メキシコ便り(91):中間選挙間近!チワワ州が目覚めてきているかも?! / メキシコ、メキメキ経済回復中!

 日本時間の明日(月)、こちらの6月6日(日)はメキシコ史上最大の中間選挙日です。ロペス・オブラドール大統領が作ったモレナ党が、また過半数の議席を取れるのかが注目されています。ロペス・オブラドール政権がスタートして3年目(メキシコ大統領任期は6年)、史上4番目(4回目)の大改革(4T:クアトロ・テ)を成し遂げるには憲法改正が必要らしい。ちなみに、ロペス・オブラドール大統領は、大統領になってから全くどの党も支持していません。自身が作ったモレナ党も全く支持しません。理由は、「大統領は、みんなの大統領だから。。。」

 反大統領派は、またモレナ党が過半数を取るとメキシコは破壊されると言っています。未だにロペス・オブラドール大統領のことを「共産主義者」「独裁者」と呼んでいるのには開いた口がふさがらない。朝の大統領プレス・コンファレンスを一度も見たことがないとしか思えないです。ある専門家はテレビで、「メキシコは今、一番民主主義的であり、これほどの民主主義は今までになかった。」と言っていました。きっとそうだと思います。

 popoちゃん在住のチワワ州は、反大統領派(PRI党、PAN党)がうじゃうじゃ。チワワ州でのPRD党(モレナ党の前身)の支持率は、6〜7年前はほんの数パーセントだったらしく、PRI党、PAN党の支持が圧倒的。そんなチワワ州に4T(大改革)がやってきているというナチョさん。え?!まじ?!意外!😶ということで、チワワ州の人々が目覚めてきているかもしれない様子をレポートにしてみました。

 また、後半、ロペス・オブラドール政権がちゃんと国民のために働いている証拠が、メキシコの経済回復に反映していると思える事柄を取り上げてみました。(popoちゃんのご近所さんに見せてあげたい。。。😆)
 実は個人的なレベルでも、経済回復を感じています。popoちゃんの旦那さまの会社が、2019年5月と比べ(メキシコのパンデミックは2020年3月あたりからスタートしたのでコロナ禍前)、2021年5月は、1週末コロナのため強制閉店したにもかかわらず売上が3%増だったとのこと。この一年、何度も週末閉店を強制させられましたが(チワワ州知事、反大統領派の意向のため)、コロナ禍で解雇することもなく、なんとか無事に乗り越えたようです。あとはワクチン接種で変異株が発生し、また感染者が増えないことを祈るばかり。。。

 コロナ禍での大統領の政策は、社会福祉プログラム(ご高齢者、若者の奨学金、身体障害者らへの補助金)を前倒しして支払うなどして、経済的に苦しい国民を優先に、70%の国民になんらかの支援を届けました。IMFからもどこからも一切借金することなく。。。そして大企業への支援は一切なしでした。メキシコでは、このやり方が良かったよう。経済は再び回り始めているよう。6月7日から約1年ぶりに学校も再開するようです♪
(popoちゃん)
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メキシコ便り(91):中間選挙間近!チワワ州が目覚めてきているかも?! / メキシコ、メキメキ経済回復中!

チワワ州に4T がやってくる?!


El Chapucero動画のナチョさんが、6月2日(水)popoちゃん在住のチワワ州知事選の候補者らを取り上げました。

タイトル意訳:必見!チワワ州での素晴らしいモレナ党(の選挙キャンペーン)の閉会式!セサール・ドゥアルテが再登場し、パン党を支持。

ナチョさんいわく、チワワ州に4T(クアトロ・テ:ロペス・オブラドール政権が行っている史上4番目の大改革)がやってきているという。前回のメキシコ便りで触れたのですが、ここpopoちゃん在住のチワワ州ファレスでpopoちゃんは反大統領派ばかりに囲まれ、大統領の人気ぶり(一瞬だけ世界一の人気に!)が全く感じられず、きっとまた州知事選は、パン党(反大統領派)が勝つのだろうと思い込んでいた矢先、チワワ州でMORENA党(モレナ党)の州知事選挙立候補者フアン・カルロス・ロエラ氏の支持が高まっているというナチョさん。

モレナ党のチワワ州知事選挙立候補者フアン・カルロス・ロエラ氏
2016年ファレス市長に立候補者したが落選。2018〜2020年は国会議員。


もともと、ここチワワ州はPRI党(プリ党)、PAN党(パン党)の支持者が多く、6〜7年前のPRD党(ペレデ党:ここからモレナ党誕生)の支持率はわずか2〜3%ほどだったというナチョさん。それが今や40%の支持率に這い上がってきていると。


上のツイートは、6月2日(選挙4日前)フアン・カルロス・ロエラ氏自身がツイートしたもので、2つの調査で支持率一位、どちらも42%。2位のマル・カンポス氏はPAN党、今年の1月までチワワ市長をしていました。ここファレスは、マル・カンポスさんの選挙キャンペーン・ポスター、広告で街が埋もれ、ニコニコした女性であるからか、あの独自の甘ったれた喋りのせいか、ファレスではまさか!という人達までもマルさんを支持。波動を見たらロエラ氏とカンポス氏の違いは明らかだと思いますが。。。

このカンポス氏、怪しい点が2つ。

汚職州知事、PRI党元チワワ州知事セサール・ドゥアルテ氏(写真下左:現在、アメリカで拘留され、メキシコへの引き渡し待ち)から秘密の給与をもらっていた。

ロペス・オブラドール大統領は、何十年も前からPRI党とPAN党は裏で手を組んでいてPRIAN党(プリ+パン=プリアン党)だと言っていましたが、まさにこれがその例。

左:元チワワ州知事(2010-2016)セサール・ドゥアルテ氏(PRI党)
右:チワワ州知事立候補者マル・カンポス氏(PAN党)

②メキシコの麻薬犯罪組織を撲滅するという名目で、シナロア・カルテルとグルになりメキシコの治安を最悪な状態にした、メキシコ元大統領フェリッペ・カルデロン売国奴(2006-2012)がマル・カンポス氏を支持。

左:メキシコ元大統領フェリッペ・カルデロン売国奴(2006-2012)
右:マル・カンポス氏

マル・カンポス氏は、すでに①の件で逮捕状が出ていますが、特権を悪用し逃げ切り、選挙管理委員会も腐っているので、こういう人は却下にせず、モレナ党候補者はごっそり却下。カンポス氏は今回当選しないと刑務所行きなのです。

長年、腐った政府に支配されたチワワ州。もしも、モレナ党のフアン・カルロス・ロエラ氏が当選すれば、チワワ州はガラリと変わるかも!!!ファレスにも希望の光が差してきた〜✨

6月2日、選挙運動最終日、
ファレスでのフアン・カルロス・ロエラ氏の集会の様子、
たくさんの人‼️

日本の月曜日がメキシコ史上最大の中間選挙日🌟


大統領、選挙投票のパトロールに10万人の国家警備隊を配置!


すでに88名の候補者の殺害が起こっているメキシコ。市民と候補者の安全を守るために、不正防止のために、平和に選挙が終えるように、大統領は10万人の国家警備隊を選挙投票所付近に配置。


腐ったメキシコの選挙管理委員会は、おかしなことを言っているようです。
1)選挙不正の動画をアップするな
2)国家警備隊は投票所付近をパトロールするな
3)国家警備隊は投票所収集場所の外だけパトロールせよ
4)メキシコではもう不正は存在しない
Chapucero Networkより)

メキシコではよく投票所で集められた投票が集計所に移動するときに、車がどこかに立ち寄りそこで不正が行われるパターンが多いです。なので、選挙管理委員会がするなって言ってるのは、どうみても「不正をさせろ!」としか取れません。

たしか、モレナ党はこの選挙を最後に、選挙管理委員会を消滅させるような動きに入っているようで、もしモレナ党が過半数を取らなければ、その消滅の運命が変更できるので必死なのかも。。。

ちなみに選挙管理委員会のお顔もついでにご披露!

左:ムラヤマ氏(日本人の血が入っているようです) 右:コルドバ氏

不正、殺人がなく投票日が終わりますように🙏


メキシコ経済、メキメキ回復中!


反大統領派やメディアは、大統領叩きをずっとやっていますが、ナチョさんによると、専門家や反大統領派は1年前、2021年のGDP成長率は3.5%、コロナ禍での雇用喪失の回復は4年はかかる、などと言っていたが、それらの予測は見事に外れているとのこと。メキシコはコロナ禍の経済的ダメージからメキメキ回復中のよう。メキシコの2021年のGDP成長率は楽観的に見て7%、悲観的に見て6%らしい。
El Chapucero動画より)

JP Morgan 2021年のメキシコのGDP成長率見込みを6.7%に修正
2021年GDP成長率見込み、一位インド12%、二位中国7.5%、三位メキシコ6.7%
外国からのメキシコへの投資 今年1〜3月 15%UP、1〜3月の期間で史上最高記録!
世界の投資先国メキシコ7位
フォード社、オハイオ州での電気自動車工場建設の約束を破棄し、メキシコに建設することに
メキシコ証券取引所、2018年1月以来、最高の取引で終了
税徴収2020年の同時期に比べ4倍増。約1兆1740億円(2021年5月1〜17日)
メキシコ国営石油会社PEMEX、テキサス州にあるシェル所有のDeer Park石油精製所を借金せずに貯金で購入‼️これで自給自足にまた一歩近づく。(すでに50%はPEMEXが所有していて、今回残りの50%を約658億円で購入。)

テキサス州にあるDeer Park石油精製所

メキシコ、コロナ禍の経済危機を乗り越えたよう!

¡Viva Mexico!
(メキシコ万歳!)

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1


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