「慣行農法」「有機農法」「自然栽培・自然農・自然農法」の違い ~土が健康だと、不耕起・無農薬・無肥料・無除草で虫のつかない立派な野菜が出来る

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画で、社団法人「生命の食」代表理事の吉田哲也氏は、“我々の自然栽培とか自然農法っていうのは、一切、肥料は使いません。当然農薬も科学的なものを、除草剤含めて一切使わないですね(1分50秒)。…僕らが出来ることは、早く草が大きくなると日陰になっちゃうんで、お野菜が。光合成の妨げになるので、途中でこのカマ1本でカットするだけ、切るだけ。抜くんじゃないんですよ。…野菜がある程度大きくなると…もう今度刈る必要もないんです。季節季節で草っていうのは、入れ替わります。枯れます。その時に、我々は刈るってことはあえてしません。足で踏み倒します。踏み倒すだけで、もう野菜たちの成長の方が早くなりますから。…一切の水やりもいらないし、耕すこともいらない(3分33秒)”と言っています。
 慣行農法では、きゅうりとかトマトなどの夏野菜に使う化学肥料や農薬を、最低でも50~60回は使っているし、ハウス物だともっと使っている(5分10秒)ので、それだけお金も労力もかかる。使えば使う程、微生物は死んで行くので、死んだ土の中で野菜を育てるために化学肥料や有機肥料も必要になる。
 微生物を再生させ活性化させる方法はいろいろあるが、例えば、納豆を食べた時に、納豆のパックには納豆菌が残っているので、ぬるま湯を入れてかき混ぜて、その水を与える。その時に、土の上にかぶせた刈った草の上に与えると、早く微生物の餌になる(7分25秒)とのことです。
 14分50秒で、“放置されてる年数が長ければ長いほど、それだけ微生物が元気になってます。ですから、できたら長く放置されている雑木林になっているようなところを探してみてください。一般の化学肥料、農薬を使っていると、5年はその毒性が抜けません。…ただ僕らは特殊な、それを短縮する技術を持ってます。…1年か1年半ぐらいまで短縮できます。”と言っています。
 「慣行農法」は農薬、化成肥料を使用しますが、有機農法・自然栽培・自然農・自然農法はそれを使用しません。「有機農法」は、牛・豚・鳥などの糞を発酵させた動物性の堆肥を使用しますが、自然栽培・自然農・自然農法は、動物性の堆肥を使用しません。
 自然栽培全国普及会の「自然栽培の理念」によると、“自然栽培は、一切の肥料・農薬を使用しません。…土の過去を精算するために土層を破壊する目的、ならびに土壌の植物の腐植化、土壌の循環能力を高めるために、耕起は行います”ということです。
 ただ、「自然栽培に明確な定義は特にない」とのことで、“除草・土の耕し・堆肥(牛糞、鶏糞、樹皮)などの細かな作業においては、それぞれの考え方や土地条件によって多少異なる”と書いている所もあります。
 自然農は、“無農薬はもちろん、不耕起と無施肥が基本ですが、原則に囚われすぎず、できるだけ足し算をせず、状況に応じて補い(刈り草の上から米ぬかを少量撒くなど)をすることを許容しています”という記述もあります。
 自然農法は、不耕起・無農薬・無肥料・無除草の栽培方法です。
 自然農法・自然農で作られた野菜の例は、“続きはこちらから”の動画をご覧ください。土が健康だと、不耕起・無農薬・無肥料・無除草で虫のつかない立派な野菜が出来るのですね。
 食糧危機への対応として、問題になるのは慣行農法から自然農法・自然農への転換が簡単にはできないことです。
 最後の動画の4分43秒で、“虫が来たり、徒長するというのは、土壌の栄養バランス、そして土壌に居る微生物のバランスがまだ整っていないということですね。これはですね、まあ考え方の違いなので、これが正しいとは言えないんですけど、我々は待ちます。1年目、2年目は徒長したりとか、それから実が出来なかった、花が咲かなかった、虫にやられたという風になりますけれども、これは自然のままにしておいて、その生態系のバランス、土壌の栄養バランスが整っていくと、自然に出来るようになります。それが約3年から長い場合で7年かかります”と言っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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実は全部ちがう「有機栽培・自然農法・自然農・自然栽培」
引用元)
(前略)
有機農法」と対極にあるのは、農薬を使用し、化成肥料を使用する「慣行農法」です。
(中略)
対して「有機農法」は、牛・豚・鳥などの糞を発酵させた動物性の堆肥を使用し、それを微生物が分解していくことではじめて植物が吸収できる形になるもの。
(中略)
さて、ここからが本題です。自然農法、自然農、自然栽培と、「自然」がつくものと「有機」は何が違うのでしょうか。
(中略)
動物性の堆肥を入れる有機農法に対して「自然」がつく3つは堆肥を入れないところが大きく違う点です。
(中略)
自然農法」といえば、福岡正信さん(→Wiki)。著書「ワラ一本の革命」で有名な仙人のような方で、この方が「自然農法」という言葉を使ったので、「自然農法=福岡正信さんの提唱した農法」ということになります。肥料は入れないし耕さない。どろだんごにタネを混ぜて土の上に置いておくだけ。
(中略)
そのあと、川口由一さん(→Wiki)という方が「自然農」という言葉を使い、もう少し体系的な農法を提唱します。やはり耕しません。草は抜いても伏せていく。その草が堆積されていき、長い年月をかけてゆっくりゆっくり微生物に分解されていつか肥料になる。
(中略)


さて、最後に残ったのは「自然栽培」です。
(中略)
自然農法は福岡正信さん、自然農は川口由一さんと提唱者が明確に存在していましたが、自然栽培は師匠のような人はいませんし明確な定義もありません。

でも、「自然栽培」を実践する様々な方によって語られていることに共通するのは「耕す」という部分。
(中略)
改めてそれぞれの農法を、人と自然の関係で説明するとこんな感じです。


(以下略)


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【※必見!】自然農23年目の畑初公開ー無農薬・無肥料・無除草剤・不耕起-
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2020/10/24
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