ぴょんぴょんの「病院あるある」

 実際にあった話を少しアレンジしています。
病院信仰というのは自民党信仰くらい、いやそれ以上に根強いです。
自民党には立憲民主党や共産党があるけど、こっちは一党独裁ですからね。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「病院あるある」

大きな病院って安心なの?


ねえねえ、大きな病院って安心なのかと思ったら、意外とそうでもなくてこわいこと聞くんだよねえ。

何かあったの?

近所の人がさあ、なんか首に卵のおっきいのができてさあ、病院に行ったんだよね。
ハリ刺して組織取ったりとか、全部検査したけどまったく何なのかわかんなくて、結局手術で切り取ったんだよね。

えっ? それって、ちょっと判断早すぎなくね? ふつう、一つの病院でわからないって言われて、手術を勧められたら、あと2〜3件行って意見を聞くっていうじゃない。ほらあの、なんとかオニオンっていうやつ。

オニオンじゃなくて、セカンド・オピニオン
そのおっさんはさあ、早く取って、いつもどおりの仕事がしたかったんだと思う。なんかの会社の社長してたから。

そうか、それはしかたないか。


再発、再手術、そして再発


それでさあ、それから半年後に今度は右足のつけ根にまた、卵みたいのができちゃってさあ。

首のやつが、移転したんかな?

だって、悪性とかじゃないんだよ。検査でちゃんとそれは証明されてるから。
それでさあ、また前と同じことしてさあ、結局また検査で何も出ず。病名もつかないまま、また切り取ったんだよ。

へえ、切っても治らずにまた出たんだろ? それでまた切るの?

やっぱさあ、仕事がさあ。早くケリつけて、復帰したかったんじゃね?

んで、今度は消えたんかい?

それがさあ、また首と、さらに両方の足のつけ根に卵が増えたんだよ。

なにそれ?! こええ〜〜 っで、また同じことくり返すとか、しねえよなあ。

うん、同じことはもうしなかった。だって、切り取ると増えるって、いくらバカでもわかるわさ。
おっさん、前手術した病院に行って、もいちどいろんな検査したけどやっぱり、なにも出ないの。もちろん、がんでもないのよ。

じゃ、もうほっといたら? だって、元気なんだろ?

そうなの。あんなにたくさん検査したり、手術したりしたのに、ふつうに仕事はできるくらいに元気なのよ。ただ、人前に出るときに、首のそれは何ですか?って言われるのがいやだったみたい。

そうだよなあ〜。日本人て「見てくれ」気にするからなあ〜。
っで、次はどうしたんだい?

pixabay [CC0]



がんじゃないのに、なぜか抗がん剤を投与することに!


それが、そこからなんか、おかしいことになってるのさあ。後からどんなに考えても、こっからがおかしいんだわさあ。

後から、ってお前、そのおっさん今も元気なんだろ?

うん、たぶん、あの世で元気なはずだよ。

ええええ〜〜〜?! 死んじまったのかい? 仕事できるくらい元気だったんだよなあ。卵がいくつかできてただけだよなあ。なんで、そっから急展開なんだよ。わけわっかんねえ。

そうなんだよ、急展開。病院は検査しても、何も悪性も出ない。かと言って、またバカの一つ覚えみたいに手術ともいいにくい。それで、「リンパがんの疑い」ってことで、抗がん剤の投与が始められたのさあ。

はあああ〜〜??! わけわっかんねええ。だって、がんじゃないんだろ? がんじゃないのになんで、抗がん剤使うんだよ。

そうだよね。しろうとが考えてもそうだよね。でも、専門家はそういう判断をしたんだよ。何か、根拠があったのか知らないけどさあ。

っで、抗がん剤でその卵は小さくなったんだろうか?

変わらなかったらしい。だから、新しい抗がん剤やら、何やら治験中の新兵器をどんどん投入したみたい。

なんか、数撃ちゃ当たるってやり方じゃねえか。しろうとじゃねえんだから、他に方法が考えつきそうなもんだが?

pixabay [CC0]


抗がん剤を使われると…


だよねえ。それ以外に選択肢はなかったのか、知らんけど。

っで、どうしておっさんはあの世に行っちゃったんだよ。

抗がん剤ってさあ、抵抗力が低くなるっていうよね。免疫を下げるらしいんだ。おっさん、なんか病院の中の院内感染ってやつ?あれで、肺炎になって死んだらしい。

えええええ〜〜〜?! だって、入院するまでは会社の社長してたんだろ? 元気だったんだろ? それで、入院して抗がん剤使われて、感染して死んだの??

そういうこと。もうさあ、まわり中こんな話ばっか聞くんだよね。病院って、アリ地獄みたいに、一度のぞいて見ただけで、こんな目に合う人もいるんだよねえ。こわいわ。

っで、結局その卵の病気は何だったんだろね。現代の医学って、そのくらいのこともわかんないのかね? 金払って、わざわざ死にに行ったようなもんじゃねえか?!

もう、自分のからだを人任せにするのはこわくなったわあ。

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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