注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
二階幹事長は、「(今村氏の失言による辞任は必要がなかった?)私の(言葉の)真意はね、(今村氏)本人にも発言の機会があってもいいんじゃないかと」、「(『首を取りにいかなくてもいいんじゃないか』という言葉の真意は、首相官邸に対して?)いきなりですよ、いきなり。それは、当たり前のことじゃありませんか。せっかく、本人がああいうふうにして辞めた話を、何回も何回もぶり返す必要はないじゃないですか」などと述べた。
記者団からの質問攻めに、イライラが募ったのか、つい、「はい、どうぞ。なんぼでも答えたるわ」と、ぼやく場面もあった。
(前略)
・今村復興大臣の暴言辞任を通じて、安倍総理と二階幹事長との関係が急激に悪化し始めているという。
・二階氏は、二階派所属の今村前復興相が更迭させられたことにかなり不満を持っているようで、記者からの質問に対して、「いきなり(辞任)ですよ!」と、安倍総理が素早く謝罪のコメントを出し、事実上の更迭を行なったことに対するいら立ちを見せたという。
自民党の二階俊博幹事長は28日の記者会見で、今村雅弘・前復興相の更迭を即日判断した安倍晋三首相への不満を漏らした。二階氏の「首を取るまで張り切らなくて良い」との発言は首相官邸に向けたものではないか、と質問を受けた際に、否定せず、「いきなりですよ、いきなり。それは当たり前じゃありませんか」と応じた。
(中略)
【Yahoo!ニュース(朝日新聞) 2017.4.28.】
(中略)
自民党の“大番頭”二階俊博幹事長と安倍晋三首相との関係が「急速に悪化している」(与党関係者)からだ。
(中略)
二階幹事長は翌26日の講演でいら立たしげにこう不満をぶち上げた。
「内閣総理大臣・安倍晋三先生がわざわざお越しになってお詫びを言ってくれる。いきなりそういうことで大騒ぎです」
【Yahoo!ニュース(dot.) 2017.4.28.】
以前より「呉越同舟」と言われてきた安倍総理と二階幹事長についに亀裂が発生か!?そんな二階氏に対しては石破氏や麻生氏が苦言!
な、なんだか、安倍政権の中が急にバラバラになり始めてきた感じがあるわね!
二階幹事長のマスコミ恫喝が多くの批判を浴びているけど、今度は、二階幹事長が安倍総理に対して表立って批判を始めているのね!
(谷垣氏の自転車事故に伴う)二階氏の幹事長就任時にも「いささか意外な人事」と書いたものだし、それでもここまでは、(意外にも)安倍政権の「まとめ役」として党内の引き締めに貢献してきた様子が見られたけど、ついにここに来て、いよいよその「呉越同舟さ」が浮き彫りに出てきたということかな。
以前にも書いたように、二階氏は日本会議のメンバーではなく、むしろ元々日本会議とは全く違う、かつての自民党の古いタイプの政治家だといえる。
彼が中国と太いパイプを持っていることは有名だけど、それでも彼が幹事長に就任したのは、(公明党などの)幅広い人脈と中国経済にも依存している日本の経済界との繋がりだろう。
つまり、安倍総理と比べても、今でも党内でかなりの権力を持っているのが二階氏であり、だからこそ、二階氏も堂々と総理を批判し、ここまで強気の態度に出ているのだろう。
その一方で、日本会議の安倍一派はまさに「イエスマン」みたいな連中ばかりだけど、いよいよ安倍総理によって(恐れていた)やっかいな事態になってきたかもしれないね。
んで、そんな二階さんに対して、次期総理を狙っている石破さんや麻生さんが批判し始めていて、なんだか急に自民党内がカオスな雰囲気になってきたわね。
(以下略)
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また二階幹事長は「内閣総理大臣・安倍晋三先生がわざわざお越しになってお詫びを言ってくれる。いきなりそういうことで大騒ぎです」と自分の派閥のパーティでメンツを潰されたことに怒っています。
"続きはここから"以降の板垣英憲氏の記事では“二階俊博幹事長は、すでに「安倍晋三首相から手を引こう」と腹を決めている。しかも「手を引いた後、どうするか」は、すでに決まっている”とあります。安倍首相がペンス副大統領から「総辞職か、解散か、どっちか選べ」と迫られていたことからも、政界再編にむけて動きが出てきていることが予想されます。二階幹事長はもともと小沢氏と盟友関係で“小沢政権樹立に向けて尽力している”と言われているので、今回の出来事を機に安倍政権を崩壊させ、次のステージへの契機にしてほしいものです。