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[Sputnikほか]米国は南シナ海を舞台とした対中国戦争を想定 〜 安倍政権による法整備はこうした流れの中で行なわれている

竹下雅敏氏からの情報です。
 やはり南シナ海が焦点のようです。2014年9月13日に取り上げた記事で、マケインがベトナムに現れたことを紹介しました。“ベトナムに米国のマケイン上院議員がやって来て、米国製の武器のベトナムへの供給に対する制限を撤廃するよう、強い働きかけを行っている。「マケインがやって来る」というのは、悪い兆しである。歴史がそれを教えてくれる”とあり、将来的にこの辺りで紛争が起こることが予期されましたが、今回のこの記事では、それがはっきりと現れて来たことがわかります。
 明らかに、日本はこの紛争に巻き込まれる予定です。“米国は、まず第一の連合国である日本に、南シナ海のパトロールを共に行うことを提案している”からです。現在の法整備はこのためにあるわけです。
 “続きはこちらから”以降を見ると、ブッシュ・ナチ陣営は、南シナ海の紛争を第三次大戦に拡大するつもりであることは明らかです。こうした流れをきちんと掴んだ上で、現在の安倍政権の行っていることを判断しなければなりません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米国、中国に南シナ海のプレー規則を押し付ける
転載元より抜粋)
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米国は中国に対し南シナ海における自国流のプレー・ルールを押し付けようとしている。米国は中国とASEAN諸国がいつ、どこで南シナ海の行動規範を取りうるかについて、その期日、場所を決めてしまった。米国は11月のクアラルンプールASEANサミットでこの文書が承認されない危険性があるとはとらえていない。22日、米国ラッセル国務次官補(東アジア、太平洋担当)はこうした声明を表した。

中国はベトナム、フィリピン、マレーシアと懇談を行っており、その各国が南シナ海における行動規範を採択するよう仕向けている。交渉はずいぶん前に開始されているものの、難航しているため、終了の具体的期日は明らかにされていない。このほか、中国は交渉が「ASEANの庇護の下に」行われることには断固として反対している。まして米国など第3国の干渉などもってのほか、としている。

このため、米国が11月クアラルンプールでASEAN諸国に行動規範を承認するよう仕向けていることは、中国にはこの地域への米国の新たな干渉以外の何ものでもない。

ロシア科学アカデミー東洋学研究所の専門家、ドミトリー・モシャコフ氏は米国は自分のプレーを行っているだけで、領土論争の正常化に関心を払っているという姿勢は見せかけだけのものとの見方を示し、次のように語っている。

「ベトナム、フィリピンにとってはこれは何よりもまず領土紛争だ。この解決策はまだ見えない。だが中国との2国間紛争に別の紛争が入り込んできている。それはより危険性の高い、非常にグローバルな米中の対立だ。しかも対立の原因は領土問題というよりは船舶航行の自由のほうに比重がある。これは非常に重要なことで、中国はすでに再三にわたり、自国領域だと捉えているこの水域での船舶の航行の自由は、自国の法律の枠内で保障する構えだと語ってきている。米国も自らのプレーに日本を引きこみ、南シナ海の船舶航行の自由を中国の思うように調整する試みには一切反対だと表明している。これに対立の本質があり、これはさらに高まるだろう。なぜならばこの裏には商船だけではなく、軍艦の航行へのコントロールがあるからだ。」

米国は、この地域における中国抑止の試みはつまり、自国のプレー規則を押し付けることがうまくいけばいくほど、中国を相手に戦う味方が増えると考えている。だからこそ、米国はまず第一の連合国である日本に、南シナ海のパトロールを共に行うことを提案している。そのあと、インドネシア、マレーシア、シンガポールも合同パトロールを宣言した。

社会政治交流センターのウラジーミル・エヴセーエフ所長は、計画は米国の直接的な圧力を受けてのものとの見方を示している。所長は、しかもそれは、クアラルンプールで先日実施された閣僚級会合でこの諸国は、南シナ海での対中関係をエスカレートさせないというプラグマチックな立場を表したにもかかわらず、宣言されていると指摘し、次のように語っている。

仮に米国が南シナ海でこれだけ扇動的な政策を続けるとすれば、アジアに新たな緊張が生まれてしまう。しかもあの地域には石油ガスという資源があり、一連の国がその採掘を開始しようとしのぎを削っている。このため、現在、一番の問題なのは米国のこの地域の問題に対する干渉と、それが緊張緩和の方法について中国と話し合いたくない姿勢である。

仮に米国が南シナ海におけるプレーのルールを決めることができたばあい、地域プレーヤーの資源開発権はおそらく政治外交的に米国にかなり依存することになるだろう。このため、南シナ海がきな臭くなってきたのは、中国が軍事施設建設のために係争地域での人工島建設に使っている砂が主な原因ではない。きな臭くなってきたのは石油ガスであり、海底に眠る資源なのだ。
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[マスコミに載らない海外記事]戦没将兵記念日は欺瞞だ 〜戦争は地球上から永遠に無くさなければなりません〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 小泉政権以降、グローバリズムに舵を切って、日本は格差社会になりました。現在、アベノミクスでその格差は広がる一方です。要するに、消費税の増税で庶民の富を富裕層に移転しているわけです。今や利益を上げようと思うと、株を所有するしか方法が無いという時代になって来ました。消費税が上がるほど、貧富の格差はますます激しくなって来るでしょう。大多数が貧困にあえぎ、富裕層が巨万の富を得るという時代です。
 しかしその究極は何かというと、戦争なのです。戦時中、国民のほぼ全員が大変な窮乏生活を強いられました。戦争という国難でもなければ、国民はそれほどの忍耐を受け入れることなど出来なかったでしょう。しかし大多数の国民が大変な苦難を強いられている中で、ほんの一握りの人間が莫大な富を手中に収めることが出来たのです。噂される“天皇の金塊”のことを考えれば、このことは明らかだと思います。
 戦争はこの記事にある通り、大変馬鹿げたものなのです。“自由のために戦った”とか、“アジアを欧米の植民地支配から解放するために戦った”などというのは、妄想です。このような偽りの大義のために、多くの人は騙されて死んでいくのです。戦争は地球上から永遠に無くさなければなりません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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戦没将兵記念日は欺瞞だ
Paul Craig Roberts
2015年5月21日

戦没将兵記念日は、戦争で亡くなった兵士達を追悼するものだ。戦死者は、我々と我々の自由の為に戦ったのだと教えられる。アメリカ海兵隊少将スメドレー・バトラーはこの考え方に異議を唱えた。彼は、アメリカ兵達は、銀行家、ウオール街、スタンダード・オイルや、ユナイテッド・フルーツ社の利益の為に死んだと言ったのだ。以下は、彼が1933年に行った演説の抜粋だ。

戦争はいかがわしい商売だ。いかがわしい商売とは、大半の人々にとってはそうは見えないもの、と言ってよいだろう。実体を知っているのは内部の少さな集団だけだ。それは、大勢の人を犠牲にして、ごく少数の人々の利益のために行われる。

私が信じるのは海岸線のしっかりした防衛だけであり、それ以外の何物でもない。もしどこかの国民が、アメリカに戦闘にやってくれば、我々は戦う。アメリカの問題は、ドルが、国内では6パーセントしか稼げなくなると、落ち着きを無くし、100パーセント稼ぐべく、外国に出てゆくことだ。そして国旗がドルの後に続き、兵隊は国旗の後に続くのだ。

銀行家のろくでもない投資を保護する為にしたような戦争は、二度とするまい。我々がその為に戦うべきものは二つしか存在しない。一つは我が祖国の防衛で、もう一つは権利章典だ。他のいかなる理由の為の戦争も不正な金もうけに過ぎない。

たかりの仕組みに、軍隊暴力団が把握していない秘策があったわけではない。敵を指摘する“たれ込み屋”、敵を破壊する“用心棒”、戦争準備を計画する“知恵者”と、超民族主義的資本家の“大ボス”がいるだけのこと。

軍人がそのような例えをするのは、奇妙にも思える。誠実さが、こういう表現を私に強いるのだ。この国で最も機敏な軍隊、海兵隊の一員として、私は32年4ヶ月、戦地で軍務についた。少尉から、少将までの、あらゆる階級についた。そして、その期間、大半の時間を、私は大企業の、ウオール街の、そして銀行家の高級用心棒として過ごした。要するに、私は暴力団員、資本主義の為に働くギャングだった。

当時、私は暴力団の一環にすぎないと薄々勘づいていた。今ではそれを確信している。あらゆる軍人達と同様、軍務から離れるまで、私は自分独自の考えを持ったことがなかった。上官の命令に従っていた間、私の知的能力は仮死状態にあった。これは軍務にある誰にとっても典型的だ。

1914年、私は、メキシコ、特にタンピコを、アメリカの石油権益にとって安全な場所にするのを助けた。ハイチとキューバを、ナショナル・シティー・バンクの連中が、そこで収入を得られるきちんとした場所にするのを支援した。ウオール街の利益の為に、半ダースの中米共和国を略奪するのを手助けした。強喝の実績は長い。1909-1912年、国際銀行ブラウン・ブラザーズの為にニカラグアを浄化するのを支援した(どこかで聞いたような名前だ)。1916年には、アメリカの砂糖権益の為に、ドミニカ共和国に光明をもたらした。中国では、スタンダード・オイルが邪魔されずにやれるよう手配するのを支援した。 

こうした年月、参謀としての私は、太鼓腹の暴力団員だった。省みれば、アル・カポネに、いくつかヒントをやれたろうと感じている。彼が出来た最高のことは、せいぜい三つの地区で手下を働かせることだ。私は三大陸で軍事行動していた。

大半のアメリカ兵士は、アメリカ合州国に対して何の脅威でもない相手と戦って亡くなった。アメリカ兵士達は、それについて何も知らない秘密の狙いの為に死んだのだ。資本家連中は、私利を国旗の裏に隠しており、我が国の兵士達は1パーセントの儲けの為に死んだのだ。

アメリカ軍をアメリカ国民に対して戦わせる演習、ジェイド・ヘルムが、7月15日から9月15日まで行われる予定だ。ジェイド・ヘルムの隠された狙いは一体何だろう?

1950年代、1960年代、1970年代、1980年代、ソ連は資本家連中の略奪に対するある程度の歯止めだった。ところが、ソ連崩壊と共に、資本家連中の略奪は、クリントン、ブッシュと、オバマ政権の間に、激しくなるばかりだ。

ネオリベラル・グローバリゼーションは、現在、自国民さえ、
そして地球そのものさえ略奪している。アメリカ人、ギリシャ人、アイルランド人、イギリス、イタリア人、ウクライナ人、イラク人、リビア人、アルゼンチン人、スペイン人とポルトガル人は、貯蓄、年金、社会福祉や、雇用の機会を略奪され、地球は、環境から最後の一銭まで吸い出す資本家連中によって、荒れ地へと転換されつつある。クラウディア フォン・ヴェールホフが書いている通り、略奪的な資本主義が、地球を消耗しているのだ。
http://www.globalresearch.ca/neoliberal-globalization-is-there-an-alternative-to-plundering-the-earth/24403

ネオリベラル・グローバリゼーションの犠牲者を追悼する戦没者記念日が我々に必要なのだ。アメリカ国民全員が犠牲者であり、究極的には資本家達もそうだ。

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl: http://www.paulcraigroberts.org/2015/05/21/memorial-day-hoax-paul-craig-roberts/

[Sputnik 他]米国 中東での影響力を失う / 米国の好戦派に属するマケイン上院議員はウクライナ大統領が設置した諮問グループへの参加を辞退

竹下雅敏氏からの情報です。
 マケインの発言から、事実上“イラク、シリア、そしてイエメンの状況は、イランのコントロール下にある”ということがわかります。マケインのこれらの発言と、ヌーランド国務次官補のロシア訪問などを考えると、ブッシュ・ナチ陣営が相当に混乱していることがよくわかります。
 今日の最後に取り上げたフルフォード情報も考慮に入れると、この連中は恩赦を求めて駆け引きを行なっている可能性があります。しかし見たところ、相手を油断させておいて、機を見てロシアに先制核攻撃する計画を捨ててはいないと思います。また、彼らのこれまで犯して来た罪を考えると、恩赦が妥当であるかどうかは、なかなか難しい問題だという気がします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米国 中東での影響力を失う
転載元)
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米国共和党の影響力を持つ政治家で、大統領選挙でオバマ現大統領のライバル候補にもなったジョン・マケイン上院議員は、MSNBCのインタビューに応じた中で「オバマ大統領の中東政策の誤りにより、この地域でのイニシアチブは、米国とその同盟国からイランへと移る事になってしまった。 

今日、イラク、シリアそしてイエメンの状況は、イランのコントロール下にあると述べ、次のように指摘したー

「米国が中東で直面している最も大きな問題は、自分達の潜在的同盟国であるサウジアラビアとトルコが、イランからの脅威を『IS(イスラム国)』からの脅威よりも大きいかのようにみなしている点にある。」

これに関連して、イランの政治学者で中東問題の専門家、イランのニュース通信社MehrNewsの主任編集員ハサン・ハニザデ(Hassan Hanizadeh)氏は、ラジオ・スプートニク記者の取材に対し以下のようにコメントしているー

2001年9月11日から、米国は、アフガニスタン、イラク、シリア、リビアといった中東・北アフリカの国々に対し、軍事力を伴う侵略と膨張政策のみを実施し続けている。こうした政策は、こうした国々のイスラム教徒住民達の憎しみや憤怒を呼び起こさないわけにはいかなかった。米国は、その軍事的膨張政策の中で大量破壊兵器を使用し、イスラエルやサウジアラビアを積極的に支援しながら、平和的一般住民を殺害することで、今やこの地域での、信頼を失い評判を落とし、影響力を失った。

一方イランはそうした米国の政策に反対の立場を取っていることから、イランは、米国やその同盟諸国の側から軍事攻撃を受けた国々の人々を、自分達のほうにひきつけることに成功した。米国は今後も、この地域のみならず、アジア東部でも、己の影響力を失うに違いない。ワシントンの侵略的政策に対し、諸国民が皆抱いている憎悪からいって、それは予想できることであり、十分理由のある事だ。」

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米国の好戦派に属するマケイン上院議員はウクライナ大統領が設置した諮問グループへの参加を辞退
転載元)
 ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領が設置した国際諮問グループにネオコン/シオニストの好戦派であるジョン・マケイン上院議員が参加すると伝えられていたが、同議員は指名を光栄に思うとした上で、アメリカ憲法の条項に従って誘いを断らなければならないと発表した。

マケインは2013年にトルコからシリアへ密入国して反シリア政府勢力のリーダーと会談しているのだが、その中にはFSAの幹部のほか、アブ・バクル・アル・バグダディも含まれていた。密入国は法律に違反した行為だが、意に介していないらしい。会談に出席していたひとり、バグダディはIS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)のリーダーだと言われることになる人物だ。ウクライナではビクトリア・ヌランド国務次官補と同じようにクーデターを扇動、ネオ・ナチとも会っている。5月12日にジョン・ケリー国務長官がロシアを訪問してウラジミル・プーチン大統領らと会談しているが、マケインの発言はこうした動きと関係しているかもしれない。
 

[日刊ゲンダイ]「国民に戦争リスク強要」 国民安保法制懇が、安倍政権が閣議決定した安保法制=“戦争法案”の撤回を要求

竹下雅敏氏からの情報です。
 この法案が“米国の要請”である以上、安倍政権であろうが民主党政権であろうが、結局は成立してしまうということだと思います。ただ安倍政権の場合は、あまりにも拙速で、このような議会運営では国民の理解を得ることが出来ないというに過ぎないのだと思います。
 要するに、自民党も民主党も米国の傀儡政権であるわけで、このような次元の2大政党制など、属国としての意味しか持たないわけです。
 古賀茂明氏は、“改革するが、戦争はしない”というキャッチフレーズで流れを作り出そうとしていますが、結局のところ、TPPによる外圧を使って日本の改革を進めても、日本はいつまで経っても自立出来ません。
 “自立した国家を目指すが、戦争はしない”というのはどうでしょうか。これなら、生活の党も裏天皇陣営もフォーラム4も自民党の保守本流も、同調出来ると思います。自民党は、いずれ2つに分裂することになるのだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「国民に戦争リスク強要」 憲法の重鎮が“戦争法案”撤回要求
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

[YouTube]I was wrong(私は間違っていた)

 ウクライナ東部の現実を知った男性の「I was wrong(私は間違っていた)」というこの叫びは、世界に対して無知・無関心を貫き、自分の夢を追いかける私たちの生き方にも当てはまるのではないでしょうか。安倍政権が行き着く先にも、この男性の叫びが待っていると思います。動画に対する視聴者のコメントも実感がこもっているので、ご覧ください。
 ※凄惨な場面にはモザイクがかかっていますが、人によっては閲覧注意かもしれません。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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I was wrong, автор: DJ Rha
転載元)

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「I was wrong !」という絶叫 - 音楽ビデオ
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。