明らかにイランの報復を待っていたイスラエル、「イランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定」〜 アメリカをイランとの戦争に巻き込みたいイスラエル、それを望まないイランとアメリカ

竹下雅敏氏からの情報です。
 14日未明、イラン革命防衛隊はシリアにある大使館への空爆の報復として、イスラエルへの攻撃を行いました。
 この報復に関して深田萌絵さんは、“そもそもこれヤラセじゃないのか(5分55秒)”と疑っています。その理由として、“休暇中のバイデン大統領が、いきなりホワイトハウスに戻ってきた…なぜか…たくさんのメディアがそれを迎えている。…安全保障会議をして、すぐにネタニヤフさんと電話会談をし、そして中東に展開する米軍がイランのドローン撃墜をやりまくっている(6分20秒)。…なんかちょっとおかしいんじゃない。大統領戦がそういえば控えてるし…(8分9秒)”と言っています。
 ロシア在住ですさんのツイートには、“総領事館を爆撃されメンツを潰されたイランはこのまま黙っているわけにはいかない。大きく出たが、かといって当事国や関係諸国は今ここで大きな戦争をしたいわけでもない。なのでここが、振り上げた拳の落とし所だったらしい。事の成り行きは事前に申し合わせたかのようだったと。イスラエル軍関係者が避難ができるよう、空爆の時間や座標など事前に調整があったとも言われている”とあります。
 ホワイトハウス国家安全保障会議戦略広報調整官のジョン・カービーは、「イスラエルに対するイランの攻撃が差し迫っていることを事前に察知していなかったとは言っていない。私が言ったのは、イランが電報を送ってきたからといって、その予感は得られなかったということだ。」と訳の分からない事を言っていますから、“空爆の時間や座標など事前に調整があった”と見て良いでしょう。
 イスラエルはアメリカをイランとの戦争に巻き込みたいわけですが、イランもアメリカも今はそれを望んでいません。
 4月15日のフルフォード・レポート日本語版『人間牧場か、新しい世界金融システムの構築か』に、“アジア側が欧米のイルミナティに提示している具体的な提案は概ね以下の通り。まずはフィリピンのサンタ・ロマーナ(Santa Romana)一族が保有する金塊をベースに100兆ドル分の通貨を発行する。この時に発行されるのは米ドルではなく、それに代わる新たな国際通貨”とありました。
 ビクトリア・ヌーランドが排除されたことからも分かるように、現在のホワイトハウスをコントロールしているのはネオコンではなく、フルフォード氏の言及する惑星解放同盟です。上記のサンタ・ロマーナ(Santa Romana)一族が属しているグループと連携していると考えられます。
 『ウクライナ、原油価格をめぐって西側に圧力をかけようとしている』によれば、ロイド・オースティン米国防長官が今月初め、ロシアの製油所や石油貯蔵施設に対するウクライナの無人機攻撃が国際エネルギー価格の高騰を引き起こす可能性があると懸念を表明したことを受けて、ウクライナのドミトリー・クレバ外相は、“西側諸国が軍事援助を増額すれば、キエフはロシアの石油インフラへの攻撃をやめるよう米国とその同盟国からの訴えをより受け入れるだろう”と話し、米国に「金を払え」と脅しました。
 戦争による石油価格の高騰はアメリカ経済を完全に破壊してしまいます。今はそのタイミングではないという判断から、アメリカはイランに関わりたくないようです。
 しかし、“続きはこちらから”の記事にあるように、イスラエルは「イランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」ということです。「メンツを潰されたイランはこのまま黙っているわけにはいかない」ので、事前に調整した必要最小限の抑制された報復攻撃を行ったのですが、イスラエルが報復を待っていたのは明らかです。
 イスラエル・ロビーの強力な働きかけによって、アメリカをイスラエルの思惑通りに動かすことができるとネタニヤフは考えているはずです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【米誌報道】イランのドローン攻撃ヤラセ疑惑
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イスラエルは自制ではなく報復を選択、明確かつ強力な反撃を行う
引用元)
(前略)
イラン国連代表部は14日の攻撃について「報復は終結したと見なしていいが、イスラエルが再び過ちを犯せばより厳しい対応を取る」と発表、国際社会はイスラエルに自制を求め、NewYork TimesやTimes of Israelは「攻撃の被害が軽微だったことを受けてネタニヤフ首相は報復攻撃を中止した」と報じていたが、Keshet12は15日夜「戦時内閣がイランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」「反撃は米国と調整した上で行われるため15日(現地時間)に行われる可能性は低い」と報じている。


野党のアヴィグドール・リーベルマン党首も「イスラエルはイランの攻撃に対して反撃を行う以外に選択がないが、これは最大源の調整を行う必要がある」と、ハレヴィ参謀総長も「イランの攻撃に対して何らかの対応が行われるだろう」と述べており、イスラエルは自制ではなく報復を選択したようだ。

どの程度の規模でイスラエルが報復を行うのかは不明だが、同等規模の攻撃でやり返せばイランも再報復に出る可能性が高く、そうなるとイスラエルとイランの衝突は全面戦争に発展するかもしれない。
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イランは米国に対し、イスラエルの対応は厳しい報復を引き起こすだろうと警告した―大臣
引用元)
(前略)
イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相は、イランが新たなイスラエル攻撃があれば厳しく決定的な報復を引き起こすと米国政府に警告したと述べた。

テレグラムに投稿されたイラン外務省の声明によると、同大臣は中国の王毅外相との電話会談でこの発言を行った。

アブドラヒアン氏は、「イランの安全と利益に対する挑発やテロ攻撃が繰り返された場合、イランの対応とその後の行動は決定的かつ即時的かつ大規模なものになるという明確な警告をホワイトハウスに伝えた」と述べた。

声明によると、イラン外相は中国側に対し、「イスラエル政権の横暴とダマスカスのイラン大使館襲撃に対してイラン軍がとった外交努力と正当な措置」についても語ったという。

王毅外相は「中国はイラン外交使節団への攻撃を強く非難し、これらの行為は国際法に違反し矛盾していると考えている」と述べた。

同氏は「中国とイラン・イスラム共和国は戦略的パートナーだ」と述べた。

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スコット・リッター:イランは昨夜、イスラエルと米国に強力なメッセージを送った。

「現在、イスラエル軍当局は基地の被害を精査しており、次のことを理解している。イランは意図的にイスラエルに対して極めて致命的な行動を取らないことを選択した。イランは、ネヴァティムでもラモーナでも、イスラエルのどこでも、中東のどこでも、同じことができるというシグナルをイスラエルに、そして実際に米国に送るために建物を攻撃した。そして、米国もイスラエルも、それに対してできることは何もない。」
目には目を。

イランは少なくとも7発の新型極超音速ミサイルでネバティム空軍基地を攻撃した。

ネバティムには、ダマスカスのイラン領事館を攻撃したF-35戦闘機が駐留している。

イランのミサイルは1発も迎撃されなかった。

よく考えてみましょう。

イスラエルは無防備だ。
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スコット・リッター:ネタニヤフの自己陶酔的な攻撃はイスラエルを破壊するだけでなく、世界を破壊する可能性がある。

イスラエルにはサムソンオプションがある。核兵器が飛び交う。テヘランで核爆弾が爆発すると、パキスタンはイスラエルに猛攻撃を仕掛ける。核爆弾3発でイスラエルは消滅。全員が死亡。インドはパキスタンに対して先制攻撃を仕掛ける可能性がある。その後、中国、ロシア、米国が介入する。

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