サウジアラビアの情報筋が、同国の王室内で二派に別れての内部分裂が起きていることを明らかにしました。
アルアーラム・チャンネルが、情報筋の話として伝えたところによりますと、サウジアラビアは事実上2つに分裂しており、国王の子弟や皇太子らがそれぞれ国家の一部を掌握し、政治を行っているということです。
サウジアラビア国王の息子の1人、モトアブ・ビンアブドッラー・ビンアブドルアジズ王子は、首都リヤドそして、紅海沿岸の町ジェッダにある国王の夏の保養地と、メディナ、メッカ、マクラマ、ターイフなど、ヒジャーズ地方の重要都市を初め、サウジアラビアの人口の半分以上が集中する南西部の重要な宗教都市アブハを管理し、国王が死去した場合の後継者争いに向けた準備を整えています。
一方で、先日死去したナーイフ皇太子の息子のムハンマド・ビン・ナーイフ氏も、首都リヤドを管理するとともに、特にサウジアラビア東部の産油地域における影響力を手中に収めようとしています。
しかし、最大の問題は、現在のサルマン・ビン・アブドルアジズ皇太子で、彼はサウジアラビア国防省を管轄しているものの、慢性的な病気により頻繁にアメリカ・ニューヨークに赴いており、自身の病気以外の問題を管理する余裕がない状態にあります。
この報道によりますと、サウード家内で権力争いを巡る二極分化が深刻化しており、その影響はサウジアラビアの聖職者らにも及んでいるということです。
サウジアラビアのワッハーブ派イスラム教徒は、ムハンマド・ビン・ナーイフ氏を、また旧来の聖職者らはモトアブ・ビン・アブドッラー王子を支持しているのが現状です。
サウジアラビアでは、アブドッラー・ビン・アブドルアジズ国王が表に出ないことから、クーデターが勃発する可能性の噂が広まっています。
一部の情報筋は、問題は非常に複雑化しており、わずかな火花の飛散によりサウジアラビア全体が激変する可能性があり、サウジアラビアの今後は予断を許さないとしています。
3.11以降、情報の海の中から正しいと思われるものを選択し、ブログ上で発信してきましたが、今では私が取り上げた情報のほとんどが正しいものであったことがわかると思います。このつまらない記事もその一つです。私の情報に根拠がないと思われるなら単に参考として見てもらえれば良い。いずれ誰が正しい情報を出しているのか、わかる日が来るでしょう。
ブログ上では私が伝えたい事を暗示するような方法もとっています。
2011年9月1日の“ジャバ・ザ・ハット野田”などはそうした例のひとつです。今となっては、このブラックユーモアが、素直に笑えないほど、この記事が本質をついていることがおわかりかと思います。