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ぴょんぴょんの「甘利にあんまりだ」
選挙対策委員長になった甘利氏の発言
甘利氏のこの発言について、郷原信郎氏は不快感をあらわにしている。
「『男の生き様』などと言って大臣辞任した後、『睡眠障害』を理由に国会欠席を続け、『絵に描いたような斡旋利得罪』を検察が不起訴にした途端、政治活動再開したような人に、偉そうなことを言わせるべきではない。」
「『男の生き様』などと言って大臣辞任した後、『睡眠障害』を理由に国会欠席を続け、『絵に描いたような斡旋利得罪』を検察が不起訴にした途端、政治活動再開したような人に、偉そうなことを言わせるべきではない。」
「2年余り前の・・・・・『あっせん利得疑惑』の中身、そして、それに対する甘利氏の『政治家としての対応』である。その問題に何の説明責任も果たすことなく、何事もなかったように表舞台に出てきて、圧倒的に劣勢が予想された総裁選で安倍首相と真っ向から戦った石破氏に『苦言』を呈している甘利氏に、多くの国民が強い『違和感』を覚えているのである。」(郷原信郎が斬る)
甘利氏の金銭授受・疑惑のおさらい
んじゃ、ちょっと、事件をおさらいしてみようか。
2013年5月、千葉県の建設会社・薩摩興業は、移転補償金の金額をめぐって、都市再生機構(UR)とトラブルになっていた。
薩摩興業は、甘利氏の第一秘書に依頼。
その結果、はじめ1億8千万円だった補償金が、2億円、そして2億2000万円に上がった。
2013年5月、千葉県の建設会社・薩摩興業は、移転補償金の金額をめぐって、都市再生機構(UR)とトラブルになっていた。
薩摩興業は、甘利氏の第一秘書に依頼。
その結果、はじめ1億8千万円だった補償金が、2億円、そして2億2000万円に上がった。
その謝礼として、秘書は2013年8月、500万円を受け取った。
「URが公表したやり取りメモによると、甘利氏の秘書は『少しイロを付けてでも』とか『甘利事務所の顔を立ててもらえないか』などと発言。URから建設会社に支払われる保証金を上積みするようあからさまに働きかけていた。」 (BLOGOS)
「URが公表したやり取りメモによると、甘利氏の秘書は『少しイロを付けてでも』とか『甘利事務所の顔を立ててもらえないか』などと発言。URから建設会社に支払われる保証金を上積みするようあからさまに働きかけていた。」 (BLOGOS)
ゴースト事務所で、献金の抜け道。
「ここで注目すべきは、建設会社から献金を受け取ったとされる『自民党神奈川県第十三選挙区支部』である。自民党支部といわれると立派な組織を想像するかもしれないが、実際には影も形もない、書類上だけの存在なのだ。 」
「ではこの支部がどんな活動をしているかといえば、何もしていない。・・・・・政治家や後援会が企業・団体献金の受け取りを禁止されているため、抜け道として利用するために用意してあるだけなのだ。」 (BLOGOS)
「ここで注目すべきは、建設会社から献金を受け取ったとされる『自民党神奈川県第十三選挙区支部』である。自民党支部といわれると立派な組織を想像するかもしれないが、実際には影も形もない、書類上だけの存在なのだ。 」
「ではこの支部がどんな活動をしているかといえば、何もしていない。・・・・・政治家や後援会が企業・団体献金の受け取りを禁止されているため、抜け道として利用するために用意してあるだけなのだ。」 (BLOGOS)
そこが、どう考えてもおかしい。
「東京地検特捜部は、URの方は家宅捜索を形だけ行っただけで、肝心の甘利氏の事務所への強制捜査も、秘書の逮捕等の本格的な捜査は行われることなく、国会の会期終了の前日(2016年5月31日) 甘利氏と元秘書2人を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。」(郷原信郎が斬る)
「東京地検特捜部は、URの方は家宅捜索を形だけ行っただけで、肝心の甘利氏の事務所への強制捜査も、秘書の逮捕等の本格的な捜査は行われることなく、国会の会期終了の前日(2016年5月31日) 甘利氏と元秘書2人を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。」(郷原信郎が斬る)
法務事務次官のポストに居座り続ける黒川氏
そう思うのが、ふつうだよな。
「法務事務次官」ということは、黒川氏は現在、法務省の事務方トップというわけだ。
郷原氏は言う。
「今回の不起訴の直前の 5月24日に、法務省にとって最大の懸案だった『日本版司法取引』『盗聴の拡大』等を内容とする刑訴法改正案が成立したことと、今回の甘利事件の不起訴処分との関係にも疑いの目を向けざるを得ない。」(郷原信郎が斬る)
「法務事務次官」ということは、黒川氏は現在、法務省の事務方トップというわけだ。
郷原氏は言う。
「今回の不起訴の直前の 5月24日に、法務省にとって最大の懸案だった『日本版司法取引』『盗聴の拡大』等を内容とする刑訴法改正案が成立したことと、今回の甘利事件の不起訴処分との関係にも疑いの目を向けざるを得ない。」(郷原信郎が斬る)
「私が得ていた情報では、・・・継続審議となっていた刑訴法改正案は、少なくとも、甘利問題が表面化した1月末の時点では、・・・今国会での成立は極めて難しいと見られていた。
ところが、・・・検察は甘利氏問題について捜査の動きを全くみせず、無事予算が成立するや、『刑訴法改正案の審議入り、今国会での成立の見込み』が報じられ、そして、・・・・・刑訴法改正案が成立した直後に、甘利氏のみならず秘書までも不起訴になったのである。」(郷原信郎が斬る)
ところが、・・・検察は甘利氏問題について捜査の動きを全くみせず、無事予算が成立するや、『刑訴法改正案の審議入り、今国会での成立の見込み』が報じられ、そして、・・・・・刑訴法改正案が成立した直後に、甘利氏のみならず秘書までも不起訴になったのである。」(郷原信郎が斬る)
森友の文書改ざん問題も同じ。
あの佐川宣寿氏が不起訴になったのだって、官邸から黒川氏に「巻き」が入っていた。
共産党の辰巳議員が入手した、国土交通省の内部文書によると、
「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている・・・・・」とある。(田中龍作ジャーナル)
あの佐川宣寿氏が不起訴になったのだって、官邸から黒川氏に「巻き」が入っていた。
共産党の辰巳議員が入手した、国土交通省の内部文書によると、
「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている・・・・・」とある。(田中龍作ジャーナル)
田中龍作氏は、はっきりと名前を上げている。
「永田町関係者によると菅・官房長官、杉田・官房副長官、今井尚哉・首相秘書官・・・から法務省の黒川弘務事務次官に『巻き』が入ったものとみられる。」(田中龍作ジャーナル)
「永田町関係者によると菅・官房長官、杉田・官房副長官、今井尚哉・首相秘書官・・・から法務省の黒川弘務事務次官に『巻き』が入ったものとみられる。」(田中龍作ジャーナル)
森友事件後、永田町である噂が駆け巡った。
それは「黒川次官と菅官房長官の間で、法務省の悲願だった共謀罪の成立とバーターで、安倍首相、昭恵夫人の疑惑に蓋をして、籠池理事長の口封じ逮捕をおこなうという密約が交わされた」。(BIGLOBEニュース)
それは「黒川次官と菅官房長官の間で、法務省の悲願だった共謀罪の成立とバーターで、安倍首相、昭恵夫人の疑惑に蓋をして、籠池理事長の口封じ逮捕をおこなうという密約が交わされた」。(BIGLOBEニュース)
実は、黒川氏が事務次官になれたのだって、官邸のお達しなんだぜ。
法務・検察トップは、2016年7月の人事で、エースの林真琴氏を事務次官に推薦した。
ところが官邸は、林氏と同期の黒川氏を事務次官に据えた。
法務・検察トップは、2016年7月の人事で、エースの林真琴氏を事務次官に推薦した。
ところが官邸は、林氏と同期の黒川氏を事務次官に据えた。
「ドリル優子」事件、甘利氏の口利き疑惑、佐川氏の文書改ざん事件。
どれもこれも、不起訴処分。
「小沢氏を政治権力の座から引きずり下ろした同じ検察が、安倍政権のもとでは、あまりに対照的な捜査姿勢を示してきたのだ。
その背後に、黒川弘務氏という法務官僚がいる・・・。
・・・・・黒川氏は現在に至るまで法務事務次官のポストに居座り、菅官房長官の信頼を得て、官邸と検察の間をつないでいる。」(BLOGOS)
どれもこれも、不起訴処分。
「小沢氏を政治権力の座から引きずり下ろした同じ検察が、安倍政権のもとでは、あまりに対照的な捜査姿勢を示してきたのだ。
その背後に、黒川弘務氏という法務官僚がいる・・・。
・・・・・黒川氏は現在に至るまで法務事務次官のポストに居座り、菅官房長官の信頼を得て、官邸と検察の間をつないでいる。」(BLOGOS)
しれっと出世してたり、臆面もなく汚れた面を公衆の面前にさらしている。
堂々としていれば、罪が消せるとでも思ってるのだろうか。
見ている国民を、甘利にもバカにした話ではないだろうか。