注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

ジュンク堂書店難波店で、すごいフェアが始まっています!「店長本気の一押し
— ころから (@korocolor) 2014年12月26日
STOP!ヘイトスピーチ、ヘイト本」 pic.twitter.com/Z9uoa98Liz
ジュンク堂にこの人ありと言われた難波店の福嶋聡店長が『NOヘイト!』を激賞してくださっている。どんな著名人の書評よりうれしい。5年くらい前にイベントさせてもらったけど覚えてらっしゃるかな。
— 鰯(永遠のスイミー) (@sardinian1979) 2014年12月25日
福嶋聡コラム 本屋とコンピュータ 第147回 http://t.co/Aqgrc9ezim
百田のコピペ本騒動をしっておきながら、こんなツイートをしてしまう紀伊國屋書店 新宿本店やばいな。上からの指示なのか知らないけど、本屋が無断転載、無断引用の疑いが非常に高いコピペ本を作った主犯を招き、そのサインを有難がる。世の中舐めてますね普通に。#日本国記 #紀伊国屋 https://t.co/vEvJU9jEbG
— マゴン (@magon94503826) 2019年1月1日
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ジュンク堂書店難波店が「店長本気の一押し STOP!ヘイトスピーチ、ヘイト本」というフェアをやっているというものです。今時の書店では判で押したように、頭ツルツルのあべ友本が所狭しと積まれていることが多いですが、それを思うと異例の風景です。
ネット上では好意的なツイートが多く、書店の物量作戦のヘイト本にウンザリしている消費者も多いのでしょう。
この福嶋店長さんは知る人ぞ知る伝説の店長らしく、2014年のブログを拝見すると「嫌中憎韓」という造語とともに盛んに出回り始めたヘイト本を、日常の仕事として「書店の目立つ場所に展示する」ことへの違和感に理解を示されています。
今回のフェアで平積みにされている一つは「NO!ヘイト」という本で、書店員や出版社、業界内部からヘイト本の製造責任を問うている書物です。書棚がヘイト本に埋め尽くされること自体が、訪れた市民に嫌中僧韓を煽るものだと抵抗を感じる書店員に対し、表現の自由だ、売れ行きが良いのだから構わない、という反論もあります。
このような中で福嶋店長は、自らはヘイトもヘイト本も大嫌いだとしながらも、そのような批判すべき本を書棚から外すということはしない、と断言されていました。ヘイト本が溢れる現状を隠したところで、その事実が無くなるわけではなく、むしろそうした批判すべき本を読んでみる必要があるとさえ語られました。それだからこそ、この度のフェアにも、ヘイト本とされるものが一緒に並んでいるのでしょう。
2014年のブログから現在に至るまで、今も変わらず書店は言論操作の手段にされっぱなしです。
福嶋店長の「ヘイト本を並べる書店員もヘイトの当事者であり、時に加害者でもある」という当時の言葉そのままに、今回のフェアに繋がったのだろうと想像しました。
本を商売の道具としない書店があるのは、とても幸せなことです。