ロシア外務省「米国の支配的な政治エリートたちは、所属政党に関係なく反ロシア的な態度とロシア封じ込めの路線を堅持しています。」 / プーチン大統領「我々は日本と今後5年、そして次の50年の関係を築く用意があります。日本は我々の当然のパートナーです。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画で、ドナルド・トランプがアメリカ大統領選に勝利したことについて、ロシア外務省のホームページは、“米国の支配的な政治エリートたちは、所属政党に関係なく反ロシア的な態度とロシア封じ込めの路線を堅持しています。この路線はトランプ氏とその支持者が解釈する「米国第一主義」、あるいは民主党が主張する「ルールに基づいた世界秩序」のどちらかに関わらず、米国の国内政治のバロメーターの変動の影響を受けません。ロシアは国益を断固として守り、特別軍事作戦の全ての目標を達成することに注力するでしょう。我々の条件に変更がないことはワシントンではよく知られています。(2分37秒)”と声明を出していることを伝えています。
 “続きはこちらから”のRTの記事をご覧ください。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、匿名の憶測に基づく情報として、“トランプ氏は「ロシアとウクライナの間に800マイルの非武装地帯を設け、英国と欧州の軍隊がその地域を巡回する計画だと報じられている。この提案では、ロシアは領土獲得を維持し、ウクライナは 20 年間 NATOに加盟しないことに同意する」という。”と報じたようです。
 このことについてニキータ氏は、“ロシアは間違いなく拒絶するでしょう。しかし、これらの条件はトランプさんが言っているわけではありません。…このストーリーを書いている勢力は、おそらく実際の戦争では破れたものの、なんとかしてロシアに戦略的敗北を与えたいと考えているのでしょう。ロシアは国家の将来の安全保障をかけて戦っていますが、こういった停戦案を飲めば、安全保障を確立するための現在のキエフ政権の非武装化、NATO非加盟などが達成できません。つまり将来の安全は保障されずに、戦争には勝っても戦略的には敗北するということになります。ですので、この類のまことしやかな停戦話を、ロシアは神経質に拒絶しているのが現状です(5分38秒)”と説明しています。
 11月7日にロシア南部ソチで開かれたヴァルダイ国際討論クラブで、プーチン大統領は笹川平和財団の畔蒜泰助(あびるたいすけ)氏の質問に答え、“我々が日本との関係を悪化させた訳ではありません。私達が最近、何か日本に悪いことをしましたか? 我々は平和条約に関した非常に難しい問題に対する答えを見つけようと交渉を重ねました。…その後突然、日本は我々に対して制裁を課しました。更には脅威リストに加え、ロシアを3位か4位に位置付けました。どういう脅威ですか? 我々が日本をどの様に脅しているのですか?…ワシントンから命令を受けたからですか?…疑いもなく必ず命令を実行する必要があったのでしょうか? なぜこんなことをしたのですか? 理解出来ません。有難いことに、日本にはまだ賢い人達がいます。彼らは特にエネルギー分野で提携を継続し、我々の会社から撤退することなく全てが信頼できると見ています。…我々は日本と今後5年、そして次の50年の関係を築く用意があります。日本は我々の当然のパートナーです。我々は隣同士ですからね。…ロシアは日本が好きなのです。日本の文化が大好きで、日本料理も大好きです。我々は何も破壊していません。自身の為の結論を見出してください。(14分53秒)”と話しています。
 ワシントンからではなく、芋煮えるからなんですが、どちらにしても情けないのは日本の政治家です。相変わらずプーチン大統領の懐は深いままでした。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【Russia News】 11/9 時事ネタ土曜版です🫡‼️
配信元)


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マスク氏、ウクライナ紛争を予測
転載元)
テクノロジー界の大物はウラジミール・ゼレンスキー氏とドナルド・トランプ氏との電話会談に同席していたと報じられている

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
写真:© Anna Moneymaker / Getty Images

イーロン・マスク氏は、ロシアとウクライナの紛争はまもなく終わるだろうと示唆し、そこから利益を得ようとした者たちの時間は刻々と過ぎていると述べた。

Xのオーナーは、選挙運動中はドナルド・トランプ次期米大統領の主要な支援者であった。複数の米メディアによると、金曜日、同氏はトランプ氏とウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領との電話会談に参加したと報じられている。

「無意味な殺戮は間もなく終わる。戦争屋の利権屋どもにはもう時間切れだ」と、マスク氏はその日のうちにXに投稿した。同氏は電話会談での自身の役割に関する報道について、肯定も否定もしなかった。

同氏の投稿は、Xの著名なコメンテーター、マリオ・ナウファル氏が「トランプ氏のウクライナ計画」について主張したことに対する返答だった。

ナウファル氏によると、トランプ氏は「ロシアとウクライナの間に800マイルの非武装地帯を設け、英国と欧州の軍隊がその地域を巡回する計画だと報じられている。この提案では、ロシアは領土獲得を維持し、ウクライナは20年間NATOに加盟しないことに同意する」という。同氏は情報源としてニューズウィーク誌を引用した。

しかし、ニューズウィーク誌は今週初めにウォール・ストリート・ジャーナル紙が匿名で報じた憶測を繰り返しただけである。同紙は、マスク氏がクレムリンと「秘密の通信」を行っていると非難したが、マスク氏もロシアもフェイクニュースだと否定している。

同誌によると、トランプ氏の移行チーム内で提案されている多くのアイデアの1つに、米国が「ウクライナに武器を大量に供給する」ことを継続することを条件に、キエフが20年間NATOに加盟しないことを約束するというものがある。

その計画案では、最前線はそのまま凍結され、双方は800マイル(1,290km)の非武装地帯に合意することになる。この非武装地帯には平和維持部隊が配備されるが、アメリカ人や国連の平和維持部隊は関与しないことになると、「次期大統領に近い3人」は語っている。

「訓練やその他の支援はできるが、主役はヨーロッパ人だ」とトランプ陣営のメンバーがWSJに語ったと報じられている。「ウクライナの平和維持にアメリカ人を派遣するわけではない。それに費用も払わない。ポーランド人、ドイツ人、イギリス人、フランス人にやらせればいい」

噂されている提案の一部は、トランプ氏の副大統領候補で次期副大統領のJ・D・ヴァンス氏が9月中旬のポッドキャストで示唆したものと漠然と似ている。

しかし、WSJはトランプ政権1期目の国家安全保障会議の元補佐官の言葉を引用し、「ウクライナに関するトランプ氏の計画についてより詳細な情報を持っていると主張する人は、単に自分が何を言っているのか分かっていない」と述べている。

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