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漢方薬のドーシャと医療用医薬品のドーシャ 〜 医学をさらに高い次元へと上昇させるために必要な「ドーシャ」の概念

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの30回目です。10回目で「漢方薬のドーシャ」を調べ、11回目で「薬品のドーシャ」を調べたのですが、今回はその時の表を詳しくしたものです。
 「新型コロナウイルス感染症」はカファ・ドーシャの憎悪で起きる病気であることを指摘しましたが、より詳しくは「山羊座、アヴァランバカ(1項目)、カファ(2項目)」の憎悪なのです。
 これを相殺するには、7回目で説明したように、太陽のヴァータを増やせばよいわけであり、特に1項目のアヴァランバカ・カファを相殺するのは、プラーナ・ヴァーユであることが15回目の解説から分かると思います。
 即ち、「山羊座、プラーナ(1項目)、太陽のヴァータ(2項目)」の特性を持つ薬を用いれば良いと言うことになるのですが、見事にヒドロキシクロロキン、イベルメクチンがその性質を持つのです。
 このように西洋医学で処方される「薬」に、もう一つ「ドーシャ」という概念を加えることにより、医学はさらに高い次元へと上昇します。「薬」を患者の体質に合わせて選べるようになり、また「薬」の効果があるかどうかを、予め予測することが容易になるのです。
(竹下雅敏)
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漢方薬のドーシャⅡPDF出力
漢方薬 効能効果 星座 1項目
(身体)
2項目
(表層)
3項目
(中層)
4項目
(深層)
経脈
清肺排毒湯 コロナ対策 獅子座 ヴィヤーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
膀胱
麦門冬湯 気陰双補剤 牡牛座 ボーダカ・K カファ カファ カファ (心包)
十全大補湯 気血双補剤 水瓶座 ボーダカ・K カファ カファ カファ (心包)
補中益気湯 補気剤 蟹座 タルパカ・K カファ カファ カファ (胆)
六君子湯 補気剤 蟹座 サーダカ・P ピッタ ピッタ ピッタ
参苓白朮散 補気剤 乙女座 ピッタ ピッタ ピッタ ピッタ 膀胱
啓脾湯 補気剤 乙女座 カファ カファ カファ カファ (膀胱)
四逆散 理気剤 蟹座 ウダーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
三焦
香蘇散 理気剤 射手座 ウダーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
半夏厚朴湯 理気剤 牡牛座 サマーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
膀胱
逍遥散 理気剤 蟹座 ナーガ・C 月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
(胆)
柴胡加竜骨牡蛎湯 理気剤 天秤座 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
苓桂朮甘湯 気逆の改善 射手座 ナーガ・C 月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
(胆)
苓桂甘棗湯 気逆の改善 射手座 ウダーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
三焦
桂枝加竜骨牡蛎湯 気逆の改善 射手座 タルパカ・K カファ カファ カファ (三焦)
桂枝茯苓丸 瘀血の改善 蠍座 シュレーシャカ・K カファ カファ カファ (小腸)
五苓散 水毒の改善 天秤座 ピッタ ピッタ ピッタ ピッタ 小腸
八味地黄丸 補腎剤 天秤座 カファ カファ カファ カファ (膀胱)

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食品の「ドーシャ(サブ・ドーシャ)」と対応する「五元」「経脈」「温冷効果」/ 自律神経に関しては男女で逆の作用を引き起こす食品・薬・漢方薬

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの29回目です。解説シリーズの9回目で、「食品のドーシャ」を説明しましたが、その後サブ・ドーシャや経脈に関する事柄を解説した関係で、より詳しい表を作ることが可能になりました。
 9回目の解説では、“「各星座が司る体の部位」はさらに細かく「五元」に分解されます”としたのですが、今回はこの部分を新たに付け加え、1項目のドーシャをさらに詳しいサブ・ドーシャに改めました。
 前回の「食品のドーシャ」の表では結果のみを記しましたが、“「味(ラサ)」を基に…「温冷効果」を調べるのは不可能である”とした部分が、今回は食品の「五元」を調べることで可能になります。中医学では臓は陰、腑は陽に分類されます。肝、心、脾、肺、腎は陰で、胆、小腸、胃、大腸、膀胱は陽に分類されます。
 各食品の「五元」を調べることで、食品の「温冷効果」を知ることができます。例えば、ゴマは1項目のドーシャがカファ(アヴァランバカ)なので、ゴマに対応する「五元」は、月の十二経脈になります。1項目のドーシャが太陽のヴァータかピッタであれば「五元」は正経十二経脈(太陽の十二経脈)になり、月のヴァータかカファであれば「五元」は月の十二経脈になるのです。
 月の十二経脈の中から、ゴマに対応する経脈を調べると、月の胃経脈になります。調べ方は「東洋医学セミナー」で教えています。
 「温冷効果」は、陽経脈に分類される食品は「温」で、陰経脈に分類される食品は「冷」になります。これが食品の「温冷効果」の完全な解答です。
 表には記していないのですが、実は全ての食品は経脈に関しては、男女で異なる効果を生みます。例えば、ゴマであれば、男性の場合には右足の月の胃経脈を刺激するのに対し、女性の場合には左足の月の胃経脈を刺激するのです。
 これが何を意味するかというと、ゴマは、男性の場合には胃を副交感神経の弛緩に誘導するのに対して、女性の場合は胃を副交感神経の緊張に誘導するのです。このように食品は、自律神経に関しては男女で逆の作用を引き起こすのです。現代医学はもちろんですが、中医学においても完全に見落とされている事柄です。
 この事は西洋医学の薬や漢方薬においても同様で、薬の効果を本当にきちんと調べるには、男女を分けて調べる必要があるのです。
(竹下雅敏)
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食品のドーシャⅡPDF出力
食品 星座 1項目
(身体)
2項目
(表層)
3項目
(中層)
4項目
(深層)
効力 経脈
玄米 魚座 クレーダカ・K カファ ピッタ 太陽の
ヴァータ
(大腸)
白米 魚座 クレーダカ・K カファ (大腸)
小麦 射手座 タルパカ・K カファ 月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
(肝)
そば 水瓶座 ボーダカ・K カファ 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
(小腸)
大豆 牡牛座 サマーナ・S 太陽の
ヴァータ
カファ カファ 膀胱
豆乳 牡牛座 サマーナ・S 太陽の
ヴァータ
膀胱
納豆 水瓶座 ボーダカ・K 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
(膀胱)
ゴマ 双子座 アヴァランバカ・K ピッタ ピッタ ピッタ (胃)
ショウガ 牡牛座 ランジャカ・P カファ 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
小腸
ニンニク 魚座 クレーダカ・K ピッタ カファ ピッタ (大腸)
緑茶 魚座 クレーダカ・K 太陽の
ヴァータ
ピッタ ピッタ (大腸)
ターメリック 双子座 クールマ・C ピッタ カファ 太陽の
ヴァータ
(胃)
のり 山羊座 プラーナ・S 太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
太陽の
ヴァータ
わかめ 獅子座 ヴィヤーナ・S 太陽の
ヴァータ
月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
モズク 魚座 アパーナ・S 太陽の
ヴァータ
月の
ヴァータ
月の
ヴァータ
天然塩 双子座 アーローチャカ・P ピッタ ピッタ カファ
岩塩 双子座 アーローチャカ・P ピッタ カファ カファ
精製塩 双子座 アーローチャカ・P ピッタ
醤油 山羊座 アヴァランバカ・K カファ ピッタ ピッタ (胃)
和三盆糖 射手座 タルパカ・K カファ カファ カファ (肝)
白砂糖 射手座 タルパカ・K カファ (肝)

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第9代開化天皇の過ちにより、「ホツマの神々」の一団が3.0次元の「6層」から「7層」に転落してしまった事件

竹下雅敏氏からの情報です。
 今回は、ホツマツタヱの記述では何も不自然なところは無いにもかかわらず、その本質では最も理解が困難な箇所です。私自身がいまだに良く分からない部分なのです。
 「ホツマの神々」が約3500万年前から現在に至るまで、3.0次元の肉体に転生に入っていることは分かっていました。私自身が「ホツマの神」であり、日本がその中心とはいえ、日本以外にも「ホツマの神々」が地球に「人」として転生に入ることは、例えば金正恩氏の例を見ても分かります。また、転生に入っている「ホツマの神々」のほとんどは無名のままで、自身が「ホツマの神々」の一柱であることを自覚していません。そのくらい肉体に転生すると、無明(無知の暗闇)に覆われてしまうのです。
 天照大神、神武天皇などのホツマの神が実在の人物で、3.0次元に肉体を持って地球に転生に入っていたことは何度も確かめていましたが、不可解なのは彼らの寿命です。天照大神は寿命が長すぎ、神武天皇はそれまでの神々に比べて短すぎるのです。
 この謎がようやく解けたのは最近のことで、3.0次元の肉体(狭義)といっても、「5層」「6層」の違いがあることが分かりました。私たちが認識している肉体(狭義)は「7層」です。
 今回は、第9代開化天皇の過ちにより、「ホツマの神々」の一団が「6層」から「7層」に転落する事件です。記事をご覧になると分かるように、白人(シラヒト)、胡久美(コクミ)と類似した過ちを犯したことで、開化天皇を中心とする一団が「7層」に転落してしまいます。
 不思議なことですが、開化天皇と伊香色謎姫は崇神天皇を産む前には、肉体(狭義)の「身体」の焦点は3.0次元の「6層」にあるのに、崇神天皇を産んだ後は「7層」に落ちてしまうのです。そして、歴史家は崇神天皇以降の天皇を実在と見なします。
 これは、仙道の最奥義「白日昇天」の逆で、我々から見れば通常では見えない存在が、ある時を潮に忽然と物質化したように見えます。こんなことが果たして起こり得るのか?
 中西征子さんの天界通信61の「ひとみちゃん」は、ガヤトリー・マントラによって、飛躍的な進歩を遂げて女神となり、肉体(狭義)の「身体」が3.0次元の「6層」から、3.3次元の「6層」に変化したことを2020年12月6日の記事でお伝えしました。上昇の例があるので、下降して3.0次元の「7層」に移ることも理論上はあり得るのは分かりますが、納得しがたいのは事実です。
 また、2020年12月13日の記事で、第一根幹人類は「5層」、第二根幹人類は「6層」、第三根幹人類(レムリア人種)以降は「7層」に肉体(狭義)の「身体」があったことを示しました。神智学では、第一根幹人類はアストラル体、第二根幹人類はエーテル体であったと考えている様なのですが、これは間違いであると指摘しました。しかし、いずれにせよ、どの様にして「6層」に居た第二根幹人類から、「7層」の第三根幹人類(レムリア人種)が生まれたのかは、分からないのです。 
 ここでも、開化天皇と伊香色謎姫、崇神天皇の場合と同じ困難がつきまとうのです。この部分が解明できれば、全ての謎が解けると思っています。
(竹下雅敏)
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【32 藤と淡海瑞の紋】


https://www.gejirin.com/hotuma32.html
ほつまつたえ 人の巻32 ふしとあわうみみつのあや 【ふじとあわ海 見つの文】

(前略)
ときあすす ゐもむそふゆ   時アスズ     五百六十年冬
 
そふ かすかいさかわ   十月の十二日   春日率川
 
にいみやこ みことしゐそひ   新都       皇子 歳五十一
 
ふそ あまつひつきお   十一月の二十日  和つ日月
 
うけつきて いむなふとひひ   受け継ぎて    斎名フトヒヒ
 
わかやまと ねこひこあめの   "ワカヤマト    ネコヒコ天の                          (開化天皇)
 
すへらきと たみおかま   " と      民に拝ませ
                         (陽陰の御孫の典)
 
ははあけ そふのきさきも   母も上げ     十二の后も
                (ウツシコメ)
 
さきあり あくるきなゑお   先にあり     明くるキナヱを
                          (アスズ561年)
 
はつのとし としはつそふ   初の年      七年一月十二日
                         (アスズ567年)

いきしこめ たてうちみや   イキシコメ    立てて内宮                 (=イカシコメ)

これのさき きみめすときに   これの先     君召す時に
 
おみけぬし いさめもふさく   オミケヌシ    諌め申さく
                (ミケヌシの子)
 
きみきくや しらうとこくみ   「君 聞くや     シラウドコクミ  

ははおかす かないまあり   母 犯す      汚名 今にあり
                 (サシミメ)
 
きみまねて かなおかふるや   君 真似て     汚名を被るや」
(以下略)
 
「完訳 秀真伝 下巻 鳥居礼編著 八幡書店」を参考にすると、意味は次のようになる。
 
天鈴560年(紀元前208年)の冬、10月12日、春日(奈良市)の率川(いさかわ)の宮に都を遷した。皇子は51歳であった。11月12日に君の御位を受け継ぎ、諱フトヒヒ、ワカヤマトネコヒコアメノスメラギ(開化天皇)となった。君は正装を民に拝ませ、母親を御上后とし、12人の后もすでに定まっていた。翌キナヱの年を元年とした。
7年1月12日にイキシコメ姫(伊香色謎姫)を内宮にした。これより先、君がイキシコメ姫を召そうとした時に、大御気主命(オオミケヌシノミコト)は君を諫めて申し上げた。「君はお聞きになられたことはございませんか。昔、白人(シラヒト)、胡久美(コクミ)の二人が母と娘を犯した汚名は今に伝わっております。君も同じことをして、汚名を被るおつもりですか。」

開化天皇は大御気主命の言葉に耳を貸さず、大御気主命は「これでは我が御親神が見放すでしょう。」と言って去って行ったという事です。

http://www.tukinohikari.jp/nenpyou/index.html
天照神の年表
(『完訳 秀真伝』の巻末資料、『 注釈 上紀(うえつふみ) 』より)


(前略)
紀元前
208年


















天鈴(あすず)510年
第8代孝元(こうげん)7年


















2月2日、鬱色謎(うつしこめ)姫を内宮に冊立。
兄の鬱色雄(うつしこお)命をケクニ臣と定める。
12月1日、鬱色謎(うつしこめ)姫が日の出と共に、
諱〔太日日(ふとひひ)〕、稚日本根子彦(わかやまとねこひこ)尊〔のちの開化天皇〕を生む。
(以下略)

系図を見ると良く分かりますが、イキシコメ姫(伊香色謎姫)は、孝元天皇の后です。開化天皇の母にあたる女性を内宮にしたことになります。開化天皇と伊香色謎姫の間に第10代崇神天皇が生まれます。この崇神天皇は実在が確実視される人物です。

白人(シラヒト)、胡久美(コクミ)の事件については、こちらのブログをご覧ください。

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五行思想とアーユルヴェーダ 〜「正経十二経脈(太陽の十二経脈)」と「月の十二経脈」が支配しているそれぞれの臓器

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの28回目です。中国には五行思想(ごぎょうしそう)があり、「万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなる」と考えられています。「五行色体表」を見ると分かりますが木星、火星、土星、金星、水星が放つ微細なエネルギーを木・火・土・金・水と名付けたのではないかと思います。
 この五行の分類と、五行の相生・相剋の法則の発見は見事で、これらの法則を完全にしたものを「東洋医学セミナー」の初級で教えています。また、「五行色体表」は完全なものではありません。例えば、「五色」の赤に対応する色は、本当はマゼンタであり、残りの黄、白、黒と合わせて正経十二経脈に働きかける色なので、木に対応する色を青にするのは誤りです。青色は月の十二経脈に作用する色です。この辺りの詳しい内容は「東洋医学セミナー」を学んでください。
 前回の記事で、交感神経系を支配している経脈が「正経十二経脈(太陽の十二経脈)」で、副交感神経系を支配しているのが「月の十二経脈」であることを説明しました。今回はそれぞれの臓器をいずれの経脈が支配しているのかを詳しく見て見ましょう。
 “続きはこちらから”の表から、「五行色体表」の五臓、五腑、五官、五液などの分類が正しいことが分かるでしょう。例えば眼を交感神経の緊張に誘導するのは、男女ともに左半身の肝経脈で、交感神経の弛緩に誘導するのは、男女ともに右半身の肝経脈です。しかし、五行思想には、副交感神経に働きかける経脈(月の十二経脈)の概念がありません。眼を副交感神経の緊張に誘導するのは、男女ともに左半身の月の肝経脈で、副交感神経の弛緩に誘導するのは、男女ともに右半身の月の肝経脈なのです。
 「正経十二経脈(太陽の十二経脈)」が太陽のヴァータのサブ・ドーシャのヴィヤーナの一部であったように、「月の十二経脈」は月のヴァータのサブ・ドーシャのダナンジァヤの一部です。
(竹下雅敏)
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五行思想
五行色体表画像表示
五行
五色
五方 西
五時 土用
五星 歳星(木星) 熒惑(火星) 鎮星(土星) 太白(金星) 辰星(水星)
五臓
五腑 小腸 大腸 膀胱
五官
五液
五塵 色(視覚) 触(触覚) 味(味覚) 香(嗅覚) 声(聴覚)
五味
五主 筋・爪 血脈 肌肉・唇 皮毛 骨髄・髪
五情
五穀 麻・胡麻 大豆
五菜 山葵 藿(豆の葉)
五果
五畜
五常(五徳)
五悪 熱・暑 湿 燥・寒 寒・燥


各星座が司る体の部位PDF出力
星座 各星座が司る体の部位
牡羊座 頭、目、眉、鼻
牡牛座 首、耳、歯、口、喉、咽頭、甲状腺、扁桃
双子座 肩、腕、手、筋肉
蟹座 胸、肺、胃、肝臓、胆のう
獅子座 心臓、血液、脊柱
乙女座 大腸、小腸、直腸、脾臓、膵臓
天秤座 腰、腎臓、膀胱
蠍座 生殖器、精巣、卵巣、尿路
射手座 神経系、大腿(太もも)、尻
山羊座 膝、骨、関節、皮膚、爪
水瓶座 下腿(膝から足首までの間)、静脈、動脈、リンパ
魚座 足(くるぶしから下)、粘膜

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3.0次元の「5層」に転生に入っていた「ホツマの神々」の没落の始まり

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の系図をご覧ください。ニニキネとアシツ姫 (コノハナサクヤ姫) の間に生まれた三つ子の三男である彦火火出見尊(ヒコホオデミ、山幸彦)は、第3代大物主の子守神の娘、イソヨリ姫を内侍とします。天皇の后は典侍(スケ)、内侍(ウチメ)、下侍(シモメ)に順に位が下がります。内侍は中位の后です。
 系図を見ると分かりますが、驚いたことに彦火火出見尊はイソヨリ姫を後に賀茂建角身命(カモタケツミ)の妻として下すのです。いくらでも美しい女性を妻に出来る身分とは言え、自分の妻を部下への褒美として与えるというのは、女性をモノだと見做しているとしか思えないものです。この辺りから3.0次元の「5層」に転生に入っていた「ホツマの神々」の没落が始まっていたのではないかという気がします。
 系図をご覧になると、彦火火出見尊の子・鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアワセズ)と、以前の妻のイソヨリ姫の子・玉依姫との間に生まれたのが神武天皇です。しかも、これから見るように、玉依姫に関しては略奪婚の可能性があります。
 私には相容れない感覚で、この一族が「天界の改革」で滅ぼされたのもやむを得ない所です。
(竹下雅敏)
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前回の記事で、玉依姫(タマヨリヒメ)が「白羽の矢」によって身籠り、後に御毛入尊(ミケイリノミコト)と名付けられる子を産んだという伝承を紹介しました。

https://www.gejirin.com/src/Ta/tamayorihime.html
タマヨリヒメ
→ 語義

玉依姫。 
カモタケズミイソヨリ姫娘。コモリおよびハテスミの孫。
なかなか子が出来なかった二人が、ワケツチ神に祈って賜った娘。 白羽の矢によりミケイリを生み、日似山麓の出雲路森(高野の森)に隠れ住む。 
その後ウガヤ内局になってイナイイを生み、さらにウガヤの内宮になってカンヤマトイハワレヒコを生む。


ホツマツタヱによれば、“人々はその矢を「別雷の神」だと噂した”という事でした。別雷神は「アマテルがニニキネに授けた名」であり、噂された「矢」はニニキネという事になるはずなのですが、前回の記事のコメントで「白羽の矢」は大山咋神(おおやまくいのかみ)であるとしました。
 今回はその根拠となる伝承を見て見ます。

https://www.gejirin.com/src/Ya/yamakui-yamakuhi.html
ヤマクヒ・ヤマクイ・ワカヤマクイ
→ やまくひ わかやまくい

山咋(山構ひ)。若山咋(分山構ひ)。
ホツマツタヱには記述がないが、古事記の記事を信じれば、オオトシクラムスビの子。
ニニキネの命により山背の野を掘り、その土をオキツボの峰に盛って大日山を模した日似山(一枝山)を造る。

ワカヤマクイ (古事記に大山咋の甥とある) は「分山構ひ」の意で、「分山」とは「大日山」を写した「日似の山」を指すものと思われ、これはヤマクヒと同一人物と推測する。
 
一時シノ宮に居たらしく、シガの守が海幸彦の鉤を返しに行く時に招かれている。ウガヤは都を多賀に移して以降は、シノ宮の地域はヤマクイが治めを預かったと推測される。

高野の森に隠れ住んでワケツチ神を祭るタマヨリ姫への勅使となり、姫を宮に迎える。
(中略)
(以下略)
 
大山咋神(おおやまくいのかみ)は、大年神(おおとしのかみ)と天知迦流美豆比売(あめちかるみずひめ)の間の子とされています。
 ホツマツタヱの伝承では、ニニキネの命により山背の野を掘り、その土をオキツボの峰に盛って日似山(比叡山)を造ったということです。
 この記事では、ワカヤマクイと同一視していますが別の神で、“古事記に大山咋の甥とある”と書かれている通りだと見て良いでしょう。

https://www.gejirin.com/src/Wa/waketuti.html
ワケツチ
→ 語義

分土。別地。
「(川に)分けられる土地」の意で、カモ(賀茂)カアヒ(河合)の同義語。
狭義には下賀茂の区域であるカアヒ(河合)に対して、上賀茂の区域を指す。
(中略)

ワケツチミヤ
→ 語義
  
分土宮。別雷宮。
当初は神山 (ワケツチ山) にあった。ワケイカツチ神 (ニニキネ) を祭る。 トヨタマ姫がこの山にニニキネを纏ったことが起源のようだ。
垂仁天皇オオカモツミをして現在地に遷したか。
ウガヤから三種八重垣剣を預かるタマヨリ姫は、世を去る前に、ここに八重垣剣を預ける。

京都府京都市北区上賀茂本山、賀茂別雷 (カモワケイカヅチ) 神社
 
ワケツチ(分土、別地)とは上賀茂の区域を指す言葉であり、ワケツチミヤ(分土宮)には別雷宮という漢字をあてて、“ワケイカツチ神 (ニニキネ) を祭る”とあります。また、賀茂別雷 (カモワケイカヅチ) 神社との関連を示しています。
 この辺りの伝承は混乱していて分かりにくいのですが、私は人々が噂した「白羽の矢」の正体である「別雷神」とは、ニニキネではなく、比叡山を造った功績によりこの辺りの地域を治めていた大山咋神(おおやまくいのかみ)だと考えています。
 
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