17/7/31 フルフォード情報英語版:西側の制度の破綻とその解決策

 フルフォード氏は夏休み、とのことで、2週にわたって、現在までの「おさらい」レポートです。
 過去10年間に、フルフォード氏が様々な権力中枢から得た情報に基づき、「西側」の支配層を分析されています。氏の見解では、現在、世界権力の最上部の真空状態を狙って、欧州王室血族とグノーシスイルミナティが対立する中、中国が有利なカードを握っているとみています。支配層のグループと、国家単位の動きが並行して語られるので、理解が難しく感じられます。
 時事ブログからの、プーチンを中心にした世界「改造」の情報とは異なりますが、とは言え、日本の動向が大きな鍵であることは確かのようです。日本人の責任、大きいぞ?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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西側の制度の破綻とその解決策
投稿者:フルフォード

読者へ
年次休暇の為、今回と次回のレポートは、私に予期せぬ出来事が起きて休暇を中断する事態にならない限り、事前に書かれたものとなります。

pixabay[CC0]


これまで、ちゃんと頭を使って考えてきた者にとっては、西側のリーダーシップと政府に深刻な欠陥があることは明白だ。ほぼずっと戦争状態にあり、1960年代後半から実質生活水準が低下してきた米国は特にそうだ。米国では、人口の10%未満しか議会やメディアを信頼していない状態に陥るほど支配階級が無視されている。支配階級の、私がハザールマフィアと呼ぶグループによるプロジェクトが不満の主な原因となっている。そのプロジェクトは、人類を奴隷にし、自分たちは神のような支配者になろうとするものだ。

米軍と政府機関のホワイトハットがこれを解明し、ドナルド・トランプは大統領として目に見える行動を取ってきた。 しかし、トランプは破産している企業の最高経営責任者(CEO)として就任したのだ。彼がどれほど懸命に努力しても、いつかやらねばならない不可避なことがある。それは正式なアメリカの破産宣言だ。米国は破産している。

米国の累積貿易赤字は10兆ドルを超えており、1976年以来、世界の貿易赤字を拡大している。さらに、米国政府には19.1兆ドルの負債があり、未払債務は128兆ドル。つまりそれは、米国のGDP18兆ドルの7倍になる。 これにより、完全子会社プエルトリコが債務残高1230億ドルでデフォルトした今年5月3日に、「株式会社アメリカ」政府も事実上破産した。
つまり、ドナルド・トランプがどんなにがんばっても、初の正式な倒産宣言なしには、米国の問題を解決することなどできないということだ。
しかし、米国の破産は他国の破産と同じではない。一例を挙げると、 倒産を宣告すると、米国は世界中に800箇所ほどある米軍基地を運営し続けることが不可能になる。

著者が、米国を破産させるというアジア人の考えに初めて賛同した10年前、米軍が派遣してきたエージェントは、米国の財政が打ち切られれば、米国はアジアへの中東の石油供給を断つと説明した。これにより、にらみ合いのこう着状態が数年間続いている。
世界で最強の国家間のこのようにハイレベルのにらみ合いに巻き込まれるようになったおかげで、著者は惑星地球を支配している者を直に見ることができた。 以下の情報は、CIA、NSA、P2フリーメーソンロッジ、MI6、アジアの秘密結社などの情報源との10年間に及ぶ会談に基づいている。




ロックフェラーの死亡で世界権力の最上部は真空状態




最近まで、デイヴィッド・ロックフェラーは地球の裏の指導者だった。彼はビルダーバーグ・グループ、外交評議会、三極委員会の議長を務めた。さらに、さまざまな財団を通じてフォーチューン500(アメリカの上位500)社も支配した。 これに加えて、ロックフェラーはイタリアの王女と結婚していたため、カトリック教会とマフィアを支配するバチカンP2フリーメーソンのロッジにも大きな影響力をもっていた。 ロックフェラーは、甥のビル・クリントンを大統領にする力はあったが、娘のヒラリー・クリントンを大統領にすることは、かなり努力はしたものの、失敗に終わった。

古い権力構造でのナンバー1がロックフェラーだとしたら、ナンバー2はジョージ・ブッシュ・シニアだった。ブッシュ元大統領はCIAの大部分と年間2兆ドルの世界麻薬取引、そして軍需産業の大半を取り仕切った。
彼の息子ブッシュ・ジュニアが2000年に大統領に選出されたとき、父親は911を演出して米国に無理やりナチ政権を押し付け、ロックフェラーを失墜させた。ロックフェラーは、ブッシュ・ジュニアの大統領職が大失敗に終わった後、彼の奴隷バラク・オバマを就任させることで、2008年に再び支配権を取り戻すことができた。

しかし今、ロックフェラーの死により、世界権力の最上部に巨大な真空状態ができている。ジョージ・ブッシュ・シニアは、ナチスグループの大量虐殺計画に対する嫌悪感が広まったために支持を失った。ブッシュに近い情報筋によると、彼は非常に老いており、明晰さも失っている。だから、ブッシュは、もはやナンバー2でも、ナンバー3でさえもない。ナチスの追随者たちが、もう彼のことを自分たちの総統と見なさなくなったからだ。ナチスは、現在、もはや世界覇権を追求しないことを明らかにしている。
だからロックフェラーの死とブッシュ・シニアの失脚は、西側のトップレベルの権力が、今なら容易に手に入ることを意味する。

米国でその空白を埋めるために動いたグループは、血族支配に抗うグループであり、フランス、米国、ロシアの革命に対する功績を主張しているグノーシスイルミナティだ。 彼らは、ハイレベルの血族の奉仕者たちの排除を率いてあり、それはほぼ完成しかけている。
同時に、彼らのライバルの米国の新興企業の崩壊により活発になったヨーロッパの血統家族群れは、ブッシュの空白をロックフェラーで埋めようと強引に後押しをしている。彼らの最上部にいるのは、エリザベス女王、教皇フランシスコ、アンゲラ・メルケル独首相だ。
ヨーロッパ人は、パリ協定を実行に移すために、炭素が原因という偽りの地球温暖化の陰謀を利用できるところまで来ている。このことは、引き続き彼らが支配する世界政府の樹立ということになるのだろうが、しかしもっと良い席は、中国人のためにある。


優位に立つ中国



このグループの権力は7月初旬のG20会合で明らかになった。20人の名ばかりの世界指導者のうち19人がこの詐欺の支持を表明したのだ。しかし、グノーシスイルミナティの支持なしに、また科学的根拠がなければ、この炭素詐欺は失敗する運命にある。グノーシスイルミナティは、トランプの大統領職と米国の軍産複合体の両方をコントロールし、欧州の血族支配を攻撃するためにエージェントを使用しており、いまや米国のパージはおおよそ完成している。
しかし今のところ、西側には、教皇、女王、メルケルに代表されるヨーロッパ王室血族と、トランプに代表されるグノーシスイルミナティの間の対立がある。

一方、アジアでは、中東の石油供給がすべて遮断されたとしても、中国は代替エネルギー輸入ネットワークを構築して供給を継続できる。
アジア同盟はまた、アジアインフラ投資銀行(AIIB)とその大規模な「一帯一路」公共事業構想に参加させようと、ヨーロッパを何とか引き入れた。

さらに、中国は、気前のよいインフラ整備を行うことで、アフリカや他の発展途上国に大きく侵入している。 何よりも、中国は米国の主要債権者であり、中国がそれを選択するならば、米国を破綻させることもできる。

もちろん、アメリカはまだ第3次世界大戦開戦の切り札を持っているが、その切り札を使えば、惑星の破壊につながる。そこで、米国側はロシア人をキリスト教(白人)同盟に参加させようとしている。 ロシアを引き込むために、ヨーロッパ(英国を除く)と、中東の半分の覇権(主導権)をロシアに譲渡した。 米国側も、日本と、米国のペットのならず者国家の北朝鮮も含めた朝鮮半島を支配している。 また、アメリカ人は、熱心にインドにも言い寄っている。
全体として、東西間は、以前としてにらみ合いのこう着状態にある。


鍵となる日本の動向




今秋、重要な戦場は日本になることが予想される。 米国がどうにかやっていけているのは、日本の郵便貯金、JAバンク、年金基金などのお金があるからだ。しかし、安倍晋三傀儡政権は、世論では実質10%以下の支持率しかない。第2次世界大戦の終結以降、米国占領当局が日本を支配するために使用した朝鮮人の代理人たちに対しても、とてつもない恨みと怒りが向けられている。 6月の東京地方選挙の結果に表れたように、次期総選挙では、長期に渡る傀儡与党の自民党も一掃されることになろう。


白龍会は、早ければ今秋にも行われるだろう日本の政権交代を大いに推進している。ドナルド・トランプの大統領職は遅きに失しているので、米国に実際の政権交代をさせることが目的だ。

現在の世界の人口統計および経済の実態をよりよく反映する為に、第2次世界大戦後に設置された国際的な構造を完全に改革させる必要がある。それを活性化させる為に不可欠なのは、米国の正式な破産宣言だ。

白龍会はまた、ハザールマフィアのような国際犯罪者が不法な戦争、略奪、その他の反社会的活動に従事できなくなるように、世界には最低限の共通ルールが必要だと考えている。 さらに白龍会は、西洋とアジアの無害な象徴的血統支配と能力主義は共存できると考えている。

また、白龍会は、ジュビリー(借金帳消し)、一回限りの資産再配分、大規模な惑星浄化キャンペーン、そして宇宙に拡大するための体系的な取り組みから始めて、新しい黄金時代の始まりをサポートする。 現在の西洋中心の暦から新しく変わる暦は、新しい時代の始まりに役に立つだろう。


翻訳:緑花
※見出し・画像は編集者によるものです。

お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

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