注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
「『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではないと承知しています」
(中略)
総理大臣が主催する「桜を見る会」に、反社会的勢力とみられる人物が参加していた問題。11月26日の会見で菅氏は「結果的には入ったのだろう」と語り、反社会的勢力の出席を認めたかに見えた。
菅氏は招待者の取りまとめの責任者でもある。税金を使った公的行事への反社会的勢力の参加が許されるはずはなく、当然、話は菅氏の進退問題に及ぶことになる。すると翌27日の会見では一転、冒頭のように定義は定まっていないとしたうえで、前日の発言で自分は“反社会的勢力が参加したことを認めたわけではない”と強弁したのだ。
(以下略)
菅長官「反社定義ない」全国企業あ然とさせたトンデモ言い訳(女性自身) - Yahoo!ニュース https://t.co/WkEhEtNs47
— 位置@ファンタジー馬鹿 (@ichitawake) 2019年11月29日
菅官房長官が「反社会的勢力の定義は定まっていない」などと、またゴールポストを動かす発言をしているが、政府は12年も前に反社会的勢力排除のための指針を策定している。第一次安倍政権の時の話である。安倍首相が「熟読しろ」と言っている読売新聞の過去記事を引用しよう。 pic.twitter.com/Hiu8z4R5GK
— unité d'action (@unite_daction) 2019年11月28日
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「反社の皆様」が桜を見る会に「結果的に入ってしまった」と一旦認めてしまったはいいが、招待者取りまとめの責任者である菅官房長官ご自分の首を絞めることに気づかれたか、一転、「反社会的勢力」の定義は定まっておらず、桜を見る会に居たあの強面の方々は「反社の皆様」ではなかったと言いたいようです。
ちょっと待ってくれ。
「反社会的勢力」の定義をしたのは他ならぬ安倍政権で、その指針を決定した会議には当時総務大臣だった菅氏も加わっていたそうです。これまで、この指針に基づいて反社会的勢力に備え、戦ってきた行政や企業はさぞかし驚愕だったことでしょう。追い討ちをかけるように、28日参院予算委員会では、事もあろうに森法務大臣が同様に「反社会的勢力という言葉は様々な文脈で用いられているので一般論としてお答えするのは困難」と答弁しました。司法のトップが法を溶かしてしまった、まさしく異常事態です。
どんなに犯罪を犯してもお咎めなしどころか、名誉の桜を見る会にまで招待されてしまうジャパンライフには、長年、警察庁のほか内閣府や経産省、消費者庁が天下っていたようです。