「イスラエルはユダヤ人虐殺への反動で建国された」「ユダヤ人は紀元70年に追い出された土地に戻るだけ」「パレスチナの地は誰もいない空いている土地だった」「イスラエルは中東唯一の民主主義国家」など、イスラエルの入植を正当化する言説に次々反論しています。現実に起こっているのはイスラエルの「植民地主義、土地の略奪、そして民族浄化」。アメリカはイスラエルを軍備支援し、ヨーロッパの軍需産業がイスラエルの軍需産業に協力し、財政支援をしている。それは民主主義のためではなく石油の「地区警察官」にするためだとあります。
「これを止める唯一の方法は、すべての人々、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、中東など、各地の市民の圧力です。イスラエルの共犯である政治的指導者への圧力です。真実を言わないメディアへの圧力です。(中略)各自が情報提供を行い、メディアの嘘やイスラエル正当化の神話の仮面を剥いで真実を明らかにするのです。」10年以上も前からこのように訴えていました。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
これは、欧米のシオニスト・メディアによる世界規模のマインド・コントロールについての記事です。
ベルギー人のジャーナリスト、ミシェル・コロン氏の「反イスラエル」の主張です。あくまでも、「反ユダヤ主義」ではないことに注意してください。
「反ユダヤ主義」は、イスラエルの犯罪行為を非難する人がいた場合、すぐに「お前は反ユダヤ主義者だ」とレッテルを貼って、封じ込めるために、シオニスト側(=イスラエル側)が作った言葉です。
欧米のメディア(日本の一部のオピニオン誌でさえも)は、シオニズムをユダヤ主義と対比させて論じることがあるようです。
ユダヤ主義が、メシアの到来を希求するという神学的な教義を柱としているのに対して、シオニズムのほうは、無神論的、脱宗教的な社会主義、民族主義的な政治的イデオロギーに過ぎないのに、これを同日に論じること自体がペテンなのです。
しかし、欧米のシオニスト・メディアは、それをやり続けています。
彼らのせいで、おそらく何十万人、いや何百万人もの人々の命が奪われてきたことでしょう。
この「反ユダヤ主義」の「ユダヤ」とは、もともとパレスチナ地方でパレスチナ人と融和して暮らしていた正統派ユダヤ教徒のことではなく、欧米列強の利害と作為によって、イスラエルに入植させた側の人間たち=シオニストのことです。
シオニスト側が「反ユダヤ主義」という言葉を持ち出すときは、「正統派ユダヤ教徒」の思想が、原理主義的で危険なものであるかのように印象付けようとする場合です。
ミシェル・コロン氏が、この動画で主張しているのは、世界中に散らばっているシオニストのうち、イスラエルの政府と軍隊に限定しているので、「反イスラエル」と言っているのです。
欧米のメディアは、反ユダヤ主義という言葉を使って、シオニズムの正体を必死に隠し続けているのです。
それは多国籍企業からの広告費を失なわないためばかりでなく、自分の快適な職も失いたくないからです。
いろいろ理屈を言ったところで、たったそれだけ。動機は「金」。
どこの国も究極は同じです。
この主張を広めるために活動している組織がサイモン・ヴィーゼンタール・センター(Sion Wiesenthal Center)です。
サイモン・ヴィーゼンタール・センターは、反ユダヤ主義、(ユダヤ人に対する人々が持つ)嫌悪の感情、テロなどに直面しながらも、人権と人間の尊厳を促進し、イスラエルと共に立ち、世界中のユダヤ人の安全を守り、将来の世代のために、ホロコーストの教訓を教え説いているグローバルなユダヤ人の人権機関です。
この「イスラエルに関するメディアの10の嘘」については、Sion Wiesenthal Centerが、英語、フランス語、スペイン語、スウェーデン語、ロシア語、ドイツ語、ポーランド語、中国語に翻訳されて、ネットではpdfファイルとして、一般にはパンフレットとして印刷され、大学を始めとするさまざまな機関で配られています。
(中略)
原本で「10の嘘」のひとつずつについて読みたい方は、こちからダウンロードしてください。
記事中の画像、色地の囲み記事は、管理人が補足説明のために入れたものです。
(中略)
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