モリカケ問題が沈静化しない理由 ~国会審議は史上最悪の低レベル~

竹下雅敏氏からの情報です。
 モリカケは、そう簡単には沈静化しないでしょうね。どう考えても、認可出来るはずがない学校が認可され、政府は認可に至った経緯すら答えられない。疑惑の当事者である加計孝太郎氏は世間から姿をくらましているのに、メディアはどこも追いかけない。なのに、どうでも良い相撲の傷害事件にはメディアが群がるのです。
 四国地方に獣医師が不足しているというのが開学理由なのに、韓国で留学生を募集しているという奇妙さ。国民からは、情報の隠蔽と関係者への脅しによって、無理やり事を押し通そうとしている様にしか見えません。そのあまりの不自然さは、安倍政権の異常性を際立たせているのです。“お前が国難”という言葉ほど、安倍政権にぴったりなものはないでしょう。野党が総力を結集して安倍政権を早期に退陣に追い込まなければ、日本の未来はないと言えるほどの、国難だと思います。
 そのことは、下のゆるねとさんのニュースでもよくわかります。維新の足立議員や自民の義家議員によると、“総理のご意向文書”は、朝日新聞による捏造なんだそうです。これを国会で言いますかね。
 ゆるねとさんは、“与野党1:2の質問時間で開催することになった国会審議が、前代未聞の低レベルなものになっている”と言っていますが、激しく同意します。もはや、日本がメチャメチャになっているという感じです。
 世の中には、恥という概念がないのではないかと思える人がいますが、権力志向タイプの者のほとんどが、もしもサイコパスだったらと思うと、妙に納得するものがあります。こうでも考えないと、今起こっていることが理解出来ません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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モリカケ問題が沈静化しない理由
引用元)
(前略)

 加計学園は、解明されることによってではなく、むしろ解明に向けた説明を拒んだ人々の狭量さを明らかにすることによって、現政権の問題点を浮かび上がらせている。その意味で、大変に稀有な事件だ。

(中略)

 政府ならびに学園の隠蔽ぶりのあまりといえばあまりに異様な強烈さそのものが報道の核心になっている、はなはだ珍しいケースだと考えるべきなのではなかろうか。

(中略)

 加計学園問題の真相それ自体よりも、もっと深刻でずっと致命的なことが次々に明るみに出ていることが、この問題の特別なところで、(中略)...結果として、およそ空恐ろしい掟破りの反則を次々と犯してきたということだ。

(中略)

 私がむしろ懸念しているのは、安倍首相ならびに政府が、自らの過ちを認めないために行政を歪め、事実を隠蔽し、現実に直面しないために国会を歪めていることだ。

(以下略)
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【酷すぎ】維新・足立康史議員、自民・義家弘介議員が「”総理のご意向”文書報道は捏造」と国会内でデマ!これを受け朝日新聞が足立氏に抗議!
転載元)
どんなにゅーす?

野党2:与党1の質問時間の割合でスタートした衆院文部科学委員会において、維新の足立康史議員や自民党の義家弘介議員らが、加計疑獄においての「”総理のご意向文書”報道は捏造」とのデマ発言やマスコミ批判発言が展開され、多くの批判が噴出している。

・これらの動きを受けて、「総理のご意向文書」をスクープした朝日新聞が足立議員に正式に抗議。「国会という場で弊社報道を”捏造”とした足立氏の発言は事実に反し、弊社の名誉を著しく傷つけるものです。」とのコメントを発表している。

(中略)

なんのための質問時間増? 加計疑惑の当事者・義家弘介前文科副大臣が質問に立ち、「内部文書は捏造」と陰謀論を主張

(中略)

再調査は、世論の反発が大きかったために「せざるを得ない状況」に追い込まれた結果であって、それも第三者を調査に入れないという消極的なものだった。にもかかわらず、「徹底した調査と情報公開を速やかにおこなってきた」と、質疑を使ってたった5カ月前の出来事を“歴史修正”してしまうのである。

しかも、驚いたのは、このあとの義家議員の発言だ。

「恣意的に打ち替えて作成し、意図的に共有フォルダに入れられた。あるいは逆に意図的に打ち替えられたものが外部に流出させられたという疑念が払拭できない

つまり、文科省が再調査で「存在が確認された」とする内部文書に対して、“何者かが意図的に捏造して外部に流出させたのでは”と言うのである。──もはやネトウヨや、国家戦略特区と利害関係にある安倍応援団員しか口にしない「陰謀論」を、よりにもよって文科省の前副大臣が国会で主張しはじめたのである。

(中略)

【リテラ 2017.11.15.】

加計問題「総理の意向」記事、複数の文書・関係者に取材

記事に挙げた文書の一つには、国家戦略特区での獣医学部の新設時期について、後に加計学園が特区の事業者になる愛媛県今治市の名が明記され、「今治市の区域指定時より『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる」とし、「これは総理のご意向だと聞いている」とあった。

足立氏は15日の衆院文科委で「5月17日の朝日新聞は捏造(ねつぞう)であると思うか」と質問。林芳正文科相は安倍晋三首相からの直接の指示などはなかったとしたうえで、「獣医学部設置の時期について、総理の意向があると内閣府から伝えられたと受け止められるようなメモが作成されてしまったと推察する」と答弁した。

朝日新聞はこの報道に当たり、文科省が内閣府とのやり取りなどを記録した10点以上の文書を入手。複数の関係者から取材し、確認をとった。

文科省は6月15日に文書に関する調査結果を発表。「総理のご意向」と書かれた文書を含め、複数の内部文書が実在し、省内で共有されていたと明らかにし、その内容も公表。その後は、こうした文書をもとに国会審議が行われている。



朝日新聞社広報部の話 国会という場で弊社報道を「捏造」とした足立氏の発言は事実に反し、弊社の名誉を著しく傷つけるものです。

【朝日新聞 2017.11.16.】

他者を陥れるデマや捏造をも用いて加計学園の全力擁護を展開する足立氏や義家氏!予想通りに国会は史上最悪の低レベルな議論に


出典:Wikipedia


やーっぱり、与野党1:2の質問時間で開催することになった国会審議が、前代未聞の低レベルなものになっているみたいねっ!
加計疑獄の「総理のご意向文書は捏造」って、まるっきりあの田崎ス●ローさんの妄言と同レベルの完全なデマじゃないのよぉ!!

やっぱり、自民党議員に質疑時間を多めに持たせてしまうと、こうした権力の腰巾着ヤンキー・義家氏のようなトンデモ国会質疑になってしまうってことだ。

(中略)

維新の足立氏にいたっては、野党と同じく加計疑獄を批判している(4条件の生みの親)石破氏を批判したせいで自民党からも抗議を受ける事態になっており、さらには「捏造報道」と繰り返している朝日新聞からも強い抗議を受けている中で、結局は例の「犯罪者」発言の撤回と謝罪をする流れになっているのはこれまた何とも酷い。

…どうも全体を見たところ、足立氏が”鉄砲玉”になるような形で、加計をアクロバット擁護している連中がメディアからも批判され、徐々に国内で孤立してきているような感じにも見える。
この中で野党側が威力のある爆弾を投下すれば、そこに自民党の反安倍勢力も乗っかる形で安倍政権はいよいよ窮地に陥っていく可能性もあるので、ここは一つ、立憲民主などの野党の頑張りに期待をしたいところだ。

(中略)

まさにこうしたタイミングで、例の補助金詐欺に関する爆弾を投下すれば、それこそ一気に安倍政権が吹っ飛びそうだけどね。
今後の国会の動きをよく見ていくこととしよう。

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