2015年4月に首相官邸で対応していたのは柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)だった / 補助金と土地転がしビジネスで生き長らえる加計学園

竹下雅敏氏からの情報です。
 愛媛県と今治市の担当者が2015年4月に首相官邸を訪れた件ですが、その際、加計学園事務局長が同行しており、官邸で対応したのが柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)だったことが、“面会の経緯を知る関係者”により確認されたようです。2つ目の記事に、経過がまとめられていますが、これを見ると首相官邸訪問は、加計学園の獣医学部新設にとって決定的な意味を持つものだったとわかります。
 柳瀬元首相秘書官は、“私の記憶する限りお会いしていない”と答えていましたが、現段階でも“記憶にない”と述べています。
 これに対して藤原直哉氏は、“要介護2”とツイート。このような人物が現・経済産業審議官だというのは、かなり問題があるでしょう。
 “続きはこちらから”以降ですが、加計学園の獣医学部新設の認可判断を、文部科学省の審議会が、10月以降に先送りしたらしい。当初から予想されていた通りで、加計学園には巨額補助金が支給されるのではないかという記事も出ていました。
 加計学園は経営状態が思わしくなく、補助金と土地転がしビジネスで運営しているような状況で、国民の税金の上に寄生していると言ってよいのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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加計幹部、首相秘書官と面会 新学部提案前に官邸で
引用元)

学校法人「加計(かけ)学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と同県今治市の担当者が2015年4月、協議のため首相官邸を訪れた際、加計学園事務局長が同行していたことがわかった。また、面会の経緯を知る関係者は、官邸で対応したのが当時の柳瀬唯夫・首相秘書官(現・経済産業審議官)だったと朝日新聞に認めた。

(中略)

この面会は、愛媛県と今治市が獣医学部新設を国家戦略特区に正式に提案する2カ月前にあたるが、その時期に、県、市だけでなく事業主体の加計学園が首相に極めて近い立場の首相秘書官と会っていたことになる。

(以下略)

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学部新設、面会後に動く 首相秘書官、加計幹部に応対
引用元)
(前略)

 県と今治市は07年11月~14年11月、小泉政権で始まった構造改革特区での獣医学部新設を計15回提案したが、拒まれ続けた。今治市の担当者が「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために上京したのは翌15年4月2日のことだ。

(中略)

 訪問から2カ月後の15年6月、県と今治市は「国家戦略特区」での獣医学部の新設を提案した。第2次安倍政権になってできた新たな制度だ。
 提案の翌日には特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングが開かれ、県や市の幹部が出席。今治市は翌16年1月に特区に指定され、今年1月に加計学園が事業者として認められた。

(中略)

 WGには加計学園が運営する千葉科学大の吉川泰弘教授らが同席していたが、内閣府が公表した議事要旨には吉川氏の名前や発言が載っていないことが明らかになっている。

(以下略)

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柳瀬元秘書官、加計幹部の訪問「記憶にない」
引用元)
 柳瀬唯夫・元首相秘書官は7月25日の参院予算委員会で、今治市職員と首相官邸で面会したかどうか問われ、「私の記憶する限りはお会いしていない」などと答えていた。柳瀬氏は9日、朝日新聞の取材に対し、今治市職員らとの面会について「前にしゃべった以上のことはない」と答え、加計学園事務局長の同席についても「記憶にない」と述べた。

(中略)

 また加計学園は、事務局長の官邸訪問や柳瀬氏との面会についての質問に対し、「御社からの取材への対応は控えさせていただく」とコメントした。

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配信元)



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加計学園の認可の判断保留へ 結論は10月以降か(17/08/10)
配信元)

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配信元)


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