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ぴょんぴょんの「日本人・検査好きだね・インフルエンザ」
インフルエンザ検査に行ってきた

pixabay[CC0]

ところでおめえは、これらのハイリスク患者に当てはまるのか?
1 5才未満の子供、とくに2才未満。
2 65才以上の高齢者。
3 妊婦、産後2週間以内。
4 基礎疾患を有する患者。喘息とか、糖尿病とか。ステロイドを飲んでるとか。
5 病的肥満。

自分の体が、「今日は休みたい」って訴えてんだろ?
それを無視したらどうなるんだ? こんくらいで、わかってもらえねえんかって、もっと大きな声で騒ぎ出すぞ。つまり、もっと重症な病気になるってことだ。
今なら3日で治ってしまうのに、そんときは治るまで、もっと時間がかかる。
時間も、体力も、金銭的にも、もっと大きな負担を強いられるようになる。

pixabay[CC0]

「インフルエンザが侵入しましたあ。」ってアラームが鳴る。
すると警備についてる細胞が、寒気、くしゃみ、鼻水でサインを出す。
ここで食い止められねえと、「あっ、まずいです。ヤツら血管に侵入してしまいました。ただちに、熱を出す手配をいたします。」って、熱が出る。
ところがそいつを、熱冷ましで下げる。「あれ?思ったよりも熱が上がらないぞ。
大変だ!ウイルスが増えてしまった!」って、緊急サイレンが鳴りひびく。
それでもそいつは、無理やり仕事に行く。
そんで、思いっきり増えたインフルエンザウイルスを周囲にばらまく。
だけじゃなく、もはや免疫力を使い果たし、自力でウイルスを追いだせねえ。
これが、慢性病になるのか、うつ病になるのか、髄膜炎とかになるのかはわからねえ。
インフルエンザ検査は必要ない

粘液のついた綿棒を、ウイルスのモノクローナル抗体が入っている試薬に入れる。
ウイルスがいると、ウイルス抗原と抗体で、抗原抗体反応を起こす。それを目に見える形にするために、セルロース膜に滴下する。そうすると、抗体のある場所で発色するってわけだ。
色のついた場所を見て、「A型ですね」とか「B型ですね」と診断する。

イムノクロマトグラフィーは、手軽だし、検査結果も早く出る。
だが、Weblioによると、「感度や信頼性はさほど高くなく、検体に抗原が含まれていても発色しない結果(偽陰性)があり、逆に抗原が含まれていないのに発色する結果(偽陽性)もある。」

「実際に感染しているときに検査が陽性を示す割合(感度):62.3%
実際には感染していないときに検査で陰性を示す割合(特異度):98.2%
つまり、このデータに従うと、インフルエンザ迅速抗原検査を行っても、・・・・・4割ほどを見逃してしまうことになります。」

だいたい、「インフルエンザ検査は必要ない」って言ってるの、ほとんど医者だ。

「インフルエンザの流行期に、明らかにインフルエンザの典型的症状(寒け・発熱、ふしぶしの痛みに加えて、のど・鼻・せき症状)があれば、インフルエンザの可能性が非常に高いと思いませんか? つまり、鼻をホジホジする前から、初日の段階で明らかにインフルエンザの可能性がめちゃめちゃ高いんです!・・・・・検査が陰性であろうがなかろうが、インフルエンザなんですね。・・・・・インフルエンザの診断をしたのは、検査キットではなくて、ほかでもない医師や患者さん本人だったというわけなんです。
・・・・・ということはですよ、必ずしも検査キットは必要ないのかもしれないんです。
実は、本当のインフルエンザの人が、実際に検査陽性となる割合は10人中6~7人程度で、本当にインフルエンザだったとしても3~4人は陰性に出てしまうわけです(偽陰性といいます)。 これだけでもびっくりしますが、反対に、インフルエンザではない人のなかにも、ごくごくたまに陽性になってしまうこともあり得ます(偽陽性といいます)。
検査って絶対的なものではないんですね~。」

「実はインフルエンザの検査もそれほど有用というわけではなく、医師は必ずしも勧めません。・・・・・・実は、『軽症ならインフルエンザの検査・治療はすべきでない』ということは医師の間で広くコンセンサスが得られていることです。・・・・・周囲の状況や症状からインフルエンザが強く疑われた場合は、検査が陰性だからと言ってインフルエンザの可能性が否定できるわけではありません。 」

「学校から『インフルエンザ検査をするように』と言われたといって受診する人もいる。・・・・・しかし、検査はそんなに万能じゃないんですよと。
・・・・・1,000人を検査したら、938人は陽性になるが、62人は陰性に出てしまう。逆に、インフルエンザではない人1,000人を検査したら、981人は陰性だが、19人は陽性になってしまうということだ。・・・・・地域の方々(学校の先生、幼稚園・保育園の先生)にお願い。安易に『インフルエンザ検査をして来なさい』と言わないで欲しい(検査だけではわからないのだから)。せめて、『インフルエンザかどうか診察(診断)をしてもらうように』と言って欲しい~外来でいろいろ頭をめぐらせて考えつつ、奮闘している医師に敬意を表して。」

「この検査、実はそこまで信頼できるものではない事実はあまり知られていません。
・・・・・検査結果が陽性だった場合はほぼ間違いなくその患者さんはインフルエンザにかかっているが、『検査結果が陰性だった人でもインフルエンザの可能性は結構ある 』という意味になります。陰性でも、医者としては『陰性でした、よかったですねインフルエンザではありませんよ』と患者さんに言うのはちょっとためらわれるのです。
理由は、・・・・・体の中でインフルエンザウイルスが増えていないとたとえインフルエンザでも『陰性(=検査結果はインフルエンザではない)』と出てしまうのです。これは落とし穴です。」

そいつらだって寒空の中、熱があって具合も悪いのに、わざわざ出かけてきて、長い時間待合室で待たされて。ご苦労さまなこった。

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それになにより、検査よりも自分の感覚、会社よりも自分の体が大事ってわかったからね。
自宅でインフルエンザ検査をする簡単な方法

「咽頭の視診所見でインフルエンザを診断する 」
実はどんな教科書にも、インフルエンザの特徴的な臨床所見は書かれていない。
が、宮本先生は、「のどのイクラ」がインフルエンザの特徴的な臨床所見であることを発見した。

「インフルエンザを咽頭の視診で診断できる、というお話をしますと、・・・・・20人中19人の方が、『ウソでしょう!』という反応をされます。一人の新人ドクターのブログをご紹介します。
『咽頭後壁のリンパ濾胞を確認すれば、それはすなわちインフルエンザ!
インフルエンザの迅速キットよりも感度・特異度ともに優秀!!-周りの1年生がみんな噂していたんだけれど、《ほんとかよ〜うさんくせぇ〜》と思って聞き流していたんだけれども。
・・・・・意識して発熱外来患者の口腔内の咽頭後壁のリンパ濾胞に注目して、結果どうだったかを追っていくと・・・こいつの威力を実感したんだよ!! ほんとに当たる!!
・・・・・噂と合わせても、これはリアルだと信じざるを得ない』」

検査でわかる以前に、診断できるってことだ。

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それに、もう十分にわかってる。いくら検査が陰性でも、からだの症状が「これから仕事にいくべきじゃない、早く帰って寝るんだ。」って言ってるよ。

とにかく1日じゅう寝ろよ。夜だけ寝てもダメだぞ。
東洋医学セミナーの初級第2回、「太陽の十二経脈」の「各経脈に応ずる時間」で紹介されているが、全身の経絡をゆったり流すには、1日じゅう寝ることが大事だ。
仕事のことなんか忘れて、ゆっくり、休めよ。
ぴょんぴょん
そんなのに、ごまかされちゃダメダメ!