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里山Ubuntu通信:12日目  「Ubuntuのセキュリティは大丈夫でしょうか?」〜 読者の方からのご質問

「Ubuntuのセキュリティは大丈夫でしょうか?」
〜 読者の方からのご質問
読者の方より1件ご質問をいただきましたので、ご回答したいと思います。

ご質問原文(誤字と思われた箇所を修正しています)

現在AVGのインターネットセキュリティ(有償)を使用しています。
ubuntuでのセキュリティはどうしたものかと思っています。
いずれは掲載していただけるとお待ちしていればよろしいのでしょうか。

質問者の方は、Windowsパソコンに商用のセキュリティ対策製品を購入して利用されているようで、Ubuntuでの対策はどうしたら良いか、というご質問です。

ご質問をちょっとアレンジして、「今度、WindowsシティからUbuntu村に引っ越しを考えている。Windowsシティでは保険に加入していたのだけれど、Ubuntu村ではどんな保険に加入したら良いか?」として考えてみたいと思います。

保険の加入は起こり得るリスクを想定して行うものです。そして、起こり得るリスクはその環境に依存します。ということで、最初にWindowsシティとUbuntu村の規模を比較してみましょう。OSの利用率について、正確なところはわかりませんが、参考となるサイト(Webサーバのログをもとにカウントしているものと思われます)は複数あります。http://www.netmarketshare.com/というサイトが公開している情報を見ると、この記事を書いている8月13日時点での上位5つは、以下のようになっています。

  1. Windows 7
  2. Windows 10
  3. Windows XP
  4. Windows 8.1
  5. Mac OS X

上位4件をWindowsが独占、その合計はなんと約9割(86.28%)です(Windows 8は8.1と独立にカウントされています)。かろうじてベスト5に残ったMac OS Xは5%を切っており、「すべてのLinux」がやっと第6位です(Ubuntuはlinuxの一つですから、Ubuntu単独にすると利用率はさらに低くなります)。マイクロソフトの創始者、ビル・ゲイツとポール・アレンは「すべての家に(1台の)PCがあるようにしたい」と夢を描き、それは長らくマイクロソフト社のミッションでした。二人の夢を遙かに凌駕し普及したWindowsは、文字通り、OSの世界の覇者であり、他を寄せ付けません(前代未聞のWindows 10への強制誘導の背景にはその奢りがあるわけです)。

次に視点を変えて、脅威の実績、データを見てみましょう独立行政法人情報処理推進機構(通称 IPA)では、コンピュータウィルスや不正アクセスの状況について、報告書を公開しています。現時点での最新版であるコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況 [2014 年第 1 四半期(1 月~3 月)]を見てみましょう。報告書は、興味深い情報を多数含んでいますが、ここで注目するのは「2014 年第 1 四半期の検出ウイルス」です。Windows/DOSについては、49種25,821個とこれまた圧倒的多数で、Mac OS, Linuxを含むOSSは0件となっています。

利用者が少なくても、過去の被害がなくても、決して安全とは言えませんし、何の保証にもなりません。しかし、ブラウザでインターネットの情報を参照したり、メールの読み書きを行ったりするような使い方をするのであれば、次のような使い方をすれば良いと、私は思います。

  • ソフトウェア(パッケージ)の状態を最新に保つようにする(Windows Updateに似た仕組みがあります)
  • 使わないソフトウェア(パッケージ)は削除する(Windowsの「プログラムのアンインストール」に似た仕組みがあります)

いずれもUbuntuに限ったことではなく、Windowsを含めあらゆるOSに、すべての人に、いつの時代にも普遍的に当てはまる内容です。技術的な用語も難解な概念もありませんが、二点目について少し補足します。持っているものは盗まれたり、悪用されたり、攻撃されたりしますが、「持たないもの」にはそれらは起こり得ません。「ミニマム(最小限)」で過ごす、ことこそもっとも重要で、効果的なセキュリティ対策なのです。

(Haru)

読者の方からの質問コーナー

読者の方からいただいた、もうひとつの疑問にもお答えします。仮想化環境のインストール記事についてご意見をいただきました。

私は現在パソコンをWindows7とUbuntu14.04のデュアルブート環境で動かしています。Win上のVirtual boxなどのエミュレータでUbuntuを動作させた場合、若干動作速度が遅くなることがあると考えられます。Win上のVirtual boxでUbuntuを動かすメリットというのが、いまいちよく分かりません。(抜粋、一部誤字と思われた箇所を修正しています)

質問者の方が書かれているようにWindows上の仮想マシンとしてUbuntuを実行する場合、パソコン本来の性能が出ません(体感的には直接インストールした場合の6, 7割程度のパフォーマンスです)。仮想マシンは一種間借りした状態であり、一軒家を自由に使う場合と比べると窮屈なわけです。それにも関わらずこの方法を紹介している理由はただ一つ、お使いのWindows環境を温存しながら、Ubuntuを継続して利用(試用)することができるから、それにつきます。デュアルブートのインストール手順については、インストール時に問題が発生するとWindowsが起動しなくなる「可能性」がありますし、インストールして使ってみて「私はやっぱりもうしばらくWindowsで良いや」と思ったとしても、元のWindowsのみの状態には簡単には戻せません。一方、仮想マシンとしてのインストールは、VirtualBoxをアンインストールすれば完全に(かつ安全に)元の状態に戻ることができます。

本連載では最初に「(インストールDVDで)試す」方法を紹介しました。この方法は「Windows環境を壊さない」という意味で安全ですが、設定もデータも保存できない「使い捨て」環境のため、Ubuntuを使い続けるかどうかの判断には不十分です。一方、「仮想化環境のインストール」は、パフォーマンスは劣りますが、継続してUbuntuを「使ってみる」ことができるので、「どのようにUbuntuとWindowsを使い分けるか」を判断いただけます。つまり、この段階はまだ最終形ではなく、通過点に過ぎません(「試食」から「モニター」という感じです)。実際に利用してみた結果、「本格的にUbuntuを利用しよう(「定期購入」の申し込み)」と決断された方のための手順はその先となり、「デュアルブート環境」の手順はここで紹介されます。

著者:Haru(ペンペン先生)

1962年、北海道生まれ。うお座。
1985年、北海道大学工学部卒業、IT系企業に入社。
2003年、業務テーマとしてLinuxに取り組む。
2015年、関東地区交流会参加をきっかけに上映会スタッフに参加。
横浜市在住

*ペンペン先生への感想や質問はこちらのフォームからお願いします。


里山Ubuntu通信:11日目  仮想化環境へのインストール(1)

仮想化環境へのインストール(1)

はじめに


この連載は、読者のみなさまが現在お使いのWindows環境からUbuntu環境へ移行するためのお手伝いをすること、ガイドを目的としています。「なかなか実際のインストール手順の解説が始まらない」と思われている方もあるかもしれませんが、お待たせしました。いよいよ今回からインストール手順について取り上げていきます。Ubuntuのインストールは、ハードディスクの他に、USBフラッシュメモリ、USB接続ハードディスクに行うことが可能です。さらにパソコン本体に内蔵されたハードディスクへのインストールについては、9日目  UbuntuとWindowsの共存形態で紹介したような形態を選択することができます。

インストール手順の解説は、「内蔵ハードディスク」に「仮想化アプリケーションを導入」した形態(9日目の記事の最後の図の形態)を対象とします。なぜ、これを選択するかというと、「その他の組み合わせ(形態)では、手順を誤った場合、現在お使いのWindowsパソコンが利用できなくなる可能性がある」からです。私は、読者の方のほとんどの方が、1台のWindowsパソコンを利用されていることを想定しています。その場合、そのパソコンが起動しなくなったり、Ubuntuはインストールできてもインターネットに接続できなくなったりすると、大変困ると思います。なので、もっとも安全な形態から始めます。

「仮想化環境へのインストール」とは何か


「仮想化」とは日常の生活ではまず使うことのない言葉です。それがどのようなものか、おおよその概念を理解いただいたほうが作業しやすいと思いますので、たとえ話で説明してみます。

あなたがある日思い立って、Excelで家計簿を作ることにしたとします。その場合、することは、まずExcelをインストールして、それから「空の表」を新規に作成します。その作成した表に数値や式を記入して、結果を保存したものが家計簿となります。仮想化環境へのインストールでは、まず仮想化環境を扱うためのアプリケーション、VirtualBoxをインストールします(Excelに相当します)。VirtualBoxでは、「空の仮想マシン(「空のExcel」に相当します。この時点では「そういうものがあるんだ」くらいで結構です)」というものを作成することができます。仮想マシンは、あなたのパソコンの上で動作する見えないパソコンで、CPUやハードディスク、メモリなどを持っています(VirtualBoxが持っているかのように見せます)。なので、仮想マシンにはOSをインストールすることができます。インストールが終わった仮想マシン(「家計簿が登録されたExcelに相当します)では、インストールされたOSが動きます。つまり、ステップとしては以下のようになります。

  1. WindowsパソコンにVirtualBoxをインストールする
  2. VirtualBoxを起動して、「新しい仮想マシン」を作成する
  3. 作成した「新しい仮想マシン」にUbuntuをインストールする

今回の記事では、項番1について説明します。「なんだか難しそう」ですか?大丈夫、以下の説明は、私が実際に作業した際に保存した画面に注釈をつけて作成しているので、この通り行えば必ずできます。もし、うまくいかなかったり不明な点があれば質問フォームでお尋ねください。

はじめましょう


まずは、インストール用のプログラムをダウンロードします。ダウンロード元は、https://www.virtualbox.org/です。文章が英語ですが、気にする必要はありません。

VirtualBoxのダウンロード元

VirtualBoxのダウンロード元



さも「押してください!」と言わんばかりのダウンロードボタンをクリックします。

for Windows hostsを選択

for Windows hostsを選択



この画面ではダウンロードするプログラムを選択するようになっています。青く反転している「VirutalBox 5.1.2 for Windows hosts x86/AMD64」をクリックします。

インストーラをダウンロードする

インストーラをダウンロードする


画面はInternet Explorerですが、おなじみの「ダウンロード」してファイルを保存します。これは必須ではありませんが、上の画面の下部に「MD5sum」というリンクがあり、そこをクリックすると、ダウンロードしたファイルが正しいファイルかどうかを確認することができます(詳細は5日目  インストールDVDを作るを参照)。次は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、「実行」すると、こんな画面が表示されます。

インストーラ起動画面

インストーラ起動画面



「Next(次へ進む)」をクリックすると、設定の変更画面が表示されます。

設定画面(変更は不要)

設定画面(プログラムの構成)



ここは特に変える必要はないので、「Next(次へ進む)」をクリックします。すると、「デスクトップにショートカットを作りますか?」など聞かれます。

「Install」をクリックしてインストール開始

設定画面(ショートカットの作成等)



特に変更する必要はないので、「Next(次へ進む)」をクリックします。

動作に必要なソフトウェアのインストール確認

動作に必要なソフトウェアのインストール確認



ちょっと見慣れない画面が表示され、「インストールするかしないか」選択を求められます。まず、これは何かですが、Windowsパソコンの世界に仮想的なパソコンを建てる際に必要な設備(電気、ガス、水道のようなもの)だと思ってください。この画面を含め、3度質問されますが、すべてに「インストールする」を選択しないと、Ubuntuが動作しません。画面には、「Oracle Corporationからのソフトウェアを常に信頼する」というチェックボックスがありますが、これを一度チェックしておくとそれ以降は(VirtualBoxに限らず一切)確認を求められなくなります。ご判断にお任せしますが、私は同種のものについて、マイクロソフト社の場合はチェック(常に信頼)し、それ以外は都度確認するようにしています(Windowsを使っているのにマイクロソフト社を信頼しないのは矛盾だからで、心から同社を信頼しているわけではありません。念のため)。

インストール終了

インストール終了



作業中にパソコンにコーヒーをこぼしたり、停電しない限り、上の図のように無事終了するはずです。この画面が表示されましたら「Finish」をクリックして、「VirtualBoxのインストール完了」となります(お疲れ様でした!)。

インストール後のVirtualBoxの起動画面

インストール後のVirtualBoxの起動画面



これがVirtualBoxの画面です。この時点では、当然ながら、空っぽで何もできません。次回はここに仮想化されたUbuntuを導入します。

(Haru)

著者:Haru(ペンペン先生)

1962年、北海道生まれ。うお座。
1985年、北海道大学工学部卒業、IT系企業に入社。
2003年、業務テーマとしてLinuxに取り組む。
2015年、関東地区交流会参加をきっかけに上映会スタッフに参加。
横浜市在住

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“木は人間のように話し合う”がBC大学教授の実験で証明される 〜 人間は進化の末に意識や知性を獲得したのではない

竹下雅敏氏からの情報です。
 “木は人間のように話し合う”ということを、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の教授が、実験で証明をしたとのことです。ただその証明というものは、木々の根部を通じて様々な栄養素を交換し合うことを確認したというもので、具体的にどのような情報をやり取りしているのかは、記事を見ても書かれていません。おそらく調査をした教授もわからないと思います。
 私は、近い将来に人間と木や石は、情報を交換出来るようになると思っています。コーリー・グッド氏によれば、結晶構造は莫大な情報をその中に蓄えており、然るべき装置があれば、その情報を取りだすことが出来るとのことです。一部の霊能者の方は、こうした存在とコミュニケーションを取る能力があり、時事ブログでもそうしたやり取りの一部を紹介しています。
私たちの世界観では、こうしたことをあり得ないかのように感じるのですが、それは前提とする哲学が間違っているからです。私たち人間は、長い時間の進化の後に現在のような意識や知性を獲得したと考えています。これはこれで間違っていないのですが、もし、私たちが物質と考えるものに意識や知性が全く存在しないとしたら、進化の過程のどのポイントで、意識や知識が出現したのかという難問が残ります。むしろわかりやすいのは、あらゆる存在が意識、知性を持っていると考えることです。進化とはその複雑さの度合いに過ぎないと考えた方がわかりやすいのではないでしょうか。だとすると、私たち人間だけではないあらゆる生命を含む、私たちの自然を生み出した地球が持つ意識と知性は、人間を遥かに超えた存在であると考えるのがまともではないかと思います。そして、それが事実なのです。
 人間は実際に鉱物、植物、動物、そして人間へと進化し、さらに神々へと進化して行きます。その遥かな進化の先に星としての生命体が存在します。天界の秩序10で示される次元の表は、そうした進化のメカニズムを数値で表したものです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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おとぎ話なんかじゃない「木は人間のように話し合う」=加UBC大教授
引用元)
(前略)
 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)森林科学教授のスザンヌ・シマール(Suzanne Simard)氏は少なくとも80回の科学実験を通じて、木は人間のように、仲間とコミュニケーションをとることができることを証明しました。この実験結果はインターネットで大変な話題になりました。
(中略)...
 教授の話によると、地上からみると木はそれぞれ1本ずつ独立しているように見えますが、実は人間が見えない土の下で、木は四方八方に延びる根部と広い範囲に及ぶ菌の糸を通じて「共生ネットワーク」を築いているそうです。このネットワークで、種類の同じ木、種類の違う木、それぞれ種類の違う植物の間で、頻繁に情報や栄養素が交換されて、そのネットワークに中枢的な役割を果たす「母木」がたくさんあるといいます。
 「母木」は自分の子供を認識します。自分の子供の木により多くの栄養素を送り、子供の木の成長のためにスペースを空けることもします。「母木」が枯れて死ぬ前に、次世代の苗木に多くの智慧のメッセージを送ることも分かりました。
(中略)...
 一部のユーザーは「木と木の間のコミュニケーションはどれぐらい遠くまで可能なの?」「栄養素や防衛シグナルのほかに、より高次元でより複雑な交流を行う可能性はありますか」と、教授に難しい質問をした
(以下略)

里山Ubuntu通信:10日目  「ウィンドウズ7を使い続けて問題ないでしょうか?」〜読者の方からのご質問

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「ウィンドウズ7を使い続けて問題ないでしょうか?」
〜 読者の方からのご質問
里山Ubuntu通信の記事には各回、読者の方からの質問を受け付けるためのフォームが用意されています。今回、7日目の記事について、読者の方より2件ご質問をいただきましたので、ご回答したいと思います。

質問1「ウィンドウズ7を使い続けて問題ないでしょうか?」

Windows 7はマイクロソフトの製品なので、同社の見解を確認してみることにしましょう。「Windows 7 メインストリーム サポート終了のお知らせ - Microsoft」という記事がありました。このページでは、Windows製品のサポートの期間、ライフサイクルについて、以下の4つの区切りを示しています。括弧書きの中は、私が追加したものです。

  1. ライフサイクル開始日(Windows 7では、2009/10/22)
  2. メインストリームサポート終了日(同 2015/1/13)
  3. 延長サポート終了日(同 2020/1/14)
  4. サービスパックサポート終了日(同 2013/4/9)

最低5年間続く「メインストリームサポート」が終了すると、サポートの内容が、「延長サポート」に格下げされます。延長サポートで受けられなくなるのは、具体的には「仕様変更、新機能のリクエスト」、「無償サポート」、「修正プログラム、新規リクエスト」の3つとあります。読者の皆様は、マイクロソフトにWindowsの仕様の変更や機能追加についての要望を送ったこと、あるいはWindowsに関する問い合わせ等のサポートを依頼したことがあるでしょうか?もしなければ(私はありません)、とりあえず延長サポート終了日である2020年1月14日までは使っていてもあまり困ることはないと思います。

延長サポートが終了すると「セキュリティ更新プログラムの提供が行われなく」なるとあります。セキュリティ更新プログラムは、「セキュリティ上の問題を解決、軽減するための修正」ですから、「将来セキュリティ上の問題が発見されてもマイクロソフトは、それを修正しない」ということを宣言しているわけで、言外に「そうした製品を使って発生した不具合には責任を持たない」と言っています。これは私の意見ですが、対象が何であれ、提供している主体が「責任を持たない」と言っているものは、利用しないほうが良いと思います。したがって、私は延長サポートの終了以降、Windows 7を使うことはお勧めしません。

ここに重要なポイントがあります。それは、「一般論としては、サポート対象の新しいOSを使うほうが望ましいけれども、新しいOSを使えば問題がないとは限らない」、ということです。なぜかというと、誰も未来にどんなセキュリティ上の問題が発生するか、今わからないからです。その意味でこの話は、保険の加入と似ています。「この保険に加入するのが正しい」という正解はないので、起こり得るリスクを頭の中でシミュレーションしながら、「自分が」どうしたいかを考えるしかありません。

質問者の方に対する私のアドバイス(答え、ではなく)は、「延長サポートの期間内はWindows 7を使い続けて、その間にWindows以外の選択肢をご検討されてはいかがでしょう」となります。そして、本連載では具体的な選択肢としてUbuntuについて、皆様のお役に立つような情報の提供を続けていきたいと思っています。

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ブレネー・ブラウンが語る「共感する力、エンパシー」

翻訳チームからの情報です。
 読者の方から情報提供していただいた動画に字幕を付け、翻訳者のYutikaさんに解説を書いてもらいました。この動画では、他人の辛い話を聞いたときにかける言葉として「そうか…なんて言ってあげたらいいのかすら分からないよ。でも話してくれてありがとう」という魔法の言葉を紹介しています。
 シャンティ・フーラにも「南台大乗部会総会」というグループがあり、「なんだい、だいじょうぶかい、そうかい」という真言を妻に対して唱えることを推奨しています。但し、夫が原因でそうなっているときは効果を発揮できないことが分かっています。併せて参考にされてみてください。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ブレネー・ブラウンが語る「共感する力、エンパシー」
配信元)

スクリーンショット 2016-08-08 11.43.22 

誰かに「共感する」って、本当はどういうことを言うのでしょう。積極的に声をかけること?ポジティブなことを言ってあげること?特に家族や親友、大切な人が元気がないときには、こちらまで悩んでしまいますよね。どうしたら落ち込んでいる人を本当の意味で励ましてあげられるのだろう?って。

「エンパシー」という言葉をご存知でしょうか。共感、感情移入などと訳されます。一方、「シンパシー」は同情すること、憐れむこと。どちらも単語の末尾がギリシャ語由来の「‐パシー」で終わっており、漢字で表すと「○○感情」(註:これ以外の単語にくっついた「-pathy」は「○○感」ではなく、別の意味に訳すべきものも存在しますから、受験生は気を付けること!)。

ま、本来は意味的にも似たようなもんです。普段の英会話だとシンパシーな人(a sympathetic person)って言ったら、「優しい人」とか「思いやりのある人」とか肯定的な良いイメージがありますからね。ただ、昨今流行りのエンパシーの重要性を説く人たちは、シンパシーを似て非なるネガティブなものとして強調して、エンパシーの良さと対比します。

コミュ障な私としては、エンパシーが咄嗟に出来ると諸々の人間関係、円滑に行くのになぁ…と凹むこともしばしば。社交能力マックスな3種体癖の友人にしょっちゅう憧れます。こういう風に人に対応するといいのね、と大変勉強になる動画です。

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