弱者を抹殺する。 不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければと思い...
iri********さん
2011/6/11
(前略)
自然界では弱肉強食という単語通り、弱い者が強い者に捕食される。
でも
人間の社会では何故それが行われないのでしょうか?
文明が開かれた頃は、種族同士の争いが行われ、弱い者は殺されて行きました。
ですが、今日の社会では弱者を税金だのなんだので、生かしてます。
優れた遺伝子が生き残るのが自然の摂理ではないのですか。
(以下略)
ベストアンサーに選ばれた回答
mex********さん
2011/6/11
え~っと、、、よくある勘違いなんですが、
自然界は「弱肉強食」ではありません
(中略)
自然界の掟は、個体レベルでは「全肉全食」で、
種レベルでは「適者生存」です
(中略)
「強い者」が残るのではなく、「適した者」が残るんです(「残る」という意味が、「個体が生き延びる」という意味で無く「遺伝子が次世代に受け継がれる」の意味であることに注意)
(中略)
「適応」してさえいれば、強かろうが弱かろうが関係無いんです
(中略)… 10年生き延びて子を1匹しか生まなかった個体と、1年しか生きられなかったが子を10匹生んだ個体とでは、後者の方がより「適者」として「生存」したことになります
(中略)
人間の生存戦略は、、、、「社会性」
高度に機能的な社会を作り、その
互助作用でもって個体を保護する
個別的には長期の生存が不可能な個体(=つまり、質問主さんがおっしゃる"弱者"です)
も生き延びさせることで、子孫の繁栄の可能性を最大化する、、、、という戦略です
(中略)… 生物の生存戦略としては大成功でしょう
(中略)
例えば、現代社会の人類にとって「障害」としかみなされない形質も、将来は「有効な形質」になってるかもしれません
だから、
可能であるならばできる限り多くのパターンの「障害(=つまるところ形質的イレギュラーですが)」を抱えておく方が、生存戦略上の「保険」となるんです
(中略)
我々全員が「弱者」であり、「弱者」を生かすのがホモ・サピエンスの生存戦略だということです
(以下略)
ありがたいことだと思います。
もしも時事ブログがなかったら、新型コロナを偽旗だと信じて、楽観的に行動して、悲惨な思いをしたかもしれません。後遺症の深刻さについても、知らなかったでしょう。
仕事をしていた頃、慢性インフルエンザの患者さんを診ていました。
どこの病院に行っても相手にされない、「慢性疲労症候群」と言われて、ついには精神的なものにされて、心療内科を紹介され、安定剤を飲んでかえっておかしくなるとか。
新型コロナとインフルエンザでは勝手が違うとは思いますが、もしかしたら、新型コロナ後の「慢性疲労症候群」にも、漢方が有効かもしれないと思って書きました。
2020,8,12追記
補中益気湯も十全大補湯もカファ・ドーシャを増やすため、新型コロナ対策には向かないことがわかりました。
漢方薬をお試しになりたい方は、「漢方薬のドーシャと新型コロナウイルス対策 〜 中医学の気・血・水にこの順で対応するアーユルヴェーダのヴァータ・ピッタ・カファ」を参考にされてください。