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イタリアの国民投票で金融市場が混乱 人気コメディアンのベッペ・グリッロ下院議員が政権を取る可能性も

竹下雅敏氏からの情報です。
 イタリアの国民投票で現政権の方針が否決され、現在、金融市場が混乱しているようです。イタリアの「5つ星運動」で反ユーロを掲げる人気コメディアンのベッペ・グリッロ下院議員が政権を取る可能性が高くなりました。こうなると、イタリアはユーロ圏を離脱する可能性が高くなり EU崩壊の危機が現実のものになります。
 思えば、EUの危機はギリシャ危機から始まりました。ギリシャ危機は、2009年に、政権交代後の新政府が、それまで3.7%としていた対GDP比の財政赤字が本当は12.7%であったことを発表し、粉飾が明るみになり、国債が暴落しました。その後、“ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペインなども危ない”と言われ、それらの国の国債が暴落。それらの国債を大量に保有している欧州の大手銀行も危ないと見られるようになり、ユーロが急落しました。
 こうした事態に、欧州連合(EU)は、国際通貨基金(IMF)と共にギリシャに対して融資を実施、見返りとしてギリシャ政府は3年間で300億ユーロの財政赤字を削減することを約束し、増税や行政サービスの歳出カット、公務員のリストラなどを実施しました。しかし、これが国民の不満を誘発し、デモやストライキが繰り返され、ついに、2015年には反緊縮財政を掲げる急進左派連合のチプラス政権が発足しました。2015年7月5日に行われたギリシャでの国民投票で、財政緊縮策に反対する結果が出たことで、世界経済に衝撃を与えかねない事態になりましたが、驚いたことに、チプラス首相はその後手のひらを返したようにEU側に譲歩案を提示し、ひとまずギリシャ危機は終息に向かいました。
 チプラス首相の行動は、ギリシャの議員のほぼ全員が命の恫喝を受けていたとしか考えようがないものです。いったん収まったように見えた世界経済の混乱は、今回のイタリアの国民投票で再燃する形になりました。
 5つ星運動が提唱するユーロ圏の離脱やベーシックインカムの導入などが、今後イタリア国民の判断材料になります。トランプ政権誕生によって反グローバリズムのこうした流れはもはや止めようがなく、これまで世界を牛耳ってきた銀行システムと銀行家一族は崖っぷちに追い詰められた形になりました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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引用元)
http://beforeitsnews.com/alternative/2016/12/global-financial-markets-plunged-into-chaos-as-italy-overwhelmingly-votes-no-3447253.html
(概要)
12月4日付け

イタリアの国民投票で現政権にNOを突きつけた結果、世界の金融市場がカオス状態になりました。

(前略) 

日曜日に行われた憲法改正の是非を問う国民投票で、有権者はNOを突きつけたようですが、その結果、世界金融市場に大きな混乱を生じさせています。

ユーロはこの20ヶ月間で最低の水準まで急落し、イタリア国債は暴落しています。

(中略) 

国民投票で敗北したイタリアのレンツィ首相は辞任を表明しました。
新たな選挙が行われるとなれば、五つ星運動を行った人気コメディアンのベッペ・グリッロ下院議員が政権を握ることになるのではないでしょうか。

(中略) 

イタリアが抱えている深刻な金融問題とは。。。銀行です。現在のところ、8つの銀行が破たん寸前です。しかし他の銀行もみな同じような状態です。

(中略) 

モンテパスキ銀行が破たんすれば、イタリアだけでなくヨーロッパの大手銀行がドミノ式に破たんすることになります。

(中略) 

五つ星運動とは、政府が保証するユニバーサル・インカム(ベーシック・インカム)の導入、EUに対する財政負担の廃止、ユーロ圏離脱の是非を問う国民投票を行うことを求めています。

イタリアがユーロ圏を離脱することになれば、ユーロという共通通貨の終わりを意味します。そしてEUの存在意義も問われることになります。

(中略) 

2017年は大変な年になりそうです。最善の結果を祈るのみです。最悪の事態を想定して備えておきましょう。

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配信元)
















TPPの本質を突く必見動画:「TPP恥ずかしくないのか!党としてウソをつく」西尾正道・参考人12/2参院・TPP特別委員会

竹下雅敏氏からの情報です。
 これは必見の動画です。TPPの本質が、これほどよくわかる動画は他にないのではないでしょうか。12月2日に、北海道がんセンターの名誉院長の西尾正道氏が、参議院のTPP特別委員会で意見陳述をしました。
 3分20秒から4分16秒の所では、西尾氏が自民党の不誠実な態度に苦言を呈しています。“かつて自民党は、「嘘はつかない! TPP断固反対!」って言っていました…これは嘘としか言いようがない。倫理的・道義的な問題はどうなっているんでしょう…このように息を吐くように嘘をつかれたら、やってられません!国民は”と言っています。
 4分16秒から5分30秒では、国を動かしているグローバル企業の利益を取る為に、貿易の仕組みを変えて利益を取ろうというのがTPPだと指摘しています。
 5分30秒から7分16秒では、TPPによって医療も完全に金儲けの道具になり、例えば米韓FTAの締結によって、韓国の医療費は2年間で2倍になった。日本は韓国の医療規模の4倍くらいあるので、あっという間に医療費が高騰すると指摘しています。
 8分15秒から9分25秒では、西尾氏が医者になった頃の1ヶ月の抗がん剤は数千円だったのに対し、 90年代では数万円、 21世紀になって数十万円、そして3年前の免疫チェックポイント阻害剤が出たら数百万円になったと言っています。これでTPPが締結されれば、アメリカの製薬会社のほとんど言いなりの値段になりかねない。実質的に皆保険も崩壊すると指摘しています。
 9分25秒から11分1秒では、新技術が保健診療の対象にならず、術式(外科手術の方式)まで特許料を取るというような事態になると言っています。医療費が高騰して、医療保険に入らざるを得ない社会になると警告しています。
 11分1秒から12分17秒では、TPPの本質を“グローバル企業が一般国民を犠牲にした金儲け”であるとし、産業革命以来の富の源泉が労働力であったのが、今はロボットや人工知能が使えるため、科学技術によって、社会にとんでもない格差ができるという指摘しています。政治家の仕事というのは、それを“どういう風に公平性を保って再分配するか”だと言っています。
 12分17秒から14分20秒では、例えばこの40年間、ホルモン依存性のがんが5倍になっていると指摘。エストロゲン(女性ホルモン)入りの餌を与えられた牛の肉を食べることが原因だと言うのです。さらに、今1番使われているネオニコチノイドン系の農薬が自閉症の原因であることが突き止められており、認知症にもうつ病にも関係しているという報告が出ているとのこと。
 14分20秒から15分28秒では、遺伝子組み換え食品を日本人が1番食べており、遺伝子組み換えの影響を1番受けるのは日本人であると指摘しています。具体的には、日本人は納豆で大豆を食べ、味噌や醤油の原材料に遺伝子組み換え大豆が使われています。昔は60歳以上でがんになっていたのが、今は40代がざらで、若年化していると言っています。TPPに入った場合、日本は農薬を規制したり遺伝子組み換え表示をしたりすることが出来なくなります。
 15分28秒から16分24秒では、例えば子宮頸がんワクチンの場合、これまでとは異なり、遺伝子組み換え技術で作られ、さらに効果を高めるために、アルミニウムのようなアジュバント(補助剤)を加えて作っているため、予期しない問題が起こると指摘しています。
 16分24秒以降では、福島から出ている放射性物質に触れ、こういう物と農薬を含めた化学物質が人間の体に入って、相乗的に発がんすることが動物実験でわかっていると言っています。このような多重複合汚染の社会になってきている現在、“自分たちの国できちんと法律で、ある程度規制できるような体制を作るためには、決してTPPに加入すべきではない”と締めくくっています。
(竹下雅敏)
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「TPP恥ずかしくないのか!党としてウソをつく」西尾正道 参考人12/2参院・TPP特別委員会
配信元)

カジノ法案が衆院本会議で国民不在のもと詐欺的に可決

 名もなき投資家さんのアンケート調査で7割近く反対しているカジノ法案が、本日、ろくな審議もされず、衆院本会議で可決されました。
 そのような状況の中、「政権御用達メディア」と言って差し支えない読売新聞までもが社説で"ボルテージの高い反対論"を展開しています。澤藤統一郎氏の記事では、読売のこの姿勢について"保守の側かららの深刻な警告と見るべき"とあります。いよいよ"驕れるアベも久しからず"になってきたのかもしれません。原田武夫氏のFacebookでは、カジノ解禁について"我が国を徹底して貶める行為"であり、"民族としての「自覚」が問われています"とあります。
 さすがの琉球新聞は、国民不在で詐欺的に可決された"法案成立は断じて認められない"という社説を出しています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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“カジノ法案”衆院本会議で可決(16/12/06)
配信元)

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配信元)


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自民応援団の読売さえも憂うる「カジノ解禁法案」強行
転載元)
<澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士>

読売と言えば、正力松太郎以来戦後の保守陣営を支えてきた政権御用達メディアと言って差し支えなかろう。政治的な対決テーマでは、常に政権の側に立って保守与党の側を支持し、野党を批判し続けてきた。いち早く、「読売新聞社・憲法改正試案」を発表して改憲世論をリードしてきた改憲勢力の一角でもある。

その読売の12月2日朝刊社説が話題を呼んでいる。「カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか」というタイトル。話題を呼んでいる理由は、政権与党の応援団であるはずの読売が、議員立法とはいえ、明らかに政権と与党が推進する法案に、鋭く反対論を展開したからだ。おざなりの反対論ではない。ボルテージの高い反対論として立派な内容となっている。しかも、本文中では、法案の名称を「IR法案」とも「カジノ法案」ともいわず、「カジノ解禁法案」と明示していることにも注目せざるを得ない。

 カジノの合法化は、多くの重大な副作用が指摘されている。十分な審議もせずに採決するのは、国会の責任放棄だ。
 自民党や日本維新の会が今国会で法案を成立させるため、2日の委員会採決を求めていることには驚かされる。審議入りからわずか2日であり、公明、民進両党は慎重な審議を主張している。

この社説の掲載は、12月2日朝のこと。総務委員会の「審議入り即審議打切り採決強行」がささやかれる中で、「もし、そんなことをしたら、国会の責任放棄だ」と警告を発したのだ。自・維は、この読売の警告を無視して、その日の内に「国会の責任放棄」をやってのけたのだ。

読売は、審議入りしたばかりでの、問題点に目をつぶった採決強行だけを問題にしたのではない。読売社説は次のように法案の問題点を指摘している。

 自民党は、観光や地域経済の振興といったカジノ解禁の効用を強調している。しかし、海外でも、カジノが一時的なブームに終わったり、周辺の商業が衰退したりするなど、地域振興策としては失敗した例が少なくない。

 そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である。

 さらに問題なのは、自民党などがカジノの様々な「負の側面」に目をつぶり、その具体的な対策を政府に丸投げしていることだ。

 公明党は国会審議で、様々な問題点を列挙した。ギャンブル依存症の増加や、マネーロンダリング(資金洗浄)の恐れ、暴力団の関与、地域の風俗環境・治安の悪化、青少年への悪影響などだ。いずれも深刻な課題であり、多角的な検討が求められよう。

 だが、法案は、日本人の入場制限などについて「必要な措置を講ずる」と記述しているだけだ。提案者の自民党議員も、依存症問題について「総合的に対策を講じるべきだ」と答弁するにとどめた。あまりに安易な対応である。

 カジノは、競馬など公営ギャンブルより賭け金が高額になりがちとされる。客が借金を負って犯罪に走り、家族が崩壊するといった悲惨な例も生もう。こうした社会的コストは軽視できない。

 与野党がカジノの弊害について正面から議論すれば、法案を慎重に審議せざるを得ないだろう。

さらに、本日(12月5日)の読売は、「カジノ解禁に『反対』57%…読売新聞世論調査」(2~4日の全国世論調査)という記事を掲載している。この記事は「自民党は、カジノなどの統合型リゾート(IR)を推進するための法案(カジノ解禁法案)について、6日に衆院を通過させる考えだが、国民の間では依然として慎重論が多い」とまとめられている。読売はカジノ解禁法案反対の姿勢を崩していないのだ。

読売のこの姿勢は、「カジノ解禁強行は、政権に対するレッドカードとなりうる」という保守の側かららの深刻な警告と見るべきではないか。読売にしてなお、政権のこの傲慢なやり口を看過し得ないのだ。このままでは、「驕れるアベも久しからず。ただ春の夜の夢のごとし」に終わるという危機感の反映がこの社説というべきだ。野党にも、市民運動の言い分にも、そして保守メディアの警告にも耳を貸さないこの政権。読売は、このままでは危ういと見ているのだ。


カジノ解禁に関して、各紙の社説の中で舌鋒の鋭さで目を惹くのが本日(12月5日)の琉球新報である。<社説>「カジノ解禁法案 国民不在の成立認めない」という標題。

 唐突かつどさくさ紛れに、国民生活に悪影響を与えかねない重要法案を数の力で成立させるのか。
 刑法が禁じる賭博にほかならないカジノを地域振興などに活用することを狙う、統合型リゾート施設(IR)整備促進法案(カジノ解禁法案)がわずか2日間の審議で衆院内閣委員会を通過した。
 自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決された。参考人質疑や公聴会は一切ない。国民不在そのものである。
 年金制度改革法案や環太平洋連携協定(TPP)関連法案の成立をにらみ国会会期を延長したはずなのに、安倍政権と自民党が先に強行突破を図ったのはカジノ法案だった。詐欺的行為にさえ映る。

 数の力に頼った強引な国会運営は1強のおごりである。自民党は国会を「言論の府」と標榜することをやめた方がいい。慎重姿勢を貫いていた公明党は自主投票にした。腰砕けではないか。法案成立は断じて認められない。(以下略)

この社説の指摘を深刻に受けとめざるを得ない。まさしく、議会制民主主義の形骸化の事態が進行しているのだ。私たちの国の民主主義はどこに行ったのか。いったいどこの国と価値観を同じくしようというのだ。

[ザウルスでござる]ついに愛子様の影武者を立証! 客観的、科学的、数値的に証明! 日本人必見! 〜宮内庁に説明を 闇が多すぎる皇室〜

竹下雅敏氏からの情報です。
これはわかりやすいですね。確かに、写真の2人の愛子様は別人です。記事では一生変わらないと言われる“目歯比率”を元に、科学的に判定しています。愛子様や美智子妃殿下には替え玉が居るというのは、記事の最後で紹介されている様々なブログで詳しく論じられています。こうした指摘は正しいものと思われます。
 今回の記事の、愛子様は明らかに別人で、可愛く見える細身の愛子様には八重歯があります。ところが、本物と思われる愛子様にはそれがありません。鼻の形も違うようです。
 これは宮内庁に説明を求める必要がありますね。最大の問題は文末にある通り、“日本の皇室が日本国民を騙しているということになる”というところです。2015年12月24日に紹介した滝山善一氏からの極めて重要な情報は、当事者しか知り得ないもので、おそらく正しいものと思われます。こうした部分を含めて皇室には闇が多すぎます。
 これらの闇が表に上がってきたとき、果たして、皇室がこれまで通り存続し得るのか否かは私にはわかりません。少なくとも明治政府を正当化するための万世一系という概念は、完全に虚構であることがはっきりとしています。明治天皇のすり替えに始まる、こうした虚構が暴露される時が、いずれ来るでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ついに愛子様の影武者を立証! 客観的、科学的、数値的に証明! 反論不可能! 日本人必見!
転載元)
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ついに愛子様の替え玉、影武者を立証! 

客観的、科学的、解剖学的、数値的に証明! 

もはや反論不可能! 日本人必見!


先日、宮内庁が公開した愛子様の映像がある。多くの人がテレビでそれを見て驚いたのはその 「激ヤセ」 ぶりである。顔が細くなって、「まるで別人のようだ」 と思ったひとも多いようである。

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はっきり言おう! “別人” である!

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(中略) 

宮内庁が愛子様として公式に発表している映像の人物が愛子様ではないことを、以下に科学的に、解剖学的に、数値的に実証する。

(中略) 

2つの目の瞳孔の中心を結ぶ線を長方形の1辺とし、そこから上の前歯の先端までを、もう1辺とする。

こうしてできる矩形が
そのまま “目歯比率” を表すことになる。

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この比率はかなり若い時期に確定し、終生変わらない。

(中略) 

次にこの人物が登場する以前の愛子様の “目歯比率” を確認しよう。

(中略)

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これが本物の愛子様である。 比率は替え玉よりも小さく、1 : 1.11 である。

(中略) 

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(中略) 

“目歯比率” がこれだけ違っていたら、同一人物であることはあり得ないのだ。解剖学的に言って明らかに別人なのである。解剖学者に訊いてみたまえ。

(中略) 

「身体的成長の結果、顔が長くなったのだろう」 という幼稚な理屈を持ち出すひとが必ず出てくるであろうが、馬鹿げている。なぜならば、いくら顔が長くなっても、“目歯比率” は解剖学的に言ってほとんど不変だからである。

(中略) 

ということは、日本の皇室が日本国民を騙しているということにならないか?

愛子様の替え玉について、以前から論評している代表的なブログを紹介させていただく。

でれでれ草 DereDre Gusa

BBの覚醒記録。無知から来る親中親韓から離脱、日本人としての目覚めの記録。

remmikkiのブログ - livedoor Blog

[院長の独り言]「反原発」票を食い逃げした鹿児島県知事 〜 鹿児島も新潟も、先に原発推進派の手がまわっていた

竹下雅敏氏からの情報です。
 まずは鹿児島から、“事実上、定期検査からの運転再開を容認”という事になったようです。10月17日の記事のコメントで、日本国民全体が“新潟県知事選に勝利した米山隆一氏には騙されていた”のではないかと記しましたが、鹿児島が先になりました。
 記事を見ると、“当選当初より変質していた” ことが指摘されていて、産経新聞の7月12日の記事では、“三反園氏は、川内原発について報道陣の問いかけに答えず、振り切るように鹿児島市内の事務所を後にした”とあります。だとすると、三反園氏は脅されて、“徐々にスタンスを変更”したのではなく、はじめから県民を裏切るつもりだったということです。
 恐らく鹿児島も新潟も、先に原発推進派の手がまわっていたと考えるべきでしょう。文末に“国民をだますのなんて簡単と高笑いする権力者達の嗤いが聞こえてくる”とありますが、そういうことでしょう。
 ただ、この連中は安倍政権の崩壊と共に消えてゆくことになると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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1410.「反原発」票を食い逃げした鹿児島県知事
転載元)
2016.12.04-1906-64413・原発が全国で唯一稼働している鹿児島県の知事選挙に自称「反原発」派の知事が、本年の7月に誕生していた。
当選後には徐々にスタンスを変更していたが、最終的に「私に原発を動かすかどうかの(決定をする)権限はない」と逃亡どころか、現在暗黙に了承されている再稼働のハードルを一挙に下げる原発推進の発言を行った。
・イソップ寓話のコウモリを連想させる行為であり、もはや鹿児島県知事は、脱原発にとって有害無益の存在と成り下がった。

 鹿児島県知事に、民間のジャーナリスト 「三反園訓」が当選したのは、昨年の7月のことである。

初当選三反園氏「県民の声」 刷新訴え一本化奏功 鹿児島知事選
2016年07月11日03時44分 (更新 07月11日 04時08分)
(前略)
 勝利の原動力になったのが「一本化」だ。三反園氏は告示6日前、反原発団体が擁立し、共産党県委員会が推薦した平良行雄氏(56)と「川内原発の停止、安全性の再調査を九州電力に申し入れる」などとうたった政策協定を締結。平良氏は立候補を見送った。

あの保守の強い鹿児島県で、「反原発」派の知事が誕生したことは当時は大きな驚きを持って報道された。私自身もかなり期待をしていたのであるが、当選当初より変質していたことは報道されていたようだ。

「原発ばっかり、答えようがない」 当選後、報道陣振り切る三反園氏…九電「元の木阿弥」募る懸念
2016.7.12 07:36更新 産経新聞

当選後会見から一転、歯切れの悪さ

 「原発は昨日から散々言っている通り。それ以上もそれ以下もありません。もう少し待ってください。原発ばっかり…私も答えようがないので」

 11日朝、三反園氏は、川内原発について報道陣の問いかけに答えず、振り切るように鹿児島市内の事務所を後にした。

 10日夜、三反園氏は同じ事務所で「原発のない社会を目指す。ドイツのように自然再生エネルギーを推進する。安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない」と声を上げた。「脱原発」の姿勢を明確にした。

 喜びに沸く事務所には、地元の反原発団体「反原発・かごしまネット」代表の向原祥隆氏も訪れ、三反園氏の勝利を祝った。

 反原発派はもともと、メンバーを独自に擁立する予定だったが、原発停止や再調査に関する合意文書を交わし、三反園氏への一本化を図った。これを受け、三反園氏は、川内原発の点検、停止を公約に掲げた。

 立候補を取りやめた団体のメンバーは「一本化で流れが変わったのは間違いない。原発停止の約束を、(三反園氏に)果たさせる」と興奮気味に語った。

 向原氏も「(原発停止に)早急に着手してもらいたい。やらなければ県民を敵に回すことになる」と力を込めた。三反園氏が公約で掲げた原子力の課題を協議する検討委員会の設置には「原発反対派も入れてもらう」と要求した。

 だが、意気揚々の反原発派とは対照的に、三反園氏を支援した鹿児島市議は「つかず離れずにやっていくしかないでしょう」と冷めた様子でつぶやいた。

 当選直後から、おかしな感じであったことが伝わってくる。そして、今回の再稼働の事実上の「容認」

三反園知事が〝公約〟翻す? 川内原発の運転再開容認 「権限ない」と起動前検討委にこだわらず
2016.12.1 17:36 産経新聞
 鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は1日の定例県議会で、九州電力川内原発の安全性を議論するため新設する検討委員会に関し、8日にも予定される川内1号機の原子炉起動前の設置にこだわらない考えを示した。「私に原発を動かすかどうかの(決定をする)権限はない」とも強調した。事実上、定期検査からの運転再開を容認したことになる。

 もともと、知事に「原発再稼働」の権限がないのは明らかではあるが、いままでは県民の安全を守る最高責任者の知事の容認がなければ、ゲンパツ再稼働などはできはしないというのが、これまで積み重ねてきた実績なのである。その実績を、つぶしたのであるから三反園氏の発言は、脱原発に有利になるどころか、原発推進派が泣いて喜ぶ発言に他ならない。

 ニュースキャスター、マスコミの人間は、出演しているときだけ、視聴者を煙に巻けばそれで済む。その習性を見事に体現したのが、この鹿児島県知事であり、先日の東京都知事候補ではないか。

 さらに、鹿児島県で行われる原発安全性の議論を行う専門家チームは、税金を支出するにもかかわらずメンバーを公表しないらしい。まさしく、「脱原発」の票を食い逃げしただけ。むしろ、原発は安全、再稼働させると発言していた 前知事の方が、主張を明らかにしていただけ、はるかにマシであった。

 国民をだますのなんて簡単 と高笑いする権力者達の嗤いが聞こえてくる。