独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第59楽章 今の時期を乗り越えるために・・

 3月29日からドイツはサマータイムになりました。日本との時差はマイナス8時間から7時間になりました。ドイツの新型コロナウィルス下の4月4日の状況。ドイツの国境が封鎖して、3週間経ち、レストランやカフェなども閉鎖されて、持ち帰りのみだけになり、街は、毎日の食料、必要品を購入できるスーパーと薬局だけが開いている状況です。3人以上で集まると罰金。ピクニックをしても罰金。ドイツ人は素直でお利口さん系が多いのか、人と立ち話をするときも1.5メートルの間隔を開けて立っています。スーパーのレジでも、1.5メートルの間隔を開けます。郵便局で並ぶときも、1.5メートルの間隔を開けるので、外まで蛇のように行列ができてしまっています。トイレットペーパーは1人1つのみの購入。入荷するとすぐになくなってしまいます。だんだん増えて来ましたが、マスクをしている人は、10人に1人ぐらいの割合かな・・。
 ドイツは州ごとによって、規制が違います。ベルリンでは、外出禁止までには至っていません。多くの方が運動不足を解消するために、ジョギングをしています。最終的な外出禁止になるまで、毎日近くに買い物に出かけなければと思い、少し出かけます。空を見上げると、気のせいなのか、空が綺麗になったような気がしています。以前は、ケムトレイルも多かったのに・・と思ってしまいました。春のお花が満開になっているところもあります。

 第59楽章は、今の時期を乗り越えるために・・です。
(ユリシス)
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ドイツのコロナ対策の補助金について



ベルリンのテレビ塔が遠くに、空が綺麗

春のお花が満開

photo by ユリシス

ベルリンでは、3月21日は病院関係者の帰宅時に労いの気持ちをこめて、このような拍手をしました。我が家も拍手をしました。

ドイツのベルリンでは、フリーランスや個人事業主の方が非常に多く、今回のコロナで影響を受けた方も多いので、補助金が発表されました。日本のツイッターでアップされている方もいらっしゃいました。オンラインで申し込んで、すぐに銀行に5000ユーロ(60万円相当)が振り込まれているようです。こちらが詳細のサイトです。

ベルリン在住の方ならば、外国人にも対応していますが、今後、無期限滞在(永住権)を目指すためには、国からの援助をもらっていないこと・・という条件を満たしていないといけませんので、詳細はまだわからないのですが、安易に申し込んではいけないな・・と思ってしまいます。外国人が母国でない国で長期に暮らすためには、経済的にも問題がない人物です、大丈夫ですよ・・というアピールが必要になっているものだからです。

ご親切にも、ベルリン在住の方に状況を聞いてくださった方からの情報があり、ブログに記載しても良いという許可もいただきましたので、助成金のリアルな声を記載します。
  • 今回の助成金は、抽選ではない。
  • 60万円は、3ヶ月分の生活費として使って良い。
  • 助成金の申請受付を12時から開始したら、応募者殺到でオンラインがパンクしてしまい、13時からの受付に変更になった。
  • 途中でハッカーに狙われ、狙われた頃に申請していた人達の申請がうまくいかなかった→手続きが遅れる→振込が遅れる。
  • ハッカー騒動があったため、逆に遅くに申請した人の方がスムーズに申請手続きができた→早くに振込された。


感染者が急増するアメリカの動き


今回は、感染者が急激に増加しているアメリカの動きがとても気になりましたので、ツイートを取り上げてみたいと思います。

「COVID-19を製造したテロ、麻薬組織と戦争をしているのです。 私たちは米軍であり、国を守り貫きます。」 ――マーク・ミリー将佐

「なんと素晴らしい。USNSComfort、NYStatePolice、世界中の医師と看護師に感謝。」 ヒュー・ジャックマン

救護船の配置USNSComfortは、国のCOVID19対応のため、燃料と補給品を担当。 COVID-19ではない患者の受け入れをします。

薬物組織、犯罪者、悪意のある俳優は、この危機を利用してアメリカ人を脅かそうとする可能性があります。トランプ大統領はそのようにさせません。

国防長官マーク・エスパー曰く、コロナウイルスのパンデミックの間、薬物組織に圧力をかける作戦を取っていきます。

トランプ大統領曰く、(リトルリーグの開幕の)時を喪失した若者へ、そこにいてね。すぐに外に連れ出してあげるから。野球もできるようになるから・・。


今回のコロナパンデミックで感じることは、全世界で同じですので、命を第一に考えて、早めに対策を考えたり、対処したりすることが大事で、最後まで気を抜かない方がいいのかなと思っていて、いろいろなワナもあると思いますので・・。911の時も、聞いた話ですが、第1の爆発のあと、隣のビルでは多くの方が避難しようとエレベーターや階段で降りていましたが、もう大丈夫です、戻ってくださいというアナウンスがあったそうです。それを聞いて、半分くらいの人が戻り、半分くらいの人はやはり危ないから・・ということで、下に降りたそうです。その後、このビルで第2の爆発なのか、突撃なのか・・・起きたそうなのです。戻ってしまった人は・・・。


社会主義の国の雰囲気に似ている外出制限の生活


我が家はもともと家にいる時間が多い家族ですので、ベルリンで外出制限になって3週間が経ちますが、そんなに生活が変わることはありません。考えようによっては、お店が閉まっていて、不便だけれど、静かでいいな・・とも思ってしまいます。この静かで少し抑えられた雰囲気・・どこかで体験したことがあるかな・・とふと振り返ってみると、社会主義の国の雰囲気に似ています。1990年にソビエト連邦崩壊前のペレストロイカ時代にモスクワにトランジットで1泊したことがあります。物不足といわれていた時期でしたので、空港には何も売っていないですし、モスクワのトランンジット用ホテルでは、食事が何時間待っても出て来ないという状態。トランジット中にアメリカドルを持っている人だけが、モスクワの赤の広場を観光できたのですが、運良く持っていて、夜の赤の広場を見学。

聖ワシリイ大聖堂から見た赤の広場

グラスノスチ(情報公開)と言われた時代。新聞がグラスノスチ!と言って売られていました。社会主義国の殺風景な雰囲気・・・。今、外出禁止になり、大勢で集まってはいけないという雰囲気は、社会主義国に似ているのかな・・という気がしました。資本主義の国では、商品があってあたりまえ、広告や宣伝があらゆるところに・・という中で過ごしていて、競争が盛んで・・。しかし、今こそ、外出制限のような生活に一生涯なったとしても生活をしていける知恵が必要かもしれません。

私の父は、アマチュアですが登山家でした。ですので、毎日がサバイバルのような生活態度です。雪山の登山では、少しの重さでも体力が減るので、大切なものしか持たなかったそうです。外側のパッケージはすべて捨てるという感じで、チョコレートをもっていくにも、外側の紙まで捨てるらしいのです。ですので、昔から、家の本、辞典などでも、外側の箱を捨ててしまうので、母親が、捨てるとカッコ悪い・・とかでよく言い合いをしていました。父親がこのように言っていました。
  • 今まで3食だったら、2食、1食にせよ・・
  • トイレットペーパー今まで10センチ使っていたのなら、5センチにせよ・・
  • すべての生活を簡単、簡素にして、生きることにだけに集中せよ・・

もうひとつ・・インドネシアで聞いた話。昔、イスラム教の方たちの左手は、不浄の手といわれていました。左手がトイレットペーパーの代わりで使用するのです・・これは、究極のエコかもしれません・・・


おうち生活を充実させるためにも、ハーブを有効利用しようと思い、ドイツでは、スーパーにフレッシュハーブが売っているのでウオッカに浸してハーブチンクチャーを作りました。ハーブはアルコールに漬け込むとと効果が倍増すると聞きましたので、タイム、ヒソップ、ローズマリーのチンクチャーを作りはじめました。作り方は簡単で、アルコール度数40度のウオッカを瓶にいれたフレッシュハーブが浸るくらい注ぎ、毎日蓋を開けずに中身をゆすって、2週間ぐらいすると出来上がりです。タイムもヒソップも呼吸器に良いですし、ローズマリーは若返りのハーブと言われて、いろいろな効能がありそうです。2週間後が楽しみです。

ヒソップ

左からローズマリー、ヒソップ、タイムのチンクチャー

photo by ユリシス

本日の音楽


息子によると、ベルリンで3人以上で集まると、1人500ユーロの罰金を徴収されるとか・・。集まって歌う・・ことが、また、いつになるのやら・・・の今です・・。



おまけ・・小さかったパンダもこんなに大きくなり、走り回っています・・


Writer

ユリシス

311を機に息子と共に、東京からシアトル、2012年ケアンズ、2015年ベルリンへと移住。
ユリシスの名前は、ケアンズ近郊でみられる見ると幸せになると言われる青い蝶から命名。
幸運にもケアンズの家の近くでペアのユリシスに遭遇したので、それを思い出し・・。
映像配信、東洋医学セミナーなどシャンティフーラでの学びが大好きです。
体癖1-3 



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