ぴょんぴょんの「ハイランズ・フォーラム」 ~エックスキースコアも、グーグルも、ハイランズ・フォーラムに仕込まれた

 ハイランド・グループ、またはハイランズ・フォーラム(Highlands Forum)について検索すると、出てくる記事はほとんど、ジャーナリストのナフィーズ・アーメド氏の記事、「CIAがGoogleを創り上げた経緯」を元に書かれています。発表された2015年当時、この記事はアメリカ中を震撼させたと言います。ただ、記事を読むと何を言っているのかさっぱりで、途中でギブアップでした。なにせ、知らない固有名詞や頭字語がいっぱいで、それを調べるだけで、あっと言う間に日が暮れます。
 そこで、この暴露記事を元にしながら、初心者でもわかりやすく書かれている、「グーグル、ハイランズ・フォーラム、そして政府情報機関の影の世界」を参考にしました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ハイランズ・フォーラム」 ~エックスキースコアも、グーグルも、ハイランズ・フォーラムに仕込まれた

監視社会実現のための出会いの場


今日は「ハイランド・グループ 」?

そうだ。トランプ政権を支配するアメリカ宇宙軍の上にいて、ACIOの下にいるのがハイランド・グループ。 (2026/01/30 時事ブログ)またの名を「ハイランズ・フォーラム」。

なんで、2つも呼び名があるの?

その質問に答える前に、まずは、ハイランド・グループの誕生から話すとしよう。911以降のアメリカは「対テロ戦争」の名目で、イスラム圏への軍事侵攻と、国民の大規模監視に力を入れてきたのは知っての通りだ。この方向性を作ったのが・・。

ハイランド・グループ

そう、彼らが、国民のまったく預かり知らぬところで、密かにアメリカを「監視社会」へ誘導してきた。

ハイランド・グループの創設に、国防高等研究計画局(DARPA)が関与していることから分かるように、彼らは「完全監視社会」の実現を目指しています。2025/09/27時事ブログ

Wikimedia_Commons[Public Domain]

DARPAが出てきたよ! DARPAと言えば、コロナワクチンに入れられたハイドロゲルを作ったところだよね。脳細胞に組み込まれると、マイクロレシーバーになって、外から操られてしまうと言う。(2021/10/04時事ブログ

ああ、そういう怪しいことをやっているのがDARPAだ。クリントン政権の1994年、国防長官ウィリアム・ペリーが、ペンタゴン長官室(OSD)、ペンタゴン戦略計画局(ONA)と協力して、DARPA主導でペンタゴン内に設立したのが、「ハイランド・グループ」とある。INSERGE Intelligence

ウィリアム・J・ペリー
Wikimedia_Commons[Public Domain]


1994年にできたんだ。911は2001年だから、7年前からすでに監視社会の青写真が作られていたのか。

そして、監視社会の始まるきっかけとなったのが911。だが、ペンタゴンだけでは、監視社会の実現は難しい。優秀な企業の助けが必要だ。では、ペンタゴンの軍人や政治家をどうやって、企業やメディアと引き合わせるか?

目的が目的だからね、あまり、大っぴらにできないよね。

そうだ、軍人や政治家が、企業と非公式に出会えるような場が必要。それを提供するのが、ハイランド・グループの役割だった。INSURGE intelligence

なるほど、監視社会実現のための出会いの場か。で、どんな企業が出会いに来たの?

ランド研究所ブーズ・アレンシスコ、グーグル、IBM、マイクロソフト、AT&T、GE。メディアでは、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、BBC、UPI、ニューズウィーク。(INSERGE Intelligence

ランド研究所本部
Author:Coolcaesar[CC BY-SA]

グーグル、マイクロソフト・・。

しかし、お見合いはできても、秘密にしづらい。というのも、「ハイランド・グループ」のような非政府団体が、ペンタゴンの中で政治家や軍人との会議を開く場合、連邦諮問委員会法(FACA)によって、国民に内容を公開しなければならないから。

それは困る。監視社会を作ろうとしているのがバレちゃう。

そこで1998年、ハイランド・グループはペンタゴンから飛び出した。名称も「ハイランズ・フォーラム」と変え、ペンタゴン向けのコンサルタントを標榜する「知的資本ベンチャー企業」、「CIAのベンチャーキャピタル投資会社」として。

2つの名前は、そういうワケだったのか。

民間企業になってからも、これまで通りペンタゴンの支援を受けながら、政府や軍の要人、諜報機関が、民間企業と自由に会うことができるようになった。

これで、やりたい放題になったね。

ハイランズ・フォーラムの共同議長たち


ところで、ペンタゴンの「ネット評価局(ONA)」は、ペンタゴン最強とか、最も謎めいて影響力のある部署だと言われるが、1973年〜2015年、93歳で引退するまでONAの局長を務めていたのが、アンドリュー・マーシャル。INSERGE Intelligence

アンドリュー・マーシャル(1921 –2019)
Wikimedia_Commons[Public Domain]

彼は、ハイランズ・フォーラムの共同議長だった。

ほお!

そう、「伝説の戦略家」とされる故アンドリュー・マーシャル元国防総省総合評価局(ONA)局長だ。2019年3月に97歳で亡くなった同氏は、93歳まで42年間にわたって(ニクソン政権からオバマ政権まで)8代政権のONA局長を務めた、まさに伝説的な戦略家である。映画「スターウォーズ」に登場するジェダイ最高評議会の長老的存在である叡智を備え、戦闘技術に長けたヨーダを模して「ペンタゴンのヨーダ」と呼ばれた。

ペンタゴンのヨーダ! 知恵者ってことだね。

どんな知恵者だったかは、ヨーダの弟子を見ればわかる。ディック・チェイニー副大統領、ドナルド・ラムズフェルド国防長官、ポール・ウォルフォウィッツ国防次官。

うわあ〜! ネオコン一家だ〜!

さらに、ハイランズ・フォーラムの第三の共同議長になったのが、国防高等研究計画局(DARPA)局長、アンソニー・J・テザー。INSERGE Intelligence

アンソニー・J・テザー
Wikimedia_Commons[Public Domain]

出た、DARPA!

実のところ、イーロン・マスクやピーター・ティールなどの人物の背後にいたのはDARPAでした。そしてDARPAの背後には、世界規模で情報を支配するメカニズムとしての「大規模監視」というアイデアを育む上で重要な役割を果たしてきた「ハイランド・フォーラム」という組織が存在しています。アンドリュー・マーシャルは2019年3月に亡くなっていますが、彼が「ハイランド・フォーラム」を運営していました。ここに手を出せれば、ディープステートを壊滅させることができます。

「ここに手を出せれば、ディープステートを壊滅させることができます。」?!

水面下に潜った全情報認識システム(TIA)


DARPAで新設されたのが、国内監視を行う、「全情報認識システム(Total Information Awareness):TIA」。ここの責任者に選ばれたのが、ジョン・ポインデクスター。イラン・コントラ事件で有罪になり、その後、無罪になった男だ。

ジョン・ポインデクスター
Wikimedia_Commons[Public Domain]

知ってる! 映像配信でお勉強した。

しかし、TIAの存在を知った国民は反発し、議会は行動を起こした。議会はTIAの予算を削減し、プログラムは停止した。しかし、TIAの中核部分は、DARPAからNSAの管轄へ移行して水面下に潜った。INSERGE Intelligence

残念! なくならなかったんだ。そう言えば、スノーデンが暴露したXKeyscore(エックスキースコア)も、ここから生まれたの?

Wikimedia_Commons[Public Domain]

ああ、エックスキースコアは、ハイランズ・フォーラムのパートナーで防衛請負企業のSAIC(Science Applications International Corporation)と、NSA(国家安全保障局)が、共同開発した監視システムだ。ポインデクスターがDARPAで開発した「全情報認識(TIA)」が元になっている。(INSERGE Intelligence

SAICとNSA、きっと、ハイランズ・フォーラムで出会ったんだよ。

スノーデンのおかげで現在判明しているのは、NSAのエックスキースコア搾取システムが、電子メール、オンラインチャット、閲覧履歴といったインターネットデータベースだけでなく、電話サービス、携帯電話音声、金融取引、世界的な航空輸送通信―つまり実質的に全世界の通信網全体―を検索できるように設計されていたことである。

ちなみに、ジョン・ポインデクスターは、DARPAを退職後、SAICで高い役職についた。(STRATEGIC FINANCIAL

ごほうびだね。

グーグル誕生に関与した者たち


そしていよいよ、物語の要となるグーグルの登場だ。

グーグル…はペンタゴン、すなわちCIA、NSA、DARPAからの多額の創業資金と監督によって実現された。INSERGE Intelligence

Author:Anthony Quintano[CC BY]

グーグルは実際、米軍産複合体の背後に潜む、煙幕だと言われる。(The Millenium Report

煙幕の中に隠れているのは、ハイランズ・フォーラムだね。

そうゆうこと。グーグルを生んだスタンフォード大学は、1990年代からずっと、ペンタゴンの軍事諜報のために働いて、DARPAから資金をもらっていた。スタンフォードの二人の学生、セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジも、グーグルの検索エンジン開発のために、資金をもらっていたのが1994年頃。1994年はハイランズ・フォーラムが設立された年だ。(The Millenium Report

セルゲイ・ブリン
Author:Joi Ito[CC BY]

偶然じゃないね。グーグルにもハイランズ・フォーラムが絡んでいるのか。

セルゲイ・ブリンは、開発の進行状況を学外の二人、防衛関連企業MITRE社勤務のトゥライシンガム博士と、CIAのスタインハイザー博士に定期的に報告していた。このおばちゃんがトゥライシンガム博士。

Author:Dr. Bhavani[CC BY-SA]
合成? AI?

いや、本物の写真だと思うが、この化粧はなんとかしてほしいものだ。

ハハ!

トゥライシンガム博士は、防衛関連企業MITRE社で、NSAやCIAの情報技術の研究プロジェクト「大規模デジタルデータシステム(Massive Digital Data Systems):MDDS」の責任者を務めていた。

NSAやCIAの研究をしていたんだね。

トゥライシンガム博士は、この、NSAとCIAの共同プログラム「MDDS」が、セルゲイ・ブリンに資金を提供したと述べている。金額は、年間300万~400万ドル(4〜6億円)で2年間。INSERGE Intelligence

4〜6億円を2年間? CIAとNSAがグーグル誕生を助けたのは明らかだね。

グーグルは生まれた時から、あっち側のツールだったんだよ。

ますます、信用できない。

もう1人、グーグル誕生に関わった女性がいる。アニタ・K・ジョーンズ博士。彼女の経歴もなかなかだぞ。

アニタ・K・ジョーンズ博士 (1993)
Wikimedia_Commons[Public Domain]

ブリンらがグーグル検索エンジンを作っていた1994〜1996年頃、アニタ・K・ジョーンズ博士はDARPA長官(1993〜1997年)とハイランズ・フォーラム共同議長(1995〜1997年)を務めている。

おおう!

1993年、アニタ・K・ジョーンズ博士は、MITRE社の理事兼取締役も務めていた。1987〜1993年、彼女は ハイランズ・フォーラムのパートナー、SAICの取締役も務めていた。ブリンらに、MITRE社のMDDSプログラムが資金提供し始める直前の1993年、彼女はタイミング良くDARPA長官に就任し、グーグル検索エンジンが仕上がる1997年までその職を務めた。

まさに、グーグルのためにDARPAに移動したのか。

そして、トゥライシンガム博士らが、 グーグル検索エンジンのテロ対策への応用についてDARPA と話し合っていた時期、アニタ・K・ジョーンズ博士はDARPA所長で、ハイランズ・フォーラム共同議長でもあった。INSERGE Intelligence

つまり、グーグルの検索エンジンをテロ対策、つまり大規模監視に使うという話が、開発中からあって、それを進めていたのがアニタ・K・ジョーンズ博士。

そうゆうこと。アニタ・K・ジョーンズ博士は他にも、CIAが運営する技術系ベンチャーキャピタルファンド「イン・キュー・テル」の取締役も務めている。

なんか、この人、ハイランズ・フォーラム系企業の管理職ばかり、渡り歩いている。

さぞかし、いい暮らしをしているであろう。この記事が、彼女のことをユーモラスに書いている。

アニタは、諜報コミュニティの飛び石遊びの女王だった ― MITRE > SAIC > DARPA > ハイランズ・フォーラム > CIA。むしろアニタを、「諜報コミュニティの永遠のパーティーガール」と呼ぼう。

アハハッ!

アニタ・K・ジョーンズ博士を見てたら、よくわかる。DARPA、MITRE社、SAIC、CIA、NSAはみんな、ハイランズ・フォーラムを介して一つにつながっている。
そして、その上には宇宙技術ディスクロージャーを語るACIOがいる。その上にはガエターニ家がいる。さらにその上にマッシモ家がいる。

はあ〜、果てしないね。この構造を崩すには、どうすればいいんだ?

「人間白アリ」の駆除業者に頼むしかないな。


Writer

ぴょんぴょんDr.

ぴょんぴょん

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)


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