シリア政府軍が、国内各地で作戦を続行する中で、
外国の支援を受けている多数のテロリストを殲滅したことを伝えました。
シリアの国営サナ通信が伝えたところによりますと、シリア政府軍は10日日曜、首都ダマスカス、中部のホムス、北部のアレッポ、北西部のイドリブ、南部のダルアでテロリストの拠点を攻撃し、これにより多くのテロリストが死亡しました。
シリア政府軍は、テロリストの拠点からロケット発射装置、手製のロケット、迫撃砲などの多くの武器を押収しました。
こうした中、10日日曜、ダマスカスのヤルムーク難民キャンプで、パレスチナ人難民と武装グループのメンバーとの激しい衝突が発生しました。
シリア危機は2011年3月中旬から発生しています。この中で、治安部隊などの多くの人々が殺害されています。
シリア政府は、「この情勢不安は外国によって計画されたものである。複数の報告では、シリア政府と衝突している多くのテロリストが外国人である」と語っています。
複数の国際人権団体も、外国の支援を受けたシリアのテロリストを戦争犯罪により非難しています。
シリアのアサド大統領は最近、テレビのインタビューで、「軍事衝突をはじめたのはシリア政府ではなく、シリアの民間人を大量殺害し、この国のインフラを破壊したのは、テロリストグループである」と表明しました。