アメリカ史上最大の病院システムへのサイバー攻撃が起こり、全米の警察緊急通報システムが完全にメルトダウンした数日後、日本の東証が過去最悪の障害で取引停止。何が迫っている?
(前略)
以下はブルームバーグの報道です。
東証:現物売買を終日停止、過去最悪の障害
Bloomberg 2020/10/01
東京証券取引所は1日、相場情報の配信に障害が発生しているとして
株式全銘柄の売買を終日停止すると発表した。原因を調査中で2日からの取引再開を目指す。
全銘柄の売買が前回停止されたのは2005年11月で、4時間半取引が止まった。終日取引停止は今回が初で、現物取引で過去最悪のシステムトラブルとなる。日経平均株価と東証株価指数は算出されていない。
つまり、
日本の電子株式取引市場で初めてで、なお過去最悪のシステムトラブルが起きてしまったということらしいです。
(中略)
まあ、東証の過去最大のトラブルの原因は、今のところはわからないとはいえ、
実は、9月の終わりからのこの数日間、
「世界中で大規模なサイバー攻撃と、原因不明の大規模クラッシュが繰り返されている」
のです。
アメリカでは、9月27日に、アメリカ全土をつなぐ病院のコンピュータシステムがサイバー攻撃で完全にダウンし、全国 400を超える大病院やヘルスサービスのコンピュータシステムが使えなくなったことが伝えられています。
9月28日には、アメリカで日本の 110番にあたる
警察への緊急通報システムもシャットダウンするという事態が発生し、アメリカ全体で警察への通報システムが作動しないという状態になったことが
各地の警察から伝えられました。
この警察システム停止の原因は、アメリカ全土でビジネスの他、各所で使われている
マイクロソフト社の法人向けシステム「オフィス365」が、全国的にシャットダウンしたためであることがわかりました。
その数日前には、Googleの各種サービスも、全米でクラッシュしています。
(中略)
今回の一連の障害では、
・アメリカの全国的な病院システム
・アメリカの警察システム
・アメリカのオンラインビジネス・システム
などが影響を受けたわけですが、他でも、たとえば、9月20日から米ワシントン州の多数の政府機関へサイバー攻撃が続いていたり(
Bloomberg)、9月29日には、ギリシャのオンライン学習システムにサイバー攻撃 があったり(
mytwintiers.com)と、いろいろな場所で起きています。
(以下略)
数学を拒む医学を、私は理系だと思っていない。