[マスコミに載らない海外記事 他]ロシアのトルコ領空“侵犯”は、トルコが国境を“移動させた”せい 〜ロシア戦闘機のトルコ領空侵犯はデマ〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 メディアはもちろんのこと、ブログ上でも国際ニュースに関して、まともな情報はまずありません。この記事でもまったくトンチンカンな説明をしています。これが日本の情報収集能力の限界なのかと思うと残念な気がします。
 下の記事は、そうした中で、数少ない真実を伝えている“マスコミに載らない海外記事”のものです。管理人の方は、このような貴重な情報を無償で翻訳してくれており、その努力には頭が下がります。
 記事を見ると、ロシア戦闘機のトルコ領空侵犯はデマだということがわかります。これまでアメリカの有志連合が支援して来たISISの潰滅を防ぎたいということから、トルコ空軍がこうした暴挙に及んだのかも知れませんが、実際には、何とかして全面戦争に持ち込みたいということではないかと思います。
 しかし、スプートニクを見ても、今のところこの事件は出てきていません。ロシア側は事件を黙殺する可能性があります。現在トルコでは、おそらく偽旗と思われるテロ事件が発生しており、エルドアン政権は今後危機に陥ると思われます。
 トルコでのテロ事件の真相ははっきりとしませんが、中東は激動の状態に入ったようです。
(竹下雅敏)
編集長付記)
真実を探すブログのトップ画像ですが、どうやら2012年の段階でネットに公開されているようです。
https://kaddafie.wordpress.com/2012/01/21/sabri-reyiz-vol-3/

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【速報】トルコ軍が領空侵犯したロシア軍のMig-29戦闘機を撃墜か?
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。


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ロシアのトルコ領空“侵犯”は、トルコが国境を“移動させた”せい
転載元より抜粋)
SyrianFreePress 2015年10月6日
覇権選択: トルコとNATOと、戦争への道

ロシア戦闘機の一機が、作戦行動中、実際僅かに国境を越えた可能性はある。しかしアメリカ軍当局とトルコの上記“侵犯”主張の本当の理由は、トルコが一方的にトルコ-シリア国境を5マイル南に“移動した”せいだ。

シリアの防空ミサイルが、シリア領空に迷い込んだトルコ戦闘機を撃墜した2012年6月以来、トルコは、シリア内5マイルの緩衝地帯を維持している。当時施行された改訂交戦規則のもとでは、トルコ空軍は、トルコ国境の5マイル以内に入るあらゆる標的を、敵と見なし、しかるべく行動することになっている。

もしシリアの交戦規則が、その北部国境を黒海にまで“移動”させれば、東トルコのあらゆる航空機はシリア領空侵犯になってしまうではないか? 誰もそのようなたわ言はうけいれないが、それが、このアメリカ-トルコのたわ言など決して受け入れてはならない理由だ。ロシア航空機はトルコが“新たに”決めた国境ではなく、正統な国境のみを尊重すべきなのだ…

thumbs_b_c_628381dbed82ca43a012d7c43d9f6113地図は、下記のトルコのウェブサイトに掲載 http://www.aa.com.tr/tr/dunya/guvenli-bolgenin-cercevesi-netlesiyor/110451


シリアのロシア航空機が“トルコ領空を侵犯”と通信社は現在伝えている。しかし、より早い時期の報道は、この主張は間違っている可能性があり、アメリカが、トルコに、こうしたプロパガンダをするよう強要したのだ。

ロイター (2015年10月5日 月曜 午前7:54 BST): ロシア戦闘機が領空侵犯したとトルコ
土曜日、ロシア戦闘機一機が、シリア国境近くでトルコ領空を侵犯し、トルコ空軍が、二機のF-16戦闘機が迎撃するために緊急発進させた、と月曜日に外務省は述べた。電子メールの声明によれば、外務省は、侵犯に抗議するため、ロシア大使を召喚した。トルコは、ロシアに、そのような侵犯を繰り返すことを避けるよう強く求め、さもなくば“何か望ましからぬ出来事が起きた場合は、ロシアの責任になると主張した。”

ロシア航空機が“トルコ国境内、5マイルを飛行し、トルコ領空に侵入した可能性がある”というが、それがどうして本当の領空侵犯になり得るだろう。ロシア戦闘機はシリア領空を飛行していたのだ。

事実は、ロシア機が国境のすぐ近くを飛行し、トルコが支援している反シリア政府戦士の拠点を爆撃したのだ。彼らには、そうするだけの十分な理由がある。

北部ラタキア州の山岳地帯の町は、人々や貨物をトルコとシリア間の密輸の主要経路で、アメリカが率いる欧米と中東諸国のシリアの友集団によって、シリア反政府派に出荷されている兵器の主要搬入地点として機能していると報じられている。

飛行機が、緊急事態や、他の突発的な情況のため、時にトルコ側にわずかばかり入り込んだからといって、NATO-ロシア戦争を始める十分な理由になるわけでもない。アメリカ、フランス、イギリスとヨルダンが、ISIS爆撃を装って、年中シリア領空域を侵犯していることを指摘しなければならないのだろうか? トルコが、イラク政府の許可無しに北イラクのPKKを爆撃していることを? イスラエルが、年中レバノン領空を侵犯しているのはどうだろう?

しかし、これは実際、一体何がねらいなのだろう?

記事原文のurl: https://syrianfreepress.wordpress.com/2015/10/06/turkey-moved-border/

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