注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
ブラジルからの便り
[下記のポルトガル語から翻訳【※ポルトガル語版は繰り返しなので省略します】]
【以下、読者K.O.氏より】
ここブラジルで何が本当に起こっているのか、最新の情報を入手しては頂けないでしょうか。というのも、貴公に間違った情報が渡っているのではないかと思われるからです。
ここブラジルで使われている電子投票は、公職選挙を操作する道具としての役目を負わされています。
8年前のジルマ【・ヴァナ・ルセフ元大統領】の選挙は人々が投票する前に既に電子投票箱で決まっていました。
最有力対抗馬だった人物が彼の選挙区の有権者たちと既に勝利を祝っていると、ジルマが何故だか選ばれてしまい皆が唖然としたものです。
公職選挙で起こった最も恥ずべき事例でした。
ルーラ【・ダ・シルヴァ元大統領】の選挙もあからさまな詐欺でした。
@NewyorkWeissman Brazil's no democracy. HRC rigged Rousseff's election to succeed Lula. #BernieOrBust pic.twitter.com/bryMtztLQY
— Cathy Sullivan (@CathySullPA) 16 May 2016
ボウソナロは勝利以外は受け付けないと発言しました。何故なら米国当局によるものも含めて全てのまともな世論調査では、第一回投票でボウソナロが選ばれると示しているからです。
人々の支持は前代未聞レベルで、人民の大半は勝利を確信しています。
彼の選挙運動にも彼の交通費にも一銭も費やされておりません。全てが本物で、全てが人々から自発的に起こっています【※おそらく「市井の人々による善意の寄付で賄われている」と言いたいのでは】。
実は黒いカバラがあらゆる重要な職を占めているのです;例えば連邦最高裁判所・連邦高等裁判所・高等労働裁判所・高等選挙裁判所そして高等軍事裁判所といった高位の裁判所、さらには議会やラナルト宮【=官邸】。
また軍隊の上層部にも裏切り者がいましたが、私の知る限りでは既に取り除かれたようです。
軍はブラジルの全土で動き回っており、今ではもう大統領や各軍の最高【指導】層に従ってはおりません。
Brazil's presidential campaign was thrown even further into chaos when far-right front-runner Jair Bolsonaro was stabbed. Analysts say the attack could boost his election bid. pic.twitter.com/3jL1YFURDh
— DW News (@dwnews) 7 September 2018
ボウソナロは【同情票を見込んだ演技ではなく】実際に刺傷し、アルベルト・アインシュタイン病院へと搬送されました。もしシリア・レバノン【病院】へと送られていれば、手術台で死ぬことは確実だったからです。
シリア・レバノン【病院】は誰も頼んでもいないのに4名の医者を寄越してきて、ボウソナロが【まず最初に】応急処置を受けたサンパウロのサンタ・カーザ・デ・ジュイス・デ・フォーラ【病院】で彼の手当てをしようとしたのです。
この4人の医師は家族が受け入れませんでした。
ボウソナロを殺そうと【刺した】人物は無職で、【以前はしがない】煉瓦職人でした。なのに部屋を2週間分借りて、現金で前払いしていたのです。
この部屋には4つの携帯と1冊のノートがありました。
彼の口座には350,000レアル振り込まれていました。
彼が逮捕されると、その弁護に最も高額な弁護士が4名就けられたのです。
Adelio Bispo de Oliveira, the man who stabbed Jair Bolsonaro on September 6, was officially charged today by the Federal Prosecution Office, for personal attack motivated by political disagreement. He can be sentenced to up to 20 years. #Eleicoes2018 pic.twitter.com/VWjkMOq5pZ
— The Brazilian Report (@BrazilianReport) 2 October 2018
忌々しきマフィア(黒いカバール)はボウソナロを排除したがっています。
K.O.より
2018年10月2日
ブラジルから火急のお願い
【以下、読者BM氏より】
ベン、こんにちは。お元気ですか?
あまりお時間を取りたくはないので、簡潔になるよう努めます。
この前のリポート(2018年10月1日)で、あなたはジャイール・ボウソナロというブラジル大統領選の右翼候補について以下のように語っていました:
私はあなたのことを全面的に信じていますが、その後であなたはボウソナロ支持者の手紙を投稿しています。上の情報に真っ向から反する内容で、ボウソナロを英雄視するものでした――新たなトランプだと。
THE BEST TRUMP AND BOLSONARO FOR AMERICAN! pic.twitter.com/Uu2ZISozAW
— Ronald Coelho (@RonaldCoelho1) 7 October 2018
彼は新たなトランプというより、むしろナチス/シオニストなのは間違いありません。彼は福音教会というブラジルで最も腐敗した組織の一つに支持されています。彼は独裁制や拷問の行使を支持しており、テレビでそう発言することを恥とも思っていません。自分の過激なコメントが人民の大半にはあまり受けが良くないことを判っているため、彼は刺される前から他の候補者とテレビで討論するのを避けまくっていました。
討論する代わりに、ワッツアップやフェイスブックのグループを介したフェイクニュースを駆使して、自分の支持層の目を現実から逸らしてしまいます。人々が彼の言葉だけを信じるよう、何事もメディアが悪いと責めるのです。
and this is bolsonaro. the most desgusting person in the world, being homophobic, sexist and racist. we shouldnt vote for him. hes like trump pic.twitter.com/f8Sc4fJSFU
— ☁️ (@EvakTrades) 24 April 2018
これは大変悲しい状況です。とりわけ実際にはメディアは常にジルマとルーラに批判的であったのですから。だからこそ何らまともな証拠もなしに行なわれたジルマの弾劾とルーラの投獄にあたって、【メディアは】大きな役割を演じることとなったのです。ルーラが2018年の大統領選で遥かに歓迎される候補者だったからこそ、メディアはそのようなことをしたのです。
2018年5月28日にも、ルーラではなくボウソナロこそが悪者だという事実を裏付けるリポートをあなたは投稿していました:
この【ストライキ】は、同筋曰く「2016年に中央銀行の支配を掌握したシオニストの簒奪者ども」から、ジルマ・ルセフとルーラ・ダ・シルヴァという二人の元大統領へ権力を取り戻すことになる軍事クーデターの引き金となるべく期待されているのだそうだ。」
Dilma Força A I
— Nathalia R Avelar (@nathaliaAvela1) 3 October 2018
I just visited Lula, the world’s most prominent political prisoner. A “soft coup” in Brazil’s election will have global consequences. By Noam Chomsky https://t.co/QNpLLOv52n by
リンク先のチョムスキー氏の記事によると、ボウソナロは経済は全く分からないと公言し、パウロ・ゲデスというシカゴ学派のウルトラ・リベラルの経済学者に丸投げだそう。ゲデスはブラジルのインフラ全てを非国有化すべし、との見解です。】
ブラジルで何が本当に起こっているのか、どうか信頼のおける情報源と至急連絡を取っては頂けないでしょうか。そしてもし可能であれば、この日曜よりも前に短いリポートを出して頂きたいのです。というのもその日が選挙日なのです。
とりあえず、ボウソナロについて言及したあなたの10月1日のリポートはポルトガル語で発表されていないことをお知らせしておきます。
https://benjaminfulfordtranslations.blogspot.com/search/label/BRAZILIAN
このような事態は一度たりとも起こったことがなく、シオニストたちが阻止していると思われます。これは非常に深刻です。何故なら多くの人があなたのようなオルタナ系メディアから情報を得ており、ボウソナロ陣営はその点を熟知しているのです。
御配慮に感謝します。そしていつも素晴らしいリポートを提供してくださり、ありがとうございます。
BMより
【以下、ベンジャミン・フルフォード氏の回答】
了解。あなたの手紙を投稿します。ブラジルの人々が賢明な選択をすることを祈るばかりです。
BFより
【以下、再び読者BM氏より】
感謝します。ただ私は貴方を説得しようなどとは全く意図しておらず、何が本当に起こっているのかを知っている情報源から貴方が何か得て、我々に提供してはくれまいかと思っていただけなのです。少なくとも私のコメントで人々に別の視点を提供したことになったでしょうか。そこから各々で結論を出して頂ければと。
A story of the Brazilian elections in three maps.
— Yascha Mounk (@Yascha_Mounk) 8 October 2018
This is the map showing today’s elections. The green areas are where Bolsonaro did best.
(A four-tweet thread.) pic.twitter.com/gojTMCuIdi
ルーラは何百万もの人々を貧困線から脱出させました。彼らはそのお蔭でようやく教育を受けることが出来るようになり、となると奴隷化して操ることがより困難となり、シオニストを激怒させたのだという点は指摘しておくべきかと思います。
ですがシオニストたちはブラジルの主要メディアを支配下に置いており、中産階級がルーラに対して怒りを覚えるようにしてしまいました。ルーラと彼の政党の全員を悪人だと仕立て上げたのです(確かにその多くはそうかもしれませんが、ルーラまでがそうとは限りません)。
というわけでルーラの政党が返り咲くくらいならば、我々は独裁制を受け入れた方がマシだという思うようになってしまったのです。
BMより
Brazil poll shows far-right Bolsonaro beating leftist in run-off https://t.co/gyFEPwWKUQ pic.twitter.com/7RTAi6vfy3
— Trendfeed (@trendfeed_de) 2 October 2018
翻訳:Yutika
註:【 】内は訳者の追記部分です。訳文は日本語での読み易さを優先し、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また見出しやツイッター画像も挿入しています。
お願い
こちらの記事によると、あのスティーブ・バノンが助言をしているらしく、もうそれだけで嫌な予感がします。
おまけにこの人物は、これまで女性・原住民・移民・黒人・同性愛者に対する差別発言のオンパレードなのです。反対派からは「トロピカル(南米版)・ヒットラー」と呼ばれており、ボウソナロ自身も「同性愛者と呼ばれるくらいならヒットラーと批判される方がマシ」だと応える始末。ハイチやアフリカや中東からの移民は「人類のクズ」、原住民は「寄生虫」と呼んで憚りません。
こちらのまとめによると、黒人活動家は「獣」で「動物園に戻ってしまえ」、女性議員は「あまりに醜くて」「自分の好みじゃないから」「レイプしてやる価値もなし」、同性愛については「自分の息子が口髭を蓄えた男と現れるくらいなら事故で死んでくれ」、過去のブラジルの軍事独裁政権は支持するけれど「間違いは拷問したのに殺さなかったこと」。
……トランプさんも潔白ではありませんが、これは更に酷い。でも今は他に大統領になる人間がいないということでしょうか。
賛成派・反対派、両方の読者投稿がフルフォード氏のサイトに上がっていましたので、直感的・波動的にどう感じるか探ってみてください。