、政府試算でも、「膝の痛み」の外来では年3万2000円、関節症と高血圧性疾患で通院する場合は年6万1000円も負担が増すという(しんぶん赤旗4月9日付)。
その上、菅首相はあたかも現役世代の負担が減るかのような言い草だが、現役世代の負担が減る額は年間720億円。これを1人あたりに換算すると「年間700円、1日あたり2円」でしかない。むしろ、もっとも削減されるのは国と自治体の公費980億円であり、現役世代の負担減は口実でしかないのだ。
(中略)
だが、この法案が恐ろしいのは、法案を見てもどこにも「2割負担の対象者は年収200万円以上」とは書かれておらず、対象者は「政令」で決める内容になっていること。つまり、政府の独断で対象者の幅を広げていくことができるのだ。
75歳以上医療費2倍化法案75才以上医療費2倍化法案の審議で明らかになったこと。窓口負担増についての研究で厚労省が把握しているとした6研究のうち、負担増大による受診抑制が健康悪化につながったもの5件。厚労省が採択し補助金をだした研究でも糖尿病などの治療の中断がおきている。その研究では負担軽減が必要としていた
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
②75歳以上で現役世代並み収入(383万円以上)とされた方が2割から3割に窓口負担が引き上がった際、受診日数は平均0.5日減で厚労省の予想の1.25倍。今回導入する200万円の年収で1割→2割負担は、厚労省の見込みで、入院・外来で平均1.6日減(配慮措置中は1.3日減)
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
③高齢者の医療費に1割負担を導入した際に、レセプトにもとづく研究では受診減が糖尿病8.6%、高血圧症4.4%にもなった。現役世代の窓口負担を引き上げた際に、レセプトでの研究では糖尿病の外来受診が減り、しばらくたった後に入院が増えており、負担増による治療中断が健康悪化につながったことを示唆
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
④糖尿病の治療中断は、失明、人工透析、壊死・切断、脳卒中などにつながるリスクがある。
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
⑥窓口2倍化による給付費削減は1880億円。一方、08年度から18年度まで、支援金も含めれば、後期高齢者医療制度にしめる国庫負担は36.5→33.4%に。36.5%にもどせば5000億円の国庫負担が増える。現役世代の負担軽減は、高齢者の窓口負担を増やさなくとも国庫負担率を戻せばおつりがくる
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
⑦現役世代の負担軽減というが、現役世代の保険料本人負担は平均年間350円の減(1日1円)、高齢者の窓口負担は年3.2万円の増。個人の負担は人生トータルで見れば、数十万円増える。一方、国、自治体、事業主の負担は大きく減る。
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 7, 2021
衆議院厚労委員会、強行採決の動議
— ジャック・ザ・多摩セン! (@jack_tamacenter) May 7, 2021
そこから一気に法案採決へ
( 渡嘉敷議員、血迷ったな )
医療費2倍法案は強行採決されてしまいました…#国会2021 pic.twitter.com/OK65FcrU8n
質疑打ち切りと採決の緊急動議は、ネット傍聴の視聴者に届いていないんですよ。
— ジャック・ザ・多摩セン! (@jack_tamacenter) May 7, 2021
委員長だけが聞こえたふりをして用意していた強行採決原稿を読み上げてましたが、こんなのは無効です。
原則論でいうなら、議院運営委員会は、厚労委員会へ質疑差し戻しの措置をとる必要があります。
#国会2021
ツイートにもあるように、こんな無茶な読み上げ採決など無効に決まってます。