ぴょんぴょんの「照明の2027年問題」 ~LED以外の選択肢はあるのか?

 今、人類はいろいろな方面から追い詰められていますが、照明もその一つです。
 白熱灯も蛍光灯器具も国内生産は中止、2027年末には蛍光管も生産中止になり、私たちはLED一択へと誘導されています。
 でも、時事ブログでは、何度もLEDに対して警告されてきました。「波動の観点からは、LEDライトが『闇の光』であることは明らか」「札幌市役所が、全館LEDに変えたら職員の体調不良が続出…(LEDを)全館撤去したら見事に皆回復した」などなど。
 あちこちで、LEDによる健康被害が騒がれているにもかかわらず、LED以外の選択肢がほとんど見つからないのはなぜ?
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「照明の2027年問題」 ~LED以外の選択肢はあるのか?

2027年末で蛍光管の生産がストップ


おいおい、聞いてくれ。

どうしたの?

こないだ、台所の蛍光灯が切れたんで、電器屋に買いに行ったら、蛍光管の売り場がすみっこに追いやられてて、品数もめっちゃ少なくて、あれ?ってなったのよ。聞くところによれば、2027年末で蛍光管の生産がストップするそうだ。


あれ? 知らなかったの? それ、2023年の「水銀に関する水俣条約」会議で、決まったんだよ。

なぬ?「水俣条約」?

水俣病のような水銀被害や環境汚染が、途上国で起きていることから、2001年に国連環境計画(UNEP)が、水銀汚染に対する活動を開始。そこで水俣病の体験国、日本の主導で、水銀を使った製品を国際的に規制する「水俣条約」が採択されたのが、2013年。

日本政府は、知らぬ間にそんなことやってたのか。

そして2023年の会議で、水銀が基準値を超える直管蛍光灯の製造・輸出入を、2027年末までに禁止することが決定された。



蛍光灯の国内市場シェア60%を占めるパナソニックは、2027年9月末での蛍光灯の生産終了に向けて、蛍光灯の生産量は段階的に減らして行くそうだよ。NEWSWEEK

てことは、蛍光管が消えて、戦時中の白熱電球に戻るのか。

何、言ってんの? 白熱電球なんて、とっくの昔の2012年に生産中止になってるよ。今はどこも、白熱電球じゃなくて電球型蛍光灯に置き換わってるでしょ。

ああ、あのグルグル巻いたヤツな。じゃ、2027年以降はそいつが頼りだな。


もお! 蛍光管が生産中止になれば、電球型蛍光灯もいっしょになくなるでしょ! つうか、電球型蛍光灯だって、今年の3月に生産中止になってるよ。


虫も寄ってこないLED


えっ!てことは、どうすりゃいいんだ?

LEDがあるじゃん。


おあ??

LEDは大量生産できるから安いし、長持ちするし、省エネになるし、いいことだらけだよ。

はあ? だが、ブルーライトが・・。

スコットランドでは、街頭にLEDのブルーライト防犯灯を設置したら、犯罪が激減したそうだよ。日本でも、ホームや踏切周辺にブルーライトを取り付けたら、飛び込みゼロになった所もあるとか。今では、JR山手線や高速道路のインターにも導入されているそうだし。(ITmediaビジネス

LEDを浴びれば犯罪する気も失せる、という証明だな。

それ以外にもLEDは、紫外線や赤外線を含まない単色光が作れるから、紫外線による劣化が心配される文化財や、芸術作品などの照明に役立ってるし。(Wiki

虫が寄ってこないから、だな。虫や動物は正直だ。LEDと白熱電球と蛍光灯で実験したら、「待つこと1時間。結果は一目瞭然。LED電球にはほとんど虫が集まらず、白熱電球と蛍光灯にワサワサ虫が集まっていた。その違いは『これ絶対ヤラセだろ?』っていうぐらいの違い。なにせLED電球は、蛍光灯色だろうが電灯色だろうが、ほとんど虫が集まってこないのだ。(中略)...逆によく虫が集まるのは、蛍光灯と白熱電球だ。 羽アリや蛾がとくにお気に入りなのが白熱灯らしい。」(ASCII.jp


ふうん、そう言えば、LEDで殺虫剤や農薬を減らす話もあるね。

そんなのんきなことを言ってるバヤイじゃないぞ。人間、特に老人もLEDに弱いらしい。ある80代後半の老人が、高級老人マンションに入居してから体調が悪くなった。医師に相談すると、「光害が原因の不定愁訴、自律神経失調症」と診断された。たしかに、館内はまぶしすぎるくらいにLEDの光で溢れている。そこで老人は、「夕食の時はサングラスをかけてダイニング室に行く。浴室では照明を消し、脱衣場の明かりを頼りにバスにつかる」ことにした。(アゴラ

あぶないよ! 老人が、真っ暗なお風呂に入るなんて。

だが、そうでもしないと具合が悪くなるんだよ。「マンション側は暗くすると、お年寄りの転倒事故が増えるといって明るさを調整してくれない。逆ですよ。まぶしくて転ぶ人のほうが多いのです」。(アゴラ


う〜ん、せっかく高級マンションに入ったのに、出るに出られず、かわいそう。

逆に、LEDが暗くて困るという人もいる。

「LED電球は普通の電球と違ってなぜ暗いのですか? (中略)...電球そのものは明るく輝いているのですが、光に広がりがないというか全然明るく感じないのです。トイレや玄関に設置したLED電球なども真下こそそれなりに明るいですが、ほんと真下しか明るくなりません。」

ベストアンサー「LEDは点光源ですので照射面に対しては輝度が高くとても明るいのですが、散光しにくいのでまわりはとても暗くなってしまいます。商品が入っている箱にうたっているのは直下の照度になりまして、全体でとらえると1ランク下の明るさだとお考え下さい。(60W程度なら40W程度、40W程度なら25W程度) ですので電球に関しては電球形蛍光灯のほうを強くおススメ致します。」

「強くおススメ」されても、電球形蛍光灯もすでに作ってないよ。

LEDは暗い、それはなぜか? 真の理由は竹下先生の言われるように、LEDが「闇の光だから。先生はこうも言われる。我が家では、LEDの光を“地獄の光”と呼んでいます。

Author:DanceWithNyanko[CC BY]


ほぼすべてのメーカーが製造を中止した蛍光灯使用の照明器具


ぎょえ〜! 日本も世界も「闇の光」に包まれようとしている? やっぱ、LEDはヤバい? 今のうちに、白熱電球と蛍光管の予備を買い集めないと。

だ〜から〜、遅いよ。今やどっちも入手困難になりつつあるんだよ。

うわ〜ん、早く気づけばよかった。

それに、いくら予備電球を買い集めても、いつかは電気器具そのものが壊れるし、壊れても買い替えができない。

まさか、白熱灯や蛍光灯の電気器具まで無くなるとか?

ああ、2020年前後に、蛍光灯を使用する照明器具は、ほぼすべてのメーカーが製造を中止している。YAHOO!ニュース

はあ〜、敵は機器ごとLEDに代えさせたいんだ。LEDも嫌だけど、今、気に入っている照明器具を買い換えるのも嫌だ。

まったくだ。

う〜ん、水銀の害もわかるけど、国連はなんで蛍光灯を禁止しちゃったんだろう? やっぱ、グレートリセットと関係ある?

国連のお先棒を担いでいるのが、日本政府というのも厄介だな。日本は水俣病もあったし、東日本大震災もあったから、水銀を禁止したい、電気を節約したい気持ちもわからなくはないが、こんなに健康被害や不便さを訴えても、LED以外の選択肢がないのはおかしい。

ワクチン被害を無視できるくらいだから、LEDの害だって無視できるよ。だけど、白熱電球も蛍光管もなくなって、それらを使う電気器具もなくなって、LEDしか選択肢がないとしたら、ぼくたち、どうすればいいんだろう?


LEDの代替品はあるのか?


おれも、他にないかと探してみた。意識高い系のアメリカの記事でもLEDありきで、「こんな便利なLEDを拒否るヤツは変わり者」みたいなスタンスだ。代替品は白熱電球、ろうそく、太陽、月なんて書いてあるんだぜ。

月!


白熱電灯、蛍光灯、以外に選択肢はないのか、と調べていくと、「無電極ランプ」というのを見つけた。これは、1900年頃、オランダの「フィリップス」が 開発したもので、一時期、松下電工(現パナソニック)も生産、販売していた。が、非常に高価だったこと、技術的な課題も多かったことで、現在のLEDのようには普及しなかった。「無電極ランプ」は、今は中国が世界のトップにいる。(ECO HIKARI

はじめて聞いた。どうやって光るの?

う〜ん、説明は難しい。なんでも、「電子レンジに入れた蛍光灯が点灯するのと同じ原理(Wiki)」だとか?

ぜんぜんわかんない。

おれも、わかんないが、発光管内に電極を持たないから、現存する電気照明の中で最も長寿命、LED の2.5倍 長持ちすると言う。修理や交換が大変な場所に向いているんだそうだ。(Wiki

LED の2.5倍 長持ち、いいねえ。

また、LED は「点発光」でまぶしいが、「無電極ランプ」は「面発光」で柔らかく、広範囲を均一に照射できるから、目にも優しく自然な光で物が見える。ECO HIKARI

ほお!

しかも、「無電極ランプ」に使われている水銀は大変微量だから、水俣条約に引っかからない。ECO HIKARI

欲しくなった。どこで売ってるの?

残念ながら、小型化に限界があって、家庭の照明には適していない。

あちゃー! だけど、大規模施設でLEDを使いたくない所は、「無電極ランプ」という選択肢もあるんだ。

今や、中国産しかないが。

パナソニックは?

パナソニックは2017年に、「無電極ランプ」の生産から撤退している。LEDに押されたんだな。(Wiki

あ〜、まさに日本はLED一直線に突っ走ってるね。そうそう、一番困るのがデスクライト。LEDじゃないデスクライトってあるの?


ネットで探せばいくつかあるが、LEDのデスクライトに比べたら、かなり高め。たとえば、これとか。

どれどれ? これ、LEDじゃないの?

いやちがう。こいつは、LEDが出てくる以前にNASAが採用して、宇宙船内でも使われたそうだ。自然光のように波長が連続的な照明だとか。デスクライト名品館

じゃあ、蛍光灯?

おれにもわからん。だが、交換ランプは「水俣条約」の規制外なので、2027年以降も供給可能と書いてある。デスクライト名品館

ふうん、探せばいろいろありそうだね。

だが、白熱電球も国内産はない。蛍光管はもう手に入らない。電球、蛍光灯の電気機器も売られなくなる。となると、究極の選択はこれしかないだろう。オイルランタン。災害維持にも役立つし、ええぞお〜!


ええ〜?! ぼくたち、いつの時代に生きてるの?


Writer

ぴょんぴょんDr.

ぴょんぴょん

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)


Comments are closed.