「ロシアによるカホフカ水力発電所のダム破壊で動物園の300匹が死んだ」?? 昨年すでにロシア軍と共に安全に移送されていたことを知らずに平気でウソをつくウクライナ政府

 人間の乱暴によって苦しむ動物たちのことは、読者さんも気を揉んでおられるようで、レスキューの投稿をいくつかいただきました。カホフカ水力発電所のダム破壊によってノヴァカホフカに広範な洪水が起きました。とにかくロシアを悪者に仕立てたい日本のメディアは、さっそくウクライナ国防相のツイッターを取り上げ「ロシアによるダム破壊の結果、下流の動物園が浸水して300匹の動物が死んだ。ロシアは全ての生き物を壊滅させたがっている。」と報じました。
 まず今のところの分析では、ウクライナがダムを破壊した公算が高いので前提がウソです。次に、動物園の300匹もの動物が死んだというのは真っ赤なウソです。このエリアは2022年からウクライナの砲撃にさらされていて、動物たちが犠牲になる前にクリミアの動物園への移送が行われていました。つまり、現在ノヴァカホフカには動物園は無かったのです。tobimono2さんの2022年9月のツイート動画に、マーシャさんが翻訳を付しておられました。それによると「キエフ政権が定期的にカホフカ水力発電所を攻撃しており、ダムが破壊されればドニエプル川の中洲にある小さな動物園はひとたまりもない。」という解説から始まっています。「川の渡しはロシア軍が手伝った」というシーンでは動物移送大作戦といった感じでキビキビと「了解。まず大型動物から」。最後、大きなリャマさんと「僕たちはクリミアにいる。我が家にいる。万事OK!」
 さて、マーシャさんの指摘通り、このロシア軍と共に行われた移送大作戦のことをウクライナ政府は知らずに、動物たちが死んだなどとヌケヌケとウソをついたのでした。ウクライナは一事が万事これだもの。
(まのじ)
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