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種子法廃止が導く危険な未来 〜国民の胃袋握るモンサント 世界で破産農家が続出〜

 長周新聞は、特に一面の記事が毎回非常に素晴らしい。長周新聞本社の福田正義記念館でお話を伺ったことがあるのですが、彼らが戦時中から徹底して真実の報道を貫き通してきたことを知り、深く驚かされました。
 元記事はかなりの長文なので、読みやすいよう大幅に圧縮させて頂きました。今回は種子法廃止の危険性がとても分かりやすく書かれています。これは日本に住む全ての人々の身に降りかかる重大な問題であるため、是非一読されて事の本質を理解して頂ければと思います。
 記事の中で、遺伝子組み換え作物によって農民が苦しめられていることに触れられています。これついては、こちらの動画「失敗の十年―GMコーンに騙された農民たち」を強くお勧めします。騙された農民達による証言からは、彼らの味わってきた苦しみがありありと伝わってきます。
 モンサントのHPを開くと、そこには"倫理的行動"、"持続可能な農業"、"人権重視"、"安全と健康に配慮"といった言葉が記されています。一体どんな面がコレを書いたのでしょうか。よくもまあこんな嘘八百を堂々と・・心理学的には非常に興味深い研究対象かもしれません。嘘つき大会を開けば、我らがあべぴょんと中々いい勝負が出来そうです。
(牛サマディー)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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種子法廃止が導く危険な未来
転載元より抜粋)
北朝鮮へのアメリカの軍事挑発や森友学園騒動の陰に隠れるようにして、安倍政府は国民が納得のいく論議もしないまま密かに今国会で「主要農作物種子法」(種子法)の廃止を強行した。(中略)  

自然の摂理に反する遺伝子組み換え



 「種子法」は1952年に制定された。都道府県にコメ、麦、大豆など主要な穀物の原種の生産と普及を義務づけ、優良な種子の品質を確保し安定供給する役割をはたすことを目的とした。(中略)  戦後の食料難のなかから立ち上がり国民の食料自給に向けた農業者らの奮闘努力もあり、60年代には食料の約70~80%を自給することができるようになった。とくに主食であるコメは100%の国内自給を達成したが、これも「種子法」の存在が大きな役割をはたした。(中略)
現場は、同法律にもとづいて育種をし、種子の価格や品質を維持してきた。ところが法律の廃止で公的機関が優良品種を生産者に届ける責任がなくなる。(中略)日本ではコメ・麦・大豆は種子法によって安定供給が担保・維持され、生産、普及されてきた。

Wikipedia 成熟期のイネ(長粒種)



(中略)安倍政府は種子法廃止ありきで突き進み、廃止後のコメなどの種子開発や生産、管理についてどうするのかの論議も検討もなく、むろん現場への説明もしていないという無謀さである。

 その背景として、専門家はアメリカのモンサント社の狙いを指摘している。(中略) 種子法の廃止で、専門家は日本もアメリカのように「公的育種、種子事業が将来的に国内大手、巨大多国籍企業の種子ビジネスに置きかわる恐れがある。種子をモンサントなど多国籍企業が狙っている」と指摘している。
 すでにモンサント社は2011年に日本政府に対して同社の一代限りの種子を使って、日本の農場でも遺伝子組み換え作物を栽培させろ、という要望をつきつけてきている。


遺伝子組み換え作物 予測のつかない危険性




Author Enriquehdz75



(中略)世界で栽培される遺伝子組み換え作物の9割は、モンサント社の技術によるものだといわれている。(中略)  これらの遺伝子組み換え食品の特徴は除草剤耐性(全体の71%)、そして殺虫性(28%)である。モンサント社が開発した遺伝子組み換え作物に、ラウンドアップ耐性という性質のあるものがある。これは、ラウンドアップというモンサント社の農薬(除草剤)に抵抗力を持たせたものである。また、殺虫性とは作物自体に殺虫能力をもたせたもので、その作物を害虫がかじると死んでしまう。

 モンサントのいい分は、使用する農薬(除草剤)の種類と回数を減らすことができ、人件費等のコストダウンが可能になるというものであった。しかし、実際には除草剤の使用量は逆に増えた。それは除草剤をかけてもなかなか枯れない雑草が新たに出現して、年年急速に広まっているからである。(中略)除草剤耐性の遺伝子組み換えで雑草にも除草剤耐性がついてしまい、除草剤が効かなくなったように、害虫抵抗性遺伝子組み換えの場合でも効かない害虫が出現している。

Author Mike Mozart



 (中略)アメリカで生産されている大豆の約八五%は、モンサント社の除草剤「ラウンドアップ」に耐えられるよう遺伝子操作を施したものである。モンサント社が遺伝子操作して開発した遺伝子組み換え食品は、モンサント社がつくる除草剤にだけ効果があるので農家はモンサント社の除草剤を使う以外に選択肢はない。ラウンドアップは、モンサント社がつくった遺伝子組み換え農作物以外の草をすべて枯らしてしまう強力な除草剤=農薬である。その強力な農薬が散布された農作物の安全性についても世界的な問題になっている。

 そして農薬という毒性とともに、遺伝子組み換えという未知のリスクが問題になっている。(中略) 操作された遺伝子が何をもたらすか不明なまま、その遺伝子が自然の中で広まっているのが現状である。



 いったんつくられてしまった遺伝子組み換え作物は自然界の中で従来の作物とも交配をくり返していく。もし、いったん遺伝子組み換えトウモロコシを植えてしまえば、従来のトウモロコシにもその遺伝子組み換えのDNAを持った花粉がついて、交配していき、それ以前のトウモロコシとは違ったものになり、自然の生態系を破壊していく危険性が高い。(中略)  
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青年会議所の広報委員長だった私が振り返る21世紀初頭
〜2001年 特集記事『 道しるべを探して…』7月号を題材に(上)〜

 これから、「道しるベを探して・・・」7月号を前回同様3回に分けて見ていきたいと思います。・・・その前に。
 ぴょんぴょん先生の寄稿文「桜の散る頃に」、非常に興味深く読ませて頂きました。幼い頃(⒐歳時)に父とは死別し24年前に母とも私は死別しています。母との別れ、残念ながら自分なりには頑張ったつもりでしたが、寄稿文のようにはいかず、そうそう美しい別れにはできませんでした。それでも深い共感と学びをもって読み進められました。
 特に最後の部分

死ぬべき時に、人は死ぬし、産まれるべき時に産まれるはずです。どんなに死にそうでも、生きる時は生きるからです。また生がよくて、死は悪いというような思い込みもおかしいです。

生死を人工的に操作することは、苦しみの元であることを、人類が悟るのはいつの日でしょうか。死ぬことはそれほど悪いことでもない。とくに長患いをした人にとっては、ありがたい休息になるのです。

若い頃大学病院で、多くの方が亡くなる光景を見てきました。特に抗癌剤を使った人の最期などは、凄惨だなあと思いました。でも、身近な経験でわかったことは、どんな病気も、いらないことをしなければ、最期はとてもおだやかで、感動的なものにすらなりうるということでした。

余計なことをされずに、親しい人がそばにいて、平和と満足の中で眠るように死ぬことは幸せなことだと思います。

出典:桜散るころに 〜 自宅での介護と看取りの体験(下)

 適切な言い方か分かりませんが圧巻に感じました。そして図らずも実のところこの一文にこそ、当時私が特集記事7月号全体に込めた思いの全て語られています。
(seiryuu)
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特集記事 「道しるべを探して・・・2」  2001年7月号掲載  上 

・チベット奥地での体験記
生命科学に携わる方がチベットでの鮮烈な体験をある雑誌にてつづられていました。

チベット最深部のラチュとういう村で、治療と疫学のデータ収集の手伝いを半月間することになった。それは鮮烈な体験であった。

砂嵐の中、臨時診療所のテントをたたもうとしていると、うわさを聞きつけて遠くの村から、村人が村長を荷馬車に乗せてやってきた。村長はまもなく死ぬのだが、せめて最期だけは日本の医師の手で看取ってやってほしいというのである。

村人は皆、まもなく村長は死ぬものと信じきっている。村人はいつ頃死ぬのか、と問い質しもした。鳥葬の準備に時間がかかるのかもしれない。ところがわが同僚の医師の診断は、(軽い脳梗塞による運動麻痺と軽度の肺炎)であった。彼はてきぱきと点滴をし、村長は死なないのだと説いて回った。この時、村人の間を走った異様な戸惑いの表情を、私は決して忘れないだろう。 ええっ! という感じなのである。日本のような医療施設が一切ない奥地では、人は体が動かなくなり自力で栄養が取れなくなれば脱水症状に陥り、体力が消耗し死んでゆく。本人も死を覚悟し、周りの人々にお礼を述べ、心を固めてゆく。それはそれでたいへんおだやかな死なのである。

 同僚医師は、この事態に何の躊躇もなく、日本にいるのとまったく同様に点滴を施し、救命治療を行った。これはこれで立派な行為である。われわれも少し晴れがましく思った。だが、すえた臭いの垢だらけの足の甲を消毒液で何度もこすって、点滴のための静脈を浮き上がらせながら、私の心の中には言うに言われない異物感がわきあがってきた。その違和は、今ならはっきり言葉にすることが出来る。

それは、この行為によって、われわれが意識するにしろしないにしろ、それまでチベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊しているのだ、ということである。」


特集記事7月号作成の背景。本当に伝えたかったこと。
死にゆくプロセスの破壊。脳死・臓器移植


 今回特集記事で記載しているのは1998年4月法蔵館発刊の雑誌『仏教43号』に記載された米本昌平氏の記事の一部です。

「チベット奥地で不動のものとして共有されてきた死にゆくプロセスの文脈をいま破壊している」

実はこの一文を通し伝えたかったのは現に日本ではその破壊が最終段階まで進行し、死の基準までも都合で都度変更させられていることだった
のです。

脳死臓器移植の問題です。1997年に臓器移植法が成立されますが、その前に「脳死が人の死か?どうか?」の大きな論争がありました。日本では約30年前から脳死を巡る論争が脚光を受けます。その時分から私は「脳死・臓器移植」に反対の立場でした。

「臓器移植?そんなことまでして長生きしたい(させたい)のか?人間の身体をパーツ、パーツで分ける?まるで機械扱い、いかにも西洋的だな、それでパーツの調子が悪くなったら他人のパーツと入れ替える?不治の病のため?確かにつらいかもしれないけどなぜ受け入れられない?移植を誰が望み誰が受けられる?まず大金持ち。それで実際に不治の病が治ったら?マスコミ大絶賛?でも死ぬことに納得できない人たちでいっぱいになるね。『移植治療さえ受けられたら治ったかもしれない、死なず(死なさず)に済んだのに』と。でも、仏教経典説話集では地獄の亡者は針の山などで責め苦を負わされながらも死ねないので延々とそこから抜け出せず苦しむのが表現されているのだけど?死ねないのも苦しみじゃないのかな?生きた臓器の提供を待ちわびる夥しい人々の姿、見たくないぞっとする光景だな。」

若い私はこういう思い視点で脳死・移植論争の展開を注視していました。




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ジュリアン・アサンジ氏、捜査打ち切りを受けて再び記者団の前に姿を現す

竹下雅敏氏からの情報です。
 スウェーデンの検察が、ジュリアン・アサンジ氏に対する性的暴行事件の捜査を打ち切ったことで、アサンジ氏が記者団の前に姿を現したとのことです。これで、彼が生きていることがはっきりとしました。
 ネット上では、これまでアサンジ氏が既に死亡しているとか、暗殺されたという憶測が飛び交っていた時期がありました。最近そうした説は下火になりましたが、今回の件で生存がはっきりと確認されたことになります。
 時事ブログでは、当初からアサンジ氏が生きていることを指摘していました。生きているか、死んでいるかに関しては、生きていることを確認するのはそれほど難しいことではないのです。ですが、死んだことを断言するのは難しく、今でも決定的な確認の方法を見出せてはいません。死亡している状態と、植物人間の状態、あるいはそれに近いような甚だしく生命力が衰弱した状態を区別するのがとても難しいのです。
 皆さんも、現在生きている人と、はっきりと死亡したことがわかっている人の写真を見比べて、自身の肉体を意識しながら、体の反応を観察すれば、誰でもある程度のことは、わかるようになります。
 これらの記事は、アサンジ氏が犯罪者ではなく、英雄であることを示したと思います。いずれ情報の全面開示は避けられないでしょうが、その時誰もが、アサンジ氏が正義で、CIAが犯罪組織であったことを理解するでしょう。
 中国共産党は、臓器狩りの問題が表に上がって来ると、おそらく存続出来ないと思います。習近平氏も、いずれそうなることを理解していると思います。しかし、そうしたおぞましい犯罪に、CIAが積極的に関与している事は明らかで、CIAのような犯罪組織が存続出来るはずがないのも明らかだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アサンジ氏 ウィキリークスは作業を続けると約束
転載元)
ウィキリークスの創始者アサンジ氏はスウェーデン検察による逮捕状の撤回の後、初めて記者団の前に姿を現し、ウィキリークスは作業を続行すると約束した。スプートニクが報じた。

スプートニク日本

ウィキリークスは機密文書の公開を続けます。今日のことは私にとっては重要な勝利でした。ですが道は始まったばかりです。本当の戦いはこれからです。

ロンドン市警はアサンジ氏がエクアドル大使館の建物を離れた場合、再び逮捕するという内容の声明を表している。

「私はすでに7年間自宅軟禁を続けています…。罪状の提示なしの拘束、罪人扱いし引き渡すことはEUが持つ他とは異なる性格です。文明諸国はそうした行為は行わないものです。」

アサンジ氏はウィキリークスの活動を理由に米国への強制引渡しの恐れから、政治亡命を求めて2012年よりロンドンのエクアドル大使館に軟禁状態となっている。

先の報道によると、スウェーデン検察は、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏に対する、性的暴行事件の捜査を打ち切り、逮捕状を撤回した

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スウェーデン検察、アサンジ氏の逮捕状を撤回
転載元)
スウェーデン検察は、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏に対する、性的暴行事件の捜査を打ち切り、逮捕状を撤回した。

スプートニク日本

検察側はストックホルム裁判所に19日、「現在、捜査を行う全ての可能性が尽きていることを考慮し…欧州の逮捕状を支持して…ジュリアン・アサンジ氏の逮捕決定を維持しても意味がない」と通告した。スウェーデンの通信社「ТТ」が報じた。

5月初めアサンジ氏の弁護士が、氏への逮捕状の撤回を請求した。今回の決定は、請求への答えとなった。

弁護士は様々な法的論拠を用いて、2010年、2014年、2015年、2016年と数回にわたって逮捕状の撤回を請求していたが、棄却されていた。今回、弁護士は逮捕状撤回を請求する理由として、アサンジ氏の米政府への引渡しへの危惧を挙げた。

この決定の発表後すぐ、アサンジ氏は、笑顔で幸せに見える自身の写真を投稿した。アサンジ氏のツイッターのアカウントには今のところ、スウェーデン検察の決定そのものへのコメントはなかった。

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ウィキリークス、「CIAは危険な組織」
転載元)
情報サイト・ウィキリークスの創設者であるアサンジ氏が、アメリカの中央情報機関・CIAは危険な組織だとしました。

プレスTVによりますと、アサンジ氏は16日火曜、CIAのヘザー・フリッツ・ホーニアク報道官の表明への反応として、「CIAは世界の最も危険な情報機関のひとつであり、この組織は世界各地で、テロリストを武装化し、各国の民主主義を壊し、独裁者の政権を維持した」と語りました。

これ以前に、CIAの報道官は、アサンジが独裁者やテロリストを支持し、彼らの世界最大の友人である」としていました。

アサンジ氏は、2012年から、在ロンドン・エクアドル大使館に避難しています。ウィキリークスは2010年以来、現在まで、アメリカの軍事、政治面での機密情報の多くを公表しています。

[TED]あなたの食生活がどのように腸の健康に影響するか – シルパ・ラヴェラ

 皆さんは腸の中に個人個人違う固有の「お花畑」を持っています。腸にいる細菌群を腸内菌叢(きんそう)と言い、様々な種類の細菌群をお花畑に喩えて、腸内フローラとも呼ばれています。
 以下の動画では腸内マイクロバイオーム(microbiome)という言葉が使われています。

豆知識
「-ome」という言葉は、「全て」という意味があり、マイクロバイオームとは、「全ての微生物群」という意味になります。例えば、身近なところではゲノム(genome)という言葉がありますが、それは遺伝子(gene)に「-ome」を付けた造語で、「全ての遺伝子」という意味になります。その他には、プロテオーム(全てのタンパク質)、トランスクリプトーム(全ての転写物:RNA)、メタボローム(全ての代謝産物)などといった言葉があり、これらの解析が盛んに行われるようになってきています。

 話を腸内フローラに戻します。一昔前は100種類程度と考えられていた腸内細菌の種類ですが、遺伝子解析技術の発達により
現在では、500~1000種類と考えられるようになってきており、その総数は100兆個にもなります。
 人の全細胞数が37兆個(60兆個とするのが主流だったが最近37兆個とする論文が出た)と言われていますから、その数の多さがお分かりになるかと思います。シャンティ・フーラ読者の皆さんが大好きな「○んこ」の二分の一から三分の一が細菌です。
 腸内フローラは、食事、ストレス、運動、抗生物質の投与などによって簡単に変化します。その中でも普段私達が気をつけなくてはいけないのは、食事です。以下の動画では、食物繊維の重要性が語られています。
 腸内細菌は、宿主の身体の健康ばかりか、心の健康まで影響を及ぼしていることが明らかになってきており、その重要性が益々認識されてきています。
 動画でも触れられているとおり、腸内を正常に保つためには、野菜や発酵食品を積極的に摂ることが大切です。それと、毎日にお通じのチェックも忘れずに!!健康のバロメーターです。(モリモリ食べてモリモリ出しましょう。)
(地球に優しい方の微生物学者)
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あなたの食生活がどのように腸の健康に影響するか - シルパ・ラヴェラ
配信元)
※字幕を「日本語」に設定してご覧ください。
「設定」→「字幕」→「日本語」

[TED]モシェ・シーフ:DNAへ人生初期の経験が刻まれる

 とても興味深い動画でしたので、"地球に優しい方の微生物学者"さんにコメントを依頼しました。動画のタイトルは「DNAへ人生初期の経験が刻まれる」となっていますが、幼少期にストレスを与えないことがいかに大切かということが科学的に分かると思います。動画はTEDのホームページでもご覧になれます。
(編集長)
 以下の動画は非常に重要な內容ですが、少々難しいと思いますので以下のような予備知識を持ってご覧ください。(かなりざっくりと説明していますので、学術的に正確かは分かりません。概要だけ掴んで下さい。)

・遺伝子が全く同じでも発現するタンパク質は、経験や環境要因によって変わる。
 例1)本来同じ遺伝子情報を持つはずの細胞が様々な組織に分化する。
 例2)生まれた時は、同じ顔していた双子の顔が年を取るにつれて違ってくる。
・その違いはDNAやDNAが巻きついているヒストンというタンパク質の変化によって起こる。
・どういう変化かというと、DNAやヒストンが、チョコンと修飾される変化(メチル基が付くメチル化など)。配列が変わるわけではないのがポイント。
・これにより遺伝子のスイッチのON、OFFが変わってくる(発現するタンパク質が変わってくる)。
・この変化(修飾)は細胞分裂しても引き継がれる(子供にも受け継がれる可能性がある) 。
・このように「DNA配列の変化を伴わないタンパク質発現の変化」を研究する学問を「エピジェネティクス」という。

 物凄く簡単に言うと、遺伝子の配列は変化しないけれど、外的な要因によって発現するタンパク質が変わり、それは細胞分裂後も(次世代にも)引き継がれるということです。
 誤解を恐れずにいうと、「運命(遺伝子の発現)は、環境次第で大きく変わる(変えられる)」ということです。だから、例えば「ハゲの遺伝子」を持っていても「諦めるな!!」ということです(笑)。病気の遺伝子もですね。

この動画の肝は最後の

「今日のお話は、私たちのDNAが2つの要素で構成されているということでした。2層の情報、古い情報の層は、何百万年もかかり進化して来ました。それは固定化していて変わるのは難しく、もう一方は、エピジェネティック層で柔軟にダイナミックに変化します。それがインタラクティブな物語を展開し、私たちに運命をかなりコントロールさせてくれ、子供達の運命を助け、願わくば人類を長らく苦しめて来た病気や深刻な健康問題を克服させてくれるかもしれません。私たちが遺伝子によって形作られていても、自分の責任で生きる人生になるよう方向付ける自由の余地はあるのです。」

という言葉に尽きるのではないでしょうか。つまり、遺伝子に左右されない人生を私達は歩むことができ、それは次世代に受け継がれる可能性があるということです。それにはやはり子育てが最重要課題だと思います。
(地球に優しい方の微生物学者)
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DNAへ人生初期の経験が刻まれる
配信元)