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ぴょんぴょんの「紅茶と石油」 ~経済破綻したスリランカは日本の未来?
ガソリンの流通が完全にストップし、6月のインフレ率は54.6%!
Sri Lanka petrol panic as the country runs out of fuel totally and the government suspends all sale....
— Zaid Hamid (@ZaidZamanHamid) June 28, 2022
Very soon you will be watching similar scenes in Europe & America as well..... A very dark and cold winter is coming....
There is complete panic in Europe right now. pic.twitter.com/P5dyHffPde
「スリランカでは、燃料が底をつき、政府が燃料の販売を中止してパニックになっている。
もうすぐ、ヨーロッパやアメリカでも同じような光景を目にするだろう...。とても暗くて寒い冬がやってくる...。
ヨーロッパは今、完全なパニック状態だ。」(DeepL翻訳)
もうすぐ、ヨーロッパやアメリカでも同じような光景を目にするだろう...。とても暗くて寒い冬がやってくる...。
ヨーロッパは今、完全なパニック状態だ。」(DeepL翻訳)
支払うドルがないんだよ。
今年の1月、イランから輸入した原油の代金を紅茶で支払ったそうだよ。
「『特産の紅茶を渡すことで、石油の購入代金の支払いに充てると合意した』
イランとの間で事実上の物々交換を認めるという、異例の発表。」(NHK)
今年の1月、イランから輸入した原油の代金を紅茶で支払ったそうだよ。
「『特産の紅茶を渡すことで、石油の購入代金の支払いに充てると合意した』
イランとの間で事実上の物々交換を認めるという、異例の発表。」(NHK)
スリランカはインフレも深刻で、食料品や日用品も値上がりしてる。
スリランカルピーが売られまくって、通貨価値が1か月で50%も下落したからね。
「外貨不足に品不足、そこに通貨安が加わったことでインフレが加速し、2月の消費者物価の上昇率は17.5%に達した。」(NHK)
スリランカルピーが売られまくって、通貨価値が1か月で50%も下落したからね。
「外貨不足に品不足、そこに通貨安が加わったことでインフレが加速し、2月の消費者物価の上昇率は17.5%に達した。」(NHK)
❗Sri Lanka’s inflation rate exceeds 50% for the first time since 1954❗
— PublicFinance.lk (@PublicFinanceLK) July 1, 2022
Inflation rate for June 2022 is at 54.6%#SriLankaCrisis #EconomicCrisis pic.twitter.com/Rtd72tDfgV
化学肥料、農薬、除草剤を使わない100%有機農業の国になるはずだった
今年3月、お米や食料品の値上がりで生活が苦しくなった市民が、ラジャパクサ大統領宅の近くで暴徒化して数十人がけがをした。大統領が令状なしの逮捕や拘束ができる非常事態宣言を出した数日後、ラジャパクサ首相を除く26人の内閣閣僚が総辞職。
もっとも、親中国派の彼はいろいろムチャをしてきたからね。
ラジャパクサ一族の地元ハンバントタに、中国の融資で道路や鉄道、使わない国際空港を建設して、案の定返済不能になって、ハンバントタ港の運営権が99年間中国に渡る羽目になってしまって。
ラジャパクサ一族の地元ハンバントタに、中国の融資で道路や鉄道、使わない国際空港を建設して、案の定返済不能になって、ハンバントタ港の運営権が99年間中国に渡る羽目になってしまって。
ハンバントタ港
Author:Deneth17[CC BY-SA]
今年1月、ラジャパクサ大統領は、中国の王毅外相に債務返済期間の見直しについて求めた。でも、中国は応じず、4月に、スリランカの債務を減らす代わりに10億ドルの融資を申し出たらしい。(The Diplomat)
ロシアにSOS!
でも、スリランカは、ロシアにもSOSを送ったと聞いてホッとしたね。
「こうした中、スリランカ政府は2人の大臣が今週初めにロシアに到着し、ロシアの燃料を直接購入するための協議を行なっているとのことで、カンチャナ・ウィジェセケラ電力・エネルギー相は、『ロシア政府あるいはロシア企業から直接石油を購入することができれば、我々にとって有利である。現在交渉中だ』と言っています。」
(時事ブログ)
「こうした中、スリランカ政府は2人の大臣が今週初めにロシアに到着し、ロシアの燃料を直接購入するための協議を行なっているとのことで、カンチャナ・ウィジェセケラ電力・エネルギー相は、『ロシア政府あるいはロシア企業から直接石油を購入することができれば、我々にとって有利である。現在交渉中だ』と言っています。」
(時事ブログ)
スリランカのラジャパクサ大統領はプーチンに手紙を書き、燃料危機への支援を求めた。🔥
— なこ🍊🕊🇷🇺🇯🇵🇺🇸🕊 (@q_823true) July 1, 2022
スリランカの大統領は、プーチンに石油供給を支援し、エネルギー災害の瀬戸際から国を救うように直接要請した。
↓ pic.twitter.com/uCAt685lab
日本の外貨準備の残高は、去年末で1兆4000億ドルあまり。
かたや、スリランカの外貨準備高は27億ドル、「1か月分の輸入に充てられるほど」なんて、エラそうに言ってるが、ドルがコケたらどうなるんだ?
(NHK)
かたや、スリランカの外貨準備高は27億ドル、「1か月分の輸入に充てられるほど」なんて、エラそうに言ってるが、ドルがコケたらどうなるんだ?
(NHK)
スリランカみたいに、バーターで支払うしかなくなる。
日本は何をバーターする?
石油もない! ガスもない! 食料自給率も低い!
生活のすべてを、外国に依存している日本。
今のままじゃ、めっちゃヤバイぞ。
日本は何をバーターする?
石油もない! ガスもない! 食料自給率も低い!
生活のすべてを、外国に依存している日本。
今のままじゃ、めっちゃヤバイぞ。
「最大都市コロンボで取材を始めて目にしたのは、給油所に並ぶ車や人の長蛇の列だ。
街なかのいたるところで、数十台の車が列を作っている。
多くの人が給油用に持ってきたポリタンクに座り、いつ届くかもわからないガソリンや軽油を待ち続けている。郊外の給油所の列で並んでいたスクールバスのドライバーはこう嘆いた。『5日間も待ち続けているが、まだ給油できない』」。(NHK)
いつか、日本がこうならないことを祈るばかりだ。
街なかのいたるところで、数十台の車が列を作っている。
多くの人が給油用に持ってきたポリタンクに座り、いつ届くかもわからないガソリンや軽油を待ち続けている。郊外の給油所の列で並んでいたスクールバスのドライバーはこう嘆いた。『5日間も待ち続けているが、まだ給油できない』」。(NHK)
いつか、日本がこうならないことを祈るばかりだ。
スリランカ最大都市コロンボ
Wikimedia_Commons[Public Domain]
6月22日、スリランカのウィクラマシンハ首相は議会でこう宣言した。
スリランカは、明日の日本でもある。
石油、ガス、食料、生活必需品のほとんどを、外国依存に仕向けられてきた日本。
土地も資産も資源も、寄生虫に吸い取られて弱らされた日本。
日本に、イベルメクチンのような寄生虫の特効薬を飲ませて、自分の足で立たせたい!
追記:その後のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領については、こちらをご覧ください。