アーカイブ: *社会

能登半島地震発災後10ヶ月で災害関連死が235人、避難者が4倍だった熊本地震の222人を超える異常な多さ / 山本太郎議員による介護分野の被災地レポート 〜 人材が結集できる住環境整備が急務

 元旦に発災した能登半島地震の後、避難生活などが原因で亡くなった災害関連死は235人になったと報じられています。地震による直接死227人を上回りました。現地で支援活動をされている「おいこらさん」によると「ここに含まれない自殺も起きてるんです…」とあり、審査会で認定された数字以上の犠牲者があると思われます。「能登半島地震の最大避難者数は40,688人(石川県)、 熊本地震の最大避難者数は183,882人(熊本県)、 避難者は4倍以上も熊本が多い」という投稿がありました。ところが熊本地震の災害関連死222人だったのに対して、発災後10ヶ月ですでに235人に達した能登半島地震の災害関連死は異常に多いことが分かります。
 山本太郎議員が、11月20日時点の被災地レポートを発信されていました。市役所や市の関係者、介護事業者の率直な声を取材しています。未だに復旧・復興のために集まろうとする人のための住環境が整備されていないために、あらゆる作業が進んでいません。介護分野においても施設の修復をはじめ、介護士や看護職、給食、送迎に必要な人材などが、住まいが無いために確保できず、介護サービスが機能不全に陥っている様子が伝えられています。現地の方々は当面の利益よりも、なんとか助け合って介護の事業を継続させる努力をしています。現地に残った職員の方々は、多くが自らも被災し、自助・共助の限界を超えているところに、これから雪が降る季節に入ると除雪ができず、電気が止まる危険もあるそうです。石川県も国も、こうした現状を知っていながら見殺しを続けています。しかし国民の声で動かせるはずです。
「時間が経てば経つほど忘れられる。 能登を置き去りにすることは許されない。」
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
能登半島地震の災害関連死 直接死上回り235人に 熊本地震超 死者は計462人に
引用元)
能登半島地震のあと、避難生活などが原因で亡くなった災害関連死について、石川県などの審査会は13日、12回目の会合を開き、新たに15人を災害関連死に認定しました。今後、市町が正式に認定すれば、災害関連死は新潟県の4人と富山県の2人を含めて235人となり、建物の倒壊などによる直接死227人を上回ることになりました。また2016年の熊本地震での災害関連死222人をも上回りました

能登半島地震による死者は、新潟県・富山県での災害関連死を含め、462人に上る見通しです
(以下略)
————————————————————————
配信元)

» 続きはこちらから

食用コオロギの養殖・加工のベンチャー企業「グリラス」が自己破産申請、昆虫食への拒否は明確 / 河野太郎の関わる「ワクチン・マイナンバーカード・コオロギ食」は国民の大迷惑

 ついつい「グリス」と言いそうになる「グラス」、徳島市にある食用コオロギの養殖・加工のベンチャー企業ですが、自己破産を申請したようです。同じく食用コオロギの養殖事業を手がけるクリケットファームも今年2月に破産しており、世の中の昆虫食への拒否がはっきりしました。
 日経の記事では、「ニュースに反応した人々がネット上で昆虫食への嫌悪や安全性への批判を繰り返し、商談が相次いで立ち消えた」「SNSでの炎上の影響が大きかった」と伝え、まるでネットのいい加減な情報で有望なベンチャー企業が潰されたかのような書きぶりです。まさに河野太郎の「これも多分意図的にやってる奴らがいるんだろうと思うんですが(中略)日本政府がコオロギ食をどうこうしようというわけではありません。」という、すぐバレるウソと同じです。日本政府がムーンショット目標として昆虫食をゴリゴリ推進していたことを人々は知っていました。その上で、国民はまともな食料安全保障を求めているわけで、この度のグリラス破産は、常識的な民意の表れだったと思います。
 ワクチン・デマで悪名を馳せた河野太郎ですが、グリラスのコオロギ研究を生んだ徳島大学は「コオロギを活用した新型コロナウイルスの経口型ワクチンの開発を進めていた」とあり、この男の関わっている「ワクチン・マイナンバーカード・コオロギ食」は、いずれも国民の大迷惑にしかなっていません。今後もキッパリ拒否していこう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
食用コオロギのグリラス、自己破産申請 ネット風評響く
引用元)
食用コオロギの養殖・加工を手がけるグリラス(徳島市)は事業を停止し、徳島地裁に自己破産を申請した。負債額は約1億5000万円。同社はコオロギの乾燥粉末を使い、菓子やパン、調味料などを商品化してきた。徳島県内の高校が2022年度に粉末入りの給食を提供したところ、インターネット上に批判的な意見が集中し、業績が悪化していた

徳島大学でコオロギの発生メカニズムを研究する渡辺崇人氏らが19年に設立した。20年に「無印良品」のせんべいに粉末が採用されて注目を集め、21年に自社ブランドを立ち上げた。

業績悪化は県内高校が粉末を給食に使ったことがきっかけになった。食糧危機や昆虫食に関する授業を開き、甲殻アレルギーへの注意も促した上で希望者だけに提供した。だが、ニュースに反応した人々がネット上で昆虫食への嫌悪や安全性への批判を繰り返し、商談が相次いで立ち消えた

渡辺氏は「SNSでの炎上の影響が大きかった」と話す。飼料向け事業の拡大を図ったが、設備投資に必要な国の補助金が受けられず事業の継続を断念した。23年5月期の売上高は約3800万円だった。
————————————————————————
配信元)



世界的にネオニコチノイド系農薬の危険性が判明している中、日本では使用が禁止されていない /「国民が知恵をつけて『買わない選択』をしていくしかない」

 宅配をお願いしている生協のカタログに、最近「ネオニコ不使用」「ネオニコ削減中」という表示が付くようになりました。これまで通り表示の無い作物も掲載されていて、食品の安全に気をつけている生協でさえ、これまではネオニコを使用した作物が普通に出回っていたのかと軽くショックでした。
 TBSのネオニコ系農薬を取材した番組がありました。島根県の宍道湖では1993年を堺に、それまで豊富に獲れていたワカサギやウナギが激減しました。調査の結果、ネオニコチノイド系の農薬(殺虫剤)が使われた途端に激減したことが分かったそうです。ネオニコは「虫の神経を麻痺させて殺す」もので、その特徴は「植物全体に広がりやすく、長く残留する」ため、農家にとっては散布回数を減らせるというメリットがあるようです。日本でネオニコが農薬として入ってきたのが1992年、ワカサギやウナギの激減と一致します。番組にトンボ研究家の方が登場し、やはり1993年を堺にウチワヤンマが激減した、その疑問がようやく解けたと語っています。ネオニコといえばミツバチの失踪が有名ですが、日本では未だにネオニコの使用は禁止されていません。神戸大学の研究からは、国が「この量以下ならば動物実験で異常が認められない」と定めた「無毒性量」を与えたマウスで、明らかな異常が確認できました。
 木村-黒田順子博士は「今の段階でヒトへの毒性は調べていません。調べられません。そのため後から毒性がわかることがある。」「国の規制はもっと厳しくあるべき」だと述べていました。さらに農地面積あたりのネオニコ使用量が世界で日本と韓国が突出していることと、子どもの自閉症、広汎性発達障害の有病率も日本と韓国が突出していることに相関関係が見られ「ネオニコはヒトの子供の脳にも影響を与える可能性がある」と述べています。
 またネオニコ研究会の平久美子医師は、ネオニコは体外に排出されにくく「徐々に溜まっていって微量でも毎日摂取していると、だんだん体の中のネオニコ濃度が上がってしまう」と指摘されています。
 この番組が放送された後、農業工業会から「蜂群崩壊症候群(CCD) は、ネオニコ系の農薬が原因とは言えない」とする「見解」が出されたそうです。それに対する研究者の反論の中に「日本では“CCD は起きていない”と叫ばれていたが、これはネオニコの散布濃度が高く、急性毒性で滅亡する場合が多く、慢性毒性に因って生じるCCD 現象を呈するまでに蜂群が滅亡してしまったためであると推定している。」という驚愕の指摘もありました。
 流山市議会のうた桜子議員は「国民が知恵をつけて、『買わない選択』をしていくしかない」「周りに知恵をつけて高くても国産無農薬ばかり売れる状況にしていく必要がありそうです」とコメントされています。
(まのじ)
————————————————————————
配信元)
————————————————————————
ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】
配信元)


ぴょんぴょんの「『世界史の原理』より」 ~世界有数の重武装中立国家だった、徳川日本

 映像配信の「アメリカ政権の変遷」シリーズは、今、世界で起きていることを理解するためには、歴史を知る必要があることを教えてくれます。
 ただ、自分で世界史を勉強したいと思っても、どこから手を付けたらいいのか戸惑います。本を選ぶにしても、「教科書みたいな本はムリ」と言う方には、茂木誠・宇山卓栄著「日本人が知らない!世界史の原理 異色の予備校講師が、タブーなしに語り合う」がお勧めです。
 教科書みたいに堅苦しくなく、対話形式で読みやすく、突っ込みどころもあって、おもしろいので、私みたいな遅読家でも、難なく読み終えました。
(ページ番号はすべて、「日本人が知らない!世界史の原理」です。)
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「『世界史の原理』より」 ~世界有数の重武装中立国家だった、徳川日本

2人の著者について



くろちゃん、これ、読んだ?

おめえ、マンガ以外の本も読むんだな。

失礼だね。ぼくだって本を読むよ。ネットじゃ書けないことまで、書いてあるからね。

で、これは何の本だ?

紹介文によると、「ユダヤとパレスチナ、ロシアとウクライナ、反日の起源、中国共産党、ケルトとアイヌ、アメリカという病・・・現代の『闇』を、通史で解説!ベストセラー著者による決定版【なぜ日本文明は独自性を保てたのか?】教科書に書けない国際情勢の深層に迫る」。ビジネス社

茂木誠なら、YouTubeで知っているが、宇山卓栄って誰だ?

茂木先生によると、「宇山卓栄先生はアーティスト(画家)を本業としつつ、大学受験予備校で世界史を教え、また世界の数十カ国を自分の足で歩き、自分の目で見てきた体験をお持ちの方です(367p)。」実は、茂木先生も宇山先生も、世界史が専攻じゃないんだ。

どっちも異色の世界史教師?

そう、茂木「(二人とも)訳あって大学受験予備校で世界史を教えるようになったという変人です。二人の『変人』が語りあう世界史は、期待通りにぶっ飛んだ内容になったと思います。(367p)」


» 続きはこちらから

生活全般の洗浄剤を合成洗剤から「シャボン玉石けん」に切り替えて環境への影響を調査した福岡県宗像市の地島 〜 わずか3ヶ月の実証実験で水質浄化の結果を確認

 合成洗剤の「1000倍のウイルス破壊力」があるという頼もしい「シャボン玉石けん」ですが、コロナ禍の2021年に興味深い実験をされていました。
 生活排水による環境への影響を調べるために、食器洗いや洗濯、入浴などに使う洗浄剤を一定期間、合成洗剤から無添加石けんに切り替えるという実験です。これまで石けんの生分解性の高さのデータはありましたが、特定の地域を対象にした石けんの環境への影響を調べた研究事例は見当たらないそうです。そこで福岡県宗像市の地島で2021年9月から11月までの3ヶ月間、島内の60世帯と小学校などが参加して「島まるごと無添加石けん生活」に取り組みました。
 その調査結果を産学協同で解析したところ、調査期間中にすぐにも変化が現れたそうです。下水処理場のうち、微生物の働きを使って汚れを分解する「曝気槽(ばっきそう)」の中の微生物が、量も種類も増えていました。洗浄力がアップしたことになります。浄化後の海に放流される水の調査も行われました。石けん生活実験中では、水の汚れの指標BODの数値は小さくなっていましたが、実験後、合成洗剤生活に戻るとBODは再び増加していました。島では皇室献上品の天然わかめなど磯漁業が有名だそうですが、石けんと合成洗剤がわかめに与える影響も比較実験していました。わかめの幼芽に合成洗剤を添加した方は十分に生長しませんでしたが、石けんを添加した方は何も添加しないわかめと同様の生長が見られました。
 石けん生活の実験は3ヶ月で終了しましたが、ここまで歴然と違いが出たのですから、実験で始めた石けん生活をそのまま続行しちゃえばいいのになあと思うのは、まのじだけ?
 新型コロナウイルスへの予防効果が高いだけでなく、やっぱり無添加石けんは環境負荷がないことを確認できた得心の実験でした。
(まのじ)
————————————————————————
配信元)
————————————————————————
島民全員”石けん生活”で生活排水調査
配信元)

————————————————————————
【シャボン玉石けん】島まるごと無添加石けん生活
配信元)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 469