アーカイブ: 調和純正律で遊ぼう(’20/8〜)

調和純正律で遊ぼう ~第9回 調和純正律で曲を演奏する(3)〜補足(オクターヴと経脈、テンポの調整)

 竹下氏が開発した音律「調和純正律」で曲を演奏する方法を紹介してきました。
 前回は、鍵盤で弾く、あるいはネット上にあるMIDIデータを編曲ソフトに読み込ませる、といった形での演奏の方法を紹介しました。今回は、前回までで説明できなかった周辺事項を説明します。
 段々話題がマニアックになってきて、あまり関心のない読者の皆様には申し訳ないです。ただ、絶対テンポ116の話など、所々に小ネタを入れていますので、都合よく拾い読みしていただければ幸いです。

 さて、本時事ブログでおなじみのぴょんぴょん先生から、演奏成功の報告コメントをいただきました。ありがとうございます。あのUbuntu(Linux環境)で演奏を成功したということや、疲れたときに演奏を聴いた時の感想など、かなり貴重なレポートです! この場を借りて紹介させていただきます。
(るぱぱ)
————————————————————————

第9回 調和純正律で曲を演奏する(3)〜補足(オクターヴと経脈、テンポの調整)


オクターヴと経脈


オクターヴで変わる経脈への作用

調和純正律は音のオクターヴ(音の高低)によって、身体への作用が異なります。次の映像をご覧ください。



第4回では、調和純正律の十二音階は「十二経脈」とよばれる、身体の気のルートに対応することを説明しました。実は、次のように、オクターヴによって作用する経脈は異なっています。

↑高音
A7 〜 G#8:
 月の十二経脈(副交感神経系) 男性なら右半身 / 女性なら左半身
A6 〜 G#7:
 月の十二経脈(副交感神経系) 男性なら左半身 / 女性なら右半身
A5 〜 G#6:
 太陽の十二経脈(交感神経系) 男性なら右半身 / 女性なら左半身
A4 〜 G#5:
 太陽の十二経脈(交感神経系) 男性なら左半身 / 女性なら右半身
↓低音

この性質を利用すると、次のように音域を選ぶことで、状況に応じた演奏を行うことができます。

交感神経系を優位にしたい状況(活動的な時間や場所):
 A4 から G#6 の音が多く含まれるように曲を演奏する
副交感神経系を優位にしたい状況(リラックス向きの時間や場所):
 A6 から G#8 の音が多く含まれるように曲を演奏する

※経脈への作用と適した目的の関係については、アージュナー・チャートの効果と飾り方の説明も参考になります。

例えば、2020年9月30日の竹下氏の記事では、完全にリラックスしている小動物の出す波動が、月の十二経脈を活性化することが示されました。A6以上の高い音で演奏をすれば、このような効果を、音楽を通じてもたらすことができます。

ただ、実際のところ、パソコンで鳴らした高い音を聴いてリラックスできるかというと、耳障りで安らぎどころではないというのが正直な感想です。優れたシンセサイザーや、高性能のアンプやスピーカーを用いると、どのような体感になるか興味深いところです。


» 続きはこちらから

調和純正律で遊ぼう ~第8回 調和純正律で曲を演奏する(2)〜曲の演奏

 竹下氏が開発した音律「調和純正律」で曲を演奏する方法を紹介しています。
 前回は、LMMSという編曲ソフトとサウンドフォントの導入を行いました。今回はこれらを用いて曲を演奏する方法です。
(るぱぱ)
————————————————————————

第8回 調和純正律で曲を演奏する(2)〜曲の演奏


前回「調和純正律で曲を演奏する」方法には、次の2つがあると説明しました。

 1. 自分で鍵盤を弾いて演奏する
 2. ネット上にある曲データを、編曲ソフトに読み込ませて演奏する

このうち、手順が簡単な1.の方を先に説明します。キーボードを持っていない方は、次の1.の章は読み飛ばしてください


1. 自分で鍵盤を弾いて演奏する方法


まずはキーボードをパソコンに接続します。お使いのキーボードによって、次の2つのいずれかの方法で接続します。

方法1)USBケーブルで直接接続する方法


方法2)USB-MIDIインターフェイスケーブルを使って接続する方法
(写真左のUSBケーブルは、あくまで電源供給用です)


そして、LMMSで前回保存したプロジェクトを開く手順を行ってください。

次に、MIDIキーボードを使用するための設定を行います。「ソングエディター」ウィンドウの Phula-SteinwayD274-HPI (次の画像の1.)をクリックしてください。下に鍵盤の付いた「インストゥルメント・エディタ」(次の画像の2.)が開きます。



上のキーボードのアイコンをクリックしてください。



» 続きはこちらから

調和純正律で遊ぼう ~第7回 調和純正律で曲を演奏する(1)〜LMMSとサウンドフォントの導入

 前回までで、調和純正律と、この音律を応用したチャクラやサブ・ドーシャに働きかける和音を紹介してきました。
 今回からいよいよ、調和純正律の曲をパソコンで再生する方法に入ります。
 なお、当初は東洋医学セミナー受講済みの方のみ調和純正律が使える形を考えていましたが、検討の結果、すべての方に調和純正律のピアノを楽しんでいただけるようにしました。
(るぱぱ)
————————————————————————

第7回 調和純正律で曲を演奏する(1)〜LMMSとサウンドフォントの導入


これから3回に渡って、調和純正律で曲を演奏する方法を説明します。本来は理屈から入りたいところですが、これまで散々説明の回が長引いています。そのため、手っ取り早く演奏する方法を先に紹介し、後で理屈を説明する形をとります


必要なもの


調和純正律で曲を演奏するのに必要なものは次のとおりです。

 1.パソコン(Windows、Mac、またはLinux)
 2.無料の編曲ソフト「LMMS
 3.「サウンドフォント」と呼ばれるデータ
 4. 必要であれば、MIDI出力対応の電子キーボード、または「MIDIキーボードコントローラ」(鍵盤を弾いて演奏したい方のみ)

上の4.について少し説明します。「調和純正律で曲を演奏する」には

 · ネット上にある曲データを、編曲ソフトに読み込ませて演奏する
 · 自分で鍵盤を弾いて演奏する

という2つの方法があります


自分で鍵盤を弾いて演奏する場合

後者の方法で楽しみたい場合は、MIDI出力対応の電子キーボード、または「MIDIキーボードコントローラ」が必要です。

49鍵のMIDIキーボードコントローラ「Roland A-500S」
(新品の実売価格は1万円前後)

パソコンとUSBケーブルで繋ぐだけで使える


キーボードの選び方についてはネットで検索してみてください。基本的には、鍵盤数の違いにより、サイズと価格が違ってきます。

大きくて高価なものは困るが、ある程度いろいろな曲を楽しみたいという場合は49鍵のものがおすすめだと思います。このクラスは、新品なら約1万円、中古なら約5千円で手に入ります。

ただし、49鍵で色々な曲を演奏していると、「鍵盤が足りない!」とストレスを感じる曲も割と出てきます。(戦場のメリークリスマスなど)大抵のMIDIキーボードは次の写真のような「オクターヴシフト」ボタンがついていますので、音の高低を途中で切り替えて、何とか弾くということになります。


このような不便さを避けたい場合は、せめてひとつ上の61鍵のほうが良いと思います。

» 続きはこちらから

調和純正律で遊ぼう ~第6回 サブ・ドーシャを誘導する和音

 前回はチャクラに作用する和音を紹介しました。
 今回は引き続いて竹下氏が発見した、サブ・ドーシャを誘導する和音を紹介します。調和純正律による調律が必要な点など、注意点は前回の「チャクラに作用しない場合」と同じです。
(るぱぱ)
————————————————————————

第6回 サブ・ドーシャを誘導する和音


サブ・ドーシャについて


ドーシャとは、インドの伝承医学アーユルヴェーダにおける概念であり、サブ・ドーシャは「ドーシャ」を5つに分類したものです。詳しくは、次の記事・映像配信をご覧ください。

・その他、時事ブログのアーユルヴェーダ解説記事
 
「東洋医学セミナー」では、ドーシャを含めたアーユルヴェーダの深い知識を学べます。また、ムドラー(手印)を用いて特定のサブ・ドーシャを活性化したり、症状の原因となっているサブ・ドーシャを診断する技法を伝えています。関心のある方は、中級コースの第5巻から第9巻をぜひご受講ください。



サブ・ドーシャを誘導する和音


次の映像を再生すると、サブ・ドーシャを誘導する和音を聴くことができます:



誘導するサブ・ドーシャと和音の対応をまとめた表は次の通りです:

チャクラ
ピッタ
神経叢(吸収)
太陽のヴァータ
神経叢(放出)
カファ
脊髄(吸収)
月のヴァータ
脊髄(放出)
ムーラーダーラ
パーチャカ
B♭4
E5 
アパーナ
B♭5
E6
クレーダカ
B♭6
E7 
デヴァダッタ
B♭7
E8
スワーディシュターナ
ランジャカ
D5
D#6
サマーナ
D#5
D6
ボーダカ
D7
D#8
クリカル
D#7
D8
マニプーラ
アーローチャカ
C5
B5
プラーナ
B4
C6
アヴァランバカ
C7
B7
クールマ
B6
C8
アナーハタ
サーダカ
G#5
C#6
ウダーナ
C#5
G#6
タルパカ
G#7
C#8
ナーガ
C#7
G#8
ヴィシュダ
ブラージャカ
A5
G6
ヴィヤーナ
A4
G5
シュレーシャカ
A7
G8
ダナンジァヤ
A6
G7 
 

次回は、いよいよ調和純正律を用いてパソコン上で曲を演奏する方法に入ります。


この記事は、シャンティ・フーラによる執筆記事です。音楽の分野に詳しい方におかれましては、もし間違いや説明上改善すべき点などがありましたら、ご指摘やご意見をいただければ幸甚です。ぜひ、こちらのコメント欄にフィードバックをお寄せください。



調和純正律で遊ぼう ~第5回 チャクラに作用する和音

 前回は、調和純正律を紹介しました。
 今回は、本連載の過程でチャクラに作用する和音を竹下氏が発見しましたので、これを紹介します。これらの和音をチャクラに作用させるには、調和純正律による調律が必要です。ただし、主音階(「ド」など変化記号を伴わない階名の音)だけを使う和音に関しては、純正律イ長調の主音階で作用させることができます。
(るぱぱ)
————————————————————————

第5回 チャクラに作用する和音


チャクラについて


チャクラについては、次の記事・映像配信・セミナーをご覧ください。
 
チャクラと波動測定
幸せを開く7つの扉(1)ガヤトリーマントラと7つのチャクラ
東洋医学セミナー補講「体外のチャクラ」
 
また、「東洋医学セミナー」では、チャクラの深い知識に加え、カードやムドラー(手印)を用いて特定のチャクラを活性化する技法を学べます。関心のある方は、初級コースの第9回から第11回をぜひご受講ください。




体表・体外のチャクラに作用する和音


次の映像を再生すると、体表・体外のチャクラに作用する和音を聴くことができます:



作用するチャクラと和音の対応をまとめた表は次の通りです:

チャクラ
体表(吸収)
体表(放出)
体外(吸収)
体外(放出)
ムーラーダーラ
ド・ミ・ソ (A)
 A4 
 C#5
 E5 
ド・ミ・ソ (A)
 A5 
 C#6
 E6
ド・ミ・ソ (A)
 A6 
 C#7
 E7
ド・ミ・ソ (A)
 A7 
 C#8
 E8
スワーディシュターナ
レ・ファ・ラ (Bm)
 B4  
 D5  
 F#5  
レ・ファ・ラ (Bm)
 B5  
 D6  
 F#6
レ・ファ・ラ (Bm)
 B6  
 D7  
 F#7
レ・ファ・ラ (Bm)
 B7  
 D8  
 F#8
マニプーラ
ミ・ソ・シ (C#m)
 C#5 
 E5  
 G#5 
ミ・ソ・シ (C#m)
 C#6
 E6  
 G#6
ミ・ソ・シ (C#m)
 C#7
 E7  
 G#7
ミ・ソ・シ (C#m)
 C#8
 E8  
 G#8
アナーハタ
ファ・ラ・ド (D)
 D5  
 F#5
 A5  
ファ・ラ・ド (D)
 D6
 F#6
 A6  
ファ・ラ・ド (D)
 D7  
 F#7
 A7
ファ・ラ・ド (D)
 D8  
 F#8
 A8  
ヴィシュダ
ソ・シ・レ (E)
 E5  
 G#5
 B5  
ソ・シ・レ (E)
 E6  
 G#6
 B6  
ソ・シ・レ (E)
 E7  
 G#7
 B7  
ソ・シ・レ (E)
 E8  
 G#8
 B8  
アージュナー
ラ・ド・ミ (F#m)
 F#5 
 A5  
 C#6
ラ・ド・ミ (F#m)
 F#6
 A6  
 C#7
ラ・ド・ミ (F#m)
 F#7
 A7  
 C#8
ラ・ド・ミ (F#m)
 F#8
 A8  
 C#9
サハスラーラ
シ・レ・ファ (G#dim)
 G#5 
 B5  
 D6  
シ・レ・ファ (G#dim)
 G#6
 B6  
 D7  
シ・レ・ファ (G#dim)
 G#7
 B7  
 D8  
シ・レ・ファ (G#dim)
 G#8
 B8  
 D9  

» 続きはこちらから