フランスのバルス首相は「統一ヨーロッパは、崩壊の危機にさらされている。EUは、数か月も持たない」と述べた。
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バルス首相は、ダボスでの世界経済フォーラムで「統一ヨーロッパは、大量移民流入危機や、ますます増大するテロリズムの脅威、そしてポピュリスト政党への支持の高まりから、崩壊の淵へと追い込まれている」と強調した・
なお昨年11月、
ルクセンブルグのアスエルボーン外相も、同様の危惧の念を表明している。
アスエルボーン外相は、欧州における移民危機をコメントして「我々に残された時間は、恐らく全部で数か月だ。EUにとっても同じ程度の脅威が存在している」と述べた。
ミールターヘル解説員
フランスのヴァルス首相が、EUの崩壊について警告しました。21日木曜、記者会見を行ったヴァルス首相は、
「数ヶ月のうちにEUの崩壊につながる可能性のある危険について話し合うため、ダボスを訪問した」と強調しました。ヴァルス首相は、
難民危機、テロの脅威の拡大、ポピュリズムの高まりとイギリスのEU脱退の可能性を、EUの今後数ヶ月の重要な危機として挙げました。また、来月、EUとイギリスが合意する可能性について、「合意の可能性はなく、この問題にはさらなる時間が必要だ」と述べました。
EU崩壊に関する
ヴァルス首相の警告は、実際、
一部のヨーロッパの首脳やEUの高官が、EUの弱体化と最終的な崩壊に関して行っている警告のひとつです。これらの警告に共通しているのは、EUが、その存続を脅かす前例のない脅威に直面しているということです。現在、EUは、ヨーロッパ28カ国で構成される世界最大の地域的な組織として、いくつかの大きな問題を抱え、存続の危機に直面しています。現状において、恐らく、
EU創設以来、最大の危機とされる難民問題【の解決が】、この組織にとっての急務になっていると言えるでしょう。現在、EUは、この組織の本質と加盟国間の主権の境界、EUとしての決定や法に関する根本的な疑問に直面しています。
ある国がEUに加盟する際には、EUの法を国内の法よりも優先することを受け入れますが、現在、難民問題とそれによる影響により特に
ハンガリー、スロヴァキア、スロベニア、クロアチアといった中央・東ヨーロッパの
小国は、EUとしての資格よりも主権を優先させており、それによって、難民受け入れに関する責務を逃れようとしています。興味深いのは、
EUの古くからの重要な加盟国であるイギリスが、難民・移民問題においてこれらの小国に同調していることです。これにより、これらの小国は、EU内に強い味方を持つことになりました。このようなアプローチに対し、
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、そしてギリシャなどの重要な加盟国は抗議しており、
これらの小国が、特に難民問題に関してヨーロッパの首脳や閣僚レベルの
決定に従うよう求めています。
明らかに、このようなアプローチの継続により、EUの結束は弱まり、その展望は暗く曖昧なものになっています。とはいえ、ここ数ヶ月、難民問題に加え、テロの脅威もEUの問題に加わっており、一部のヨーロッパの首脳は、難民のヨーロッパへの流入とその問題の関係を強調しています。
EU内の亀裂は、難民問題を巡る対立に限られません。経済・財政政策に対する異なる見解、一部の国のポピュリズムの高まり、
そして何よりも、イギリスのEU脱退による問題、これらが、EU加盟国間に対立を生じさせています。EUの首脳は、イギリスのEU加盟を継続させるために一部の利権を与えようとしていますが、ドイツのメルケル首相など、一部の人々は、EUの根本的な原則に関しては、イギリスに譲歩するつもりはないと語っています。
この記事の中で特に重要なのは、“ローマ教会の無条件降伏”という部分です。昨日の記事のコメントで、彼らがスーパー人工知能による未来予測によって、彼ら自身の計画を諦める可能性を示唆しましたが、この記事によれば、まさにそれが起こっていたということです。
ただ記事によると、米国の新共和国政府の暫定大統領がジョセフ・ダンフォードであるとのことで、彼はフランシスコ法王の配下の者です。おそらく彼は巧みに立ち回り、改革の後も権力の座に留まる努力をするだろうと思います。いずれ適切な時期に過去の悪事が暴き出されて、排除されるべき人物です。
フランシスコ法王が、無条件降伏したのが事実であれば、最悪の結果は免れることになります。しかし、ここに書かれているような方向に、ある日突然速やかに移り変わるとはなかなか考えにくいところです。