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台風15号で甚大な被害を受けた千葉県館山市の給食が、とんでもないことになっている ~悲惨な状態になっている日本の給食

竹下雅敏氏からの情報です。
 台風15号で甚大な被害を受けた千葉県館山市の給食が、とんでもないことになっているらしい。記事にある簡易給食の写真を見ると、“何とかならないのか”と思ってしまいます。
 館山市のホームページの「献立はこちらから」をクリックして1月の献立表をみてください。献立が、“ごはん、牛乳、あじつけおかか”とか、“ごはん、牛乳、ひじきのり”とか…。悲惨です。
 新しい給食センターは今年の9月にオープンの予定ということで、“新しい給食センターができるまでは、この状態が続く”見通しらしい。
 ただ、一連のツイートをみると日本の給食は質素というよりも、粗末というか悲惨なのが結構多い気がします。ツイートにある韓国、中国、日本の給食を見比べて、最後に“国会議員のランチ”を見ると、国会議員の頭をハリセンで、ひっぱたきたくなるのは私だけでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「これならいらない」 台風被害で簡易給食が1年に及ぶ可能性、親からもため息
引用元)
 9月の台風15号で給食センターが甚大な被害を受け、満足な給食が提供されていない千葉県館山市。影響は子供だけでなく、弁当をつくらなければならない保護者にも広がっている。この状況は来年9月まで続くかもしれず、保護者からは「給食のありがたみが分かった」とのため息がこぼれている。(橘川玲奈)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
(中略)
台風15号で給食センターが使用不能に。市では希望者に「簡易給食」として、ご飯かパンに牛乳、なめたけやふりかけなどを提供しているが、これだけでは栄養が足りない。
(中略)
「簡易給食を希望すると、給食費で中学生は月に3千円かかる。でも、結局はおかずを持たせなければならないので、弁当との手間の違いはご飯を詰めるだけ。息子たちも献立表を見て『これならいらない』と言っている」
(以下略)
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献立
引用元)
簡易給食の献立について
台風の被害を受けて、学校給食センターから調理した学校給食は提供できませんので、外部より調達できる簡易給食を提供します。 簡易給食の献立は次の通りです。

1月の献立表
簡易給食の献立は小学校、中学校、幼稚園とも共通です。 
献立はこちらから

(以下略)
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配信元)
 
 

20/01/02 ソルカ・ファール情報:死が人類進化の最大の功績という最も謎に満ちた一世紀は、2020年で終わりを告げる

 お正月の1月2日にソルカ・ファール女史のサイトに登場した科学系の記事です。最初は人口増加に否定的、つまり「ロシアがNWO(新世界秩序)の人口9割削減案に傾いている???」と警戒してしまいました。
 きちんと読んでみると、どうやら人工の窒素肥料による環境破壊が人々の想像よりも深刻だと訴えたいらしい。
 というか「窒素固定法」って何ぞや。そもそも窒素とは、増え続ける人類を養うため、食糧を大量生産するには欠かせない肥料なのだそう。空気中に当たり前のようにありますが、そのままでは植物は取り込めないのです。(※ガチの文系をナメたらあきまへん、そんなこと全く考えず、ひねもすのたり生きていますもの。)
 1918年頃のハーバー=ボッシュ法という画期的な発明により、窒素化合物であるアンモニアが出回るようになりました。化学肥料の誕生です。ですが農地に大量投下された窒素は空中・水中に流れ出し、大気も海も汚染していき、とうとう地球の全生命を脅かすように……というホラーな事態が現在起こっています。
 加藤徹先生の『貝と羊の中国人』という本を読んだ際に、人口爆発で実際に国が亡ぶのね、とゾッとしましたが、豚エボラなども加わって、中国は今まさに食糧供給問題に直面しています。
 我こそはと思われる理系の方には、気候変動や地球温暖化云々の虚構に惑わされず、こちらの切迫した問題に是非取り組んで頂けたら、と願うばかりです。そして黙示録ではない終わり方を実現して頂きたい。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:死が人類進化の最大の功績という最も謎に満ちた一世紀は、2020年で終わりを告げる
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

■この記事のまとめ■
✅2020年ロシアの優先事項:5月9日の戦勝記念日
✅第二次世界大戦では8,100万人以上が死亡
✅これが1920年から2020年までの一世紀で人類最大の功績?
✅というのも、1820年から1920年までの一世紀と比べて画期的な新発明がない!
✅1945年から1971年の「黄金の15年間」:
現代社会の利器を次々と生み出したと言われる時期
✅実はそれまでの発明の改善に過ぎない

✅1920年頃までの一世紀で発明されていた現代文明の利器
✅自動車や飛行機から家電や映画などの娯楽まで数知れず

✅人類に資する発明はないが、人類に仇となる発明はちらほら:
✅最たるものが窒素固定法
✅人口爆発には寄与したが、植物が奇妙な育ち方を見せ、陸と海の生物が大量死へ
✅核兵器の投下と同じくらいに危険な“窒素爆弾”

✅インターネットと地球温暖化:
✅窒素肥料による地球の異変を隠蔽し、監視するため
✅異変の例:夜光雲や赤潮


人類は50年前から大して進歩していない!?


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議SC)の新報告書は魅力的かつ刺激的な内容でした。

――プーチン大統領にとって2020年の国内外の主要な優先事項とは、大祖国戦争※欧米では第二次世界大戦として知られるもの)で旧ソビエト連邦ナチス・ドイツに勝利してから75周年となる5月9日の記念日だ、と記しています。

――この戦いでは8,100万人以上の人間の命が失われましたが、その内の2,600万人はアドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツ政権から世界を救うために亡くなったソ連ロシアの市民でした

――そして1920年から始まり、昨日2020年の開始で終わった一世紀においては、これが達成できた唯一の偉業なのです。

――1820年から1920年の間には、全人類は世界史上で最も偉大な功績を幾つも築き上げたことを思えば、実に悲しいではありませんか。

――未だに原因は説明がつかず、謎のままなのですが、50年近く前に「黄金の15年間」と評する時代が終わると、人類の進歩の一切合切は突如として暗礁に乗り上げてしまいました。

――現代社会を定義付けする全てのものは、およそ1945年から1971年までの期間に登場したか、【少なくとも】その種が蒔かれたのですが、実はその頃から【前時代の】既存のものへの漸増的な改善しかなされていなかったのです。

【中略】

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

「ちょっと待て! 一体何が起こってる?!」

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豊洲市場“沈没”の前兆! ~開場わずか500日足らずで、建物の一部が「沈下」している恐れ

竹下雅敏氏からの情報です。
 オリンピック後に、ギリシャが経済破綻したとき、多くの人は、“ギリシャの人たちは愚かだ”と思ったのではないでしょうか。しかし、現状の日本を見ていると、日本人の愚かさはギリシャの比ではないように見えます。
 その事を象徴しているかのような「豊洲市場“沈没”の前兆」。開場わずか500日足らずで、建物の一部が「沈下」していると見られます。どうやったら、これほどいい加減な工事ができるのか。
 耐震偽装問題で騒ぎになった姉歯秀次氏の設計した建物が多く存在する東京都内・千葉県内も、2011年の東日本大震災では、かなりの揺れを記録しましたが、「震度5以上の地震が来れば確実に崩壊する」とマスコミが報道していたにもかかわらず、姉歯秀次氏の設計した建物が倒壊したという話は聞いていない。姉歯秀次氏は中国なら、天才建築士として引っ張りだこになっていたのではないかなどと思ったりします。
 冗談はさておき、豊洲の手抜き工事は誰がどう責任をとるのか。この問題の責任の所在を明らかにすべきでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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豊洲市場に“沈没”の前兆 開場わずか500日足らずで異常事態
引用元)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
(中略)
開場から1年3カ月が過ぎ、衝撃の異常事態が日刊ゲンダイの調べで判明した。建物内の一部が部分的に沈下している可能性がある。
(中略)
ある市場関係者は、12日にSNSで投稿された建物内の写真を見て、不安げな表情を浮かべた。「C―03」と記された太い柱の左側の壁が奥に引っ込み、逆に右側の壁は手前にハミ出ている。柱を中心に両側の壁がまるで、「回転扉」のようにズレているようだ。

 一体何が起きているのか。市場関係者たちに取材すると、問題の箇所は卸売場棟1階の南西部「活魚の荷捌きスペース」だと分かった。
(中略)
「今回のような壁の亀裂は初めて見ました。これまでもあちこちの壁や床面でヒビ割れが生じ、原因は地盤沈下だと判明済み。今回も地盤沈下が原因か、と噂になっています」(市場関係者)
(以下略)
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配信元)
 
 
 
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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第53楽章 喜怒哀楽に振り回されない・・

あけましておめでとうございます。今年もよき年でありますように。
2020年うるう年ですね。世界には500万人くらいの2月29日生まれがいるそうです。

ドイツのベルリンの大晦日から新年のカウンドダウンは、毎年花火で大変な騒ぎになりますが、今年も爆竹や爆弾のような音で大変でした。

第53楽章は、喜怒哀楽に振り回されない・・です。
(ユリシス)
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犬も恐怖を感じる、爆竹花火によるカウントダウン


ドイツのベルリンでは、大晦日近日だけしか花火を許可されていませんので、多くの方がこのときとばかりに花火を買い求めます。爆竹の音、さらに、ズドーンという重低音の音(ドイツ語でボラーという爆弾のような花火ですが・・)にとてもびっくりします。特に犬は恐怖を感じるらしく、亡くなってしまった犬もいたようです。小さな子供さんがいるご家庭にはおすすめができないベルリンのカウントダウンです。我が家は4回目のベルリンの大晦日になりますが、ベルリンの地区によっても違いがあるものの、ベルリンの中央寄りに引っ越したことで、以前の郊外方面よりは花火打ち上げの凄まじさがより感じられました。

このようにベルリンの子供達は、このときとばかりに爆竹花火を楽しそうに購入してしまいます。


そして、カウントダウン近くになると、このような状況です。上に投げるのではなく、横に投げるので危ないことになってしまいます。


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日本の子どもの読解力が低下 / 日本の大学の理系論文数が減少 〜教育に市場原理を持ち込んだ結果の凋落

 PISAという世界の15歳を対象にした学習到達度調査があるそうです。
2019年に発表された調査結果では、日本の読解力が低下していることが問題となり、有識者からはコンピュータ教育が遅れていることを理由に、1人1台のタブレットを導入する提案も出たそうです。
 しかし、以前から日本の子どもの読解力低下を指摘してきた新井紀子氏は、タブレットを導入すると、読解力は「もう終わり」と感じておられます。意外ですが、読解力を上げるには昭和的に板書をするなど書く行為がとても効果的なのだそうです。
今の子ども達は中学校になっても先生の話を聞きながらのノートが取れず、それどころか5年生でも自分の名前を漢字で書けない子も居る、その背景には世代を共通する会話がないことや生活の中の面倒臭い作業が無くなってしまったことが挙げられていました。便利なテクノロジーは、これまで子ども達が当然のように獲得してきた能力を失わせてしまったと具体的に解説されていました。
 しかも「読解力」は学習の目的ではなく、あくまでも学ぶためのスキルで、この力があればこそ、その後、自力で学んでいくことができます。面白いことに数学など理系的な勉強にも読解力が必要なのだそうです。逆に、子ども達の読解力の低下は、必ず社会のコストや税収低下に跳ね返ってくると指摘されています。
 新井氏の素晴らしいところは「恵まれた読解力を持つ人は社会のために、その幸運を使うべき」と考えられているところで、ご自身も「その幸運を社会の格差をなくすために使う」実践をされていました。
けれども少子化ゆえに「子ども」は成長分野とみなされず、メディアも企業も本気の投資をしないのだそうです。

 さて、新年の長周新聞では、学者の島村英紀氏が日本の大学の理系の論文数が止まっていることを述べておられました。「質の高い論文数を示す国別世界ランキング」で、2000年以降、日本は急激に低下しているそうです。従来強いとされてきた分野でも、上位論文が減少しています。
日本は2004年から全ての国立大学が一斉に独立法人になり、大学への予算は年々減少し、自ら稼ぐことが求められた大学は目先のお金になる研究が優先されるようになりました。それは息の長い、そして空振りのリスクはあるがホームランの大きな可能性もある研究がやりにくくなってしまうことになりました。
 島村氏は、日本の凋落の原因は日本政府による予算抑制の影響が大きいと指摘されています。ここでも大事な基礎研究を生産性のないものとした共通点があります。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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「ノートが取れない」中学生。日本の子どもたちの読解力はなぜ落ちたのか。新井紀子さんインタビュー
引用元)
2019年12月に発表されたPISAの結果で、日本の読解力の低下が大きな話題となった。以前から日本の子どもたちの読解力低下を指摘してきた、国立情報学研究所教授であり「教育のための科学研究所」代表理事・所長も務める新井紀子さんに、この結果をどう受け止めるのか、さらにそもそもなぜ「読解力」が必要なのかを聞いた。
(中略)
新井さんの著書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』『AIに負けない子どもを育てる』を読むと、むしろ読解力を上げるには、板書をするなど「書く」行為をさせること、つまり「昭和的」な教育の方が効果が上がった実例が書かれています(中略)
(中略)
浜田:そもそも読解力、とはどんな能力なのですか。
新井:「読解力とは何か」については、(中略)PISA調査で目指している読解力は、複数の情報、複数の長文を批評的に読んで、自分の立場を明確にすることが求められている。15歳が今後生き抜いていく上で目指す読解力としては正しいと思います。
ですが、このレベルの読解力に突然持っていくことはできないわけで、その前に基本的な読み書きができないと困るのです。
(中略)
(中略)そういう状態で小中学校に、1人1台タブレットを導入すると、どうなるんでしょう。
新井:これはもう終わりだなと。特に小学生には絶対、タブレットは良くないと私は確信しています
実際、先進的に導入した私立学校や家庭で既に弊害が出ています。小学校からタブレットドリルで学ぶと、紙や長文にはもう戻れないんです。意外なことですけれども、検索すら自分ではできなくなる生徒が出てくる。学びが非常に“消費的”になるのでしょう。 けれども、大学や社会で求められる学びは“生産的”な学びなので、タブレットドリルで育った子は立ち直れないほど挫折してしまう
(以下略)


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