ワクチン副作用・ワクチン後遺症に関する重要なポイントと、それぞれの病態についての解説

竹下雅敏氏からの情報です。
 「データ分析屋さんの独り言」さんの一連のツイートが見事で、ワクチン副作用・ワクチン後遺症に関する重要なポイントが網羅されています。しかも、各ツイートではそれぞれの病態についての簡潔な解説があります。
 (3)の「スパイク蛋白が損傷DNAの修復とV(D)J遺伝子再構成を阻害」と言うのが、少し分かりにくいかも知れないので、In Deepさんの記事を貼りつけました。
 “SARS-CoV-2 のスパイクタンパク質がDNA修復を損なう”のだとすれば、癌になりやすくなるという事でしょう。また、“V(D)J 組換えを阻害する”のだとすれば、記事の中で引用されている「自己免疫疾患とワクチン」の抜粋から、多様な抗体の形成や、T細胞による免疫の仕組みに異変が起こり、免疫不全を引き起こす可能性が出て来ることになります。
 こうした事柄に加えて、「血栓」、「成熟リンパ球破壊による免疫低下」、「プリオン病、ヤコブ病、狂牛病」の懸念があるとすれば、トランプ元大統領を含むワクチン推進派の連中は、“ワクチン接種によって人々をゾンビにしようとしている”と見て間違いないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
 
 
 
 


————————————————————————
免疫を失うメカニズムがまたひとつ : スウェーデンの研究が、スパイクタンパク質は V(D)J組換えと呼ばれる「獲得免疫の根本システムを阻害」することを示す。自然感染、ワクチン共に
転載元)
(前略)
今回ご紹介するのは、スウェーデンのストックホルム大学 分子生物学部など複数の機関の研究者たちが研究、発表した以下の論文を取り上げていた医学メディアの記事です。
 
 SARS-CoV-2 Spike Impairs DNA Damage Repair and Inhibits V(D)J Recombination In Vitro
SARS-CoV-2 スパイクは、DNA 損傷修復を損ない、V(D)J組換えを阻害する

このタイトルには、
「スパイクタンパク質は、DNA 損傷の《修復機能を阻害する》」
と書かれてあります。
 
この記事をご紹介したいと思うのですが、このタイトルに「 V(D)J 組換え」というような聞いたことのない言葉が出てきます。
(中略)
調べていましたら、先日の記事で全文をご紹介させていただいたミラノ分子腫瘍研究所の研究員である荒川央さんの note の記事が検索されました。
(中略)
自己免疫疾患とワクチン」より抜粋
荒川央 2021/10/18

脊椎動物に特異的な獲得免疫を担当する主な細胞は「B細胞 (抗体産生細胞)」や「T細胞」です。そして獲得免疫のアタッカーは「抗体」と「キラーT細胞」です。

例えばウィルス感染の場合、初動の自然免疫でウィルスを排除し損なった場合に獲得免疫の出番が来ますが、その時ウィルスを直接攻撃するのが抗体です。

もしそこでも抗体がウィルスを倒しきれずにウィルスが細胞に侵入したとします。その際にウィルスに感染した細胞ごと殺す役目を担うのがキラーT細胞です。
(中略)
抗体の遺伝子はV、D、Jの3つの断片に分かれており、それぞれの断片ごとに多くの種類があります。これらの3つの断片が遺伝子組換えをする事により抗体遺伝子が完成します (V(D)J組換え)。

これはいわゆる人工的な遺伝子組換えではなく、脊椎動物にもともと備わっている機能です。

また抗体は軽鎖、重鎖の2つのタンパクでできており、V(D)J組換えは軽鎖、重鎖の両方で起こります。V、D、Jの組み合わせのバリエーションは膨大で、それだけで1億種類を超えますし、各自が百万種類以上もの抗体を持っています。これが抗体が多様である理由です。

T細胞の「T」はこの細胞が分化成熟する器官が胸腺 (Thymus) である事に由来します。T細胞には感染細胞を殺す「キラーT細胞」、B細胞やキラーT細胞を活性化する「ヘルパーT細胞」、抑制的に働く「制御性T細胞」があります。

T細胞受容体遺伝子もV(D)J組換えによって多様化します。

その結果できるT細胞受容体の中には反応性を持たないもの、自己抗原を認識するものも含まれ、こういった役に立たないT細胞、有害なT細胞は全体の9割以上にものぼりますが、そのような細胞はアポトーシスによる細胞自殺により除かれます。

このようにして自己を攻撃しないが非自己を攻撃できるT細胞レパートリーが作られます。B細胞とT細胞は、攻撃対象に向けて活性化された後に一部が生き残り、長寿命を持つメモリー細胞となります。これが「免疫記憶」です。「多様性産生」「自己非自己の識別」「記憶」が獲得免疫の特徴です。
(中略)
骨髄で作られる「 B細胞」と、胸腺で作られる「 T細胞」が、人の「獲得免疫」に重要な役割を果たしているのですが、この文章から理解したこととしては、

 ・B細胞もT細胞も、どちらもその抗体の遺伝子は V、D、J の3つの断片に分かれている
 ・これらの3つの断片が自然の遺伝子組換えにより抗体遺伝子を完成させる
 
ということになり、これらが人間が感染症の病原体やその他の異物などと戦うための免疫の中心となるということなのでしょうけれど、驚いたのは、
「 V、D、Jの組み合わせのバリエーションは膨大で、それだけで1億種類を超え…各自が百万種類以上もの抗体を持って…」
という部分です。
 
1億種類を超えるバリエーションと、100万種類以上もの抗体を持っている。

これが人間(動物もですが)の持つ「本来の免疫力の強さ」の正体のようです。
(中略)
逆にいうと、
「この本来の機能 = V(D)J 組換え、が損なわれると、免疫システムが機能しなくなる」
とも言えそうですが、スパイクタンパク質は、その阻害を行うのです。
(中略)
これだと、もう免疫は働かず、対コロナということではなく、いかなる病原体にも脆弱になってしまうイメージがあります。すべての免疫が消えてしまうという感覚があります。
 
スウェーデンの専門家たちによる今回の発見の重大性がおわかりになるのではないでしょうか。
 
ゲイツ財団の開発局長だったボッシュ博士がインタビューで述べていた「コロナワクチンを接種した人は免疫反応がない状態のままとなってしまう」ということも思い出させてくれます(インタビューを翻訳した過去記事はこちらです)。
(中略)

スウェーデンの研究は、SARS-CoV-2 のスパイクタンパクが DNA 損傷修復を損ない、 V(D)J 組換えを阻害することを示した。ワクチンも同様か
 
 
スウェーデンのストックホルム大学分子生物学部、ウイルス学部、そしてヴェナーグレン分子生物学研究所などの研究者たちによる新しい研究は画期的な結果を示している。
 
それによると、SARS-CoV-2 のスパイクタンパク質は、感染したヒト宿主の細胞における DNA 修復を損ない、そして、 V(D)J 組換えを阻害することがわかったのだ。
 
適応免疫(獲得免疫)は、SARS-CoV-2 感染と戦う上で重要な役割を果たし、患者の臨床状況に直接影響を及ぼす。臨床研究では、重度のコロナ患者は、弱く遅延した適応免疫応答を示すことがわかっている。しかし、SARS-CoV-2 が、適応免疫を妨げているメカニズムは不明だった。
 
研究室での細胞株を使用してのこの研究は、SARS-CoV-2 スパイクタンパク質が適応免疫における V(D)J 組換えに必要な DNA 損傷修復を有意に阻害することを報告した。
 
研究チームは、機械論的に、スパイクタンパク質が核に局在し、損傷部位への主要な DNA 修復タンパク質 BRCA1 および 53BP1 の動員を妨げることにより、 DNA 損傷修復を阻害することを発見した。
 
この研究結果は、スパイクタンパク質が適応免疫を妨げる可能性のある潜在的な分子メカニズムを明らかにし、全長のスパイクタンパク質ベースのコロナワクチンの潜在的な副作用を強調している。
 
この研究結果では、SARS-CoV-2 が、胸腺細胞あるいは骨髄リンパ球に感染する可能性があるという証拠は示されていないが、スパイクタンパク質が V(D)J 組換を強く阻害したことを示す。
 
また、このことは、全長をコードするスパイクタンパク質ベースのワクチンが RBD ワクチンと比較して低い抗体価を誘導したという最近の研究とも一致している。
 
(論文:「循環するエクソソームが SARS-CoV-2 感染に強く関与している」)
 
これは、SARS-CoV-2 ワクチンとしてのスパイクの抗原性エピトープ(RBDベース)の使用は、全長スパイクより安全で効果的である可能性があることを示唆している。
 
同時にこの研究結果は、全長スパイクタンパクベースのワクチンの潜在的な副作用も示唆している。この研究により、より効率的で安全なワクチンを設計するための戦略が提供されることを望む。

Comments are closed.